2011年1月27日木曜日
学会で技術展示 in 広島
学会で技術展示 in 広島
去る1月20、21日に広島で開催された電子情報通信学会の研究会で技術展示をしてきました。研究会とは、学会に所属している個別の専門分野の研究者や技術者が一堂に会して、日ごろの研究成果を発表する場です。総合大会などと呼ばれる学会と同じようなものですが、小規模ながらより深い発表と議論が交換されます。
その中で、「Android端末を用いた遠隔操作・モニタリングアーキテクチャの提案と実証」というタイトルで20日に4時間ほど技術展示(説明+デモンストレーション)を行いました。
以下、写真とともにレポートします。帰りの新幹線の中でこれを書いています。
教員は「行ったところの歴史や文化を学ぶように」と指導しています。そのため、なるべく朝早く出発し、時間を有効利用して名所見学をします。以下、学生とこの原爆ドームの写真を見た教員の会話。
教員:どうして自分たちは写っていないの?これじゃ、アリバイにならないんじゃないの?だれかに頼めばよかっただろ。
学生:このような場は観光気分は相応しくないと思います。観光気分で頼むのはおかしいんじゃないでしょうか?
教員:黙(確かに。学生のこの発言は正しい。論破された。この借りは近々に返そう(心の中で)。)
こちらは広島城。広島城の殿様は誰だったっけ?正解は毛利 → 福島 → 浅野です。
研究会会場となった広島市立大学の正門前での記念撮影。広島中心からバスで20分くらいだったかな(確か)。4km近いトンネルを通過し、出たところが大学。「長いトンネルを抜けるとそこは広島市立大学だった」ってゆー感じ。
展示準備が完了。今回の展示は昨年10月に幕張メッセで開催されたCEATECで展示したものの発展版(時間がある方は、10月のブログも参照ください)。スマートフォンから簡単な操作で室内の機器を操作、モニタするものです。以前の動作認識の技術に加え、今回は画像認識の技術を組み入れるとともに操作、モニタ対象も増やしています。
今回は研究会ということで、コンパニオンさんもおらず、地味な展示(教員のテンションは上がらず(笑、でもマジ))です。しかし、ブース来訪者はその道の専門家集団。
状況の一例。本学の小宮学長の知り合いが来たり、「西尾先生、知ってる?僕、日立で西尾先生と同期だったの。」という方も来訪されました。世の中は狭いものです。悪いことはできませんね。1時間近く、このブースに滞在した方もいらっしゃいました。このときは、教員もいっしょに説明、周辺状況の意見交換をしました。
ある方から、“理論屋は、「やればできる」とか「やっただけだろう」ということを言うかも知れない。しかし、頭の中にしかないものを実際に形にして見せることは大きな意義がある。そこから新たな知見、きっかけを得ることも多い。”と励まされたようです。このとき指導教員は、今後の研究テーマ開拓と称して、講演を聴講していました(聴講中一時、意識喪失(要するに居眠り、日ごろの激務?につきご容赦))。
指導教員注:純粋理論を専門にしている方は、「やればできる」とは言いますが、往々にして自分ではやらない、できないものです。
研究展示に来訪された方を正面から(もちろん、アップの了解をいただいています)。
ちなみに、今回技術展示をしていた大学は、本学の他に、東大、電気通信大、千葉大、広島市立大でした。自分たちの研究レベル、完成度を客観的に評価し、学会に出す(出せる)/出さない(出せない)という判断をするのは教員の仕事です。この意味で、教員も日々の勉強をかかすことはできません。
今回の研究会は、3つの研究会の合同の形で夜の部で懇親会が行われました。技術展示終了後、大学からチャーターバスで、“安芸グランドホテル”まで連行されました。途中で、安芸の海、安芸の島を眺めることができました(人間ではありません。この発言が理解できるあなたは相当な大相撲通)。さらにホテルからは、安芸の宮島の大鳥居も小さく見えました。
ナイトセッションということで、静岡大、KDDI、東大の先生、研究者の方から話題提供があり、それを通して活発な議論がありました。お酒も入っているので、硬軟入り乱れた話題でした。学生にとっては、大人の世界の話ということで、話の一部は非常に刺激になったと思います。
ということで、今回の学会出張報告は以上です。卒論提出締切が迫っている中で、「余裕ですね」、と皮肉る方もいらっしゃるかも知れませんが、確かに「余裕です」。余裕とはあくまで、心の持ち方ですので。これからも(旅行好き、出たがりという意味ではなく)一生懸命頑張っている学生と楽しく慰安旅行のノリで行けるようにやっていきたいものです。
2011年1月13日木曜日
今日は土曜日、されど・・・
今日は土曜日、されど・・・
今日から3連休がスタートします。成人式のために故郷に戻る学生もたくさんいます。
