2012年4月30日月曜日

連休前のある研究室の風景

 ちょっと遅くなりました。朝日新聞掲載という大ネタ(リンク)の後で恐縮なのですが、ここでは研究室の日常を紹介したいと思います。日々の当たり前の生活にこそ、真実、本当の姿があるものです。連休前だからといって、特別なことがあるわけではありません。


手指形状の認識実験の様子です。手話の認識は現状の技術レベルではできません。それを最終ゴールに、今できることを一歩一歩地道に進めています。担当者は菅谷君、実験者になっているのは白井君、ともに成績優良者です。

上の白井君が写っているカメラ画像から手以外の背景画像を除去、色抽出を行った結果の画面が表示されています。この複数の色の位置関係から指の形を認識します。指の形と文字の一部を関係づけています。

研究室のゼミ(我々はサロン、と呼んでいます)終了後は、連休前ということもあり、宴会を敢行。ちなみに、今回のサロンのテーマは連休中の目標で、全員に発表してもらいました。私も目標を発表しました。さきほどの白井君は実家(四国の高松)で、研究を進めると豪語?してくれました。彼は、今、VOiPYに関心を持っています(笑)。いずれ、その理由を紹介できると思います。

「人は何故、人になったのか」という番組(タイトルは確かではありません)を見ましたが、そこでも一緒に食事をする、飲むことが重要であることが述べられていました(都合の良い言い訳)。でも、それは真実だと思います。

宴会の途中、私は遠方ということもあり、先に帰宅させてもらいました。宴会後も修士2年の秋山君は仕事をしたようで、今日来た時には私の机の上に作成資料が置かれていました(メールでも結果報告がありました。知人との共同の仕事でもあるので、これで、ほっとしました。)。ここまで来るとちょっとした社会人よりも立派です。

 振替休日ということもあり、本日の学内は静かです。しかし、目標に向かって着実にやっている学生もいます。それが大学の研究室の本来の姿です。連休後の報告が楽しみです(ちょっと嫌味)。

2012年4月27日金曜日

歌って踊れる研究者

「研究者たるものいつでも歌って踊れなくてはいけない」と主張なさっている先生がいます。以前本学にいて、現在広島工業大学にいる荒木先生です。今もその主張は続けられているのか、ネットを検索してみたら、研究室紹介に「歌って踊れる技術者・研究者を目指す!」(リンク)とありました。

「歌って踊れる研究者」を検索したときに、別のページを見つけました。似たような主張をなさっている人がいるようです(リンク)。この文章を抜粋すると以下の通りです。
自分の周りは理系の人間ばかりで真面目というか融通がきかず、話下手で人間付き合いが悪い。しかも世間知らずだし、これでは人間としてバランスが悪いので、将来研究者への道へ進むとしても、歌も歌えるし踊りも踊れるような研究者にならないといけない
一言で言えばコミュニケーションが大事という話ですね。


■本題(フラダンス)

というわけで、前置きは長いのですが、踊ってきました。本来の私のキャラクターではないのですが、荒木先生の言葉も頭がよぎったので、頑張ってきました。
踊っているところです(写真中央)
青紫のボンボンを持ち、緑の腰みのをつけて中央に映っているのが私です。左で写真を撮っているのは学科長です。

他の見ず知らずのお客さんとノリノリに踊っております
 私以外にも約7,8人のお客さんが踊らされます。お客さんのノリによって踊る時間を変えているようです。私が踊ったときは、皆さんノリノリ(?)で、店の中を練り歩かされました (^_^)v。

フラダンスのお姉さんを先頭に店の中を練り歩いています
(ピンボケですみません)
フラダンスのお姉さんのすぐ後ろに付き、店の中を練り歩きます。
他のお客さんもノリノリで店の中を練り歩いています。
他のお客さんもノリノリで店の中を練り歩いています。最後は記念撮影もしてもらいました。

