大学教員の仕事は、非定型で、大量の(学生の)データを扱います。そのため、コンピュータを使うのに適した職場といえるでしょう。一般の人は、「定型で大量」のデータを扱うのがコンピュータの仕事だと思っているかもしれません。それはある意味正しいのですが、一度ソフト化してしまえばすんでしまうので、あまり楽しいことはありません。
「非定型、大量」だと、色々創意工夫が必要です。こういったことを上手くHack(*1)できるようにするのが、全ての人にプログラミングを学ばせる目的なのではないかと思っています。
(*1) Hackの元々の意味は、「やっつけ仕事で、何とかなり遂げる」という感じの意味です。正式な対応ではないけれど、上手くつなげたり、つぎはぎしたりして、出来なかったことを出来るようにしてしまう、という雰囲気です。
今回の話は主に提出レポートの管理です。教育効果のために、レポートを紙で印刷して提出させることが多いです。紙のレポートをどう処理するかは、中々の難問です。バーコードを使えばある程度解決しそうですが、作成の手間と、専用装置代がかかるので、中々うまく行きません。
現在、私の中では、大分一区切りつきました。バーコードにまつわる約15年の軌跡をまとめたいと思います。「バーコードに夢見て」というタイトルですが「バーコードに恋して」という方が適切なのではないかと思うほど、バーコードへの熱い思いが込められた壮大なストーリーです(嘘)。
- バーコードに夢見て (リンク)
- 第1話:無料のバーコードリーダーを使えるようにする (リンク)
- 第2話:JANバーコードを作る (リンク)
- 第3話:プリンタ印刷時にフッタにバーコードをつける (リンク)
- 第4話:実験Iがバーコードで管理される (リンク)
- 第5話:学籍番号がバーコードになったシールを配る (リンク)
- 第6話:学籍番号と課題番号をバーコードを短冊状に印刷して配る (リンク)
- 第7話:表紙作成マクロ (リンク)
- 第8話:QRコードの作り方を書いた解答用紙を配る (リンク)
- 第9話:QRコード自動埋め込みレポート用紙 (リンク)
- 第10話:ラベル屋さん9 web版を使う(研究) (リンク)
- 第11話:ラベル屋さん9 web版を使う(バーコード付き学籍番号シール) (リンク)
- 第12話:無償のバーコードフォントを見つける (リンク)
□まとめ
記事の公開はこれからですが、まとめです。
ここまで約15年経ったでしょうか? 時代の流れ、などに揉まれながら、ここまで来ました。紆余曲折あり、成長させて頂きました。
繰り返しですが、教員の仕事は非定型です。これらの記事を参考にしていただいて、皆さんの一番便利な形を見つけていただければと思います。バーコードを使った管理のコツは、全自動にこだわらないこと、つまり、手作業よりも楽だよな、くらいに収めておくのが、精神的にも肉体的にも楽に管理できます。
授業がらみの番外編(出席管理)として、以下の記事も書けたらよいなと思っています。
- USBキーボードとして認識される磁気カードリーダー
- 磁気カードリーダーで出席を取る、ICカードで出席を取る
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