まず、最初はコンテストの告知をさせてください。
募集期間:4月4日(月)~6月10日(金)
このブログをご覧になっている中高校生のみなさん、ぜひ、ご応募ください。
今回は、昨年実施した、創造力学びの振り返りの実施についての反省です。
学びの振り返りはそもそも、応募者のみなさんの創造力発揮に関する工夫を振り返ってもらうことを通して、その学びの定着を図り、次回からも創造力を発揮できるようにと考えて企画しました。
参加者は、より多くの時間を割いて、応募作品について考えてくれた生徒のみなさんということで、書類審査を通過したみなさんを対象にさせていただき、募集期間は発表会後の一か月間を設定させていただきました。そして、最も貴重な学びがあった作品には、ジャンプ賞を差し上げました。
この学びの振り返りの反省が一番難しかったのですが、応募数と中身で反省を試みました。
まず、応募数ですが、最終審査会に進んだグループのおよそ3割のみなさんにご応募いただけました。今まで募集していなかった学びの振り返り作文ということを考えますと、まずますの、参加状況だったのではないでしょうか。
内容についてですが、応募作品をIT夢コンの実行委員で読ませていただき、みなさん、非常に多くの気づきがあったと理解することができました。ユニークな気づきもある中で、共通的なものとしては、次のようなものがありました。
多様なアイデア:
- 多様なメンバーで構成する、第三者の意見を聞く
情報収集:
- 対象についての情報を収集する、情報の正確さを吟味する
実現性の考慮:
- アイデアを出すだけでなく、それが実現できるかを評価する
情熱:
- 対象について情熱を持つ、あるいは、情熱が持てるものを対象に選ぶ
日頃の姿勢:
- 日頃からいろいろなものに興味を持つ
応募してくれた皆さん自身の創造力発揮に対する能力の向上もさることながら、こうしてブログで紹介することで、先輩のみなさんのノウハウを共有できるという成果もあったことを考えますと、この振り返り作文も、非常に意義のあることと言えると思います。
ノウハウの共有という意味では、今回のコンテストのウェブには、「他校の取組」というページがあります。このページには、審査会の日に、ご指導に当たられた先生方と開催した情報交換会の模様を書かせていただきました。
教員情報交換会の模様 |
生徒のみなさんもさることながら、ご指導に当たられる先生方も、新しい取り組みであれば、試行錯誤されながら進めることもあるかと思います。IT夢コンの実行委員会としては、そうした先生方に役立つ可能性のある情報も提供することで、コンテストをさらに盛り上げ、コンテストの目的が達成されることを目指しています。
“学びの振り返り”は、確かに学んだことを確実に身につける、という観点で非常に意義深いものと思います。何でも、やりっぱなし、というのは最悪です(自己反省もこめています)。
返信削除上記の反省記事の中にある
“情報の正確さを吟味する”ことは、情報がネットを通じて簡単に入る時代だからこそ、重要な点ですね。
“アイデアを出すだけでなく、それが実現できるかを評価する”、これも非常に大切なことです。“言いっぱなし”は“やりっぱなし”と同じく同罪です。発明とは1%の閃きと99%の汗とか、発明1、開発10、商品化100なんていう言葉もあったような気がします。
大いに振り返って、このコンテストに参加して、「何が身に付いたか?どうしてそれがいえるのか?」、「至らなかった点は何か?また、それは何が原因か?」などの観点からも振り返ってもらいたいです。それが、自身の成長に繋がると思います。
“学びの振り返り”が出来るのも人生の前半の前半くらいの時期でしょうか? 私の世代は、「人生の振り返り」です。でも、振り返りたくないことが多すぎます。
PS)
「他校の取組」の記事は是非読んでほしいです。高校の先生方が、生徒さんの教育、指導のために真摯に取り組んでいることが滲み出ています。頭が下がります。