フラダンスのお姉さんと記念撮影もしました

踊った人にはご褒美のドリンクをくれるようです(写真はありません m(_ _)m)。美味しくいただきました。

そういえば、学生をスペインの学会発表に引率した時、該当学生はフラメンコを踊っていました(「スペイン旅行記~学会発表番外編~」(リンク))。
本場スペインでフラメンコを踊る学生(再掲)

追伸
大事なことを書き忘れました。この記事は全て業務内容の報告であって、決して遊んでいるわけではありません (^_^)。以下の記事を読んでもらえると、業務の一環なんだなということが分かってもらえると思います(^_^)v。
  • 野木秀子さんにお会いしてきました(リンク
  • 大学向けSE講座情報交換会(リンク

情報工学科の研究が朝日新聞に紹介されました

本日(2012-4-27)の朝日新聞(神奈川版朝刊)に、山本研究室と宮崎研究室の共同研究が紹介されました。「唇の動き ITで読む - 聴覚障害者の会話支援 -」というタイトルになっています。記事では、宮崎先生が研究してきた機械読唇(唇の動きをコンピュータで解析して何をしゃべっているかを判断する)の理論的成果をもとに、山本研究室のH23年度卒研生小山瑛子さんと川端詩織さんが開発した実験的システム「口パクからツイッターへの投稿」などが紹介されています。彼女らは、その成果を国際学会でも発表したのですが、朝日新聞という、メジャーな一般紙に紹介されたことは、研究室の後輩にとっても大いに励みになることでしょう。
上記が掲載された新聞紙面のコピーは、朝日新聞から許可が出ればここに掲載します。それまでは、取材の際に使った説明図のひとつを以下に載せます。


朝日新聞社より記事転載の許可を戴きましたので、以下に載せます。


2012年4月25日水曜日

3年生ゼミでの手書き板書をデジタル化

情報工学科の3年生ゼミでは、一人の教員が7名前後の学生を担当しています。扱っているテーマは、各教員の専門や現在関心を持っていることなどから決まるようです。何よりも、少人数でできるので、通常の授業とはちがうやり方で、コミュニケーションも深まるのが良いところです。
さて、ここでは、私の本日(2012-4-25)のゼミの一端をご紹介します。と言ってもゼミの内容そのものではありません。ちょっとした、手書き板書のデジタル化利用についてです。以下の写真は、ゼミの一コマです。中央に白板があり、何か指示が書いてあります。普通に携帯やスマートフォンで撮影しても、うまく写りませんね。


でも、実はスマートフォン(AndroidかiPhone)なら、以下のようにきれいに撮影できます。それを、すぐに、ゼミ参加学生にメールで配信もできます。ある学生は、その場で、専用アプリ(無料)をダウンロードして撮影し、以下と同じ画像を自分のスマートフォンに格納できて喜んでいました。(ここで使用しているのは、ホワイトボード用のShot Noteシートです。)





2012年4月23日月曜日

メディアに掲載されました

研究内容を世の中に認知してもらうこと、できれば、それが世の中で使われることは研究者の一つの目標です。また、それは研究者にとって非常に嬉しいことでもあります。

多くは学会発表という専門家の会議での発表というケースがほとんどですが、たまには新聞に掲載されたり、TVで取り上げられたりすることもあります。これらは学会に所属していない一般の方々への露出になるので、学会発表とは別の意味でインパクトが大きいです。

今回「“まばたき”で家電操作 -神奈川工大 筋電位変化を利用-」ということで419日の日刊工業新聞(産業経済三紙の一つです)に大きく(と言わせてください。(義理で)そう言ってくれた人もいます)掲載されました(ここでは権利の関係で新聞記事のコピー掲載を控えます)。

新聞に掲載されたものと同じ構図の写真です。被写体は学部4年の小堀君。研究室に配属して間もないですが、信に値する働きを見せてくれています。今後の活躍が大いに期待できます(やってもらわないと困ります)。


