今日の発表者は岩井峻君と会長の山本先生です。岩井君の発表は、同じ研究室の大塚君とチームを組んで取り組んでいるものです。タイトルは「Android端末を用いた日常の摂取および消費カロリー推定」です。前者(摂取)は岩井君、後者(消費)は大塚君担当です。内蔵の加速度センサから体の動きの大きさを検知して消費カロリーを予測するとともに食事の写真画像から摂取カロリーを推定します。摂取カロリー予測は東大発のベンチャー企業の協力を受けています。
1件目の発表者(一番右) |
ちょっと細かい話の画面で失礼。共通的なノウハウはオープンにして、皆で情報を共有し、同じところで躓かないようにしています
2件目の会長の山本先生の発表は、「Google App Inventor for Androidで素早くプロトタイプ開発」です。前回の発表では、5つの例題の紹介でしたが、さらに3つの作品を独自開発したとの報告です。新作は、「Twitterへの音声認識、音声合成の利用」、「LEGO Mindstorms NXTをAndroidで制御」、「口形順序コードからの唇の動きを再現」です。どの作品も約半日で開発したとのことですので、App Inventorのプロトタイプ開発における優位性は明らかです。
LEGO Mindstorms NXTをBluetoothで制御して、ミサイル発射! |
「LEGO Mindstorms NXTをAndroidで制御」では、アンドロイド端末からBluetoothでMindstorms NXTを制御します。Mindstorms NXTに接続された距離センサーにより、物体の接近を検出すると、アンドロイド端末から、音声合成により警告を出します。ユーザは、アンドロイド端末に対して「指令」を音声で指示すると、音声認識により「指令」を認識後、やはりBluetoothでNXTを制御して「指令」を実行させます。こうしたことも、既に開発された部品があるのでApp Inventorでは簡単に開発することが出来ます。
iPad2を用いたプレゼンテーション |
注目すべき点は、発表スタイルかもしれません。iPad2の背面カメラを利用して、アンドロイド端末の画面をプロジェクターに映します。プレゼンテーションはPDFファイルで行い、アンドロイド端末を用いたデモストレーションもiPad2で行います。アプリケーションの切り替えはありますが、1台のiPad2でシームレスに発表が行えます。
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