2026年8月10日月曜日

オープンキャンパス(8月9日)で展示を行いました

 今回もオープンキャンパスでの展示に関する記事です。本格的な夏休み期間に入って最初の開催ということもあり、例年この時期は来場者数が最も多くなります。そのため、お迎えする学科の体制としても、多くの研究室の教員と学生に加え、入試や授業内容についての質問にお答えする教員も含めて、万全の態勢で準備を整えました。


学科相談コーナーにも多くの訪問がありました

前回の7月開催の記事では、「高校3年生の訪問が多い」ということをお伝えしましたが、今回の8月開催は、3年生に加えて、1年生や2年生の訪問も多くなっています。これは、次年度以降の大学入試を見据えて、高校の先生から「関心のある学部・学科のある大学のオープンキャンパスを訪問してみたら」というアドバイスを受けた生徒さんが多いためのようです。


中間発表のポスターを用いてこれまでの研究の成果を説明します

3年生と1、2年生の違いは、「情報のことは勉強したいけど、具体的な大学や学部学科までは決まっていない」生徒さんが多い点です。ということで、基本的には展示の内容を説明しつつも、広く「情報学部で学べること」や「将来就くことができる職業」などにも触れ、生徒さんのニーズに合った説明を心がけています。


卒研の説明以外の学生生活全般の質問にもお答えします


また、こうした生徒さんにとって、展示に協力をしてくれている現役大学生からの「入試の体験談」や「実際の学生生活」の話も非常に参考になるようです。数年後の自分を重ね合わせることで、具体的に大学に行くイメージとモチベーションが高まるのかもしれません。


今回もソフトウェア工房の学生が協力してくれました

8月23日(日)には、今月2回目のオープンキャンパスが開催されます。模擬授業なども体験できますので、大学生になった自分をより具体的にイメージするためにも、是非とも、オープンキャンパスに足を運んでいただきたいと思います。


2026年8月6日木曜日

卒業研究・中間発表

情報工学科では例年、前期最終週の水曜日に卒業研究の中間発表を行っています。4月から本格的に開始した卒業研究の進捗状況をポスターにまとめて発表することで、卒業研究のテーマ設定が適切であるか、また順調に進捗しているかなどについて確認・審査する場になっています。指導教員とは別の教員が審査し、また今後の進め方についてアドバイスも実施します。また水曜2限は、3年生がセミナーと称する仮配属先の研究室で勉強する場になっており、最終週は卒研の中間発表を今後の参考の為に聴講することになっています。 

 今年度も、前期の最終週である7月29日に情報工学科があるK1号館の7階及び8階にて実施されました。卒研生は、審査教員に対してやや緊張した面持ちで説明することになるのは当然ですが、聴講にきた3年生に対しても先輩として下手な説明は出来ないので、自分の研究を後輩に説明することを楽しみ且つ誇らしげに説明する卒研生もいる一方、うまく説明が出来ず焦り気味で対応する卒研生も当たり前ですが存在します。

 どこまでうまく説明できたか否かに関わらず、これら一連の経験が、卒業研究をより意欲的に進める為の原動力になるだけでなく、人により良く伝えるにはどう整理・説明すれば良いのかについて考え直すきっかけや、人前で喋る為の度胸を付けることにもなり、また一歩、人として成長してくれることに繋がると思っています。

無事に発表を終えた学生は、一段落後に年末の締め切り向けてスパートすることになります。中間発表がうまくいかなかった学生は、夏休みも返上して遅れを取り戻すことになります。4年間の集大成の卒業研究は、それほど簡単ではないのです。いずれの場合も、納得のいく、卒業研究を仕上げられることを期待しています。








2026年8月4日火曜日

マサチューセッツ工科大学(MIT)でのApp Inventorサミット2026での研究発表

 76日から8日にかけて米国マサチューセッツ工科大学(MIT)で開催された MIT App Inventor Global Education Summit 2026 に参加しました。

発表の様子

学会ポスターの前で記念撮影

MIT App InventorチームのDavidさん、Selimさんとともに

情報工学科4年生の安藤さくらさんが "Fostering Awareness and Noticing of One’s Everyday Behavior through Block-Based Programming" のタイトルで研究発表を行いました。本研究では、日常生活における行動や体験をブロックプログラミングによって組み立てることで、生徒自身の日常行動を振り返り、新たな気づきを促す教育手法と、そのための支援システムを提案しました。本システムの特徴は、AI(大規模言語モデル)による行動シミュレーションを活用し、学習者の気づきを促すフィードバックコメントを自動生成する点にあります。質疑応答では、「関数ブロックのような抽象化された表現についてもシミュレーションできるのか」といった質問が寄せられ、今後取り組むべき研究課題として大変有意義な議論を行うことができました。