内容は以下のWEBニュースにも掲載されましたので、ご参照ください。
日刊工業新聞 ビジネスライン(記事はこちら
朝日新聞 デジタル(記事はこちら

新聞に掲載されなかったものと同じ構図の写真です。被写体は修士2年の加藤君。来年は彼がいないことを考えると暗澹たる気持ちになります。


ともに頭に装着した脳波センサが重要であり、(彼らのイケメン!!!の)顔をここでは紹介できないのが残念です。が、顔が写っていたら、何故俺は掲載されなかったの、と加藤君が悩む可能性もあるので、結果としてはよかったのだと思います。


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以下は、この新聞記事を見た学部4年生の小林君と私との会話


学部4年の小林君。パキパキ仕事をこなす好男子。発言も遠慮がない(笑、米国育ちの影響か?)。研究室が今年から取り組む新たなテーマを担当してもらっています。

小林君:
 先生の名前しか出ていなくて、実際にやっている加藤さんたちの名前がないのは納得できませんね。

私:
 まぁな。企業のニュースは企業名(かっこ付きで社長名)、大学は担当している教員名が出るのが慣例なんだ。学会では、当然担当している学生が筆頭著者としてなって発表もする。そういう意味では、学会(少なくとも工学系)では一番やっている人が主役になる。努力している学生に対して、そのような機会を準備するのが俺の仕事の一つであり、責任も感じている。

小林君:
 学会で発表する予定はあるということですね。

私:
 学会は地方で行われることも多いし、当然外国で開催されるものをある。旅行?という意義もあるので、いい場所を選ばないと、とか査読(外国のものの場合)を通さないと・・・というプレッシャーもある。教員も決して楽しているわけではないことを分かってほしい。

補注:
 以前、査読が甘い?アジア開催の学会で勘弁してほしい、とブログに頻出しているSHIN*HARA君に言ったら、「どこでもいいです。でも、アジアの場合は、成田でパスポートなくしました、と言いそうな気がします。」と脅迫?された経験があります。教員もつらいです(笑)。
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 使用している脳波センサを購入した会社の方からお祝いのメールもきました。改めて新聞やWEBニュースでの露出の大きさを感じました。

今回の掲載は、研究室がこれまで取り組んできたテーマを学生が自分自身の課題と捉えて、真摯に進めているからこそ、実現できたものです。卒業していく先輩からの引き継ぎを春休み中に行っていました。そのような地道な彼らの日々の努力が、今回の新聞掲載に繋がっています。今後はテレビに出るぞ、という野心を持って進めてほしいです(そのときは、当然私も出られるはずですし・・・)。

2012年4月22日日曜日

Java入ってる!

Blu-rayドライブのついたHDDレコーダーを買いました。するとダンボール箱にいろいろなロゴが印刷されています。

 私が注目したのはこのJavaのロゴです。

 HDDレコーダー本体にもあります。
 
情報産業(コンピュータ業界)に携わっているとJavaのロゴは珍しくないのですが、このような民生品にもJavaのロゴが入っているのは感動しました。情報が身近になっている証拠だと思います。Blu-rayディスクドライブはJavaで制御しているのでBlu-rayドライブには、Javaのロゴが入っている」と聞きました。これは知りませんでした。

情報工学科ではJavaの授業もあります。Javaに興味を持った高校生の皆さん、情報工学科への入学お待ちしております m(_ _)m。

Suicaも使えるようになっています

本学は日本初のEdy対応学生証を発行したことで有名です。そのため、学食、売店、自動販売機などでEdyを使うことができます。

最近は、Edyだけでなく、Suica(Pasmo。交通系のFelicaカード)を使えるようになりました。



Suica対応の券売機とEdy対応の券売機が並置してあります
Suica(Pasomo)は通勤・通学で使うカードです。ますます隙が無くなりました (^_^)。

Edyのチャージ機

「iPhoneにEdyとSuicaをつける(リンク)」 の続編の記事です

学生サービス棟と呼ばれる建物に、Edyのチャージ機が5台あります。情報学部等には2機あります。このEdyのチャージ機ですが、ロットによって電波の強さにバラつきがあるようです。

