2011年8月31日水曜日

ちょっと、嬉しいです(これも社会貢献)

皆さん、MATLABという解析設計ツールをご存知ですか?
高校生にはちょっと無理でしょう(知っているあなたは何者?)。

MATLABは、MATrix LABoratoryを略したものであり、行列計算、ベクトル演算、最適化問題の解法、グラフ化や3次元表示などの豊富なライブラリを持った、インタプリタ形式の高性能なテクニカルコンピューティング言語、環境としての機能を持つものです(Wikipediaより)。多くの企業、理工系の大学を含めた研究機関が使用しています。

MATLAB新機能の追加など、常に進化を続けています。そのため、講習会やWEB講習会(ネット上での講習会)などでその紹介や解説、デモが行われています。

我々の研究室は独自に講習会をお願いし、今年の3月に情報工学科で開催されました(20名ほど参加しました)。MATLABの代理店であるMathWorks社によってそのときの内容をベースにしたWEB講習会(リンク)が先日行われました。我々の取り組みが時代の先端?をいっていることが実証されました(笑)。

 
そのWEB講習会を研究室で見ました。パソコン画面をプロジェクトしています。日本全国で何名の方々が見ているのでしょうか?主催のMathworks社の方々は分かります。音声、画面、手書き文字がリアルタイムで表示されます。あたかも講義を受けているようです。

講義でプロジェクターを使っているのと同じ感じです。

データの出典元として、我らの研究室名が出ています。これで本学の知名度も向上しました(と、信じたいです)。

我々の取り組みが時代の先端をいっていることの一端と思います(ちょっと大げさ&しつこい)。他の聴講している人たちからの質問も活発で、少なくとも我々が意味のあることに取り組んでいることには間違いありません。

このときの内容はアーカイブ化され、上記リンク先にアクセスすると視聴できるようになっています。本当に世の中便利になったものだと感じます。

我々の日々の取り組みが世の中の知的レベルを高めることに貢献できたようで(言いすぎ)、ちょっと嬉しかったです。


2011年8月24日水曜日

「休めばよいのに」と自分でも思います

昨日(8/22(火))まで5日ほど大学を留守にしていました。昨日、羽田に着いたのは、夜の10時過ぎです。明日(8/24(水))から3日ほど、再び大学を留守にします。

せっかく中1日空いているのですから、休めば良いように思います。子ども達にも、休めばよいのにと言われました。しかも今日は子ども達の夏休み最後の日だったりします。でも出社しました。卒研生が待っているからです (^_^)v。
# 来てない卒研生もいますが (T_T)。

弥の明後日(やのあさって)は土曜日ですが、出社します。卒研生が待っているからです v(^_^)v。


ラッピング電車を見かけたという証拠写真です

私は海老名駅と大学の間を自転車で移動しています。その自転車が今は壊れています。仕方ないので、小田急線で海老名駅から本厚木駅まで移動し、本厚木駅からバスに乗ることにしました。そうして乗車した小田急線は、本ブログ(リンク)でも紹介されていたレア度が高い「藤子・F・不二雄ミュージアム開館記念ラッピング電車」でした。頑張って出社したら、良いことがありました (^_^)。

余談
藤子・F・不二雄ミュージアムの開園の記念で、抽選でご招待という企画がありました。子どもが往復はがきで応募しましたが、先日、落選の葉書が届きました (T_T)。

2011年8月23日火曜日

第2回 情報工学科ブログプロジェクト

第2回 情報工学科ブログプロジェクトを開催します。


「面白い!」「興味深い!」と思った記事へのコメントを募集します。「秀逸だ」とスタッフが判断したコメントを書いた方にコメント賞が贈られます。また、一番多くのコメントがついた記事にコメントして頂けた方から抽選でA~D賞をお送りします.ぜひご参加を!

【期間】
第1回 6/12~8/19 終了しました.
第2回 8/20~10/14
全3回を予定しています。
各期間1回ずつ(合計3回)投票のチャンス!

