2012年5月31日木曜日

高校の先生方に研究内容をご紹介しました

本日(2012-5-31)本学へ来られた高校の先生方のうち、8名の方に、情報工学科での一つの研究テーマについて30分ほどご説明しました。先月末に朝日新聞(神奈川版)に掲載された内容についてです。「口パク(くちぱく)からツイッターへ送信」というシステムです。そのベースとなっている機械読唇技術とそのアプリケーション(システム化)についてお話しました。アンドロイド(Android)向けに開発した2つアプリケーションのデモもご覧いただきました。一つは、機械読唇から生成されたテキストをTwitterから受信した人が、それを音声で聞き(音声合成ソフト使用)、それに対する音声での返事をテキスト化(音声認識ソフト使用)して相手へ返送するものです。もう一つは、任意のテキスト(かな文字)から、実際の発話時に近い口唇の動きを自動生成するものです。

たいへん熱心にお聞きいただきました。技術的なご質問もいただきました。また、この「口パク(くちぱく)からツイッターへ送信」システムは3月に卒業した2人の女子学生の卒業研究として行われたこと、そして彼女らが卒業直前に国際会議で英語論文を発表したことをお話したことで、本学科の教育にもご関心をさらに持って戴いたのではないかと思います。
最後に、現在、中高生のみなさんを対象に募集中の「IT夢コン」への応募のご指導もお願いしました。(上記研究内容のプレゼン資料と、IT夢コンのパンフもご用意しました。)


2012年5月30日水曜日

情報処理学会推奨 卒業論文(第74回全国大会)に認定されました

 情報処理学会では,「情報処理学会推奨卒業論文・修士論文認定制度」を実施しており,各大学の卒業論文や修士論文で行った研究内容に関して優れたものであることを認定するものです.今回,情報工学科の山田健一朗さんが卒業研究で行った研究内容「マルチタッチを用いたキーストローク認証手法の提案」が情報処理学会第74回全国大会での多数の研究発表の中から学会推奨卒業論文として認定されました.全国からの応募に対して,今回の卒業論文認定者数は30名でした.昨年度も情報工学科の卒業研究が認定されていますので,2年連続の認定となりました.次回の全国大会でも認定されるよう頑張りたいと思います.
 山田さんは現在,本学大学院情報工学専攻に進学され,情報セキュリティや生体個人認証(バイオメトリクス認証)に関する研究に精力的にかかわっています.今後の活躍に期待しています(指導教員談).


山田健一朗さん(現 情報工学専攻博士前期課程1年)
情報処理学会からいただいた認定証

関連リンク:

2012年5月29日火曜日

1年2組クラス懇談会が開催されました

一般に、大学生は、自分で「時間割」を決められます。必修の講義や実習・実験以外は、同じ講義を受講しなければ、同級生と一緒に机を並べることもありません。その辺が、高校までと違うところの一つでしょうか。逆に言うと、同級生同士のつながりが「薄い」のかもしれません。
そうした大学生といえど「クラス」という単位に所属しています。クラスには「クラス担任」という大学の教員が割り当てられます。さすがに、朝夕のホームルーム(^_^;)みたいのは無いのですが、時々、クラス懇談会というものが開かれます。
クラス懇談会の様子。奥に座っているのがクラス担任とクラスアドバイザー
この写真は、1年2組のクラス懇談会の様子です。この時は、お昼休みに開かれたので、お弁当を食べながらでした。よく見ると、教員が2名写っていますが、担任と副担任ではありません。
情報工学科の1年生の場合、クラス担任の先生の他に、クラスアドバイザーという先生も割り当てられます。より「きめ細かい」アドバイスが行えるようにと、クラス担任制度と並行して、クラスアドバイザー制度が実施されています。一クラスは40名程度なのに対して、クラスアドバイザーは7~8名程度の「班」を担当します。
教員側からすると、正直言って、40名もいると、顔と名前が一度に覚えられません(^_^;)。高校までと比べて、顔を合わす機会も少ないので、なかなか大変です。教員も努力していますが、学生の方も積極的に教員に声をかけて欲しいとも思います。なんでも「損得」で考えるのはどうかと思いますが、教員と「仲良く」なるのは、「得」が多いのではないかと思います。また、同じ「クラス」の学生同士も、できるだけ「仲良く」って欲しいですね。時々、同じクラスにであっても卒業まで一言も話したことがない人がいたと言う学生がいますが、大学生生活で「損」してますよね。とは言え、「仲良く」なるというのは、「慣れ合う」のとは違いますからね。どちらにせよ、有意義な学生生活を送ってください。(仲良きことは美しき哉©武者小路実篤)

