2016年9月29日木曜日

愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ

歳をとってきたのか、近代史に興味が沸いています。さて、この本はどこで知ったのでしょう? 自分でも忘れてしまいました。夏に読む文庫本を探していて、見つけてしまいました。『それでも、日本人は「戦争」を選んだ(朝日出版社)』です。
それでも、日本人は「戦争」を選んだ
この本は、東京大学の加藤陽子先生が、神奈川県で一、二を争う栄光学園で授業を行い、その模様を本にしたものです。栄光学園は中高一貫の高校で、栄光学園の歴史研究部、中1から高3までの17名に対して授業を行っています。

さすが栄光学園です。先生からの問いに対して、自分たちの知っている歴史の知識を使って、適切な回答をします。また、時には先生が想定しておらず、先生も考えさせられる回答をします。


神奈川県の名門校からの神奈川工科大学への入学実績校として、湘南高校、横浜翠嵐高校、鎌倉高校、慶應義塾高校などがあります。残念ですが、私の知る限りでは、栄光学園はありません。

この本の最後の方に、記念撮影の写真や、この授業に参加した生徒の学年と名前が記されています。本の出版が2009年、授業はその1年半くらい前に行われたそうなので、この授業を聞いた生徒さんたちは、もう皆さん大学生になっており、卒業している人もいると思います。

「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」という言葉があります。歴史を学んだ17名は、賢者となっていることでしょう (^_^)。

追伸:
 「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」という言葉は、ドイツのオットー・ビスマルク宰相が述べたことになっているそうです。
 しかし、実際は「愚者だけが自分の経験から学ぶと信じている。私はむしろ、最初から自分の誤りを避けるため、他人の経験から学ぶのを好む。」が正しいそうです。

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