2011年12月5日月曜日

第10回情報工学科アンドロイドの会を行いました

第10回i-Androidの会が昨日(2011-12-5)ありました。名残惜しいですが、今年度は最後の開催になり、また10回目ということで最終記念大会となりました。参加者は24名(学生16名、教員8名)でした。本日は、最終回と言うことで、いつもより長く、そして「白熱した」発表と議論でした。
最初の発表は、副会長の田中(博)先生の発表です。といっても、これはその後の田中(博)研の発表がAndroidとどうつながるかの言わば「前フリ」です。
田中先生が「前座」として研究の意義を説明
その後、田中(博)研究室の学生の発表が2件続きます。
  • 庄司貴哉[田中(博)研]:カラー手袋を用いた手指の形状認識手法の基本検討
  • 伊藤芳樹[田中(博)研]:Kinectを用いた手旗信号認識手法の基本検討
 庄司くんの発表は、手話などの認識を想定して、まず指先を認識するための研究です。伊藤くんの研究は、話題のKinectを用いて手旗信号学習アプリケーションを作成するための基礎検討となります。キーボードではタッチタイプ練習ソフトがありますが、その手旗信号版(^_^;)です。災害時等の通信に役立つのでしょうか?

  
中央の3人の真ん中が庄司君   中央の正面を向いているのが伊藤君
続いては、鷹野研究室の学生の発表が2件です。
  • 田中航平[鷹野研]:利用者の趣向に基づいたサイクリングコース推薦システム
  • 田村剛巳[鷹野研]:音声認識などの操作履歴に基づいた個人プロファイルの構築と地図検索システムへの応用
田中くんの発表では、実機を用いてデモストレーションを行なってくれました。 
  
実機でデモをする田中君  田村くん(左側グレーのパーカー)の発表
 さらに、学生の発表が続きます。
  • 田中隠識[納富研]:モバイルツールにおける個人の理解度に合わせた図書推薦システム
田中くんの発表への先生からの質問
そして、宮崎先生の発表とデモストレーション。Android機だとデモストレーションに説得力があります。OpenCVというライブラリの最新版のAndroid上での使い方と、入力した単語に合わせて、その単語を発声した場合の口唇の動きの動画を作成するアプリケーションです。
  • 宮崎剛先生:OpenCVの活用事例 -口唇動作映像作成アプリの試作-
そして、トリを飾るのは、会長の山本先生です。

  • 山本先生:AppInventorのLocal/Webデータベース機能
AppInventorのデータベース機能を利用したアプリケーションの作成の報告です。
  
宮崎先生のデモストレーション  山本先生のデモストレーション
そして、最後に記念大会というこで、サンタさん(山本先生)より参加者全員(教員も含む)にプレゼントが配布されて、閉会となりました。プレゼントの中身は、参加した人での秘密(^_^;)です。
今年度(H23年度)は第10回で終了ですが、来年度以降も開催して行く予定です。興味を持った学生は、積極的に参加して下さい。

  
山本先生より記念のプレゼント  幹事お疲れ様の大学院生の篠原くん

2 件のコメント:

  1. sTakaさん、雰囲気のよくわかる投稿をありがとうございます。私も関係者の一人です。Androidは今後も有力なツールであり、教育研究の基盤となるでしょう。学生のみなさんも興味をもっている人が多いと思います。でも、なかなかその入り口へ入れないという状況もあるようです。Androidの先進的な技術や機能を追求する一方で、まずは、Androidって素晴らしいと実感してもらえるような企画も考えていきます。

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  2. 層の厚さを感じます.特色ある貴学の情報教育に期待!

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