2020年5月29日金曜日

インドネシア・バタム国際大学とのWebinarの開催

5/185/20でインドネシア・バタム国際大学と,UIB x KAIT Webinar “Human Centric Technology”と題して、共同Webinarを開催しました。UIBには下記のような立派なポスターを作ってもらいました。


例年23月にかけて実施しているインドネシア・バタム国際大学にて、海外研修を実施していますが、今年は新型コロナウイルス感染症のために2週間ほどで中断しました。

新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、本学やバタム国際大学(UIB)においても通常授業の代わりにオンライン授業を実施しています。このため、海外研修で研修した学生も、現地でお世話してくれたUIBのバディ学生たちも現在は自宅学習となっています。

本学とUIBでは、海外研修に参加していた学生たちに英語での授業の機会を提供したい、さらに、それ以外にも自宅学習をしている学生に対して興味のあるトピックで学んでもらいたい、との意図で共同Webinarを実施することとなりました。Webinarとは、オンラインで実施する、ライブでの講義のことです。

KAITからは、情報学部の田中博教授、坂内祐一教授、鷹野孝典教授が講演しました。各講義ではオンラインで200名以上の参加がありました。なおWebinarのツールにはMicrosoft teamsを使用しました。その時のスクリーンショットです。




5/18は、情報学部の田中博教授と坂内祐一教授にオンラインで講演して頂きました。講演タイトルは、下記になります。なお、司会はUIBTony先生につとめて頂きました。

15:00-16:00 (JST)
Prof. Yuichi Bannai: Introduction to Artificial Intelligence - Basics and Its Applications –

17:00-18:00 (JST)
Prof. Hiroshi Tanaka: Introduction of Mobile Communication and towards 5G

まず最初に講演頂いた坂内先生には、AIについて、ニューラルネットワークの基本について技術的な解説をして頂き、深層学習のGANs(Generative adversarial networks)を利用した似顔絵の画像自動生成の取り組みについてのデモ説明をして頂きました。オンラインで学生からの質問もあり、AIについての法律は日本ではどうなっているか、Society5.0に向けてどのようなAIの利用が考えられるかなどの質問がありました。

続いて1時間の休憩をはさんで田中博先生に講演頂きました。
田中博先生には、モバイル通信において初期から5Gにいたるまで、通信を高速化するためにどのように技術が進化してきたかというお話や、それを実現するための技術的な課題をわかりやすく解説して頂きました。学生やTony先生からは、4Gから5Gで通信性能が向上しているがなぜ通信が高速化できるかやエッジコンピューティングにおける5Gの利点は何かなどの質問がありました。

オンラインでの講義ですが、講演されている先生方の表情も常時映し出され、ライブの臨場感がありました。質疑応答も、Tony先生の司会でスムーズに進行され、先生方が即応的かつわかりやすく説明されており、これらもライブならではのものがありました。(Webinarのため他の視聴者の様子はわからないのですが、私の個人的な感覚からはとても盛り上がったと思います。)


5/19は、鷹野先生が下記のタイトルで講演しました。

15:00-16:00 (JST)

Brief Survey of Challenging Information Technology for Coping with COVID-19


Johns Hopkins大学が提供しているCOVID-19の感染者データを使って、感染者数の倍加時間や基本再生産数を計算した結果を示したり、ニューラルネットワークで肺X線画像からCOVID-19の感染を推定する技術やGoogleAppleが共同で開発している感染した可能性を通知するBluetooth技術新型コロナウイルス感染者追跡用ツールなどを紹介しました。なお、このツール日本でも6月から利用開始を準備しているようですね。

講演された先生方、参加してくれた海外研修学生のみなさんやUIB学生のみなさん、司会のTony先生、準備してくれたRahmi先生やTiaraさん、全ての人に感謝したいと思います。大変ありがとうございました!

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