2015年2月19日木曜日

手話動画の撮影に協力いただきました

 手話の自動翻訳、すなわち手話認識に取り組んでいます。音声認識の手話版と言えます。実際に手話でコミュニケーションしている方の協力が必須、と思いながら、その機会を得ることがなかなか出来ませんでした。


 そのような閉塞感の中、CEATECに出展時(リンク1リンク2)に手話学習者向けのiPhone用の動画辞典SmartDeafリンク)を開発販売している会社(株式会社 ケイ・シー・シー様(リンク))の企画部長とコネクションを持つことができました。初対面ながら忌憚のない話ができた、とそのとき思いました。初対面でも対話が盛り上がる、本音での話ができる、というのは何となく、直感で分かるものですね(もう、自分の感性を信じるしかないです)。

 という経緯で、今回は実際に会社にお邪魔して手話動画コンテンツを作成されている方の協力を得て、我々の研究コンテンツとしての動画データの取得を行いました。そのもようを時系列で・・・

 
最初にホワイトボードを使って、不明な点などを確認します。また、当方が準備した手順にチェックを入れられているところ。背中が写っているお二方が、その会社が販売している手話動画学習コンテンツを作成していらっしゃる方で、今回協力してくださった方です。


撮影のイメージをつかんでいただくために、柴田君が実演しました(影に隠れています)。そのイメージを確認するお二人。



撮影のためのセッチング、そのチェックをしているところ。何気なくやっていますが、事前リハーサルを研究室でやっています。協力してくださっている方の前で、ドタバタはできません。


PC上の動画像を確認されている会社の方々。理想状態作成のために白衣を着ていただきました(余計な色が写らない様に・・・)。技術的な意味もすぐ理解してくれました。ちなみに、座っているのは見本?の柴田君。今日のために?手話を覚えていました。立派です。


いよいよ、撮影開始です。自分たちでのコンテンツ作成ではないので、緊張しました。カメラが小さくて見えません。そうなんです。通常の研究室で使用しているWEBカメラを持参し、撮影しています。都度、カメラを変えることはしません。結果の相違がカメラによるものなのか、何なのか分からなくなりますね。


当方の勝手な都合(どうしても技術サイドからは、勝手なお願いが生じます)にも親切に対応してくださいました。心からお礼を言いたいです。菅谷君、ちゃんとデータは取れているよね。

 
 おかげ様で、無事必要な手話動画データを取得することができました。この貴重なデータを用いて、取り組んでいる手話認識技術を発展させていくことが当面のミッションです。まずは、現状の技術で解析を行います。菅谷君は大学院修了ということで、当面の戦力ダウンは否めませんが、これまでの成果を引継ぎ、さらにバージョンアップするようにするのが、新たなメンバーの責務です。要するに菅谷君を踏み台にして、ステップアップしようということ(^ ^)。大丈夫です。菅谷君は十分、甘い汁を吸いました(リンク1リンク2リンク3リンク4)。

  ケイ・シー・シーの方、特に手話動画の取得にご協力してくださったお二人には、心から謝意を申し上げます。この厚意に報いるべく、当方の検討を発展させることが我々の責任となります。強いプレッシャーを感じますが、それがモチベーションとなることも確かです。SmartDeafに登録されている単語数には全く及びませんが、それを目指して取り組んでいきたいと考えています。

PS)
最後に手話撮影の協力をいただいた小林さんのホームページを紹介させてください。このたびは、大変ありがとうございました。また、仕事をご一緒したいと思いました。
http://ameblo.jp/sumiephoto/
http://ameblo.jp/unsourirephoto/

0 件のコメント:

コメントを投稿