2014年7月8日火曜日

新サービスシステムの紹介と依頼

 世の中では、新たなサービスを市場に投入すべく、様々な取り組み、努力がなされています。新聞にニュースとして掲載になったからと言って、実際に市場で受け入れられ普及するとは限られません。

 先月末の日本経済新聞でも紹介された「感性選曲リンク)」の紹介とモニタ協力依頼の相談ということで、開発に携わっているリトルソフトェア(リンク)の方がお見えになりました。リトルソフトウェアさんとは、脳波センサの購入をきっかけに長いお付き合いとなりました(リンク)。

「感性選曲」とは、楽曲と脳波を関連付け(曲を聴いている最中の脳波を測定し脳波マップを作成)、その人の感情に合わせた曲を自動選択したり、他人の感情とリンクさせて新たな曲との出会いを創出したりする仕組みを提供するものです。自分自身のムードに合わせて自動的に選曲してくれるなんて、例えばドライブの時なんかで非常に有難いですね。また、他の人がリラックスしているときの曲ってどんなのか興味がありますね。


私は音楽関係は(も)疎いので、本学のジャズ研究会に所属している金田君に同席してもらいました。金田君が持っているのは、モニタとなる方にプレゼントされる脳波センサです。その脳波信号をAndroid端末でBluetooth経由で受信し、端末の中のソフトウェアによって脳波解析がなされます。

説明を聞いている金田君。分かってくれたようです(私はすぐに失念します)。赤い板書は私のメモです。説明してくれた方は、元々大手メーカの技術者だった方なので、非常に明瞭で論理的に分かりやすい説明をしてくれました。


 楽曲と脳波マップとの関係のデータベース作成のために協力をお願いできないか?ということでした。脳波を見られると困っちゃうのでは?と心配することはないです。個人が特定できない形で、データが収集されます。音楽を聴いているときのアルファ波とベータ波から特定のアルゴリズムで算出される脳波マップを提供することになります。何を考えているかを盗まれるという心配はありません。そんなことができたら、嬉しいですが。もっともアルツハイマーのような症状がある場合は、(人は特定できませんが)そのような人がいることは分かるようです。エビちゃんと私は危ないです。


説明会をしてもらって、協力してもらえる学生諸君には協力してもらおうと思っています。学生諸君には、実ビジネスの最先端で活躍されている方と接触する機会を与え、そこから何かを感じてもらう、という私の目標を実現することにもなり、今回の件は非常に有難いことだと思っています。

モニタ後は、脳波センサが我が物となります。別途ご案内しますので、その時は、興味のある学生諸君はよろしくお願いします。教職員の方も、もちろん歓迎です。


PS)
その後のリトルソフトウェアさんからのメールの一部を掲載させていただきます。
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学生の皆様向けにビジネスモデルの話もさせて頂きます。

コンサルタントとして多くの企業様と働き、今は学生が生み出した製品を世の中に出すお手伝いをしています。御校の学生さんに研究テーマが製品として変わる可能性が秘めている事をお伝え出来れば幸いです。

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PS)カメラの調子が悪かったようです。レンズが汚れていたのでしょうか?昨日と同じカメラなのですが・・・。

1 件のコメント:

  1. 田中先生、金田様

    先日はお忙しい中、お話を聞いて頂き有難うございます。
    またブログにまで紹介して頂き感激しております。
    モニターを通して、皆様とお話出来る機会を楽しみにしております。

    宜しくお願いします。

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