学生サービス等にあるEdy充電器
一番左は両替機
通常に使用する分にはもちろん問題ありません。以下の写真は通常に使用した場合です。

通常のカードにチャージする場合の置き方

iPhoneの裏にEdyカード(Edyの基盤)を張り付けて使う場合(iPhoneの裏への貼付け方はこちらをご覧ください)は、右から2番目と4番目の機械ではチャージできますが、残りの機械ではチャージに失敗する確率が高いです。情報学部棟にあるEdyチャージ機は全くチャージできません。裏側の型番を見てみましたが、どれも同じでした。チャージ部分に違いがあるのですが、これは関係ないようです。

チャージ部分が出っ張っているチャージ部分が平ら

きちんと認識できない理由は、カードを置く部分の手前に、カードが落ちないように出っ張りがあります。この出っ張りが邪魔して、Edyの基盤を近づけることができないためです。

iPhoneを斜めに置くしかありません。しかも手前の出っ張りが邪魔して、ぴったりくっつけられません
逆に言えば、このような過酷な条件でも、Edyチャージ機を選べばチャージできるということでもあります。

写真は無いのですが、Suicaチャージ機でのチャージは問題なく、可能です。

2012年4月21日土曜日

合同企業説明会へ学科のOGがリクルーターとして訪問

4月19日、20日に学内で合同企業説明会が行われました。
情報工学科のOGの月森彩実さんが、リクルーターとして来学して、指導教員でした山本先生を訪問して下さいました。今年3年目の社会人です。月森さんは、卒業研究の内容を電子情報通信学会総合大会(2010年3月、東北大学)へ投稿し、その展示デモの独創性が認められ、「優秀ポスター賞」を受賞した才媛です。
月森さん
現在、SE(システムエンジニア)として活躍しており、若手のホープと期待されています。訪問された時はちょうど3時のコーヒータイムで、学科の先生方が事務室に集まって談話中でした。月森さんにも加わっていただいて、会社での仕事ぶりなどをお聞きしました。短い時間でしたが、学生時代の授業担当の先生方や、学会発表でお世話になって先生方とも談笑できました。教員側として、このように、卒業生が元気で活躍していて、大学を訪問してくれることをたいへんうれしく思います。
在学時の指導教員の山本先生(写真中央)と木村先生(右)

2012年4月20日金曜日

麻雀サークルの顧問になりました

一昔前の学生さんは麻雀をしなくなりました。しかしここ最近の学生さんは、ネット麻雀などのゲームで麻雀を覚えるようで、「点数は数えられないが、麻雀はできる」という学生が増えているようです。
研究室にある麻雀用に買った机
麻雀牌2セット。麻雀マット3個です

私事ですが、数日前から、麻雀サークルの顧問になりました。よろしくお願いします。

 何年か前から学生からの打診があったのですが、断っていました。そんな中、学生さんが今年の活動のために、(前)顧問の先生のところにハンコをもらいに行ったそうです。そこで「○○先生に引き継いだから」と言われたそうです。そして、(○○先生に該当する)私のところに訪ねてきました。全く記憶に無いのですが、きっと酒の席か何かで引き受けたのだと思います (^_^;。

追伸
麻雀は大学生のころは良くやりました。昔の大学生は、必修科目です。今は自転車部、ボクシング部などに興味があります。これらの顧問になったら、一緒に活動しちゃうので、学生から見たら、邪魔かもしれません (^_^;。

追伸2
麻雀サークルの学生さんから、先生たちと勝負したいと申し出られています。腕に覚えのある先生方は、更に腕に磨きをかけておいてください。

新妻になって帰ってきました

写真の彼女は、「ブログに良く登場する篠原くん」の同級生です。篠原くんと同じアーチェリー部だそうです。篠原くんが大学院に進学していることもあり、卒業後も、学園祭などの学校行事に、よく顔を出してくれます。