サミットでは、研究発表に加えて医療ハッカソン、ポスターセッション、デモ展示など、多彩なプログラムが開催されました。安藤さんは医療ハッカソンにも参加し、日本人学生とチームを組んでアイデアを発表するなど、研究発表以外の場でも積極的に国際交流を深めました。

安藤さんの感想

l   初めての学会発表が海外での国際会議だったため、とても緊張しました。発表内容について先生に長時間ご相談に乗っていただいたおかげで、本番では緊張しながらも堂々と発表することができました。

l   質疑応答では、英語での質問を十分に聞き取ることができず、うまく回答できなかった場面もありました。しかし、その後、質問者の方が個別に声をかけてくださり、丁寧にご意見やアドバイスをいただくことができ、とてもありがたく感じました。参加者の皆さんがとても温かく接してくださったおかげで、安心して学会に参加することができました。

l   全体を通して本当に貴重な経験となり、「参加して本当によかった」と心から思える素晴らしいイベントでした。

グレート・ドームにて

グレート・ドームで発表練習

会場となったMITでは、歴史と格式を感じさせる校舎や緑豊かな美しいキャンパスを見学しました。また、CSAILComputer Science and Artificial Intelligence Laboratory)やMIT Media Labも訪問し、世界最先端の研究環境に触れる貴重な機会となりました。学会終了後にはボストン市内も訪れ、歴史ある街並みや文化に触れることで、学術面だけでなく国際的な視野を広げることができました。


CSAILの外観


メディア・ラボの入り口にて

今回の国際会議への参加は、研究発表だけでなく、多くの研究者や学生との交流を通して新たな刺激を受ける大変有意義な経験となりました。この経験が安藤さんにとって今後の研究活動やさらなる成長につながることを期待しています。

ディナーの様子(クラムチャウダー@MITの近くのレストラン、オイスターとロブスターサンドイッチ@ハーバード大学の近くのレストラン)

ハーバード大学にて(MITから地下鉄で2駅)




2026年8月3日月曜日

海外協定校からの短期留学生に講義を行いました

 神奈川工科大学では、国際的に活躍できる人材の育成や教育や研究のグローバル化のために、海外の大学や研究機関と海外学術教育交流協定を締結しています。その一環として、本年度はタイのチュラロンコン大学とバンコク大学より7名の学生を受け入れています。留学生は基本的に研究室に所属し、研究室の指導教員のもとで研究活動を行うのですが、その他にも、本学の教員の講義を受ける機会も提供しています。本記事では、情報工学科の教員が行った講義の様子をお伝えします。


今回は稲葉教授が講義を担当したのですが、講義ではビジネスゲームを利用して企業活動における情報や情報システムの重要性を学んでもらいました。ゲームには留学生と本学の留学生バディーの学生の皆さんも参加しました。

ゲームのルールを真剣に聞く様子

ゲームの題材は企業間の商取引なのですが、実ビジネスに近いルールのもとで実施されるため、情報不足などの制約があり、意図した通りの結果がなかなか得られず、途中からは、思わず大きな声で結果を嘆いたり、自分の意思決定の結果にあきれ笑いをするなど、終始楽しい雰囲気でゲームを体験してくれたようでした。

ゲームの振り返りの様子

ゲームの終了後に、「なぜうまくいかなかったと思うか?」と意図した結果が出なかった要因を参加者に問うのですが、講義では、体験したビジネスゲームに内在する仕組みに起因する問題の指摘や、意思決定における情報不足などを指摘する声が上がり、楽しみながら、学んでくれたことをうかがい知ることができました。

講義終了後の記念撮影

留学生は、研究活動やこのような講義以外にも、異文化体験や本学の学生との交流なども行っています。留学生だけでなく、本学の学生にとっても、有意義なこのような機会を、今後も継続していきたいと考えています。


2026年7月27日月曜日

オープンキャンパス(7月26日)で展示を行いました

 今回のオープンキャンパスは「研究室大公開」と銘打って、各学科で多くの研究室が研究室公開を行いました。情報工学科からも以下の9研究室を公開しました。

  • 信号処理応用研究室
  • スポーツ情報科学研究室
  • 数理画像情報学研究室
  • 言語設計学研究室
  • IoTシステム研究室
  • AIデータベースシステム研究室
  • 経営システム工学研究室
  • 対話型システム研究室
  • ソフトウェア工学研究室