NetLogoプログラミングのススメ

いきなりですが出題です。「自分は動き回っているとします。その先々で、周りの人たちの性格(色)の1割を取り入れて、自分の性格(色)を変更していきます」ということを繰り返していくと、どうなるでしょうか?
例えば、下図は、20匹のランダムな色の亀が動き回ります。その先々で、それぞれの亀は、近接8方向の亀たちの色の平均値の1割だけを自分に取り入れ、自分の色を変更していきます。


他からはわずか、1割の影響だけですが、それを110回繰り返した結果は以下のようになりました。周りの人の影響というものは大きいですね!


これを実現したプログラムは以下のものです。NetLogoという、従来型のプログラミング言語(CやC++やJavaなど )とはだいぶ違うものですが、コメントを見ていただければ、何をやっているかはお分かりと思います。(拡大すると見やすくなります。)


NetLogoに興味をもたれた方は、以下を訪問して下さい:
http://yamlab.bf1.jp/wiki/pages/F3w2s1o4/our_NetLogo_Essentials.html


2012年5月27日日曜日

日曜日の風景(何も起きません)

土曜日の風景が色々紹介されています.
  • 土曜日の風景(博士論文公聴会の前) (リンク
  • 土曜日の風景(その他) (リンク
  • 今日は土曜日、されど・・・ (リンク
日曜日のことを書いてみようと思ったのですが,人がいないので,何も起きません.起こっていることといえば,
隣の隣の研究室は誰もいないのに,窓が開いています. 風がふくたび,廊下側の扉が音を立てて揺れます.
そろそろ半日立ちますが,誰も閉めに来る気配はありません.仕方がないので,守衛さんに連絡して閉めてもらうことにしました.
右側の窓が開いているのが分かりますか?


月末なので,来月用のタイムカードを配りたいのですが,渡す相手もいません.いつもは手渡しなのですが,各研究室の入り口に貼ってきました.月曜日に渡し忘れないためでもありますし,ブログ用の写真撮影のためでもあります (^_^;).


ある研究室の行き先表示版です
また別の研究室の行き先表示版です
それぞれタイムカードを貼ってきました.月曜日に気付いてくれると良いのですが・・・.


学生さんが居ないと面白いブログ記事は書けないようです m(_ _)m.

2012年5月26日土曜日

土曜日の風景(博士論文公聴会の前)

ネタがないの?と言われそうですが、大学は土曜日が完全に休みというわけではありません。講義もあります(本学では、教職に関する講義を土曜日に集中させて、専門科目との履修時間の重なりを回避しています)。

今日は、大学院博士後期課程の学生(杉村 博さん)の博士論文公聴会があります(これは頻繁にあるものではありません)。15時からです。研究テーマは「特徴獲得とアノテーションに基づくデータマイニング手法の研究」です。簡単に言うと(簡単にしか言えません(苦笑))、人間が行ってきた知的処理の一部をコンピュータで行うことに関する研究です。人間の高度な専門知識を抽出して、コンピュータに実装するものです。ちょっとそれるかも知れませんが、コンピュータ将棋などもこのカテゴリーだと思います。情報分野の花形領域の一つです。

このように学内に案内が掲示されます。先日の記事と同じく(リンク)、写真では光が反射して見えにくくなっています。



これまで学会の論文誌に掲載された内容を中心に、一つの論文としてまとめ、製本します(これは最終製本前の仮製本のものです)。このやり方は、私の時代と変わっていません。何か一つのことをやり遂げた、という感慨や感謝の気持ちが杉村さんにあると思います。論文の謝辞に指導された先生や仲間に対するお礼とともにご両親に対する感謝の思いが書かれていました。


