2018年7月31日火曜日

チュラロンコーン大学研修生の最終発表会(7/26(木)) / Final Presentation of IT training program by Students of Chulalongkorn University (July 26, Thr)

発表終了後 / After presentation
7月26日(木)にタイ・チュラロンコーン大学研修生の最終発表会を行いました。この2ヶ月間に取り組んだ研修成果について、質疑応答を含めて一人15分で発表してもらいました。

We had a final presentation of IT training program by students of Chulalongkorn University, Thailand, on July 26 (Thr). They reported their knowledge and skills they have learned for these two month. 15 minutes are assigned for each presentation including questions and answers.


今回は、チュラロンコーン大学のSuda先生、Chawan先生、Chulapong先生もビデオ会議で参加されました。Suda先生、Chawan先生はチュラロンコーン大学から、Chulapong先生は立命館大学からの参加です。チュラロンコーン大学、立命館、KAITの3拠点での中継でした。

# ネット中継の接続がうまく行かない場合がありましたが、何とかやり遂げました!

Aran先生は、都内で開催されていた国際会議ASPT2018に参加されていたため、あいにく参加できませんでした。

This time, we were very happy to have Suda-sensei, Chawan-sensei, and Chulapong-sensei join this session via video conference. Suda-sensei and Chawan-sensei joined from Chulalonkorn University, and Chulapong-sensei from Ritumeikan University. Thus, we had three connections of network, Chula, Ritsumeikan, and KAIT, for broadcasting the session.

# We had sometimes network troubles, but we could accomplish it somehow!

Unfortunately, Aran-sensei could not join the session, since he was participating in the international conference ASPT2018 held in Tokyo area at that time.


指導教員である上平先生、松本先生、陳先生、田中博先生、清原先生、坂内先生、西村先生、鷹野先生を始めとして、チュラロンコーン大学の先輩にあたるピヤラットさん、国際課伊藤様、そして多くのKAIT教員・学生が参加してくれて、大盛況の発表会となりました。

In addition to KAIT supervisors of Chula students, Uehira-sensei, Matsumoto-sensei, Chen-sensei, H.Tanaka-sensei, Kiyohara-sensei, Bannai-sensei, Nishimura-sensei, Takano-sensi, Dr. Piyarat who is a senior of Chula, Ito-san from the international office, and many KAIT teachers and students attended this session. We could have a very exciting time during the final presentation, thanks to nice presentation by Chula students and active discussion.

中継中のピヤラットさん / Dr. Piyarat trying to broadcast the session
会場の参加者の様子 / One shot of audiences in presentation room


下記の研修テーマについて、12名7グループによる発表がありました。どの発表についても、背景、問題提起、提案内容がきちんと説明されており、また実験やデモの結果から、提案内容が実用性の高いアプリケーションに適用可能であることが示されていました。2ヶ月程でこのような素晴らしい成果を達成できたのは、本当に、チュラ学生が優秀であることの証であると思います。

We had the 7 groups of final presentations by 12 Chula students about the following study topics. In every presentation, Chula students explained the background of study, clear issues, and proposed method. Besides, they showed that their proposed method could be applied to some practical applications based on the results of experiments and system demonstrations. According to the fact that Chula students could achieve such promising results in just two months, we can understand how really excellent Chula students are. 
  • T. Sermpong, K. Asawapithulsert, and A. Funsian, Information Embedding by Using 3D Printer
  • T. Wetkullapat, Simulating Traffic Jam by Parking in Prohibited Area
  • W. Ko-ngam and P. Pattamangsang, Automatic Haiku Generator using AI Technology
  • N. Suvanphatep and S. Naidrucksakul, Augmented Reality Interaction Technique
  • W. Savetvit and N. Chaisamphao, A Method for Implementing Autopilot by Creating Semantic Road Map Spaces
  • N. Losuwanakul,  Feasibility Study on Sign Language Motion Recognition by Deep Learning Scheme
  • C. Kittirojrattana, Prediction of User’s Special Feelings to Photo based on Behaviors of Taking and Editing photo









全員の発表の後、修了証の授与式があり、上平先生から一人ひとりに手渡されました。一人ひとりの頑張りを称えたいと思います!

After the presentation, we had a completion ceremony. Uehira-sensei gave a certification of finishing this IT training program for each Chula student. We would like to appreciate every student's hard work!



授与式の様子 / Certification celemony
この後、お別れ会を実施しました。発表のプレッシャーから解放され、みんな楽しんだようでした。あと1週間ほどでいよいよお別れで、さみしい気持ちにもなりますが、最後までいろいろな経験をして欲しいと思います。

After the final presentation, we had a farewell party. Everyone looked free from tension, and it seemed that they could have a fun time in the party. We sometimes feel sad since we have to say good bye almost in one week, but, it would be very nice if they can have a little more experiences until the end of their stay in Japan.


