2014年6月29日日曜日

HCI2014出張道中記(発表編)

 いよいよ成果を発表するときを迎えました。今回の学会では、情報工学科から3名の学生が発表しました。大塚研の青木君、鷹野研の三上君、そしてブログに頻出している菅谷君です。以下、発表者とタイトルです。

青木孝文(B4
Visualization Tool for Finding of Researcher Relations

三上智也(M2
A Music Search System for Expressive Music Performance Learning

菅谷隆浩(M2
Enhancement of Accuracy of Hand Shape Recognition Using Color calibration by Clustering Scheme and Majority Voting Method

その前に、学会会場があるホテルの一風景です。フロントと部屋がある本館?を中心にプールや庭、離れの客室群からなっている高級ホテルです。ちなみに、その周辺一帯は Creta Maris Beach Resortと言われているエリアです。

発表内容に関する技術的なことは、分からないので(論文を読めば分かるだろう、とは禁句!!!)、以下、写真と感想のみ。

青木君。何と4年生の発表です。声が大きくて、非常によかったです。そこまで彼の訓練をした指導の先生に頭が下がります。発表前は、非常に緊張していたこと、手に取るように分かりました。緊張することは、重要です。どうでもよい、と思ったら緊張は決してしません。今回経験したことを、きっかけとして、この1年で大きく成長してください。

M2の三上君です。落ち着いていましたね。立派だったと思います。指導の先生と二人三脚でやってきている様子が滲み出ていました。そして、指導の先生との良好な関係も感じることができました。評価実験を十分に行って、その結果を明確に示していた点は(も、かな)よかったと思います。

同じくM2の菅谷君です。国際学会での発表は昨年に続き、2回目です。最近は一種の風格が出てきたと感じます。人格(人間力というべきかな)を感じさせる雰囲気を漂わせています(普段から接しているからなのか?)。三上君と同様、目的・課題の提示、解決策の提案と実装、評価実験と言う正統派の流れで発表しましたが、1回目の発表からの成長を感じました。
 
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筆者が初めて国際学会で発表したときは、ORAL原稿を見ながら発表しました。3人の学生諸君は、メモをちょこっと見る程度(ほとんど分からない)で、明らかに筆者が初めてのときよりも格段に立派な発表であったと感じます。これは、本学会で彼らの発表を見ていた情報メディア学科の谷中先生の感想でもあります。
 

いい事ばかりを言うと信頼性に乏しくなるので、今後に向けた課題は・・・(発表者だけではなく、これから発表する学生へのアドバイスも兼ねて)。やはり、質問に対する応答になりますね(あんた、言える資格があんの?という発言はご遠慮ください)。日本語でも難しいしので、当然と言えば当然ですが。

(1)関連の英語論文をそれなりに読んで、英語の専門用語は身につけておく。
(2)基本的な英語構文(中学程度でよい)は、口から出るようにしていく(そこに単語を代入すればよい)。
(3)国内の発表と同じく、想定質問対応用のOHPを用意しておく。

他にもいろいろあると思いますが・・・。単に、YesNoや答えを示す単語ではなく、関連情報を盛り付けして回答できるといいですね。20代のうちは、大きく成長できます。
 
PS)
菅谷君の発表後、お互いの反省?を話していたら、谷中先生から、「○○先生(私のこと)は、厳しいですね。十分ではないですか。」というお叱り?を頂戴しました。確かに。でも、出藍の誉れ?という言葉もあるように、もはや私には困難な(飛躍的な)成長を彼に心から期待するものであります。

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と、ここまで書いていると・・・


鷹野先生からも感想をいただきました。
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青木君:初めての国際会議での発表とのことですが、聴きやすい口調で好感の持てるプレゼンでした。デモも交えてわかりやすい発表でした。

三上君:こちらも初めての国際会議ですが、自分のペースで説明できていました。セッション後に、質問を頂いた先生に、再度説明をさせて下さいとお願いに行ったのはとても良かったです。
 
菅谷君:落ち着いた感じで話していて、丁寧な発表でした。動画による実演もあり、指文字認識の結果として'CRETA'と表示させたのは、この国際会議の開催地を考慮した楽しい演出でした。


国際会議での発表とあって、スライドの内容や発表の仕方など、プレゼンの準備を十分にした成果があったと思います。英語での質疑応答はやや大変だったかもしれませんが、英語でのコミュニケーションを学ぶ良い動機付けになってくれればと思います。

なお、他大学の某先生からも、3人とも「大変堂々としていて素晴らしかったです」とのお言葉を頂きました。

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