大学も地域に寄与することが強く求められる時代になっています。その地域の地場産業への貢献、地域住民に対する支援、文化レベルの向上など、様々な領域があると思います。最近は、Center Of Community (COC)なる言葉も出現しています。
本学科でも厚木市森の里4丁目自治会さんとの協業で、「地域の目 -防犯ネットワーク-」なるシステムを共同開発、運用しています。今日、6月29日(土)は、そのシステムへの新たな要求や今後の進め方などに関する打ち合わせを持ちました。
森の里4丁目さんとは、長い付き合いになりました。本ブログでも、これまでにもいろいろ掲載させていただきました。例えば、
お祭りにお邪魔してごちそうになったり(リンク)、もちろん一緒に仕事もしています(リンク)。報道発表もしています(リンク)。住民の方への説明会も行いました(リンク)。研究成果として、国際学会での発表もしました(リンク)。などなど・・・。いろいろな思い出が去来します・・・
今日の模様を・・・
説明の前にプロジェクターの動作確認をする五百蔵先生。普段の使い方は特殊で、その対応の設定をしていたため、設定を元に戻すのに苦心していました。礼儀を弁える先生なので?、スーツにネクタイの姿でやってきました。普段の大学での服装とは大違いです。
いろいろ面倒を見てくださる原田さん(手前の方)。理学博士の学位をお持ちの方で、ものごとをよりよい方向に進める推進力に我々も助けられています。気さくな方で、ブログには掲載できないことでもお世話になっています(それももちろん、地域貢献の一環です)。
説明中の五百蔵先生。右手の“神奈川工科大学”の幟に注目ください。ちょっとエゲツないと思いませんか?(少なくとも奥ゆかしいとは言えませんね)このような技を(も?)得意としています(笑)。
本ネットワークに加入している方の家に貼る(予定の)シールの原案。フォントの見直しや厚木市への使用許諾申請はこれからです。なにせ、厚木市のマスコットキャラクター“あゆころちゃん”を使用していますので・・・。これが、某警備会社(例えば、○○○していますか?)のシールのように威力が出るといいですね。
民生委員の方からのお話を聞く情報メディア学科の服部哲先生と情報センターの示野さん。自治会内における孤独死など、実際にあった話を聞いています。決して他人事ではないので、彼らの危機感が私にも伝わりました。この写真のように、彼らはそのときは暗かったです。彼らの現状を察した方は、私からもよろしくお願い申し上げます。
意見交換会に参加くださった自治会の幹部の方々。高級住宅街にお住まいだから、という訳ではないですが、話す内容が理知的であり、かつ説得力がありました。真ん中の民生委員の方は、失礼ながらお年を召されていると思いますが、話す内容が非常に鮮明でした。恐れ入りました。
というわけで、いつもと違う土曜の午前でした。このようなことを繰り返しながら、自治会の方といっしょにシステムの機能を追加、新たな使い方を模索したり、運用していきます。そのようなことが、結果として地域社会への寄与とともに、IT(情報技術)の新たな利用につながっていくことになれば、と思っています。