2013年7月25日木曜日

国際学会出張時の時差調整

 修士1年の菅谷隆浩君とHCII2013Human Computer Interaction International)という国際学会に来ています。月曜日の夕方に現地着(今回はラスベガス)、学会は水曜日からなので火曜日は時差調整日ということで、社会勉強を敢行しました。学生本位主義という本学の理念と、頑張っている学生には多くの経験を積ませるという私の理念(例によっていいカッコ)からの行動の一環となります。

6時前にホテルの裏口?に集合して、迎えのバスに乗り込みました。途中で、フーバーダムという巨大なダムを見学しました。水が溜まっていなかったので、よく分かりませんでした。難工事で多数の死者(100名以上?)が出たようなことを誰かが言っていたような気が・・・(興味を持った方はWikiを参照ください)。その後の調べで、このダムの貯水量は琵琶湖の貯水量を若干下回る程度のものであることが分かりました。ラスベガスの電力も供給しているようです。
グランドキャニオン到着の前に、昼食休憩。そのレストランの付近で。天気がまずまずだったのはよかった。
 
入り口に到着。この段階でたしか2時近くになっていたような気が・・・。少なくとも1時は回っていました。
日本では全く見られない景色ですね。これがコロラド川の浸食で作られた(私の記憶)とは信じられないです。川の力が偉大なのか?あるいは年月の力が偉大なのか、の判断がつきません。

観光客は確かに多かったです。しかし、日本人はほとんど見かけませんでした。ショックだったのは、レストランのメニューの看板には、英語、スペイン語、中国語、そして韓国語の表示があり、日本語がなかったことです。ここにも、国力の低下が現れているのか?と感じました。ラスベガス空港にあった大きなディスプレイもサムソンのものでした。
実際ははるかに恐怖感がありました。写真では、全然伝わりません。彼には、恐怖感を出すために柵から身を乗り出すように言ったのですが・・・(笑)

私は枠に腰をかけました。何気ない雰囲気になってしまっていますが・・・。もっとも、この場所は転落しても問題ないことを確認(単なる希望的推定)してやっています。
 ホテルにバスが着いたのは夜11時に近くになっていました。当初予定では10時ごろ。日本人の感覚ならば見学時間を短くしてもスケジュールに合わせるのだと思いますが、全くそのような気配はなく、見学時間はきっちり確保されました。夕食は12時を超えていました。とにかく、その時刻でもレストランは込んでいて、従業員さんのペースも悠久の流れの中にある感じでした。
 
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 発表は金曜日の午後一番です。それまで、緊張を維持する必要があります。今日、水曜日は朝740分に集合して、直ちにレジストレーションを行い、8時の開始から聴講しました(会場と宿泊場所が同じなので、この点は楽です)。彼は、他の大学の学生(ほとんどが博士課程と思われる学生でしたが、修士課程と思われる学生もいました)の発表の状況に興味があるようで、日本人が多いセッションを選んでいました。自分の位置、実力を客観的に把握しようとする態度と思います。このようなことだけでも、この出張の価値はあります(もちろん、その前に研究成果を論文の形にして、査読を通す必要があり、この段階で目標の80%は成功と私は考えています。発表練習を加えれば90%の達成度)。発表(出張?)はそのおまけというか、恩賞みたいなものです。むしろ、異国や学会で多くのことを感じることが、来ているときのミッションです。

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