2012年3月5日月曜日

Device2Cloudコンテスト 優勝!!!

上記コンテストは東京エレクトロンデバイス主催、日本マイクロソフト等が協賛となって、「クラウド(インターネット空間にあるデータやサービスなど)に繋がる組み込み機器(マイコンが内蔵されている装置、デバイス)を開発し、その無限に広がる可能性をコンテストを通じて探求し、使って楽しく役立つアイデアを実現する」ことを目的に、去年から開催されているコンテストです(詳細は、http://www.d2c-con.com/)。

今年は、34日(日)13:00-17:00(午前中はプレゼンテーション(デモを含む)のリハーサル)の予定で品川にある日本マイクロソフト本社で開催されました。事前に書類とデモビデオによる審査を勝ち上がった5チームが最終審査会に臨みました。

某研究室がエントリーしたものは「リアルタイム授業支援システムQ-Vote ex」です。現在修士2年の篠原君が卒研で設計、実装したシステムをベースに現在修士1年の秋山君が中心になって主催者が指定するマイコンボード、タッチパネルディスプレイとセンサキットをインテグレートするとともに新たにICカードリーダを用いて、出席・在席管理および講義中の理解度確認システムを作り上げました。

プレゼンテーションしている篠原君。以下は、彼がプレゼンテーションしているときの本コンテストへの参加を促してくれた木村先生と私の会話
木村先生「うまい。場慣れしている。落ち着いている。」
私「俺たちよりもうまいと思うよ。」
木村先生「・・・(木村先生が無言ということは、納得という証)」

デモを行っている修士1年の秋山君と4年生の佐々木君。ネット環境が自分たちの開発環境と異なることで、他の応募者のデモではトラブルが出ていましたが、彼らは午前中のリハーサル中に問題を解決していました。立派としかいいようがありません。ここまでくると、私としては相手が学生であろうと感服というか、尊敬しちゃいます。

 表彰式では、第3位からの発表があり、感触として入賞は間違いない、と思っていましたが、呼ばれるまでは緊張しました。審査委員長からは「全会一致、とか、誰が見ても、・・・」というような主旨の発言がありました。また、別の審査委員からは「学生が自分で自分の首を絞めるシステム(笑)」という発言があり、開発したシステムの目的、意義や機能を十分理解してもらえたと考えています。

審査委員長より、表彰を受ける3

篠原君のインタビュー。本コンテストへの応募を勧めてくれた(命じてくれた?)木村先生へのお礼の発言もあり、もう私からは指導することはない、と感じました。


佐々木君のインタビュー。ちゃんと話していました。彼の技術的に器用なところを伸ばしていくのが私の課題でもあります。


秋山君のインタビュー。相変わらず、(いい意味で)優等生の発言をTPOをわきまえてやってくれます。実力、安定感ともピカ一です。もっと(エゲツなく)遠慮なく、何事にも欲を出していいです。育ちがよいから仕方がないとは言わずに(本人の発言ではありません)。


トロフィーの写真です。非常に重たいものです。このようなものは重たいほど、有難さが出るものです。


 本案件は、彼ら3名の技術力、チームワークと学科の同僚教員の木村先生の嗅覚?の賜物です。学科内の風通しがよく、他の研究室の様子も何となく分かってしまうという長屋の横丁的な点も本学科のよさの一つと思います。

 このようなことを積み重ねて、学生の実力、意欲の向上と学科がより活性化することに寄与していくことが私の仕事の一つです(また、いいカッコしてしまいました)。

1 件のコメント:

  1. 上記参加者です(^^;。
    折角ですので他のチームの様子もお伝えします。

    東海大の「ぶたツイファミリ」はインテリジェントな募金箱・貯金箱ということで
    お金を入れると残高がWebページから確認でき、10円ごとに仮想の木が育つというシステムで
    設計やデザインが素晴らしいと感じました。

    また、九州職業能力開発大学校の「盛り写メアップローダー」は、最新のデジカメのように
    撮影した画像にかわいい化粧を追加(盛る)し、ブログに自動でアップロードするシステムです。
    残念ながら製作途中でしたが、演劇形式のプレゼンで大変面白く、審査員の注目度も特に高かったです。

    その他情報は以下をご参照ください:
    ttp://www.d2c-con.com/

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