2025年9月19日金曜日

AED講習会に参加しました

 神奈川工科大学では、学内の29か所(2025年9月現在)にAED(自動体外式除細動器)が設置されています。各校舎や運動施設など、ほぼすべての主要な場所に配備されていますが、設置されているだけでは十分とは言えません。いざという時に正しく使用できなければ、命を救うことはできないからです。

そのため、本学では教職員を対象としたAED講習会を定期的に開催しています。

講習会ではまず、AEDの使用によって得られる効果や、適切な使用の重要性について説明があります。続いて、意識がなく正常な呼吸が確認できない傷病者への対応方法について学び、胸骨圧迫による血流の確保を模型を使って実践します。さらに、実際のAEDを用いた操作体験も行われます。

AED体験の様子


当たり前のことのように思えるかもしれませんが、実際に体験してみることで初めて気づくこともあります。たとえば、胸骨圧迫は想像以上に体力を消耗し、一人で長時間続けるのは困難です。また、AEDは音声による指示があるとはいえ、全体の流れを理解していないと操作が難しいことも実感できます。

この記事を読んでくださった皆さんにも、まずは身の回りにあるAEDの設置場所を確認し、講習会が開催される際にはぜひ積極的に参加していただければ嬉しく思います。