指導教授の松本先生と。公聴会はこれからなので、ちょっと緊張気味です。松本先生は着替えが残っています。


 博士となってからがスタートいう人もいます。杉村さんはまだまだ若いので、周囲の人間から大いに今後の活躍を期待されています。確かにプレッシャーはあるし、研究を進めていく上で行き詰まりもあると思いますが、それらを跳ね除け、ますます活躍することを願っています。それが我々教員一同の願いです。

土曜日の風景(その他)

 博士論文の公聴会に隠れてしまいましたが、その他にもいろいろやっています。番外編として、追記させていただきました。学生の写真を撮って、出さないのも悪いと思いましたので(学生は、そんなこと気にしていないのは分かっているのですが・・・)。ハードディスクの無駄遣い・・・とのご指摘は、ご遠慮ください(笑)。クラウド利用なので、気にしません。


その他
■グランドの工事
 土のグラウンドが人工芝のグラウンドになります。綺麗になっています。天然芝なら、なおいいけど・・・。それはぜいたくすぎますね。今、工事の真っ盛りです。以前のグラウンドの写真はこちら



■ある研究室の風景
 今日はOBは来ないようですが、学生は来ています。菅谷君と薬袋(みない)君。「薬袋君を見ないけど・・・」という低レベルのシャレもありますが、二人とも真面目な学生です。日頃常々、学生に助けられています。研究室のレベルは、学生に支配される、というのは私の持論です(自分の責任を回避しているというわけではないのですが・・・)。

2012年5月21日月曜日

金環日食@神奈川工科大学

137年ぶりに金環日食が見えるということで、大学から観測してみました。しかし、天気は曇りで、厚い雲で期待できません。
7:20頃のK1-12階からの曇り空
情報学部棟の12階のカフェテリアも、通常よりも早く出勤して、観察場所を開放して下さっていました。
12階カフェテリアの厨房。朝早くからお疲れ様です

1組だけ観察者が

最も太陽が隠れる7時35分頃には、ちょうど、雲の切れ目があり、運良く観察できました。日食グラスを用意していたのですが、厚い雲のため真っ暗で太陽は見えませんでした。値段が高かったのに(^_^;)。6月6日(金星の太陽面通過)に再利用できると良いのですが。
デジカメにて撮影(10倍:7:40頃)

学内でも観測している教員・学生がちらほらいました。
観測している学生
結局、「ねずみの嫁入り」ではありませんが、太陽よりも雲の方が「偉かった」のですね(^_^;)。

2012年5月20日日曜日

2度目のご訪問


 某研究室は脳波センサをThketさんから購入しています。以前、当方の購入に当たり当研究室にきていただき、いろいろ説明をしてくださいました。そのときに、我々の研究の内容も見ていただきました(その時のブログはこちら)。


 去る516日に再度来てくださいました。諸事情により?ブログへのアップが遅くなり、鮮度が劣化しましたが、内容は変わりません。

 その時は、脳波センサ→パソコン→スペシャル試作リモコン→周辺家電
という構成だったのですが、新卒研生の小堀君の(孤軍ではない)奮闘により、
脳波センサ→スマートフォン→スペシャル試作リモコン→周辺家電
という構成(要するにパソコンではなく、スマホを用いる)を見ていただくことができました。

 誰もが電源ONの状態で持っているスマホでできることは大きな意味がありますね。


主担当者の小堀君がデモを行ってくれました。まばたきで、TVやライトを自由自在に操作するデモです。本人が写った写真がなくて済みません。Thketの方々が当方のモノをじっくり見ておられます。小堀君は緊張のため?うまく実演できませんでした。

 VIP効果というその筋の隠語(本当か?)があります。重要な人が来た時に限って、ふだん問題なく動いていたものが動かないという現象のことを言います。外部の要人の方や、経営幹部への実演に限ってこのようなことが多発することから言われるようになった言葉です。と、私は理解。


小堀君に変わって、その上司?であるM2の加藤君(これも写真なし)が実演を行いました。学会その他で場馴れしているためか、きちんと動作させました。動作する、ではなく、動作させた、という表現に重みがありますね。


