2014年6月23日月曜日

オーストラリア大陸縦断チャレンジWSC2013 砂漠編10

10月11日(19日目) 後半


 情報工学科のとある教員です。

 30分のコントロールストップで給油を終え、午後からはドライバーを交代して出発です。この街はそれなりに人が住んでいるので、信号があったりラウンドアバウトがあったりします。普通の車と混じって走行するのは、妙な緊張感があります。

市街地では先導車と指令車で挟むようにガードします

 さて、午前中の運転で疲れたので、初めて指令車に乗り込んでみました。後部座席でちょっと仮眠でも取れるかな?と思ったのですが、市街地を抜けて速度を上げだした頃から、ドライバー山田君の運転があまり安定しません。彼も私と一緒で轍(わだち)のある路面を走行するのはそれほど経験が多いわけではなかったのですが、10月9日は安定して走っていたので、皆が心配します。

前からとんでもないやつが来るぞ!

 結局、オブザーバの指示でドライバー交代となり、またチームマネージャの真庭君が操縦することとなりました。クルー不足ということもあって毎日ソーラーカーに乗っています、大変お疲れ様です。

だんだん砂漠っぽくなくなってきましたね
この日は制限時間の17時(+10分のエクステンドタイム)でちょうどポートウェイクフィールド(Port Wakefield)までたどり着くことができました。ガソリンスタンド脇に停車し、充電と給油を行いつつ監督はキャンプサイトを確保。ここでも他のチームと一緒になりました。

日没までの充電
何日も買い物に行けない可能性もあったので、買い置きの食材がかなり残っていました。その備蓄食料もゴールが近づくほどに、徐々に消化していくことになります。この日はノーメンテナンス(!)、皆でゆっくり食事をすることができました。オブザーバのバートさんとも、世界中のソーラーカーレースについてお話しすることができました。だいぶ南下してきたので日没後は非常に寒く(おそらく放射冷却)、テントの中でガクガク震えながらほとんど眠れませんでした。


奥に見えるのは学生さんが大好きなアレですね
いよいよ、翌日はゴールです。

つづく

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