懇親会にて / At farewell party


Java有償化

ある人から、Javaが有償化されることを教えていただきました。これは大きなニュースです。GoogleでJavaを検索しようとすると、第2検索キーワードの1番目が「有償化」になっています (@_@)。関心の高さがうかがえます。
Javaの第二検索キーワードが「有償化」
コンピュータ業界が、非常に大きく変化していくように思います。

個人的には、Java有償化と、Kotlin(コトリン)がAndroidアプリの公式開発言語になったことから、Androidの開発言語を、早めにJavaからKotlinに移行しようと考えています。

2018年7月30日月曜日

やっぱり「青」が好き(オープンキャンパス[7/22]にて)

以前にも記事にしていますが、神奈川工科大学のオープンキャンパスに参加して、来場者アンケートに回答するとお礼の品がもらえます。
7/22(日)のお礼の品は、コンパクトな文具キットでした。
アンケートの回答のお礼の品
一緒に100円玉を置いたので、コンパクトさが伝わるでしょうか。写真では分かりにくいですが、青・オレンジ・緑と3色ありました。
青・オレンジ・緑の3色
当然、色によって人気に違いがあります。
まず、青がなくなりました
最初になくなったのは、「青」でした。
そして、オレンジと緑でデッドヒートを繰り広げ
そして、最後に残ったのは「オレンジ」となります。やはり、寒色系が人気なのでしょうか?

2018年7月29日日曜日

IT夢コン2018中止となりました


 28(土)に予定されていたIT夢コン2018は、台風の影響により、中止となりました。ここまで周到に準備して、あとは野球でいえばプレイボールの宣言、相撲でいえば呼び出しの発声?を待つだけでした。

 台風は私が最初に見たときは998hPaだったので低気圧に早々に変わるんだろう、そのうちいつもの東に進路を変えるんだろう、なんて楽観的に考えていました。予想がつかないものですね。勢力は拡大、進行方向は北西ということで、26日(木)に中止の決断をしました。苦渋の決断でした。

 本年度は51校,304作品の応募がありました.応募学校数は過去最多,応募作品数は2番目の多さでした。北は青森、南は沖縄から生徒さんが集まる予定でした。

準備は完璧にできていました。
最終審査会に残った皆さんからの予稿集掲載の原稿もアップしています。
(最終審査会予稿集の箇所をご確認ください)

残念です。が、現在(2816時)、天気は大きく荒れています。避難準備情報も現在出ています。航空機も欠航が相次いでいます。特に、準備その他を先導した統括の先生にとっては、中止の判断はつらかったと思いますが、今になると冷静で、正しい判断でした。大切な生徒さんを無事に本学に引率し、そしてコンテスト終了後は帰宅まで責任を持つ、という各校の先生の方々の立場からもよかったと思います。

 一方で、応募種類を作成し、そしてプレゼンテーションの準備までしてくれた生徒さんのためにも何等かを考えていく必要があります。引き続き審査方法を改めて検討し、表彰させていただく予定です。最終審査会に残った学校には、改めてご案内させていただく予定ですので、引き続きよろしくお願いします。関係者一同、最後までしっかり対応させていただきます。

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補足
 実施していれば、どのような感じになっていたのか?という観点で、昨年の写真を使って時系列的に見ていきましょう。
(1)受付とファイル受領
 まずは、受付で出席確認と最終審査でのプレゼンファイルをいただきます。



(2)開会宣言
実行委員の統括である宮崎先生から開会宣言があります。


(3)ポスター発表と一次審査
 準決勝と位置付けられるポスター発表と一次審査のもようです。ここで、30件(今年は33件の予定でした)から決勝進出の8件が選ばれます。写真は、ポスター発表の準備と審査の様子です。




(4)最終審査会
 そのもようです。大講堂でのプレゼンテーションです。パワーポイントを使って行ってもらいます。皆さん、立派です。私の講義?講演?よりもはるかに見栄えがいいです。何よりもかんでいませんね。質問しているのは、小宮学長、特別審査員の蒼あんな・れいなさんのお二人と学生審査員の修士の築地君です。
 何度も言いますが、彼女たちの質問、コメントは本当に素晴らしいです。ぜひ、聞きにきてください。







(5)参加者懇談会
 審査員による授賞者決定の審議の時間に並行して、参加してくれた生徒さん、引率の先生の方々による交流会を行っています。






(6)表彰式
 そして、表彰式です。授賞者との記念撮影、集合しての記念撮影です。表彰式後の特別審査員の蒼さんご姉妹との記念撮影の時間も確保しています。気落ちよく、記念撮影に応じてくれるので、キョヒられるのでは?との心配は全く不要です。生徒さんばかりではなく、引率の先生や教育委員会から来ている審査員の先生も彼女たちと記念撮影をしています。私も多くの先生方に遠慮なく?依頼されました。




 今年は開催そのものは中止、ということになりましたが、日曜日の今の天候を見ても判断は正しかったと思います。これからのフォローにより、中止せざるを得なかったことをカバーさせていただく予定です。個人的には、中止はとても残念、蒼さんにお会いできなかったことも残念です。なお、蒼さんとは、毎年7月のこの時期に1回だけお会いできるので、織姫と彦星の関係のようだと勝手に解釈しています。