スペシャル試作リモコンも見てくださいました。担当の秋山君(後姿)が写っています。Thketの方からは多くの助言をいただきました。とにかく、これまでは動かすことでいっぱいいっぱいでした。

 
 今後のこのシステムというか技術というかアイデアの行方はともかく、学生にこうして外部の最先端の方々に直に説明、質疑応答、議論する機会を提供できたことは、教育という意味でも非常によかったと思います。このようなことを刺激として、深い検討へのきっかけとなったり、よりモチベーションを高めて日々の活動に取り組んでもらいたいと思います。

2012年5月19日土曜日

これは、実に奇遇!!!(OBがやってきた)

 先週、OBの伊藤ちゃんが訪ねて来てくれた記事を書きましたが、今日は同じく、庄司君が訪ねて来てくれました。


こちらへのサイクリングの傍らです。今日は天気がよいので、気持ちがよいと思います。わざわざ手土産まで持参してくれました(写真の左と右をご覧ください)。


いろいろ会社生活のことを話してくれる庄司君。まだ、残業が許されない、資料等の持ち出しは厳禁。その限られた時間の中で、やるべきことをやらなければならないのは大変。電話の担当は新人の役目で、仕事をしながら電話をするという状況で大変。大変、大変・・・という割には元気、明るくて私も安心。


自分が担当している仕事の説明をしてくれた庄司君。Safety Recリンク)という安全運転支援のスマートフォン用アプリケーションの開発(というよりも現段階では、一部インタフェースの変更という感じ(新人がカーネル部分はやらないでしょ))を担当しているようです。トラックやバスに搭載しているドライブレコーダを一般ユーザ向けにスマートフォンで実現するものです。


ドライバーの運転の特性を評価してくれるようです。彼の話とこの画面を見て、何だか・・・と感じました。

 そうなんです。実は、独立行政法人科学技術振興機構 サイエンス チャンネル(リンク、ここの番組検索で“スマートフォン”と入力してください)、サイエンスニュース2010「身近な科学ニュース」の(33)人気のスマートフォンを支えるセンサ技術」に、彼もかかわっているSafety Recが紹介されています。登録すると動画ファイルがダウンロードできます。

 ぬゎんと、その「(33)人気のスマートフォンを支えるセンサ技術」の前半部分がこのSafety Rec、後半部分が当研究室のスマートフォンを用いた研究内容の紹介なのです!!!驚きとは思いませんか!!!

 世の中、どこでつながっているか全く凡人の我々には分かりません。でも、何かを真剣にやっていくことが、何かに繋がっているという事実を感じさせる出来事でした。皆さんも、そう思いませんか!!!

2012年5月17日木曜日

第1回情報工学科アンドロイドの会が開催されました

平成24年度情報工学科アンドロイド(i-
Android)の第1回目が5/16の夕刻に開催されました。32名(学生21名、教員11名)の参加と、とても盛況でした。お隣の情報メディア学科からも学生1名、教員1名の参加があり、学科をまたいだ活動にもなるのでしょうか。

開始前から行列(^_^;)ができるほどの盛況さ
今回は、第1回目ということで、学生からの発表ではなく、教員からの発表です。
最初は、会長の山本先生から、アンドロイドの会の趣旨説明や昨年度の活動報告などが行われました。
山本先生より会の趣旨説明
続いて、副会長の田中博先生から、田中博研究室でのアンドロイドに関連した取り組みについての説明がありました。田中研究室では、アンドロイド端末に搭載されたセンサーを用いた活用した研究などを行なっています。
田中博研究室の取り組み
さらに、田中哲雄先生から「jQuery Mobile紹介」とスマートフォンのWebブラウザ向けのJavaScriptライブラリの紹介が、jQuery Mobile自身で記述したWebページを使って紹介されました。そのWebページ自体も、DropBoxというオンラインストレージシステムを使用し、特別なWebサーバーを称していないとのことです。
田中哲雄先生のjQuery Mobileの紹介

