バーコードに夢見ての第9話「QRコード自動埋め込みレポート用紙」です。
目次
■課題もバーコード管理する
解答用紙の雛形を用意し、その雛形に2次元バーコード(QRコード)の作り方を書くことで、QRコード付きの解答用紙を受けとることが出きるようになりました。
学籍番号だけでなく、問題番号もQRコードの情報に付加してくれると、課題ごとに正解・間違いを管理することができます。しかし、このようなQRコードを作成することを、学生さんにお願いすることは難しいです。
レポートの上部に、学籍番号、課題番号などを記述するマスがあります。ここにバーコードを格納するマスも用意しておきます。そして、Wordのマクロ機能(Visual Basic for Application(VBA))を使って、バーコードを自動で挿入するようにします。
具体的には、Wordのマクロ機能で、表の中の、学籍番号を書くマスと、課題番号を書くマスに書かれた情報を取り出して、QRコードを作成し、QRコードを貼り付けています。QRコードの作成はGoogle Chart APIを使っています。
学生さんには、学籍番号と課題番号を記入した後、マクロを実行してもらうだけになります。Google Chart APIを使っているため、実行はネットにつながっている状態で行わなくてはなりません。
■バーコード付きレポート用紙ver2
このQRコード付きレポート用紙を使って、学籍番号、課題番号を管理することができるようになりました。しかし、採点結果は別途管理しないといけません。そこで以下のように改良を加えました。バーコードが2か所になっているのが特徴です。
このQRコード付きレポート用紙ver2では、左側は「学籍番号, 課題番号, 0」、右側は「学籍番号, 課題番号, 1」という情報が埋め込まれたQRコードを生成します。採点時、正解の時は右側のQRコード、間違いの時は左側のQRコードを読み込むことで、レポートの集計をしています。
■バーコード付きレポート用紙ver3(QRコード版) (追記: 2015-11-22)
QRコードを作るときに、全角文字を入力したり、桁数の足らない学籍番号を入力したりなど、間違ったQRコードで提出する人がいます。そこで、バーコードを学生さんに作ってもらうのではなく、マクロで作ることにしました。マクロで作るといっても、実際にマクロでは作っていません。マクロ部分は学籍番号が半角数字7桁になっているかのチェックし、マクロでGoogle Chartにアクセスしバーコードを生成してもらって、それを貼り付けます。
マクロにするために、マクロ実行ボタン([バーコード作成]ボタン)をつけることにしました。以下の例は、正しく入力せずにバーコードが作れなかった例です。
マクロを有効にしてもらわないといけないという新たなハードルがあるのですが、間違いは減るのではないかと思います。
■バーコード付きレポート用紙ver4(JANコード版) (追記: 2015-11-22)
Office製品のマクロを積極的に使わなかった理由は、マクロはウィルスの温床になるため、デフォルトで実行が制限されています。そのため、使いこなすのに障壁があると考えていたからです。しかし、エラーチェックのために、「バーコード付きレポート用紙ver3(QRコード版) 」のようにマクロを使うことを認めたのならば、もう一工夫できると思いました。それはJANコードの自動生成です。
QRコードは、文字数の長さも自由で、数字だけでなく英字も使えるため、非常に使い勝手が良いです。しかし、QRコード用のバーコードリーダーは高価で、持っている人が少ないです。使用しているバーコードが2次元バーコードであれば、購入すべきバーコードリーダーが安価になるという利点があります。
マクロを有効にしたため、マクロ内でJANバーコードを作ってみることにしました。
[バーコード作成]ボタンを押すと、バーコードが生成され、所定の箇所に貼り付けられるのは、「バーコード付きレポート用紙ver3(QRコード版)」と一緒です。
色々使い勝手が良くなってきたのではないかと思います。
目次
- バーコードに夢見て (リンク)
- 第1話:無料のバーコードリーダーを使えるようにする (リンク)
- 第2話:JANバーコードを作る (リンク)
- 第3話:プリンタ印刷時にフッタにバーコードをつける (リンク)