卒業式に訪ねてきてくれました

今回の写真は、卒業式当日の写真です。篠原くんが卒業するので、卒業式に来てくれました。
卒業式なので、篠原くんはスーツ姿です

この間の学園祭のときにも訪問してくれました。このときに、仕事のこと、結婚ことなどを話しました(相談しました)。この話を聞き、私は男目線で色々アドバイスしましたが、あまり納得してもらえませんでした (-_-)。話の詳細は秘密です (^_-)。

今回、その後の顛末を聞いたのですが、無事結婚なさったそうです。おめでとうございます。しかも結婚して、数週間という新妻です (*^_^*)。

僕のアドバイスに納得してもらえなかったので、残念ながら (T_T)、アドバイスは功を奏していなかったと思います。世の中の女性のために、結婚までこぎ着けた秘訣は聞いておけば良かったと反省しています。次回、訪問してくれたときに、調査したいと思います。

以下は、色々な形で会いに来てくれた、学生たちの記事です。
  • ママになって帰ってきました(リンク
  • ママになってからもよく帰ってきてくれます(リンク
  • 女子学生の活躍(リンク
  • 卒業生の皆さん! 学園祭はCafe.Iに集まれ!!
何度も繰り返し書いていますが、卒業後も訪ねてくれる人がいる大学って、すてきだと思いませんか?

2012年4月19日木曜日

リコーのコンテストで優勝したOBが凱旋訪問

2009年は、Ricoh Java Developper Challengeで大活躍した年でした。出場した2チームとも本戦(ベスト8)に進み、その内の1チームは準優勝しました。その時の快挙は、検索してみてください。1個だけ記事を紹介しておきます(リンク)。

準優勝したチームの2人は、それぞれ大学院に進みました。一人は、本学で、一人は国立の大学院です。この国立の大学院に進んだ加藤くんは、2011年、同コンテストで優勝しました(ブログ記事へのリンクRICOHのWebページ)。そして春休みに本学を訪れてくれました。凱旋訪問ですね (^_^)。

国立の大学院に進学した加藤くんです
RICOHのコンテストで2011年優勝、2009年準優勝です

人が集まると飲み会になります。下の写真は、最終的に集まったメンバーです(もう3人くらいいます)。
三々五々人が集まってきて、大人数になりました
つまみは、この研究室では、もうお決まりになっている、コンビニでのホットスナック大人買いです。「このショーケースに入っているもの全部ください」。

つまみはホットスナック大人買いです

以下はメンバーの紹介です。2009年に参加し、大活躍したたメンバーも呼び出してみました。

左が加藤くん。右が準優勝した時のメンバー秋山くんです。
真ん中はベスト8に進出した鈴木くんです
去年(2011年)に参加した田中くんと、反省会をしています(?)。来年に向けて色々コツなどを受け継いでくれると良いのですが…。

加藤くん(2009年準優勝、2011年優勝)と田中くん(2011年参加)です


準優勝したときの、加藤くんの夢(野望)は、

  • リベンジして優勝すること
  • 後輩にこの流れを受け継ぐこと

だそうです。リベンジは果たしましたね。後輩へ受け継ぐのは、これからの目標ですかね。ですが、ここで問題が!!。RICOH Java Developer Challengeに参加する在学生がいません。もうすぐ、今年度の募集が始まる時期だというのに・・・。在学生のみなさん、応募お待ちしています!。就職活動が厳しくなった今、履歴書に書ける取り組みとして持ってこいなのではないでしょうか。

余談: 加藤くんも今年、就職活動中です。就職活動で自衛隊の小松基地に行ったようで、そこの売店でしか買えないお土産を買ってきてくれました。
小松基地の売店で買ってきてくれたお土産です




2012年4月18日水曜日

座談会:KAIT夢コンに応募しませんか?