【対象】
・中学生,高校生
・中学生,高校生の保護者
・中学校および高校の教員

【対象記事】
6月~7月の間で投稿された記事

【賞品】
コメント賞:HDD
A賞:デジタルカメラ
B賞:mp3プレーヤー
C賞:レイトン教授
D賞:図書カード(5千円分)

【応募方法】
プロジェクトサイトの応募フォームにて必要事項を記入してください。
気に入った記事のやその理由など。

詳しくは下記サイトをご覧ください。

野木秀子先生ご講演

8/20のオープンキャンパスの特別企画として、野木先生にご講演をいただきました。野木先生は、すでに過去のブログ(リンクでも紹介されていますが、子育てをしながら一部上場の企業の副社長まで栄進された方で著書多数、現在はその会社の顧問の他に早稲田大学大学院客員教授や横浜市教育委員(ヤンキー先生の後任)もされている方です。ご主人は本学の教授だった方で、我々とよく飲みにいった先輩です(笑)(リンク)。

IT業界でステキにキャリアを磨こう!!というタイトルでのご講演とともに会場とのトークなど行っていただきました。


会場は、大学院講義室です。左前方は、今回の企画のホストである田中哲雄先生です。講演の前段は、IT業界を取り巻く状況の説明。現場をよく知る方なので、説得力大あり。

男性の聴講者も多かったです。仕事に対する考え方、進め方は、女性、男性という区別はないということで多くの男子学生も興味を持っているようです。女性の社会進出が少ない時代に活躍した方の話を聞きたいということです。

「これぞ、女の出世道」という本にも紹介された方なので、女傑のような方を聴講者は想像していたのかも・・・気さくでやわらかい、やさしい方です。まだまだ女性の活躍の場が少なく、今後はますますその場が広げられるはず(特にIT業界は)、との認識やライフワークバランスの考え方などについて、実際のデータに基づいてお話しされました。

トークセッションで会場から質問をする鷹野先生

質問というか野木先生からのアドバイスをもらう女子学生。女性同士にしか分からないこともあるのだと思います(私は、何が分かっていないかが分かっていません)。

 最後に、ご自分の経験から多くの示唆をいただきました。働くことの意義や心構えは聴講した学生にとって大いに参考になり、今後の道標になったと思います。聴講した教員にとっても琴線に響くものが多かったです。ちなみに私はABCという言葉を今後の座右の銘の一つにしようと思いました。ABCとは、A:当たり前のことを、B:バカにしないで、C:ちゃんとやる、ということです。日ごろの“まぁ、いいか”という姿勢を反省します。

2011年8月21日日曜日

オープンキャンパスで山本研究室公開(2011-8-20)

オープンキャンパス研究室公開シリーズの一つ、山本研究室についてご紹介します。今回は4つのテーマ+αでした。まず、いきなり+αから行きます。




研究室入り口です。写真の上部に「世界の環境データをiPadAndroidで見よう!」とあります。地球儀がお団子のようにありますね。その下には何やら電子部品と配線が。実はここに温度計、照度計、ボリューム等があり、その値が刻々世界へ発信されていました。Pachubeというネットワークを使っています。Pachubeでは、このように世界中の人々が(放射線データ等を含めて)種々の環境データを公開し、お互いに情報交換できるようになっているのです。
明るい画面が2つ見えます。iPadです。これらの環境データを表示したり、研究室公開テーマの案内を流したりしていました。昨年度の卒業生が作成したソフトを使って、Android携帯にこれらを表示するデモも行いました。

次に、今回発表したテーマ4つを簡単に下図に示します。いずれも、現在研究開発中であり、完成はしていません。後期はまだこれからです。十分時間はあります。あまり発表することに気をとられず、じっくり取り組み、そのなかで悩み苦しみ、自分の技術を磨き、友人等との絆を深めるという学生生活の原点に立ち返った行動様式が望まれます。



来室された高校生のみなさんに説明している風景スナップです。研究内容にももちろん興味を持ってもらいましたが、それ以上に、卒研生、大学院生に、大学での授業内容や大学生活について聞いている場面がありました。オープンキャンパスの主な役割はそこにあるように感じました。


10:00-16:00位まで、展示説明、受付、誘導の学生諸君、お疲れさまでした。恒例のピザパーティーで疲れを癒すひとときでした。ところで、上記のiPadですが、フル充電でスライドショー(クラシックバックグラウンド付き)を連続7時間続行しましたが、電池の残りはまだ30%ありました。つまり10時間くらいは本当に持ちそうです。今後のプレゼンにも有用なことを確認できました。

