9月4日~7日の4日間(7日は見学会(一部には視察と記載))にわたって、北海道北見市の北見工業大学で電気学会の電子・情報・システム部門大会が開催されています。初日には、ポスターセッションがあり、情報工学科4年の法月祐太君が、発表を行いました(正確には、行っている、という方が正しいかな)。
北見工大キャンパスの中で。晴れていたら爽快だったと思いますが、当日は小雨もようでした。
■前段というか彼の発表の背景と経緯
北見といえば、そうなんです。私が多感な少年時代を過ごした街(村ではありません)です。めったに北見では学会がないので、北見にもう行くことは一生ないかもな、と諦めていました。
そのような中、強いオーダーなのか切ない依頼なのかは分かりませんが、「北見で開催される学会で俺がオーガナイズするセッションがあるので、何か発表してくれ。」という話が同僚教員のTT先生よりありました。ここで、喜んで、「発表させてくれ。」と言うとTT先生に借り?を作ることになるので、「ネタがないですね。でも、先生がお困りなら何とかしますよ。」ということで、発表することにしました。互いに俺の「貸し」と思っている状況です。
ここで重要なことは、自分だけで行くと、喜んで行っているな、と露呈することもあり、学生に頑張って研究を進捗してもらって、彼の発表の引率を行うという形にしてあくまで仕事で仕方なく行く、という説明ができるようにすることです。被害者?はさきほど法月君かも知れません。まだ4年生のこの時期に発表させられるなんて・・・ということになりましょうか?
会場の前で。彼は1日前に到着していました。昨日の印象を聞いたら、「ホテルの風呂がよかった。店と店の間隔が広い。まっすぐな道が多く、店舗が見えているのになかなかたどり着けない。人が親切。」というコメントバックがありました。
彼の発表内容は、電動車いすの室内自動走行に関するものです。先輩が担当している超音波測位システムを利用しているので、それに関する質問が多かったようです。自分のテーマを発展させて、それを発表の目玉にするのが当
面の彼の目標となります。
今回の論文タイトル:屋内測位システムを利用した電動車いすの走行制御に関する基本検討
「周りの人のレベルが高いように感じました」、というのが彼の感想です。確かにポスター発表と言えど、発表していたのは、修士の学生がほとんどというか全てという感じでしたね。「質問はたくさんありましたが、どこまで理解しているのか試されているのかな?と感じるものが多かったです。」ということです(確かに。見ていた人は教員が多かったように思えます。ポスターの学会の審査委員もいたようですし・・・)。よい、勉強、経験になったことは確かだと思います。
会場の風景です。会場が狭い、ということもあったかも知れませんが、非常に盛況に感じたポスター展示となりました。ポスターの合間に他の大学の学生とも研究室生活等の話ができたようで(明日の懇親会ではもっと話してほしいですね)、その意味でも意義は小さくなかったと言えます。
明日は私の順番です。発表練習はしていませんが、法月君の前で失態は演じられないので(聞く必要はない、と言ったのですが)、今夜ホテルでやります(たぶん)。北見らしい爽快な天気に明日はなることを期待しています(関係ないな)。
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