- 第4話:実験Iがバーコードで管理される (リンク)
- 第5話:学籍番号がバーコードになったシールを配る (リンク)
- 第6話:学籍番号と課題番号をバーコードを短冊状に印刷して配る (リンク)
- 第7話:表紙作成マクロ (リンク)
- 第8話:QRコードの作り方を書いた解答用紙を配る (リンク)
- 第9話:QRコード自動埋め込みレポート用紙 (リンク)
- 第10話:ラベル屋さん9 web版を使う(研究) (リンク)
- 第11話:ラベル屋さん9 web版を使う(バーコード付き学籍番号シール) (リンク)
- 第12話:無償のバーコードフォントを見つける (リンク)
■課題もバーコード管理する
解答用紙の雛形を用意し、その雛形に2次元バーコード(QRコード)の作り方を書くことで、QRコード付きの解答用紙を受けとることが出きるようになりました。
- 第8話:QRコードの作り方を書いた解答用紙を配る(リンク)
学籍番号だけでなく、問題番号もQRコードの情報に付加してくれると、課題ごとに正解・間違いを管理することができます。しかし、このようなQRコードを作成することを、学生さんにお願いすることは難しいです。
レポートの上部に、学籍番号、課題番号などを記述するマスがあります。ここにバーコードを格納するマスも用意しておきます。そして、Wordのマクロ機能(Visual Basic for Application(VBA))を使って、バーコードを自動で挿入するようにします。
QRコード自動埋め込みレポート用紙のヘッダ部分 |
学生さんには、学籍番号と課題番号を記入した後、マクロを実行してもらうだけになります。Google Chart APIを使っているため、実行はネットにつながっている状態で行わなくてはなりません。
■バーコード付きレポート用紙ver2
このQRコード付きレポート用紙を使って、学籍番号、課題番号を管理することができるようになりました。しかし、採点結果は別途管理しないといけません。そこで以下のように改良を加えました。バーコードが2か所になっているのが特徴です。
QRコード自動埋め込みレポート用紙(改良版)のヘッダ部分 |
■バーコード付きレポート用紙ver3(QRコード版) (追記: 2015-11-22)
QRコードを作るときに、全角文字を入力したり、桁数の足らない学籍番号を入力したりなど、間違ったQRコードで提出する人がいます。そこで、バーコードを学生さんに作ってもらうのではなく、マクロで作ることにしました。マクロで作るといっても、実際にマクロでは作っていません。マクロ部分は学籍番号が半角数字7桁になっているかのチェックし、マクロでGoogle Chartにアクセスしバーコードを生成してもらって、それを貼り付けます。
マクロにするために、マクロ実行ボタン([バーコード作成]ボタン)をつけることにしました。以下の例は、正しく入力せずにバーコードが作れなかった例です。
[バーコード作成]ボタンを押したが、学籍番号が間違えていた例 |
■バーコード付きレポート用紙ver4(JANコード版) (追記: 2015-11-22)
Office製品のマクロを積極的に使わなかった理由は、マクロはウィルスの温床になるため、デフォルトで実行が制限されています。そのため、使いこなすのに障壁があると考えていたからです。しかし、エラーチェックのために、「バーコード付きレポート用紙ver3(QRコード版) 」のようにマクロを使うことを認めたのならば、もう一工夫できると思いました。それはJANコードの自動生成です。
QRコードは、文字数の長さも自由で、数字だけでなく英字も使えるため、非常に使い勝手が良いです。しかし、QRコード用のバーコードリーダーは高価で、持っている人が少ないです。使用しているバーコードが2次元バーコードであれば、購入すべきバーコードリーダーが安価になるという利点があります。
マクロを有効にしたため、マクロ内でJANバーコードを作ってみることにしました。
[バーコード作成]ボタンを押すと、バーコードが生成され、所定の箇所に貼り付けられるのは、「バーコード付きレポート用紙ver3(QRコード版)」と一緒です。
色々使い勝手が良くなってきたのではないかと思います。
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