8月20日 オープンキャンパス

8/20は,今年度3回目のオープンキャンパスでした.数日前までは暑かったのですが、本日は肌寒い一日でした.また天候もいまひとつでしたが、本日も大勢の方々が訪問してくださいました.情報学部棟1Fソフトウェア工房での研究・実験展示コーナーでは、4つの研究テーマを紹介しておりました.説明員の説明に皆さん熱心に耳を傾けておりました.さらに研究テーマに興味を持って、大学でどのようなことを研究しているのか、という勉強熱心な生徒さんもいらっしゃいました。
盛況なソフトウェア工房
2Fホールでの相談コーナーでは,情報工学科についての質問や不明点にお答えする席が設けられており、西尾先生が担当されました.西尾先生は朗らかな雰囲気と適切な答えで学生たちからも人気があり、生徒さんたちも満足した答えを得たことでしょう。
朗らかな西尾先生
生徒のみなさんにも親しみをもって接しています

3Fでは、ゲーム作成についての講座が鈴木先生より開かれました。残念ながら写真を取り忘れていました(!)ので、実際に足を運んで、またの機会に見に来てください(笑).

8Fでは2研究室(山本研究室, 松田・須藤研究室)による研究室公開が行われました.山本研究室では,Webを活用した避難経路案内システムの研究や指文字を認識して言葉をサポートする研究を,大学院生がポスターを使って説明していました。また、女子学生二人が発表しているエリアはいつも人が押し寄せていました。羨ましい限りです。
さわやかな笑顔でお出迎え
Webを利用した避難経路探索についての発表
女子学生の発表はいつもモテモテ…
内容もしっかりしておりました
また、松田・須藤研究室では人工知能をテーマに催し物がありました。AIBOをはじめ,遺伝的アルゴリズムの視覚的デモ、その他、人工知能を使ったゲームなどが展示されており、生徒の皆さんは楽しそうに研究に触れておりました。

研究室前ではDevis(勝手に命名)が流暢な日本語でお迎え
沢山のPCと人でいっぱいです。
ボールをいつも見つめるAIBOがかわいい
遺伝的アルゴリズムの世代更新を模したデモ
人工知能を利用したゲーム

同日,6階の教室ではCIJ顧問の野木秀子さんの講演会も開催されました.こちらの話は別途報告します.


毎度、情報工学科では、手を替え品を替え、いろいろな催し物をしております。次回のオープンキャンパスは925日です!よろしくお願いします!

2011年8月19日金曜日

情報工学科から3件の研究発表 ―HCII2011―

 もう、ちょうど一ヶ月ほど前になりますが、平成2379日~14日の日程で、アメリカ・フロリダ州のオーランドにてThe 2011 International Conference on Human-Computer InteractionHCII2011)が開催され、情報工学科の松本・佐賀研究室の学生2名による研究発表が行われました



 オーランドは「世界一のテーマパーク都市」として有名で、Walt Disney WorldUniversal StudioSea Worldなどがあり、自然を基にしたさまざまなテーマパークを楽しみに、多くの観光客が訪れています。そのオーランドで開催されたHCI2011は、基本的なテーマとして、人間とコンピュータの相互作用の向上を目指しています。ユビキタスコンピューティングやユーザインターフェイス,またその要素技術であるデータマイニングやイメージプロセッシング、その他、最近注目を浴びている社会的ネットワークに関するテーマに対して、発表、ポスター、デモンストレーションが行われておりました。

そのような会議において、本学の学生2名が以下の発表を行いました。
北見 孝大くん(修士2年)
Verification of Centrality to Extract Proper Factors in Model Construction Process by Using Creativity Technique
髙見沢 聖子さん (修士1)
Comparison Analysis for Text Data by Using FACT-Graph

北見くんの発表は、創造性開発技法と呼ばれる手法を用いて要因モデルの抽出の精度を高めるための研究についての報告です。また、髙見沢さんは、FACT-Graphと呼ばれるテキストマイニングのトレンド可視化手法を比較分析へと転用したその実例を口頭発表にて報告しました。
北見くんは大学院2年目で、何度か学会発表を経験していることもあり、海外の学生にもフレンドリーに話しかけ、研究紹介をしていました。(ただ、英語での専門用語を簡単にいうために、説明に一苦労していたようにも見えましたが…)
高見澤さんは大学院1年目で、国際学会のプレゼンテーションは初めてということもありましたが、必死の練習のかいもあってか、緊張をしつつも何とか発表と質疑応答を毅然とした態度で挑むことができました。また、座長のサポートをうまく生かして、発表全体の雰囲気も和やかなまま無事終わらすことができました。少々、質疑応答にて観点の齟齬がありましたが、それも含めて立派な発表でした。
M2の北見くんが海外の学生に説明しています