最後に、鷹野先生より、3年生のセミナーでの取り組み、アンドロイド学習者向け教材開発での取り組み、AR(Augmented Reality:拡張現実)のための3Dコンテンツの開発について紹介がありました。
鷹野先生による教材開発の取り組みの紹介
最後に、山本先生より参加者全員に、キングジムのShot Noteがサプライズプレゼントとして配られました。Shot Noteは、手書きのメモをアンドロイド端末のカメラを使ってデジタル化するものです。発表のアイデアなどが思いついたら、Shot Noteでメモを取り、次回以降に発表していけると良いですね。今後は、2~3週間に1度くらいのペースで開催予定です。
Shot Noteのプレゼント。机の上のものがShot Note

2012年5月16日水曜日

十字キーでAKB48のメンバー名を入力する(大学院の研究)

ある研究室の研究の風景です。

ゲームコントローラーを握りしめ、AKB48のリストを目の前に置いてますが、研究中です

写真に写っている大学院生は、ゲームコントローラーを握りしめ、目の前にはAKB48の第2回と第3回の総選挙の順位リストを置いてます。しかし、研究中です

彼は、新しい文字入力方法の研究をしています。キーボードが素早く入力できることは分かっているのですが、スマートフォンには装備されていません。そこで携帯端末に装備されている十字キーに着目し、十字キーを使った文字入力の研究をしています。

写真は、入力速度を計測しているところです。入力のサンプルとして、AKB48のメンバー名を使っています。彼の名誉のために付け加えておくと、決して彼がAKB48オタクだというわけではありません。

この研究室では、別の文字入力方法として、点字を使った文字入力を研究し始めました。この研究内容は、HaLエンジニアリングの平田社長に紹介してもらいました(リンク)。
# 平田社長、ご紹介ありがとうございます。こちらでも早急にサイトを立ち上げます。

この点字による入力ソフトの入力速度の計測がAKB48のメンバー名だったので、この大学院生もAKB48のメンバー名を入力させられています。指導教員の考え不足で恥ずかしい思いをさせてごめんなさい m(_ _)m。

以下の写真は、大島優子さんの名前を入力したところです。

大島優子(おおしまゆうこ)さんの名前を入力したところです
この研究は、DICOMO2012(石川県 山代温泉で開催)という学会のデモセッションで発表します(DICOMOでgoogleカスタム検索)。 また、次回のオープンキャンパス(6月10日)リンクでも発表しますので、高校生の方は見に来てください。

一見、研究っぽくないことも研究になるんですよ、という紹介をさせていただきました。

■その他のAKB48関連の記事

このブログには他にもAKB48に関連する記事があります。

2012年5月12日土曜日

OBがやってきた(その?)

 これまでも同じタイトルで何度か記事をアップしました(リンク1リンク2)。

 今日12日、休日に来てくれたのは、今年3月に卒業した 伊藤芳樹君(伊藤ちゃん:通称というか、私の呼び方。用例:伊藤ちゃん、頼むよ。○○君の面倒を見てね)です。


研究室の同期で院生の加藤君を訪ねたついでに?隣の私のところにも寄ってくれました。現在はある会社でカスタマーエンジニアとなるべく、6月いっぱいまで研修中とのこと。その後配属先が決まるようです。

以下、彼に対するインタビュー
私)
どんなことを教育されているの?
伊藤ちゃん)
社内認定があり、それに合格しないとカスタマーエンジニアとなれません。今は、そのための基礎となる講義とテストの繰り返しというところですね。すでに新入社員の中で結構差がついているようなことを指導者が言っているので、うかうかしていられません。
私)
大変そうだね。当然だけど。技術以外にはどんなことを指導されているの?
伊藤ちゃん)
いずれは客先に出向いて仕事をすることも多くなると思います。自分の行動が会社の評価に直結することになるので、挨拶、マナー、礼儀、敬語、社会人としての行動のあり方などを指導されています。

同期の加藤君と。加藤君は学会原稿の締切に追われています。4年生の面倒を見ていて、自分の時間の確保ができませんでした。立派です。加藤君の表現を用いるならば、「テンパッている」状態です。これから巻き返します。手前は4年生の薬袋(みない)君。就職活動のない土曜日は卒業研究を進めるチャンス?ということで、真摯に取り組んでいます。その姿勢は必ず、自分の将来の糧になります。