手作りクッキーをいただきました

先日、とある先生とご一緒させていただいた際、「明日、研究室の飲み会があるので来てください」とお声がけいただきました。大変ありがたいです。しかし、先約があり行けませんでした。そこで、差し入れだけさせていただきました。
手作りクッキーとコーヒーをいただきました

とても義理堅い先生で、お礼として手作りクッキーとコーヒーをいただきました。ありがとうございます。

また、ご一緒させていただく機会があればよいなと思っております。

追伸:
 手作りお菓子に関する記事は、このブログでいくつかあります。「手作りお菓子」というラベルでまとめました(リンク)。

2018年7月28日土曜日

学生の質問がうれしく、達成感を味わえました

明日は試験ということもあり、色々質問を受けました。基本的にパワーポイントですべて用意しているのですが、質問対応は黒板を使って説明せざるを得ません。

プログラミング言語(手続き型言語)は字面では理解できません。たくさん質問がありました。プログラミング言語の動作により変化するメモリイメージを図示して、色々説明しました。非常に楽しかったです。
C++の授業の黒板
「おまじない」などと、ごまかすことなく、全て説明ができるようになるのには、僕も10年以上の月日を要して、やっと纏めることができました(特にオブジェクト指向)。教員が理解したことを、余すことなく伝えるのが教員の務めだと思っています。これからも、一杯、一杯質問してくれると嬉しいです。良い授業は、学生と教員の共同作業によって作られます

追伸
 もう10年以上前の話です。C言語(1年生)の演習担当で、成績上位者を担当したことがあります。個人的には、いつも通りの教え方で、メモリイメージを示しながら、プログラミング言語を教えていました。学生の反応は芳しくなかったのですが、TAの大学院からは、「そういうことだったのですね。今わかりました」と、感動していただきました。教員としては、基本的な事柄だと思っていたのですが、初学者(1年生)には少し難しかったのかもしれません。
 今回、この時の感動を再び味わえて、楽しかったです。

2018年7月27日金曜日

オープンキャンパス夏3連

毎日暑くて嫌になりますが、あちらこちらの大学で毎週のようにオープンキャンパスが開催されていますね。本学も7/22、7/29、8/18と3本立てでの開催となっております。第一弾のテーマは研究室大公開ということで、一度に4研究室を公開いたしました。今回は学生スタッフにその模様を執筆していただいたので、そのまま掲載したいと思います。


l  研究室紹介(稲葉研究室) 
~情報通信技術を使った“賢い社会”の実現~
SCM(サプライチェーンマネジメント)IoTを組み合わせた研究」、「電子タグを利用した、人の購買状況により在庫を管理する」
等の研究紹介がありました。
  


l  研究室紹介(宮崎研究室)
~情報処理技術で社会に貢献する~
VRを使った学習支援」というものがあり、問題に対する答えを自分自身の体を用いて画面に向かって投げるとうゲーム要素もある学習支援のサービスの研究。

l  研究室紹介(納富・鈴木研究室) 
~人間に快適なコンピュータ環境の実現を目指そう,
デバイスからエンタープライズ・システムまで~
E-learningを用いた学習支援」、「初等科・中等科教育におけるPCの組み立てについて技術の支援」等の研究発表がありました。


l  研究室公開(鷹野研究室) 
・データベースやWEBを使用した様々な研究を説明、紹介をされてました。研究室では動画が流されており、その内容を見るために多くの方が立ち入っていました。


施設公開(ソフトウエア工房)
1階のソフトウェア工房ではそこに所属する学生たちによって、彼らの活動内容の紹介や作っているシステムを展示していました。特に目玉となっていたのが履修登録システムで実際に開発しているところを見ることができました。


学科相談コーナー(情報工学科)
・情報工学科の先生が高校生や保護者の皆様の疑問や質問に、丁寧に説明させて頂きました。多くの方が参加されたようで、順番待ちもできておりました。




ここで紹介した研究内容は一部分ですので、まだまだたくさんの研究が行われています。
来週729()にも開催されます。まだいらっしゃってない方は、ぜひお気軽に
来てください! 皆様のお越しをお待ちしております。

お、これは何をやっているのでしょうか?楽しそうです



2018年7月26日木曜日

研究室の入り口にAmazon dashボタンがある!

とある研究室の入り口にAmazon dashボタンがあるのを見つけました。押したくなる気持ちを抑えました。
研究室の入り口にあるAmazon dashボタン
話は少し飛躍します。
IoTスイッチと言えばよいのでしょうか? 独立したボタンで、そのボタンの押下を検知できるような機構があれば、色々な応用アプリが作れると、10年以上前から思っており、そういった機械を熱望していました。

このAmazon dashボタンですが、専用商品を買うものは500円で購入できますが、自由にプログラム可能なものは、数千円します。通常のAmazon dashボタンをIoTスイッチ的にハックする方法もあるのですが、Amazonへの登録設定を宙ぶらりんにする方法で、少しすっきりしせん。

この研究室の学生さんたちが、何かハックして役立てているのか、純粋にコーヒーを注文しているのか、どちらかは分かりません m(_ _)m。どちらにしても、研究室生活を楽しく送ってくれているとよいなと思いました。