    【各研究室の紹介ページへのリンク


この時期の研究室公開では、年内に実施される総合型選抜や学校推薦型選抜の準備のために来学する高校3年生が多いのですが、今年の展示にも多くの高校3年生が訪れてくれました。既に受験を検討中という方もおり、授業や研究に関する質問には非常に熱がこもっていました。

高校生の相談に親身に答える卒研生

研究室では4年生が自身の卒業研究を紹介しましたが、高校生から鋭い質問を受けたり、一緒に来学された保護者の方から温かいコメントや励ましをいただいたりと、充実した時間となったようです。

デモを交えて研究の説明をする卒研生

研究室公開とは別に、学科展示コーナーでは、今回も「ソフトウェア工房」の学生がプロジェクトの紹介をデモを交えてしてくれました。こちらも列ができてしまうくらい、多くの来場者が来ていただいたとのことでした。

ソフトウェア工房の活動紹介

次回のオープンキャンパスは8月9日(日)に開催されます。「キャンパス大公開」と題して開催いたします。オープンキャンパスは、大学の雰囲気を感じたり、各学科でどのようなことを学んだり、研究したりするのかを知る絶好の機会です。

皆さんのご来訪を楽しみにしております!


2026年6月30日火曜日

大学合同で実施中のPBL授業の合宿を行いました

情報工学科では、長年、「ミライケータイプロジェクト」というプロジェクト型授業(PBL)にも取り組んでいます。



PBLは、一般に、実社会の課題に近いテーマを設定してチームで取り組むのですが、この「ミライケータイプロジェクト」では、「ミライ」において人々に求められる「ケータイ」サービスを企画・開発するというのが目的となります。今年は、4大学の30名強の学生が参加して授業が行われています。今週末に、このPBLの授業の一環として実施される合同合宿が開催されました。


開会式の模様

このプロジェクトの特徴の一つに、プロジェクトを推進するチームが大学混成になるという点があります。今回開催した合宿までは、大学単位で「ミライ」のサービスを検討するのですが、合宿中では各大学が提案するサービスを大学混成のグループでブラッシュアップします。その後、本年度実施するサービスを学生が投票で選ぶのですが、選んだあとの実際のサービス開発も大学混成のメンバーで実施します。その意味において、この合同合宿はチームを結成し、チーム間のコミュニケーションの土台を作る非常に重要なイベントなのです。

サービス開発の議論の模様

情報工学科からは、本年度は5名の3年生が参加をしています。合宿では当然異なるチームに参加することになりますが、それぞれのチームにおいてより良いサービスが実現できるよう、積極的に議論に参加をしていました。

神奈川工科大学からの履修者

本年度は、3つのサービスに取り組むことになり、情報工学科の学生は、そのうち2つのサービスに参加することになりました。これからは、各サービスの開発のフェーズに入ります。

このプロジェクトに参加している大学は、北は北海道、西は京都にありますので、この合宿以降の作業はオンラインツールを駆使しながらの開発となります。年内にはサービスを完成させるスケジュールで進めます。プロジェクトの進捗は、適宜このブログでも紹介したいと思いますので、楽しみにしていてください。


2026年6月17日水曜日

オープンキャンパス(6月14日)での展示・対応

今回は、6月14日に実施された今年度3回目のオープンキャンパスにおける情報工学科の展示他について報告します (5月の2回目のオープンキャンパスについては、適切な写真が手に入りませんでしたのでボツです...)。 今回に限らず、オープンキャンパスでは各学部・学科の相談コーナーが設けられます。各教員がローテーションで対応するのですが、今回は松本教授及び宮崎教授の担当でした(写真は松本教授)。相談内容としては、情報学部4学科間の違い、情報工学科で学べる事、及び各入試への対応や大学前の準備要否などが多いです。
また、前回から情報工学科が入っているK1号館の6Fにて、大塚教授が主導して各研究室の研究内容を常設展示するスペースを設置しました。まだ試行段階でやや殺風景ですが、今後順次充実させていく予定です。
また今回は、上記の常設展示と一緒に鷹野研の学生らが研究室の研究内容を展示してくれました。鷹野研は情報工学科内では特に人気が高い研究室で、大学院生も多く、非常に活発に研究や対外発表をしている研究室の一つです。それらの研究成果を生かしたデモなどを、学生主体で積極的に展示対応してくれ、教員から見ても学科のアピールとして非常に助かっています。
(各写真の掲載は本人了承済み)