初めての学会発表ということで少し緊張気味の髙見沢さん

 今回の発表で2名の学生が海外にて発表しましたが、本学では学生の海外渡航援助を講演会などでサポートしているため、積極的に学会発表に参加することが可能です。また、学生達自身も、本場の英語だけでなく、さまざまな国の英語(インド人の英語やアジア系の英語など)を聞くことにより、英語の重要性体感したと同時に世界の広さを感じたようです。また、学会発表を通して、これからの研究の方向性についての意見を様々な人から得られることができ、これからも積極的に参加したいです。

2011年8月18日木曜日

全国高等学校 情報処理選手権

「全国高等学校 情報処理選手権」の表彰式と受賞者のパーティが本学で行われました。 この大会は、今年は個人の部128名、団体の部175チーム(875名)、合計1003名が参加する全国規模の大きな選手権です。

立食パーティの会場での看板です。
ドットが見えるのは,ガラスに貼られた
スモーク代わりの模様です。



食事が用意されている模様です。
開始前なので、誰もいなくて暗いです。

せっかく本学にきていただいたので(遠くは岐阜の高校からも来てくれました)、大学の雰囲気を知ってもらおうと、研究室の紹介をしています。研究室を説明している風景は以下の写真を見てください。ホワイトボードが邪魔で、今ひとつ何をしているのか見えにくいです(注:ホワイトボードは中を隠すために使っているのではありません(笑)。説明のパネルを貼っています)。

奥で高校生が説明を受けています。
手前は卒研生が研究しています。


説明をしている大学院生の姿です。
超音波を使った屋内版GPSの研究の説明です

説明を聞いている高校生の姿です。写真では人数が分かりませんが、10人程度の3つのグループに分かれ、説明を聞きにきてくれました。

説明を聞いている高校生の姿です

超音波以外にも、リアルタイム授業支援システムやまばたきによる筋電位変化を利用した周辺機器操作を実演しました。大学に入って頑張ると大きな世界が広がることを感じてくれたものと思います。教員の言葉よりも年齢の近い先輩の言葉が響くことも多いです。


OBがやってきた(Part2)

8月15日(月)、企業ではまだ、夏季休暇のところも多いようです。5月にもOBは来ましたが(リンク)、今年の3月に卒業した別の学生がやっていました。殊勝にも夏季休暇明けに新たな研修が始まるのに備え、その方面の技術を用いて研究を行っている同期に教えを乞いにやってきたとのことです。

真ん中の好青年?がOBです。マイコンへのプログラミング実装の研修があるとのことです。そこで、同期(現在は修士1年)の秋山君に参考図書や勉強の仕方を聞いています。もう一人の修士1年の加藤君(左側)とは高校の同級生です。世間話に花が咲いていました。
お菓子を持ってきてくれたので、研究室の本を2冊貸しました。冬休みにお菓子つきで返してもらうように依頼しました。

遠慮なく?4年生の時と同様に研究室の机、パソコンを使用しています。それでいいのです。研究室が飛躍への踏み台になることができれば、教員の仕事は大成功です。


「会社は大変だ。」とか、「学生時代は先生から英語を勉強しろと言われて、“はい”と言いながら何もしなかった。今、英文マニュアルを読む必要があり、勉強している。」とのことでした。私とは、昔と同じく、あー言えば、こー言う という会話になりますが、楽しく仕事をやっているようで何よりです。そのうち、彼女を連れて研究室を訪問してほしいものです。研究室一同、大いに期待しています。

2011年8月17日水曜日

本学教員のテレビ出演(遠山紘司先生,饗場直美先生)

情報工学科の先生がテレビ出演した話はこのブログ(「研究室の取り組みがテレビ放映されます(リンク」)で紹介されています。学科は違いますが、本学の先生が、放送大学で講義をなされるそうです。2講義あります。
放送大学1
2011/08/18(木) 23:00 ~ 23:45
問題発見と解決の技法 第7回「発想の手法Ⅰ 発散的な手法」
国立情報学研究所准教授 柴山盛生 神奈川工科大学教授 遠山紘司
出演者  柴山盛生

放送大学1
2011/08/21(日) 23:00 ~ 23:45
問題発見と解決の技法 第10回「図解による表現」
神奈川工科大学教授 遠山  紘司 多摩大学教授 久恒 啓一
出演者 遠山紘司