KAIT夢コンとは、「IT(情報技術)で実現できる将来の夢」を18歳以下の生徒さんに語ってもらうコンテストです。詳細は、こちら

今回は、このコンテストを情報工学科で担当している3名の教員に、座談会の形でコンテストの目的・意義と、参加のためのヒントについて語ってもらいました。

司会(教員HT):
 実施委員長のTT先生、募集責任者のSI先生、今日は忙しい中(そうでもないか)お時間をいただき、ありがとうございます。まず、TT先生、このコンテストの目的について説明してください。

TT先生:
 インターネットや携帯電話、銀行ATM、電車の運行制御など、今や情報技術なしに私たちの生活は成り立ちません。このコンテストでは情報技術の将来の姿やそれらを使った新しいサービス、さらにはそれによって社会や生活がどのように変わっていくかを、若いみなさんに語ってほしいと思います。きっと希望に満ちたものになると思います。これによって皆さんの情報技術に対する興味や理解が深まれば目的の半分は達成です。

 また、コンテストへの参加を通して、ものごとを調べ考え議論して新しいものを生み出す力や、自分の夢や考えを他の人に伝えていく力を、今より少しでも高めてもらえれば目的のあとの半分も達成となります。

司会:
 目的、理念はよく分かりました。でも、夢と言ってもなかなか出てこないものではないですか?募集は大丈夫でしょうか?

SI先生:
 確かに、夢を語るのは難しいことです。それなりの知識や問題意識と、それを実現する手段を知らないと書けないです。応募のために一生懸命頑張ってもらうだけで、成長していただけます。ですが、こちらの預かり知らないところで、成長していただくのは悲しいです。

 そこで、「応募ガイド」のWebページ(リンク)を用意しました。このWebページを読んでもらうと今の情報技術の最先端技術とサービスが鳥瞰できます。読むだけでもためになると思います。このWebページに書かれた考え方などを基に、考えてもらえたらなと思います。

質問に答える実施委員長のTT先生と募集責任者のSI先生

司会:
 私も読みました。確かに力作で、教員が読んでも勉強になります()。やさしく書かれているので、十分ヒントになります。でも、どうやったら応募できるアイデアのレベルまで高めることができるでしょうか?

TT先生:
 そうですね。まずは、クラスやクラブの中でアイデア出しを行って、その中からこれは、と思うものをみんなの力で掘り下げて、応募フォーム(リンク)を埋めていくというやり方が最も基本的な方法かな、と思います。

司会:
 そうするとたくさんアイデアが出そうですね。個人名で応募するようですが、複数アイデアが出たらどうするのですか?

SI先生:
 一人で複数のアイデアを応募してもよいし、グループで複数のアイデアが出たら、それぞれのアイデアの担当を決めて分担する方法もありますね。結果としてクラブの全員が一人一つの応募作品を持ってもいいですね。

司会の教員HTを加えた3人衆。自分たちは既に失った若い人たちの斬新なアイデアと活力を求めています。

司会:
 賞品も豪華ですし、特別審査員の「蒼あんな・れいなさん」に会えるのも楽しみですね。

TT先生:
 私も彼女たちに会えるのは楽しみです(笑)。去年も来ていただきましたけど、発表者への暖かい質問とともに気さくに記念写真をご一緒してくれました。参加者にとっては本当によい思い出になったと思います。BSの科学技術番組(地球★アステク)の司会も担当しているので、皆さんにも見てほしいですね。楽しく勉強になる番組です。

司会:
 遠くから来る場合、交通費の負担が大きいと思いますが・・・

TT先生:
 最終審査会に出場するメンバーには交通費の補助をします。また、メンバーを応援する同級生や部のメンバーへの補助も考えています。参加される方の人数や場所にもよりますので、大きなことは言えませんが、・・・

実施を告知するポスターです。大学のある本厚木駅の他に町田駅、なんと秋葉原駅にもGW前後に貼りだします。明るく楽しいコンテストになることは間違いないと思います。たとえ応募しなくても自由に観覧できるので、お友達を誘って見に来てください。スケジュール等は別途ホームページで案内します。)