2026年6月11日木曜日

オープンキャンパス(4月26日)での学科展示の様子

少し時間が経ってしまいましたが、4月26日にオープンキャンパスが実施され、情報学部の各学科と並んで情報工学科もデモなどを展示しました。
オープンキャンパスの展示では、研究室単位でのデモ展示だけではなく、情報工学科所属の学生を中心としたプロジェクトである「ソフトウェア工房」も学生たちが展示しています。 今回のオープンキャンパスでは、須藤研の学生たちが卒業研究の内容を展示対応してくれました。教員が表に出るのではなく、学生が主体となって展示対応することにより、見学に来た高校生の皆さんも年齢が近いこともあり親近感を持って聞いてくれます。学生たちも自分らが実施した研究内容を他の人にも見て貰えることで、やる気や充実感が得られているのではないかと思います。
「ソフトウェア工房」は、学生たちが各種アプリケーションの作成やハッカソンへの参加などの経験を通して、主体的に学び成長していくプロジェクトです。オープンキャンパスでは、毎回ハッカソン向けに作成したアプリケーションを主体に展示及び説明対応をしてくれています。今回も、つい先日入学したばかりの1年生も含め、教員は何も手伝わなくとも、全て自主的に展示内容を決めて対応してくれました。これらの経験が、普段の勉学だけでなく、いずれ来る社会での活動においても強く活かされると思っています。
(掲載写真は、全て本人の掲載承諾済み)

2026年4月17日金曜日

海外情報工学研修(タイ バンコク大学)の報告会を開催しました

 神奈川工科大学では、海外の協定校と相互に短期間の学生交流を行っています。2025年度は以下の要領で学生の短期留学を実施し、本日、その報告会が開催されました。


日程:2026年2月12日~3月13日  

訪問先:バンコク大学 ランシットキャンパス  

参加学生:情報工学科、情報ネットワーク・コミュニケーション学科、ロボット・メカトロニクス学科の各学科所属の学生5名


今回の研修は、語学学習や異文化体験にとどまらず、英語による情報技術の学習や、訪問先大学の学生とチームを組んで短期間のアプリケーション開発プロジェクトに取り組むなど、実践的なカリキュラムも含まれていました。


成果報告の様子(安藤さん)


成果報告の様子(小野木さん)


学生の発表では、次のような学びの振り返りがありました。


  • 英語でのコミュニケーションは当初うまくできなかったが、文法にこだわらず伝えたいことを表現することで、徐々に意思疎通ができるようになった  
  • 同じ英語でも、タイの人と日本人では発音に違いがあることを実感した  
  • 学科のカリキュラムには含まれない情報技術の授業を受け、新たな知識を得ることができた  
  • 訪問先大学のバディー(留学生を支援する訪問先大学の学生)から、伝統的な文化だけでなく、現代のタイの習慣や文化についても教えてもらえた  


これら以外にも、1か月という滞在期間の中で、多くの学びや気づきがあったようです。


また、滞在中にはバンコクのマーケット訪問、農業体験、観光なども行われ、勉強以外の面でも貴重な経験ができたとの報告がありました。


報告会の最後には、参加学生全員が、この短期研修を準備した本学教職員への感謝、そして訪問先大学の教員やバディーへの感謝を述べていました。発表を聴講し、そうした姿からも学生の成長を感じることができました。


本研修とりまとめの鷹野教授

次は、バンコク大学からの短期留学生を本学が迎える番です。今回参加した学生には、自身の経験を生かし、今度は受け入れ側として、訪問してくる留学生の学びや異文化体験を積極的に支援してほしいと期待しています。






2026年4月14日火曜日

新入生の初頭教育が始まりました

 神奈川工科大学では、新入生がスムーズに大学の授業に適応できるよう、4月の最初の約2週間、初頭教育を実施しています。この期間に全員が履修するのは、「専門分野概論」と「アカデミックICT」の2科目です。


「専門分野概論」では、大学での学び方に関する基礎的な講義から始まり、大学生として身につけてほしいスキルについての解説、各学科で学ぶ内容の紹介を行っています。情報工学科では、各教員が自分の研究や授業で扱うトピックを交代で講義しています。


この持ち回りの講義では、各教員が先輩たちの卒業研究で取り組んできた内容などを紹介するため、新入生も興味を持って聴講しています。


教員の講義を聴講する様子


「アカデミックICT」では、大学内で使用するネットワークの設定やメール、eラーニングの使い方を学ぶとともに、各授業で必要となるOffice系のアプリケーションの基本操作を習得します。この授業は講義形式ではなく、ほとんどが演習形式で進められるため、新入生も集中して取り組んでいます。


来週からは、いよいよ前期の通常授業が始まります。大学での学習リズムに早く慣れ、充実した学生生活を送ってもらいたいと願っています。