インタビューの続き
私)
何か後輩にメッセージを
伊藤ちゃん)
・基礎的なことは忘れないように。今もネットワークの基本的な知識などが役に立っています。
・内気にならないで、多くの人と話す、多くの人と仲良くなるようにしてください。
・新聞を読んで、いろいろな人と話ができる準備をしておくように(これは、日経新聞のCMでも似たようなのがありましたね)

 読者の高校生の皆さん(大学生も?)は、先輩のメッセージを大切にしてください。私もその通りだと思います。

2012年5月11日金曜日

産学連携 ~HaLエンジニアリング様と~

HaLエンジニアリング(会社のWeb)の平田社長とは、長い付き合いになります。以前に学生の出席管理システムを作っていただいたりもしました(リンク)。今年は、学生の採用でお世話になりました m(_ _)m。

平田社長も私も、会社の強みと大学の強みを合わせることで、それぞれ単独ではできない大きなことをしたいと考えています。ですが、お互い仕事がある身ですので、中々協働できずにいます。今回お会いしたのを機会に、今度こそ何か成果を出したいなと思っています。

そんな最中、平田社長のブログを見つけたので、読んでみると、「今年中に、なにか一つ連携したモノ作りを発信しましょう」と書かれてしまいました (^_^)。私たちが言いたかったことを、(平田社長のブログで)先に言われてしまいました。

平田社長のブログで、我々の訪問が記事になっていました(リンク

平田社長のこのブログ記事(リンク)には、「あまりにもハルが目指す方向と一致している事に驚き」という文言があります。やりたいことも、その成果の出し方も、本当に一致しているようです (^_^)。

このように息の合った企業様と出会えた縁を大事に、HaLエンジニアリング様と本学が共に発展していけるように頑張りたいと思います。

2012年5月9日水曜日

情報工学セミナー 親睦会


このブログでも何度か紹介されているように(リンクリンクリンクリンク),情報工学科では3年になると「情報工学セミナー」という必須科目があります.どの先生のセミナーでも飲み会が開かれます(リンク).そう,この飲み会も必須です.必須なので飲み会に出ないとセミナーの単位がもらえません(これは嘘です).

昨日,あるセミナーの飲み会がありました.3年のセミナー生と4年の卒研生が一緒に飲むことが多いのですが,今回は,3年生8名+教員で飲みました.

夕方5時からはじめて,...
お酒の空き瓶,空き缶も増えて,徐々に盛り上がってきます.
このセミナーは,あるテーマについて自分で調べてまとめたものを,学生が毎回一人ずつ発表する輪講形式です.この日はちょうどセミナーの前日だったのですが,次の日に発表する学生君は,「まだ資料を8枚しか作ってない.30枚くらい作る予定なのに...」などと言いながら,結構な量を飲んでました.

結局,気が付いたら夜の9時半を回っていました.
明日の発表は大丈夫かな,と心配していたのですが,翌朝のセミナーの時間には,ちゃんと30枚以上のPowerPointの資料が出来上がっていました.素晴らしい!
# プレゼンシーンの写真はありません.m(_ _)m

深夜の一人箱根駅伝1区

ゴールデンウィーク最終日の出来事です。

■はじめに

ゴールデンウィークも仕事です。多分、皆さんが思っている以上に教員の仕事は煩雑で忙しいです。私も教員になる前は、教育と研究が主な仕事だと思っていました (^_^;。

今日は久しぶりに乗り過ごしてしまいました。疲れていたのでしょう。到着した駅は蒲田駅です。終電でしたので引き返す電車はありません。時間は深夜の1時くらいです。

タクシーはコストパフォーマンスが悪い気がしてあまり好きじゃありません。

ちょうどジロ・デ・イタリアが開幕中です(ロードレースの三大ツールの一つです。日本では圧倒的にツール・ド・フランスが有名ですね (^_^))。朝まで営業しているスポーツパブで、ビールを飲みながら、ジロ・デ・イタリア(今日は第3ステージです)を観戦しながら、始発を待てれば良いなとは思いましたが、そんな都合の良い店はありません (T_T)。