また,栄養生命学科の饗場直美先生が、NHK教育(今は、Eテレと言います)で、夏ばて防止のドリンクメニューを紹介してくださいます。
神奈川工科大学
応用バイオ科学部
栄養生命学科
饗場直美先生

NHK Eテレ1東京
2011/08/18(木) 20:30 ~ 20:45
きょうの健康 食で健康「ドリンクパワー活用法」
【講師】神奈川工科大学教授…饗場直美,イタリア料理店オーナーシェフ…片岡護
【キャスター】武藤友樹


興味のある方は是非見てください。

追記(2011-09-22)
饗場直美先生が再び「きょうの健康」に出演なさります。詳しくはこちら(リンク)をご覧ください。


優秀プレゼンテーション賞受賞 ~DICOMO2011にて~


天橋立で行われたDICOMO2011(情報処理学会主催によるマルチメディア、分散、協調とモバイル)での活躍が記事として紹介されています(リンク)。この発表の中で、五百蔵(いおろい)先生が、優秀プレゼンテーション賞を受賞なさっています。この記事を書いている私は、先生の所の大学院1年生のK林です。

受賞は学会の閉会式で発表されるのですが、賞状は後ほど郵送です。送られてきた賞状の写真がこれです。



 ■研究内容の紹介

ナビゲーションシステムは、車に搭載されているカーナビと、携帯電話で使うことが出来るナビの2種類が主です。カーナビは地図をDVDやハードディスクに搭載している必要があります。 携帯電話方式では、地図は携帯電話の中に入っていませんが、サーバーと通信する必要があります。この賞を受賞したナビゲーション方式は、地図も通信も要らない方式です。必要なのは、各目的地に貼られた2次元バーコードとカメラ付き端末(iPodやカメラ付き携帯)だけです。詳しい説明は、オープンキャンパスで見てください。私が、ソフトウェア工房で、情報工学科の出し物として、デモと共に説明しています。

ちなみに、このナビゲーションシステムは特許の出願もしています(特願2009-281662)。

本屋さん、図書館、スーパー、建物内、遊園地、動物園などの案内に使えます。現在は、情報工学科の研究室の案内や図書館での案内で、実証実験をしています。


■研究の展開

先生は、サーバーレスなので、大人数が同時に使うところで、このシステムは生きてくると仰っています。最も効果的な設置場所は、東京ディズニーランド(東京ディズニーシー)だと言っています。確かに道に迷いますし、人もたくさんいますね。

「手始めに、よこはま動物園ズーラシアを目指すか」とか、「ハウステンボスユニバーサルスタジオジャパンなど交渉するところは一杯ある」とか、「交渉する前に、敷地内に入らないといけないよね」などと、言っています。研究を進めるために、全国のアミューズメント施設を実地調査しないといけないのは、面白そうです (^_^)。

サーバーレスなので、エコでもあります。これは現在のトレンドにもあってますね。

五百蔵先生談
このたびは、学会から非常に価値の高い賞をいただき、嬉しさとともに日頃、研究や業務をともにしている学科の教職員の方々や研究室の学生にも感謝したいと思っています。これを一つの励みに、今後もますます精進し、研究を展開するとともに学科の知名度向上に微力ながら寄与していきたいと考えています。

2011年8月16日火曜日

解くより作る方が10倍大変

暗号解読は、不可能と思える程、困難な作業です。簡単に解けないように作っているんだから、当たり前とも言えます。その暗号方式の作成ですが、「暗号は解くよりも作る方が10倍大変」と授業で聞いたことがあります。

暗号とまでもいかず、数学で計算問題を作るのも大変です。そういえば高校の数学では、学年があがるごとに、使う公式は難しくなります。しかし、計算は簡単になっていきました。問題が難しい分、計算は簡単になるように作られているようです。計算が簡単になるような数値を、上手に選んでいるなと、感心していたものです。暗号を作るのと一緒です。

コンピュータを使った実験は、本の通りにやっても同じ環境で試してみないと本当に動くか分かりません。そのため、先生はあらかじめチャンと動くか検証します。手順書なども作成しますので、皆さんに2,3時間程度の実験をしてもらうために、その10倍くらいの時間を使って、実験の準備をしています。これまた暗号を作るのと一緒です。

実験の準備のため、実際に試している所です

上の写真は、後期に行われる実験の準備をしている模様です。今日はお盆です。非常に謙虚な先生なので、「お盆のときにも来て仕事しているとアピールするのはエゲツないから」という理由で、タイムカードを押していないそうです。

