ネタがないの?と言われそうですが、大学は土曜日が完全に休みというわけではありません。講義もあります(本学では、教職に関する講義を土曜日に集中させて、専門科目との履修時間の重なりを回避しています)。
今日は、大学院博士後期課程の学生(杉村 博さん)の博士論文公聴会があります(これは頻繁にあるものではありません)。15時からです。研究テーマは「特徴獲得とアノテーションに基づくデータマイニング手法の研究」です。簡単に言うと(簡単にしか言えません(苦笑))、人間が行ってきた知的処理の一部をコンピュータで行うことに関する研究です。人間の高度な専門知識を抽出して、コンピュータに実装するものです。ちょっとそれるかも知れませんが、コンピュータ将棋などもこのカテゴリーだと思います。情報分野の花形領域の一つです。
このように学内に案内が掲示されます。先日の記事と同じく(リンク)、写真では光が反射して見えにくくなっています。
これまで学会の論文誌に掲載された内容を中心に、一つの論文としてまとめ、製本します(これは最終製本前の仮製本のものです)。このやり方は、私の時代と変わっていません。何か一つのことをやり遂げた、という感慨や感謝の気持ちが杉村さんにあると思います。論文の謝辞に指導された先生や仲間に対するお礼とともにご両親に対する感謝の思いが書かれていました。
指導教授の松本先生と。公聴会はこれからなので、ちょっと緊張気味です。松本先生は着替えが残っています。
博士となってからがスタートいう人もいます。杉村さんはまだまだ若いので、周囲の人間から大いに今後の活躍を期待されています。確かにプレッシャーはあるし、研究を進めていく上で行き詰まりもあると思いますが、それらを跳ね除け、ますます活躍することを願っています。それが我々教員一同の願いです。
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