2017年3月30日木曜日

2017年電子情報通信学会総合大会参加報告

 情報工学科3年の門倉です。今回3月22日(水)〜3月25日(土)の日程で、電子情報通信学会の2017年総合大会が名古屋市の名城大学にて開催されました。

私の所属している某研究室からは、25日に3名が発表を行いました。その様子を名古屋への旅と共に、このブログで紹介します。

私達は、総合大会2日目の23日(木)に名古屋入りしました。宿泊したホテルは名古屋駅から地下鉄鶴舞線で1駅のところにあります。開催場所である名城大学へは、地下鉄東山線に乗って20分程度で行くことができます。

ホテルにチェックインし、周辺散策のついでに昼食をとったあと、登録と聴講のため名城大学へ向かいました。

 

名城大学です。とても大きく感じました。

名城大学は最寄り駅の塩釜口駅からおよそ500mのところにあり、普段本厚木駅からバスに乗って通学している私にとってはとても羨ましく感じる立地でした。


看板前で写真撮影をしました。撮影をしていただいた方ありがとうございました。

 
今回は最終日の土曜日に、測位班と手話班、電動車いす班の発表が行われました。以下に発表の様子と各自の感想を記します。(発表順)


発表者:B4.成岡
「昨年ポスターセッションに参加させていただいた本大会に、今回は口頭発表者として参加させていただきました。口頭発表は二回目ということもあり、落ち着いて発表が出来たと思っています。

 空いた時間で他セッションの聴講も行いました。測位やBPSKといった自分の研究と類似した内容の講演は自分の研究内容と比較をして理解を深めながら聞く等、昨年とは違う観点で聴講を行うことが出来ました。また、一年間自分が行ってきた研究と類似した内容の講演以外にも、様々な講演をお聞きすることができました。高齢者の認知に関する福祉的な研究では、自分の知りえなかった研究を通じて見える社会的な歪みについても考えることが出来ました。
 
 学生としてこのような学会に参加させていただくのは最後となりましたが、社会人になる身として様々な考えをお聞きすることが出来たのはもちろん、自分の知らない方々に向けて、自分の行ってきたことを自分の言葉で直接外部に発信するという素晴しい機会をいただけたと思っています。」
 

B4:小澤
 「学会に発表者として参加させていただきました小澤です。今回、本大学の卒業研究と学会発表を比較した際の感想を書きたいと思います。本大学には学会発表と類似したものがあり、卒業研究というものがあります。卒業研究は大学を卒業するにあたり自分が決めたテーマに対して、1年間研究を行いその研究について本大学で発表します。
 
今年の2月にも卒業研究発表があり、一人一人自分の行った研究に対して発表を行いました。

 本大学の卒業研究では、「研究の提案、実装」で終了してしまうことが多いように感じられます。しかし学会で発表する学生方は上記だけでなく「実装による評価、関連研究との比較、課題の解決案」などの検討まで深く掘り進めているように感じました。そのためには自分が行っている研究の一部分だけでなく、関連分野や異なる分野といった幅広い知識が必要と感じました。そして幅広い知識を得るにはいろいろなことに対して興味を持つこと、新たな知識を得るために自ら積極的に行動することが重要だと感じました。」


B4:早川
 「今回は名古屋での学会発表でした。自分の発表は最終日ということもあり、それまで他の発表を聴講しに行きました。自分が聴講に行ったのはヒューマン情報処理の分野でしたが、その中で「自分がここで発表をするのは場違いかもしれないが、10分間の発言の機会をいただいたので、皆さんの研究のきっかけになればいい」といった発言をしている方がいました。自分は学会=知識を得る場所であるという考えだったため、こういったところで学会に対する意識の違いを感じました。

 自分の発表については2回目ということもあり、北海道の時ほど緊張することなく話すことができたと思います。前述の件もあったため今回は自分の研究内容を、自信を持って話せるように意識しました。」


聴講者:B3.門倉
「今回は聴講者という立場でこの学会発表に参加させていただきました。自分にとってこれが初めての学会なのですが、学会発表する企業や大学のレベルの高さに圧倒されました。スライドの作り方から、発表時の話し方など、この先自分が発表者となった時に役に立つ知識を蓄積することができました。

聴講していて学んだ点は、企業や国の研究所のスライドの作り方として文字を最低限(スライドに最大4行程度)まで減らし、図やグラフを大きく用いたものにしていたのですが、大学からの発表は、1ページの約半分が文字となっていたことでした。

やはり企業の研究者が作るスライドは完成度が高いです。

とはいえ大学からの発表者のスライドも、自分の作るものとは天と地ほどの差があり、学会発表という場所のレベルの違いを感じました。」

これで総合大会に対しての発表や聴講が終わりました。各自反省点や、未来への目標が見つけられたと思います。また、卒業していく先輩方は、大学生としての学会発表はこれが最後なので、とても印象に残ったと思います。

以上が総合大会の各自の感想でした。ここから下は総合大会の合間に立ち寄ったいろいろな場所を紹介していきます。

 
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以下は番外編です(編集者の小生が適当に写真を載せます。文言は門倉君と小生の合作?です。)

シャチホコがこんなに近くにありました。間近で見るとかなりの大きさということがわかります。

朝9時ごろについたら人もまばらで観光しやすいと思っていたら、天守閣を出た頃には観光客も多くなっていました。
 
 
 
印象的な写真を載せました。しかし、昼食の写真と思われますが、撮影者は成岡さんですね。Ladyに失礼ですよ。こんなに男子学生がいるんだから、ちゃんとやってね。紳士としての振る舞いを忘れないように・・・。教員を見習ってね。
 
 名古屋は、名古屋駅周辺までしか観光することができませんでしたが、様々な場所、様々な地元料理、これらを体験し糧とすることは十二分に出来たと感じています。このブログ記事から名古屋の良さというものが、少しでも伝えることができたらと思います。

以上を2泊3日の名古屋 総合大会の報告とします。

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 今年は卒業式後に学会がありました。私の記憶では初めてでした。卒業後もやらされていると考えるか、自分からやっていると考えるかで、吸収するものは大きく変わると思います。修士の諸君とは3年間、4年生の諸君とは1年間というそれなりに長い期間、研究室生活を共有しました。今後もこの同じ釜の飯を食べた仲間としてつながりを大切にしていってほしいものです。同時に、彼ら、彼女は研究室に大きな貢献をしてくれました。ここに彼らにお礼を言いたいです。
 

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