■梅ちゃん先生の聖地

色々考えながら、蒲田駅を出て少し歩くと、商店街に横断幕があります。蒲田駅はNHKの連続テレビ小説、梅ちゃん先生の舞台だということが分かりました。

梅ちゃん先生の聖地であることを示す横断幕
「梅ちゃん先生の聖地」の写真を撮ります。この写真だけでなく、道行く先々写真に納めれば、ブログの記事になるなと思いました。
梅ちゃん先生の聖地であることを示す横断幕(拡大)

ブログの記事のため、徒歩で家路を目指すことにしました。

「乗り過ごしちゃったけどブログネタが出来たからこれで良しとしよう」と思うのは職業病でしょうか (^_^;。
# ちなみにプライベートでは、掲示板もブログもmixiもfacebookもtwitterもやりません。


■一人箱根駅伝1区スタート

徒歩で家路を目指すのですが、歩くコースは、箱根駅伝のコースにもなっている国道15号線です。

ゴール(家)は箱根駅伝 鶴見中継所の近くです。おぉ、これは、「箱根駅伝1区だな」などと勝手に気分を盛り上げ、歩き始めます。本当の箱根駅伝のスタートは大手町ですが、今日の箱根駅伝(?)は蒲田がスタート地点です。

本当の箱根駅伝のブログ記事はこちら(箱根駅伝関連の最新の記事へのリンクGoogleカスタム検索)をどうぞ。



■東海道53次(六郷の渡し)

国道15号線は東海道53次の道でもあります。多摩川を渡りきったところで、その証拠の看板がありましたので、撮影してきました。

六郷の渡しの証拠を残す(?)看板

■ラーメン次郎

「六郷の渡し」から、東海道をそれてみます。本学の学生にもジロリアン(ラーメン次郎のファン)が多いのを思い出したからです。

ラーメン二郎 京急川崎店

ラーメン次郎 川崎店を写真に収めました。深夜ですので、当然営業していません。
ちなみに未だラーメン次郎は行ったことがありません。誰か連れて行ってください m(_ _)m。


■松尾芭蕉の石碑(麦の別れ)

国道15号線は正確には新東海道になっている道も多いです。旧東海道にそれると芭蕉の石碑があるのを思い出しました。国道を歩いていても写真スポットは無いので、道をそれて、撮影してきました。京浜急行の八丁畷という駅のそばです。

旧東海道沿いにある松尾芭蕉の石碑
(石碑が暗くて映らなかったので、はめ込み合成しています m(_ _)m)


■箱根駅伝 鶴見中継所

箱根駅伝で、1区から2区(往路の場合)にたすきを渡すのは鶴見中継所です。測道があるので、この測道を中継地点に利用しています。

写真の左側の道路が国道15号線の上り、右側の道路がその側道です

下の写真は、9区から10区(復路)にたすきを繋ぐときのテレビの構図です。つまり、9区のランナーが奥から手前に走ってくるときのテレビ撮影の構図になっています。
ここでタスキリレーが行われます
ランナーは当然いません。


■おやすみなさい

到着まで2時間弱かかりました。少し疲れました。おやすみなさい。

2012年5月8日火曜日

情報工学科アンドロイドの会


今年度も、情報工学科Android(i-Android活動を始めます。

名称は「Android」ですが対象は広いです。Android単体アプリもありますが、自然界や生体に関するセンサ、ビジネス/ソーシャル/科学系クラウド等と連携なども重要です。また、Androidに限らずiPhoneやiPad、タブレットや新しいボード等々に関するアプリ開発や技術的話題も広く扱います。研究室枠を超えて、卒論や修論活性化に繋げていきたいと考えています。荒削り、部分的な検討でもちろんかまいません。少しづつでも、前進するために役立たせたいと考えます。学生のみなさん、教員のみなさん、どうぞご参加ください。

<<第2期:第1回 i-Android会>>
・日時:5月16日(水)16:50から最大2時間
・場所:704ゼミ室(情報学部棟)
・議題:
今回は、教員によるプレゼンテーション、イントロダクションを中心に行います。
(山本富士男、田中 博、田中哲雄、鷹野孝典先生がプレゼンする予定です。)
2回目以降からは、学生によるプレゼンを増やしていきます。(1回目から学生プレゼンもOKですが)


#この一つ前の記事投稿(ICPCのメンバー募集)がこのブログ創設から第500件目という偉業を達成しました!ここで、500号記念クエスチョンを出します。(あまり関係ないかな?)上のポスタ画像をクリックして拡大してみて下さい。下から4行目あたりに「教員によるイントロ中心」の"ロ"の右下角と右上角が白く抜けています。これはなぜでしょうか?これが分かる人は、相当なAndroid通かiPhone通です!

