2019年9月19日木曜日

電子情報通信学会ソサイエティ大会報告


I専攻M2の門倉です.同研究室の4年生二人と共に,2019910日~13日に大阪大学の豊中キャンパスで開催された,2019年電子情報通信学会ソサイエティ大会に参加・発表してきました.

まずは4年生が書いてくれた感想から掲載します.(深い意味はありません発表順です)
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情報工学科 4年の川口です。

発表論文「学習済みネットワークモデルを用いた特徴抽出による手話動作識別実験」

初の国内発表では海外発表とは違った緊張がありました。海外発表では、英語・学部生ということもあり、研究室の先生が質問に対応して頂けました。今回は、国内発表なので発表・質疑応答を一人でこなさなければならないため、質問に答えられるかなどの不安がありました。そのため、夏休み返上で発表資料・想定質問など入念に準備し、発表練習を行いました。
しかし、発表当日では、緊張のあまり話そうとしていたことが頭から飛んでしまい、3秒間くらいフリーズしてしまいました。フリーズせず何かしらのアクションをするべきだったところで何もできなかった自分を悔しく思いました。
質疑応答では、3つ質問を頂きました。2つ質問には答えることができました。しかし、1つ質問内容を聞き間違えてしまい、質問者の聞きたいこととは違う回答をしてしまいました。
今回の学会発表では、自分が行った研究の理解をさらに深め、また質問者の方から今後の検討課題となる貴重な質問を頂き、得るものがたくさんありました。今回の経験を今後の研究に反映させていきたいと思います。


 

今回、発表した研究の成果はChulalongkorn大学のAEIさん・FAIさんと共に協力して出した成果です。実験に必要なデータの準備やプログラムの作成など大変面もありましたが、苦労があったからこそ発表ができているとも言えます。また、彼女たちの研究に打ち込む姿勢・柔軟な発想力には目を見張るものがあり、自分には足りないものを学ばされる良い機会となりました。彼女たちとの研究成果を海外の学会で残すことが今後の私の目標でもあります。

情報工学科4年の橋爪です。

発表論文「アラーム音源識別性能向上のための環境雑音除去の基本検討」

初めての学会発表で緊張しました。学会発表してみて反省すべきことがたくさんありました。まず、検証が十分ではありませんでした。たった1つの条件でしか比較を行っていなかったので、もっと条件をいろいろ変えて検証を行うべきでした。
次に、なぜこの雑音除去手法を選んだのかということを明確な理由を考えていなかったこと。他にも雑音除去手法がある中でこの手法を選んだ理由を説明することができなかった。
次に、発表練習不足です。今のスライドで何を話すべきなのか、最低限これは話さないといけないことを話し忘れていたりしていた気がします。発表練習の時に自分がどう発表しているのか自分で見て、他の人からどういう風に見えているのか確認するべきだったと思います。他にも反省すべき点はまだまだあります。
学会自体の感想は、企業の方が結構いて、その方々の質疑応答などからなんでもAIでやるのが流行のような感じがしました。自分の質疑応答では、ノイズ処理しないで、ノイズがあっても識別できるようにしてみてはと意見を頂きました。

今回、発表した研究は、去年度に当研究室に所属していた渡辺さんの研究を元に行いました。また雑音除去を行いた精度向上のアイデアは先生から頂き、発表までの様々なサポートを当研究室の院生の門倉さんにして頂きました。自分は、雑音除去するプログラムの作成と実験を行いました。今回発表できたのはいろいろな人の協力があったおかげです。
学会発表を経験したことで、これからの研究室の活動ではどんなことを意識して、実験や検証を行えばいいのかということがわかりました。また発表の質疑応答を通して、こういうこともやってみてはと、アイデアを頂き、そちらも今後検討したいと思います。
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次に,自分の感想を記載します.
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「各種室内音源を対象とした測位手法と基本実験結果」

発表をするのは初めてではないのですが,毎回この場は緊張します.自分の行ってきた研究はこの検討方法で良かったのか,今回の発表テーマはこの面からにしたが,もっと別の方向から発表するべきではないのか,発表スライドの流れはこれで良かったのか,……等々,他の人の発表を聞いている中や,自分の発表順を待つ中で様々な不安が自分の中を駆け巡ります.それでも,伝わりやすいように精一杯発表すれば,少しでも相手に伝えることができ,また,自分の研究に対するフィードバックをもらえることで,研究を先に進める足掛かりとなります.そのため,たとえ不安であってもそれに飲まれないように,良い発表ができるようにと考えながらいつもこの場に立っています.
質疑応答では,検討しきれていない部分もあり,ストレートな回答を出せないものもありました.しかし,その質問の延長線の中で自分の問題の解決となるかもしれない提案をいただけたので,とても良い時間となりました.

他の人の発表を聞いている中で興味を持ったものは,自分の失敗談を共有するという趣旨での発表でした.多くの人がいる学会という場で失敗談を話すことは,他の人が同じ問題にあたったときに,この発表を参考にして原因を探ったり,同じ失敗をしないように対策をしたり等,自らの考案した手法を発表することと同様に,「他の人の助けとなる」ことの一つであると思い,とても大きな意味があると感じました.
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最後に大阪を巡ったときの感想です.

もちろん研究発表が第一ですが,学会は様々な場所で開催されているため,その土地の雰囲気等を感じてくることも必要なことだと思います.

ということで,川口君に書いてもらいましたので,最後に載せておきます.
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空いた時間で、同研究室の橋爪君、門倉さんと共に大阪の道頓堀・通天閣に行ってきました。
道頓堀や通天閣にきて、活気があるのと海外の方が多いなと思いました。
たこ焼きを食べようと思いましたが、行列がすごく買うことが出来ませんでしたが、串カツなどを食べたり、通天閣を見たりすることが出来たので楽しかったです。
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自分も4年生も,今回のソサイエティ大会の発表で,今後につながることが見つけられたと思います.


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