2017年6月7日水曜日

つくば市へ行ってきました

 タイ王国のチュラロンコーン大学から11名の学生が本学部でインターンシップ中であることはすでに報告しましたが(リンク1リンク2)、昨日66日は、つくばにある産業技術総合研究所(産総研)と宇宙航空研究開発機構(JAXA)の見学に、彼らのBuddyとなっている研究室の学生も同行して行ってきました。

 本記事は、この見学に同行してくれた、チュラの学生の生活や研修テーマのサポートを受け持っている情報メディア学科4年の有賀 安央衣さんが寄稿してくれました。迅速な対応に、心から感謝します。チュラの学生さんとともにJAXAの方の英語説明を最後までしっかり聞いてくれていましたね。JAXAの方も嬉しかったと思います。私からも心から感謝したいです。

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現在,本学に来ているタイの学生たちと,つくば市へ外部機関見学に行きました.

午前中に訪れたのは,国立研究開発法人 産業技術総合研究所,通称 産総研の見学施設でした.

正直,行く前は産総研と言われても全くピンとこなかったのですが,その後調べたところ,「我が国最大級の公的研究機関」だったようで…….カーボンナノチューブを始めとした素材や,野菜や果物を丸々薬として栽培する技術など,科学の最先端を見ることが出来ました.

その中で私が一番気になったのは「何もない空間につくりだされる感触” 3D触力覚技術」でした.施設内では,何もない平面のパッドを,ディスプレイに表示されたボタンに合わせて押すとへこんだような感覚が返ってきたり,ダイヤルに合わせてなぞると歯車がこすれるような振動が返ってきたり,という形で展示されていました.触力覚の再現はもうここまで進んでいるのかと驚きました.現在所属する研究室では五感を用いたインタフェースを研究しており,仲間の一人に触覚をテーマにしている人がいるので,ぜひ教えてあげたいと思いました.

また,展示されていたヒューマノイドが格好良くて思わず写真を撮ってしまいました.格好いいのはそれもそのはずで,パトレイバーなどのデザインを行っている,出渕裕さんがデザインされているそうです.

午後はJAXAへ行きました.
思わず,宇宙キター!と叫びたくなってしまいますね.

ツアーはまず,JAXAの紹介ビデオから始まり,現在国際宇宙ステーションで稼働している日本実験棟「きぼう」の運用管制室と宇宙飛行士養成エリアの見学を行いました.

「きぼう」の管制室の中は正面に大きなモニターが3台,その前に無数のコンピュータが並んでいて,まるでアニメの世界のようでした.とても感動しました.

JAXAと言うと,漫画にもなった宇宙飛行士養成のイメージが強かったのですが,今回聞いた話の中では人工衛星やそれを打ち上げるためのロケットの開発・運用が主である印象を受けました.実物大の人工衛星を見たり,はやぶさを見たり,わくわくが止まりませんでした.

一日かけて,日本の先端技術を見ることが出来てとても楽しかったです.新しい技術を知ることが出来るのは,やはり心が躍ります.今回の見学は海外の学生に日本の技術を伝える意図もあったと思いますが,日本人である私もとても勉強になりました.参加できてよかったです.

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