2015年7月12日日曜日

大学院生が最優秀学生研究発表賞を受賞しました

 測位航法学会が主催した平成27年度全国大会研究発表会(422日 ~424日、東京海洋大学 越中島キャンパスで開催)において(発表のもようはこちら)、大学院情報工学専攻博士前期課程2年(情報工学科所属)の村田翔太郎君が、最優秀学生研究発表賞を受賞しました。

ちなみに、 測位航法学会のホームページはこちら
http://www.gnss-pnt.org/calendar.html

 受賞した村田翔太郎君と賞状

Q:どんな研究なの?
A:この研究は、スマートフォンから発信する非可聴音を用いた測位システムにおいて、各スマートフォンからの音にユーザを識別する情報を埋め込んで、多数のユーザの識別と収容を可能にするための技術とその計算機シミュレーションによる結果に関するものです。

Q:どこが評価されたの?よかったの?
A:携帯電話システムで用いられている先端技術を、音を利用した測位に適用した着想とその計算機シミュレーションでの技術検証力が評価されたと思われます。その道を長くやっている最先端の専門家にとっては当然のことでも、学生にとっては、勉強して自分のものとして吸収し、そしてそれを実際の自分の研究テーマに適用するってゆーことは、言うほどには簡単ではないです。彼の努力(技術の理解と吸収)と才能(プログラミングスキル)に乾杯!!!

Q:今後の予定は?
A: 提案手法を実際のシステムに実装し、現実のシステムとして実現することが当面の目標です。10月に開催されるCEATEC2015に出展するよう、休み返上?で頑張ります、ということです。



この封筒で送られてきました。“折曲厳禁”の文字が見えますか? これから「賞状が贈られてきた」とピピっときました。同時に、賞状は”額”に入れられていない、とガクっと来ました(寒)。

これが賞状です。測位航法学会は、GPSを中心とした測位関係に関する研究者、技術者がメンバーとなっている学会です。我々も屋内での測位の関係で、毎年のように(そうでもないか)発表しています。

最後に受賞した村田君の談話を紹介いたします。
村田君談話
「発表直前にスライドのミスを発見した時はどうなることかと思いましたが、思わぬ結果で驚いております。このような賞を頂けた事は非常に名誉なことであり、この賞を励みにより一層精進して研究に臨んでいきたいと思います。指導してくださった○○(もちろん、私のこと^_^)先生、並びに協力してくださった先生方々や研究室の仲間たちに感謝します。」



1 件のコメント:

  1. Very good! いや、Excellent!, Tremendous!と言いたいです。(私の英語の語彙とその理解が妥当ならば!)こういう賞の場合、額には入っていないのが普通のようですから、ガクッ(額ッ)とくることはないですね。彼の名前(受賞決定アナウンス)は以下にあります。
    http://www.gnss-pnt.org/taikai27/programme.html

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