2015年8月7日金曜日

ロサンゼルスでの発表

 M2の法月佑太君が、”Map matching to correct location error in an electric wheel chair”というタイトルで、国際会議HCII201517th International Conf. on Human - Computer Interaction”で発表しました。本論文は電動車いすに関して、走行中の位置推定の誤差を建物の構造特性を用いて補正し、高精度な位置検出とそれによる屋内での自動走行を目標に取り組んできた内容です。

以下、記録写真を見ながら、思い出して・・・
 まず、重要なことは会場の場所を確認することです。会場はロスのダウンタウンの一等地にあるWestin Bonaventureという超高級ホテルです。当然、我々はそこには宿泊困難なので、近くの(そうでもないか)リトル東京にあるホテルを押さえました。発表前日に会場の確認、その他を行いました。


会場を見つけに行った?法月君と他学科の先生。ホテルから徒歩で向かいました。このときは、何とか会場のホテルを見つけてホッとしている状況。


 


会場を確認した後は、全力で付近(そうでもないか)を探索。教会内部でパイプオルガンの練習に遭遇。彼女のお母様とお話ができたのは、よい思い出。一つは市庁舎の展望台から。USC(University of South California)を見て来ました。著名な映画監督(卒業生のスピルバーグ、ジョージ ルーカス監督)の寄付?で建てられた建物。とにかく、時間がもったいないので休むことは許されません。情報メディア学科の○中先生が地理に詳しく、案内してくださいました。感謝感謝!!!


学会の開会前日のWelcome partyの一こま。右端は、小生の大学の1年先輩で、現在は母校の教授となっている先生です。2年前にもラスベガスでの学会でお会いしました。大学時代の同期の話などもお聞きすることができました。
 

宴会会場はこんな感じ。始まりと終わりが明確ではないです。昼間は確かに日差しが強く、それなりに暑いですが(東京ほどではない)、夕方は本当に爽やかな気候です。カリフォルニアの風を受けてきました。出張前の風邪を治す予定でしたが・・・


いよいよ発表です。
発表は午前のセッションでした。午後よりはGOOD。最悪は、午後の最後。本学から府立大学に転出された佐賀先生がオルガナイズしているセッションだったこともあり、外国発表の割には少し気楽?だったと思います。
 


大きい声で発表するように言っていましたが、実行できていました。初めてにしては、十分な英語での発表だったと思います。


夕食前にUCLAUniversity of California and Los Angels)を見てきました。



最後に、皆さんと発表打上げの夕食会?を開催。ホテルの近くのリトル東京のCurry houseで。小生の希望が受け入れられました。私は、定番のカツカレー。日本語で中辛ですか?と聞かれました。店の人も日本人です。私が若いころに比べて、日本の国際的な存在感、影響力が小さくなっているので、彼らの将来は明るい希望があるのか? 私も(自分の子どものことを含めて)心配です(余計なお世話)。
 

 ということで、写真を見ながらセッションの合間に勢いだけで書きました、ということではまずいのでその後、ちょっと書き加えました。



ちなみに、これがその会場となったホテルです。周りの建物も大きいので、大きさがどの程度のものなのか比較できないのが残念です。タバコは使えませんね^_^



夕方戻ってきて、ホテルの前にあるJapanese American Historical Museumに寄りました。“歴史を知ることは今を理解し、そして、未来を考えることは私の座右の銘の一つ。先人の苦難の歴史を感じました。


壁に書かれていて、感銘を受けた文言を、自分の記憶のために・・・。デジカメになってから、写真をたくさん撮るものの、ディスクに入れたまま。そのディスクもどうなったか?という自分の姿勢を反省。でも、何もしないんだろうな。あまりにも卑近な例で恐縮。

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最後に主役の法月君の感想と私のコメントを添えます。ここまで読んでくれた方にお礼を申し上げます。

■法月君の感想
 今回私は、ロサンゼルスで行われたHCII2015に参加しました。(人生で初めての海外です)発表はミスや緊張をしましたが、何とか終えることが出来ました。今回の発表は、自分にとって2つの大きな問題がありました。

1つ目の問題は、言葉です。
  当然英語で発表や質疑応答を行います。ですが、私は英語が苦手(勉強してこなかった付けが回ってきました)です。対策として、発表は練習することができますが、質疑応答は想定することしかできません。結果として質疑応答では、先生のお力をお貸し頂くこととなりました。

2つ目の問題は、緊張です。
  緊張すると頭の中が真っ白になります。緊張したことで、大きなミスが目立つ発表となり(指導教員追記:気づいたのは私だけと思います。少なくともミスで慌てていなかったのはよかったです)、とても悔しい結果となりました。事前に練習を十分に行ったつもりでも、足りませんでした。(つもりでは足りません。人に自慢出来る程に、行う必要があると強く感じました(このカッコ内は本人記述))

  今回の発表では、問題を乗り越えることができませんでしたが、また海外へ来るときまでに克服したいと思います。(少ないともパスポートが切れる10年以内に)

  さて次は、初めての海外で来たロサンゼルスについて、述べたいと思います。飛行機を降りて第1に思ったことは、建物が低く(ほとんどが23階程度)広がっていることです。ビルがずらりと並んでいるイメージだったので、早くもイメージが壊されて唖然としてました。

 次に思ったことは、危険性です。ロサンゼルスには近づいてはいけない地域があり、またその周辺も注意が必要です。危険な地域を離れて歩いていましたが、それでも危ない雰囲気を感じた(初の海外が理由では無いと思います)場所がありました。今回の経験から日本は安全な国と言われることが理解出来ました。

  最後にまとめとなりますが、今回日本に居るだけでは出来ない体験ができたのは、指導の先生を含め研究室の仲間達のおかげなので、感謝しながら残りの日程を過ごして、帰国したいと思います。
■引率教員コメント
 指導教員が厳しいためか?(同行の○中先生にも言われました)、反省が主体の感想ですね。でも、発表できる素材を作って論文化したこと、就活の中での発表準備など、それなりに大変だったと思います(まぁ、社会に出ればこの程度は・・・)。その中で、やるべきことはきちんとやって、十分な発表ができたと思います。また、貴重な外国経験もできました。これを実績の一つとして、今後も研鑽に励み、自分の価値を高めて卒業していってください。まだまだ、やるべきことがありますね。期待しています^_^。



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