2015年8月4日火曜日

第6話:学籍番号と課題番号をバーコードを短冊状に印刷して配る

バーコードに夢見ての第6話です。

目次
  • バーコードに夢見て (リンク
  • 第1話:無料のバーコードリーダーを使えるようにする (リンク
  • 第2話:JANバーコードを作る (リンク
  • 第3話:プリンタ印刷時にフッタにバーコードをつける (リンク)
  • 第4話:実験Iがバーコードで管理される (リンク
  • 第5話:学籍番号がバーコードになったシールを配る (リンク
  • 第6話:学籍番号と課題番号をバーコードを短冊状に印刷して配る (リンク
  • 第7話:表紙作成マクロ (リンク
  • 第8話:QRコードの作り方を書いた解答用紙を配る (リンク
  • 第9話:QRコード自動埋め込みレポート用紙 (リンク
  • 第10話:ラベル屋さん9 web版を使う(研究) (リンク
  • 第11話:ラベル屋さん9 web版を使う(バーコード付き学籍番号シール) (リンク) 
  • 第12話:無償のバーコードフォントを見つける (リンク)

    ■課題ごとに管理したい

    学籍番号のバーコードを作ることで、単純なレポートの採点は便利になりました。しかし、課題を複数出しているとき、どの課題を出しているか、出していないかなども管理したくなります。

    人間、すぐ欲深くなります。そして、欲深くなると、色々大変なことが出てきます。

    今回の場合は、学籍番号だけでなく課題番号もバーコードに載せなくてはいけません。そして、学生さんに課題数分のバーコードを配布しないといけません。


    ■バーコード作成の問題は未だ解決せず

     前の記事「実験Iがバーコードで管理される」で、バーコードを作るためのフォントが配られた話をしました。
    • 第4話:実験Iがバーコードで管理される (リンク
    フォントを使ってバーコードを作る方法の欠点は、作成者がバーコードのフォントをもっていないといけないということです。つまり学生に バーコードを作らせようとすると、学生数だけバーコードフォントのライセンスを購入しないといけません。実験Iでは教員の数だけライセンスを買えばよいのですが、学生の数だけライセンスを買うのは、コストがかかりすぎます。

     そこで、実験課題用ごとにバーコードを印刷して、学生に配ることにしました。学籍番号のシール、これを短冊状に細くしたのが異なります。

     A4の紙に、学籍番号、課題番号、そのバーコードを横に並べた紙を教員が、学生ごとに作成します。昔のデータを探したのですが、ありませんでした。以下はイメージです。

    学籍番号、課題番号、バーコードを横長の短冊状にして印刷する
    (写真はイメージです。本当はもっとかっこよいのを作りました。今は見つけられません)
    この紙を、あらかじめ配っておきます。学生さんは、レポート提出時に、提出する課題を、横長に短冊状に切り、それぞれの課題のレポートにホッチキスで留めて提出してもらいます。

    細かい話ですが、私が(当時)自由に作れるのはJAN8コードとJAN13だけでした。そのため、JAN13コードを使い、最初の7桁を学籍番号、次の2桁を授業コード、その次の3桁を課題番号、最後の1桁はパリティという固定長のフォーマットを独自に定義して管理していました。


    ■実際に適用してみて
     やはり、バーコードが印字された紙をなくしてしまう人、忘れてしまう人の対応があるのが面倒です。

     また、バーコードを貼り付けるために、大量のホッチキスの針が必要になります。レポートの印刷は大学で出来るのですが、それを閉じるホッチキスが無いといった状態です。これは、ホッチキスの針を大量に用意することで、対応しました。

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