2018年11月19日月曜日

11月16日 展示会で最新情報工学を収集してきました.AIが流行っていました.


11月16日 展示会で最新情報工学を収集してきました.AIが流行っていました.


 世の中の技術の推移は激しく,特に情報関係の技術は日進月歩ではなく,分進秒歩と言われています.情報工学科の教員としても世の中の技術動向を論文だけでなく,企業がどのように最新技術を扱っているのかを色々と調べることが必要です.


 11月16日に「ET & IoTTechnology 2018ET/IoT総合技術展)」を見学してきました.場所はパシフィコ横浜で,みなとみらい線のみなとみらい駅から歩いて5分程の所に展示会場があります.中に入ると沢山の企業と沢山の人・人・人・・・・16日は1万人近い来場者があったようです.


  

 この展示会は基本的に組み込みおよび IoT(Internet of Things) 関係の展示会なので,ハードウェア関係が多いのですが,今の時代ハードウェアだけでは売り物になりません.よってどのようにソフトウェアやアルゴリズムをハードウェアに入れて,高性能な処理をさせるか,ということになります.


 ざっと回ってみて,人工知能(AI)や画像認識関係の処理が非常に多いことが今年の特徴でした.特にエッジコンピューティングやエッジAIという用語があちらこちらで見受けることができます.


 


 エッジコンピューティングとはクライアントに近い所でデータ処理をすることであり,IoT のようにセンサーからの大量のデータを上位のコンピュータの負荷を掛けることなく端末側で処理をしましょう,という技術です.分散処理と考えると当たり前と言えば当たり前ですが,今までは大量のデータを小さなコンピュータで処理するこが難しく,Raspberry Pi のような小型コンピュータでも処理ができるようになってからこの分野で頑張る企業が増えました.


 エッジAIはディープラーニングを使ったAI(ニューラルネットワーク)をエッジコンピュータ(端末側)で処理をしましょう,というものです.今年の展示会ではニューラルネットワーク処理についてコンピュータを使うのではなく,LSI技術を使って高速に大量のデータを処理しましょうという流れがありました.その中でも認識技術(音声・画像)処理の展示が多くあり,各社その為のハードウェアを紹介していました.

Intel (皆さんのパソコンの CPU を供給しているメーカーです)でも FPGA (field-programmable gate array) による RNN(Recurrent Neural Network) の設計についてのデモがあり,非常に簡単にニューラルネットワークのLSI化ができることが示されていました.これにはちょっとびっくりです.こんなに簡単に性能が高いAIがLSI化できるなんて...  ちなみに【ここ】に Intel の FPGA AI 動画があります.単なる宣伝ですが.

あとは面白いところで東芝がジェスチャでプロジェクタの画面を制御するという展示がありました.うちの研究室でも昔キネクトを使って同じようなことをしていましたが,最近はジェスチャ認識の小さなデバイスがあるため,小型化ができるとのことでした.



またIoT技術を使って簡単にコインパーキングにすることができるという展示もありました.説明を聞くと今の技術でも十分に実現可能なのですが,これが発想の力なのでしょうか,賞をとるだけのアイデアだなーと思いました.本学で実施している「夢コン」のアイデアも数年後には実現できる,または実現しているようなものもあるかもしれませんね.


こんな感じで展示会をざっと数時間かけて回りました.なおこの時期になるとみなとみらい駅のあるクイーンズスクエア横浜ではクリスマスツリーが飾られます.毎年趣向をこらしたツリーなのですが,今年は大きな時計が飾られていました.時間は合っていませんでしたが..




また来年の展示会に行って世の中の流れを汲み取ってみたいと思います.



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