2018年3月20日火曜日

出張報告(学生の学会発表)

 毎年、この時期は各学会の総合大会があり、また卒論、修論の結果が出る時期なので、学生の学会発表も多くなります。同時に、この時期は授業もないので(会議はあります)、教員も後顧の憂いなく?同行できます。私も久しぶりの学生と同行した出張でした。

 卒研生の岡安さんが、畿央大学で開催された教育システム情報学会の研究会(リンク)で論文発表しましたので、そのもようを。ちなみに、発表日は3/17(土)です。

畿央大学はその名のとおり、近畿の中央、住所で言えば奈良県北葛城郡広陵町にあります。最寄の駅は近鉄「五位堂」駅です。奈良よりまだ南です。もうちょっと南にいくと飛鳥周辺です。大学はこのとおり、新しい建物でした。土曜日、春休み、しかも文系主体の大学ということもあり、この日は閑散としていました。

 
構内にはきちんと研究会会場への案内板がありました。幹事の方の気配りとご対応に感謝いたします。

部屋に入るなり、座長(左側の方)に挨拶をし、早々にプロジェクターのチェックを行う岡安さん。私が言うまでもなく、勝手にやってくれます。ちなみに、今回の発表タイトルは「両手で行う手話動作に対する認識手法の基本検討とその評価」です。最終的な目標は手話の自動翻訳ですが、ぞの前段として、手話学習のための復習ツールの実現を検討しています。
 

学会発表は、今回で2回目です。1回目はカナダでの発表だったこともあり(リンク1リック2)、場慣れしているようにも感じるくらい落ち着いていました。私はいつも始まる前は緊張しています。発表しないほうがマシ、って感じるときもあるくらいです。
 

 
質問にもきちんと答えていました。質問者から、「丁寧にやっていることが分かる」って評価されていましたね。この学会はその性質から教員の発表が多く、また発表学生も院生が主なので、その中で立派に発表できたことは高く評価できます。ちなみに、研究室で彼女がやったこと

・新たな特徴量(要するに認識の判断基準となる物理量)の追加による手話認識精度の向上
・従来の片手(右手)のみの手話認識から両手の手話認識への拡張
・手話動画取得と処理方法の拡張(従来は1名ごと→2名同時)
・タイ チュラロンコーン大学、インドネシア PENSからの技術研修生のBuddyとして彼らの研修内容の支援

 心から感謝しています。 

 来週はいよいよ卒業式。彼女もはかま?を着て式典に参加します。男は一張羅?のスーツで事足りるけど、女子学生は何やら大変ですね。そういえば、ヤンゴン大学に卒業式前日に訪問したことがあるけど、女子学生の撮影会に学内がなっていたのを思い出しました。関係ない話、失礼しました。

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