高校生の皆さんも大学生の皆さんも良く覚えていてください。大学で何気なく受けている授業は、このような教員の涙ぐましい準備の上に成り立っているのです。加えて、今日、先生が倒れたら、タイムカードを押していないので、労災認定がおりません。ですので、先生が倒れた際には、このブログを見た皆さんは、先生が働いていたことを証言してください。

藤子・F・不二雄ミュージアム開館記念ラッピング電車

藤子・F・不二雄ミュージアムが開館(9/3~)されるのを記念して、小田急線にラッピング電車(「小田急 F-Train」)が走っています。藤子不二雄のマンガやアニメーションを見たこと事がなく、その作品に登場するキャラクターを知らない学生はいないのではないかと思います。流石に大学生になると、ラッピング電車に乗って喜ぶかどうかは分かりませんが、一編成(10両)しか走っていないようですので、「レア度」は高いです。通勤・通学の時に、巡り合ったら、ラッキーではないでしょうか。
本厚木駅にて

つり革にも注目

デザインにかなり気合が入っています。車内の広告など至る所に、藤子不二雄キャラクターがいるので、探してみると楽しいです。つり革にも注目です。


ミュージアムの最寄り駅は、小田急線登戸駅と向ヶ丘遊園駅です。1コマ休講という時に行くのには、ちょっと遠いですが、興味を持った学生は、遊びに行ってみてください(授業はサボらないでね)。

2011年8月15日月曜日

レポートの量 ~プログラミングが出来るようになる理由~


学生は夏休みに入りました。でも教員には夏休みはありません。逆に夏休みが勝負どころとも言えます。教員の仕事の詳細(?)については、「教員のお仕事(リンク)」で紹介されていますので、こちらをどうぞ。

今日は採点の話です。C言語を拡張した言語で、C++言語があります。高校生の皆さんでも名前くらは聞いたことがあるでしょうか? この授業では、毎回レポート提出を義務付けています。そのレポートの量がこれです。

提出されたC++言語のレポートを積んでみました

高さが分かるように、ビニール傘を添えて写真に収めてみました。レポートを書く学生さんも大変ですが、採点する教員も大変です (^_^;)。


大学に高校の先生が見学に来ることがあります。大分前の話ですが、見学に来られた高校の先生が情報工学科でのパソコンを前にしたプログラミングに関する実験風景を見て、「高校を卒業して、数年で、ここまで出来るようになるのですね」と驚かれていました。

一生懸命課題を出す先生と、それを頑張ってこなす学生との二人三脚で、情報工学科は成り立っているんだなと、この提出されたレポートの量を見て思いました。

夏季休暇中の大学

暑い日が続きます。夏が続いているようで嬉しいものがあります(秋風は・・・、寂しくなりますね)。今週1週間は、一斉休暇期間です。設備の点検などがあり、断水や停電も予定されています。だからと言って、何もないわけではありません。

学内に出ていた看板等を・・・

これは、中学高校生を対象にした電子ロボのコンテストです。情報学部棟の12Fで、8日、9日の両日に渡って行われました。かなりの生徒さんが来ていました。本学のホームエレクトロニクス開発学科が主催しています。詳細は・・・(あまり書くと他の学科の宣伝になってしまうので・・・(笑))

中学野球の全国レベルの大会が昨日8日、行われました。なんと!!!硬式野球です。

バスでやってきます。私が見かけたのは新潟からきたチームでした。

さっそく、見に行きました。残念、既に終了していました。帰りのバスに向かう選手は見ました。中学生とは思えない立派な体格でした。本学の球場はキャンパス内にあり、しかも横浜スタジアムとほぼ同じ広さと人工芝を誇ります。ナイター設備もあり、講義後の夜間も練習をしています。また、一般の学生も予約をすれば自由に使えます(ダイヤモンド部分は講習を受ける必要があります)。学科内のソフトボール大会もここで行われます。

とある研究室のその日の様子。甘いものに集まる昆虫のように?何故か皆が集まっています。たぶん、卒業研究を進めているのでしょう(期待)。一部の学生は9月の学会発表に備えています(マジ)。場所は札幌です(イイナ。私は行かないけど・・・)。

長いようで短い夏休みですが、研究室に配属になれば、基本的に夏季休暇という概念はありません。夏に鍛えて、また一回り大きくなってほしいものです。