2012年5月7日月曜日

ICPCのメンバー募集

4年生から以下のようなメッセージを預かりしました。ブログに公開して欲しいそうなので、掲載させていただきます。

補足: Googleカスタム検索すると、雰囲気がつかめるかもしれません(googleカスタム検索で「ACM」を検索)。
去年の参加者の皆さんです(再掲)
余談: ちなみにこの記事は本ブログ500件目の記事です (^_^)。

1年生・2年生の皆様
ACM/ICPCと呼ばれる競技プログラミングの大会の参加者を募集しています。

大会では、普段のC言語等の課題で出されるような問題をもっと難しくした問題をどれだけ早く、多く、正確に解けるかを競います。
過去問で簡単な問題では入力された複数の点数から1番高い点数と1番低い点数を無視した平均点を出力するという問題があります。
このような問題を3人1組でどんどん解いていく大会です。

経験が無いけどプログラミングに興味のある、又は中学高校でプログラミングをやってきている1年生・2年生を特に募集しています。
興味を持たれた方は是非、猪狩 s0921007(あっと)cce.kanagawa-it.ac.jpまで連絡をお願いします。((あっと)を@に変えて送信してください.) 折り返し連絡をさせて頂きます。
先輩達が1から教えてくれるので、経験がない方でも安心して参加して下さい!

活動日は
月曜日:16:30~
火曜日:15:00~
金曜日:13:20~
で情報学部棟1階のソフトウェア工房で勉強会をやっています。
自由参加となっております。

沢山の学生の参加を待ってます!

失礼します。

2012年5月5日土曜日

美しい。されど、うまく撮れない。

 KAIT夢コン2012、ご存知ですよね。

 去年まではIT夢コン。去年までは情報学部主催でしたが、今年から大学主催に格上げ?になったので、名前も一部変更になりました。名前の由来は、こちら

 このコンテストのイメージキャラクター・特別審査員に「蒼あんな・れいな」さんご姉妹が、今年も担当してくれることはご存じだと思います。

 今年も駅構内にコンテストのポスターを貼ってもらいました。本厚木駅、町田駅、そして秋葉原駅です。町田、秋葉原までは私は行かないので(秋葉原のパーツも通販で買ってしまいます)、本厚木に貼られたポスターの写真を掲載します。

時間帯によって光の入る状態が変わるので、朝、夕方、夜、3つのどこかの時間帯で何とか、と思いましたが、アクリルのコーティングのため?、光が反射して結局どの時間帯でもうまく写すことができませんでした。
写す場所を変えて何度も撮影していたので、「変なオヤジ」、と思われたことは確実です。ブログのネタになるのであれば、何でも・・・という心境です。「虎穴に入らずんば、虎子を得ず・・・」というのは関係ないか。

 ちなみに去年のポスターはこちら何故か、光が反射していません。カメラと撮影者は同じです。

 写りが悪くて申し訳ないので、昨年のコンテストにいらしたときの蒼さんご姉妹の写真(撮影者、私)の一部をここに掲載いたします。写りが暗くて恐縮。本学科の代表教授であるY本先生を表敬訪問した時の記念です。

蒼さんご姉妹の明るい笑顔が印象的ですね。例え、周囲が暗くても。確かに華(いま風にいうとオーラ?)がありました。

 
 最終審査会当日は、応募者だけではなく、誰でも観覧できます。是非、応援に来てください。

公式ホームページはこちら
応募で悩んでいる方はこちら

多数の応募を心からお待ちしています。
我々のコメントバックが大変になるけど、それはそのとき・・・