司会:
 それは豪勢ですね。最後に一言、主催者の立場から発言をお願いします。

SI先生:
 アイデア出しのためには、まずは困った人を助けるとか、自分の生活の中と言うか、身近なことの延長から考えるのがよいです。こんなこと言ったら恥ずかしい、とか笑われそう、なんて考えないで、仲間と議論しながらアイデアを揉んでほしいですね。私なんかよく学生にバカにされています。色々考える過程が、成長につながりますよ。

TT先生:
 私が社会人になったばかりのときはインターネットも携帯電話もありませんでした。皆さんが私の年齢になるころには、今の私たちが想像すらできないようなことができて、生活や仕事のやり方も大きく変わっていると思います。そんな希望あふれる未来の夢を皆で語り合いたいと思っています。多くの皆さんの応募をお待ちしています。

司会:
 よく分かりました。今日は忙しいところ(枕詞)、ありがとうございました。

野木秀子さんにお会いしてきました

情報業界で活躍している女性の1人として、野木秀子さんがいらっしゃいます。何度かこのブログで紹介させていただきました。野木秀子さんは有名なので、「野木秀子」というキーワード検索から、本学のブログに訪問している閲覧者が相当数います。代表的な記事は以下の通りです。

先日、横浜市の教育委員会でご活躍と紹介しました。先日お会いしたら、文部科学省の中央教育審議会でご活躍のようです。ネットを検索すると、「学校段階間の連携・接続等に関する作業部会 委員名簿」(リンク)で、野木秀子さんのお名前を見つけることができました。 お会いするたびに、活躍が広がっている方です

このような人とお近づきになれたのは、本学情報工学科としては光栄です。何か野木秀子さんの活躍のお手伝いができたらと思っています。

懇親を深めるため、フラダンスが見られる店で懇親を深めてきました。

親睦を深めに行ったメンバーです
(不意打ちなので、モザイク処理をしてあります)
横浜のTIKI TIKIというお店です


2012年4月17日火曜日

相撲部屋から建築屋さんへ?

以前巨漢の学生が多かったことから、相撲部屋になぞられて○○部屋と呼ばれている研究室があります。指導教員は親方と呼ばれています。

親方は、理論を考えるのではなく、データを取る研究を押し進めています。冗談で「考えるな。まず体を使え」と声がけしたりしています。「Don't think, FEEL」ならぬ、「Don't think, MOVE」でしょうか。そんな自分達研究室のことを揶揄して、専門は「情報土木」だと言ったりもしています。謙遜を真実だと思われてしまうと申し訳ないので、きちんと説明しておきます。この研究室は、大活躍している情報工学科の研究室の一つです。以下の写真は見事な情報土木技術です(詳しくはこちら(リンク)の「超音波を用いた広域屋内測位システム」を見てください)。

天井に配置された超音波センサーです超音波センサーの拡大写真です


今日(この記事が書かれたのは3月です)は、○○部屋の模様替えです。模様替えのために、3年生、4年生、大学院生と多くの人を集めています。3月という人がいない時期に、人足を集め、束ねる姿は、建築現場の工事監督のようです。

部屋の奥で号令をかける親方とその説明を聞く若い衆

○○部屋改め、○○組や○○興業などと、別の名前で呼ばれる日は近いかもしれません。相撲部屋を模倣するのではなく、建築屋さんを模倣しても、呼び名は「親方」のままですね (^_^)。
情報土木の親方なので、サーバーの行方も気になります
他の先生に、この話をしたら、「親方よりも棟梁の方が良いのでは」と提案されました(^_^)v。

今年度、指導教員が親方と呼ばれているか棟梁と呼ばれているか、この研究室が○○部屋と呼ばれているか○○組と呼ばれるているか、新入生のみなさんは入学後、確認にきてください。高校生のみなさんは、オープンキャンパスなどで見に来てください (^_^)。