2011年2月16日水曜日

国際会議 AROB での研究発表

1月27~29日に大分の別府で開催された、Artificial Life and Robotics 16th ’11 (AROB) でM1の北見孝大君と佐賀亮介助教が研究発表してきました。国内で行われてた国際会議でしたが、日本人の研究者の他、韓国、中国、アメリカ、ヨーロッパ圏など多種多様な国の人が参加しておりました。

M1の北見孝大君は、「Construction and analysis of purchase factor model by using creativity method」というタイトルで、ゲームソフトの購入要因モデルの構築プロセスについて発表しました。この研究は、「ブランドや広告,ジャンルなどがどれほど購入に影響を与えているのだろうか?」ということを詳細に数値で表して影響度が大きな要因を割り出し、製品企画や販売企画に役立てようというものです。また、この研究に関しては、3月にあるIADIS Information Systemにて報告する他、来年度の7月にも海外での発表を予定しています。


発表する北見君

以下はM1 北見君からのコメントです。
「今回の発表では、流暢な英語で発表する学生や、質疑応答で翻弄され自分を見失っている学生もいました。私はどちらかというと後者ですが、なんとかプレゼンテーションを成功させることが出来ました。これも熱心にサポートしてくださった佐賀先生や松本先生、応援してくれた家族のおかげです。(特に、直前で発表した佐賀先生が、25枚のスライドを10分で発表したときには、強い感銘を受け勇気をもらいました)
国際学会を経験して最も強く感じることは、機会の尊さです。社会に出てからでないと学べないこともたくさんあると思いますが、学生の内にしか経験出来ないこともたくさんあると感じます。異国の人とのコミュニケーションや見知らぬ土地での経験は、成功や失敗にかかわらず自分の糧になっていくと思います。これからもそういった機会には、多少無謀と言われても、挑戦していきたいです。まだ1年あります。今年は松本先生と佐賀先生の研究費が枯渇するまで、研究活動を頑張ろうと思います。」


左から,北見君,座長,佐賀先生

また、佐賀亮介助教の発表は、「Proposal of recommender system simulator based on small-world model」というタイトルで、Amazon.comなど推薦システムの動作を模擬するための環境に関する研究内容を報告しました。この発表には、本学情報工学科の四年生、岡本幸樹君が共著となり、彼の協力のもと報告されました。さらにその共著の岡本君が本研究の詳細を2011 International Conference on Data Engineering and Internet Technology (DEIT 2011) (URL: http://www.irast.net/conferences/DEIT/2011/ )にて、口頭発表する予定(採録済み)です。

研究タイトル
・Ryosuke Saga, Kouki Okamoto, Hiroshi Tsuji, Kazunori Matsumoto: Proposal of recommender system simulator based on small-world model
・Kodai Kitami, Ryosuke Saga, Kazunori Matsumoto: Construction and analysis of purchase factor model by using creativity method

0 件のコメント:

コメントを投稿