一方で、これから修士論文、卒業論文の追い込み時期を迎え、休日返上で頑張っている学生もいます。情報工学科の一部の研究室をちょっと覗いてきました(お見せできない研究室があるわけではないので、念のため)。あわせて、各研究室にあるおやつもゲットしてきました。ごちそうさまでした。以下、様子をレポートします。
松田・須藤研究室
昨日から泊まり込みでやっているそうです。須藤先生(画面右すみ)もお付き合いを余儀なく?しています。
納富研究室
納富先生みずから休日出勤で指導にあたっています。休日にも関わらず、スーツ、ネクタイ着用恐れ入ります(外出用の私服がないわけではないと思いますが)。
徳増研究室
風邪の予防ということでマスク着用でやっていました。その慎重さは社会に出てからも大切です(ちなみに、筆者は何もしなくても風邪をひきません)。
西尾研究室
徹夜明けで就寝中を起こしてしまいました。すみません。いくら徹夜しても昼過ぎまで寝ていたら意味がないですね(年寄りは長時間連続して眠れないことに対するひがみではありません)。
木村研究室
「全くもって、大変です」という割には表情に余裕と笑みと安心感がありました。何か嫌味ですね(笑)。しかし、油断はできませんよ。
小平・鈴木研究室
女学生も楽しそうに卒論の執筆をしていました。ある意味、研究室は自分の部屋より快適です。優れた冷暖房施設があり、加えて立派な調理器具を持っている研究室もあります。
辻研究室
この研究室が一番雰囲気、殺気がありました。もちろん、研究をしているという雰囲気です。今日がたまたまでないことを祈ります。
田中(博)研究室
院生(大学院1年)が卒研生(学部4年)を指導している様子に一応見えましたが、その内容は分かりませんでした。今年は、院生が卒研生に指導?されて、大きな成長を見たようです(物理的体格)。
松本・佐賀研究室
彼は大学院1年(M1)なので、修士論文は来年です。画面からは研究をやっているようには見えないのはそのためなのでしょう(笑、ではない)。休憩中だったと思いたいですね。
という状況でした。まさしく実社会に出る前のOJT(On the Job Training:仕事をしながら仕事を理解、覚えていくこと)をやっていると感じました。卒業研究を通して、自分の仕事に対する真摯な姿勢を身につけるとともに仕事を好きになる経験をしてほしいと思います。今の気持ちを忘れずに、社会に出てからも頑張ってほしいと切に願います。
今日から3連休がスタートします。成人式のために故郷に戻る学生もたくさんいます。
一方で、これから修士論文、卒業論文の追い込み時期を迎え、休日返上で頑張っている学生もいます。情報工学科の一部の研究室をちょっと覗いてきました(お見せできない研究室があるわけではないので、念のため)。あわせて、各研究室にあるおやつもゲットしてきました。ごちそうさまでした。以下、様子をレポートします。
松田・須藤研究室
昨日から泊まり込みでやっているそうです。須藤先生(画面右すみ)もお付き合いを余儀なく?しています。
納富研究室
納富先生みずから休日出勤で指導にあたっています。休日にも関わらず、スーツ、ネクタイ着用恐れ入ります(外出用の私服がないわけではないと思いますが)。
徳増研究室
風邪の予防ということでマスク着用でやっていました。その慎重さは社会に出てからも大切です(ちなみに、筆者は何もしなくても風邪をひきません)。
西尾研究室
徹夜明けで就寝中を起こしてしまいました。すみません。いくら徹夜しても昼過ぎまで寝ていたら意味がないですね(年寄りは長時間連続して眠れないことに対するひがみではありません)。
木村研究室
「全くもって、大変です」という割には表情に余裕と笑みと安心感がありました。何か嫌味ですね(笑)。しかし、油断はできませんよ。
小平・鈴木研究室
女学生も楽しそうに卒論の執筆をしていました。ある意味、研究室は自分の部屋より快適です。優れた冷暖房施設があり、加えて立派な調理器具を持っている研究室もあります。
辻研究室
この研究室が一番雰囲気、殺気がありました。もちろん、研究をしているという雰囲気です。今日がたまたまでないことを祈ります。
田中(博)研究室
院生(大学院1年)が卒研生(学部4年)を指導している様子に一応見えましたが、その内容は分かりませんでした。今年は、院生が卒研生に指導?されて、大きな成長を見たようです(物理的体格)。
松本・佐賀研究室
彼は大学院1年(M1)なので、修士論文は来年です。画面からは研究をやっているようには見えないのはそのためなのでしょう(笑、ではない)。休憩中だったと思いたいですね。
という状況でした。まさしく実社会に出る前のOJT(On the Job Training:仕事をしながら仕事を理解、覚えていくこと)をやっていると感じました。卒業研究を通して、自分の仕事に対する真摯な姿勢を身につけるとともに仕事を好きになる経験をしてほしいと思います。今の気持ちを忘れずに、社会に出てからも頑張ってほしいと切に願います。