2020年5月26日火曜日

オンライン授業の準備(実験環境編)

神奈川工科大学も、オンラインで授業をすることになりました。実験も同様です。私が担当している実験は、実験室のLinuxを使って行います。学生の皆さんの(ノート)PCには、Linuxはインストールされていないので、困りました。

色々考え、学生さんの手間を減らすためと、均一の環境を提供するために、こちらで作成したLinux環境を、学生さんの(ノート)PC上に再現してもらうようにしました。
実験の為に作ったシステム
これは、仮想化ソフトを使って実現しました。その実現に当たっては、準備で凄く苦労しました。10回以上、インストール作業をしたと思います。その甲斐あってか、トラブルなく、学生さんの皆さんの環境上で、動いているようです。無事配布出来て良かったです (^_^)。

 最後の事前確認で、セミナー生に協力をいただき、インストールを試してもらいました。この事前確認のおかげで、安心して配布できました。配布後もトラブルが無かったのは、先に記述した通りです。ここに記して感謝の意を述べさせていただきます。セミナー生の皆さん、ありがとうございます

追記(2020-05-30): 第3回の授業内で、Diaというソフトで日本語が入力できないという不具合がありました。私はできるのですが、できない学生さんがいました。対応方法が分からなかったのですが、ある学生さんが対応方法を見つけてくれ、それを全体にアナウンスすることで、無事切り抜けました。対応法を教えてくれた学生さんにも感謝しています。

追伸
 以下は、思い出して書いた作業です。作業ログというか愚痴です (-_-)。
  • 実験室と同じ環境(VMware & Ubuntu)を作ることを試みました
    • 途中から、実験室で出来るようになったときを見越してです
    • でも断念します (T_T)
      • 仮想化ソフトとディストリビューションの両方で、同時並行で苦労しました (T_T)
      • 以下は苦労の話です (T_T)
  • Ubuntuの最新ディストリビューションは大きくて、実行のイメージが10Gバイトを超えました
    • 当初は、ガイダンスは登校予定でしたので、DVDに焼いて配布しようと思っていました
      • DVDとスリーブは買いました(失敗などを見越して100人分買いました)
    • 登校禁止が継続になり、ガイダンスもオンラインになりました
    • ダウンロードしてもらうには大きすぎます
  • 容量の小さいディストリビューションということでLubuntuを選び、作り直しです
    • Lubuntu18では、欲しいソフトが上手くインストールできませんでした
      • 色々な環境で何度も試したので、はっきりした原因は分かりませんが、先に述べたProxyの不具合だと思います
      • Lubuntu18は何も悪くないと思います
    • Lubuntu16だと、欲しいソフトが全部インストールできました
  • VMwareでは、他のPCで作成したイメージを持ってきたときに、動くケースと動かないケースがあることが分かりました。
    • 色々Windowsの設定をしないといけない*場合*があるようです
    • この設定作業を学生さんに対応してもらうのは大変すぎます
    • VMwareをあきらめて、VirtualBox上で、構築することにします
  • 大学の環境で、インストールすると、インストーラがProxyをきちんと対応していないようで、日本語化周りが、うまく設定されないことが分かりました(Lubuntu16)
  • VirtualBox上で、Lubuntu16を載せました。容量は1Gちょっとです。必要なソフトをインストールしたら、1.5Gくらいになりました。ソフトウェアアップデートしたら、2Gを余裕で超えました。
    • アップデートをしない版を作り直しました
    • ダウンロードの負荷を減らすため、アップデートはせずに配布し、配布後に学生さんの環境でアップロードしてもらうことにしました。

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