バーコードに夢見ての第5話「学籍番号がバーコードになったシールを配る」です。
目次
■実験ではなく、講義での使用を考える
実験は3時間の授業の中で、20人程度に、バーコード付きの表紙を配ればよいので、バーコード配布には困りませんでした。
今回の話は、情報工学特別講義のレポートを提出させるときに使った方法です。この授業は250人以上の学生が受ける科目です。採点の終わったレポートを、Excelなどに点数を転記するだけでも一苦労です。転記するために、レポートを学籍番号順に並べるだけで、1時間かかっていたと思います。
■バーコードの画像ファイルを作る
Excelでバーコードのパターンを作ることは出来るようになりました。これを少し改造して、バーコードが表示された画像ファイルを作ることに成功しまし た。ファイル名は学籍番号になっています。 他大学用ですが、当時(2002年)作成したバーコードが未だ残っていました。以下に示します。
他大学では、学籍番号にアルファベットが入っているので、私が勝手に決めたルールで数字に置き換え、JAN8に収まるようにしています。
■差し込み印刷する
画像ファイルを見て分かるように、未だバーコードの下に、学生番号と名前も入れることは出来ない状態でした。バーコードを見ても、誰のバーコードか分かりません。そこで、一言で言えば差し込み印刷的なこと、つまりバーコードの画像と学籍番号・名前を一緒に印刷することにします。Wordの差し込み印刷に、画像ファイルを差し込める機能はあるのでしょうか? そのような方法を私は知りません。
そこで、HTMLのtableを駆使して、画像ファイル(バーコード)と学籍番号と名前を表として配置することで、差し込み印刷を実現します。HTMLファイルは、当然Perlなどを使って自動生成します。
これで何とかバーコードを差し込み印刷的に、作ることに成功しました。
■シールにする
HTMLファイルをWebブラウザに表示させれば、レイアウトは完了です。あとは印刷です。あらかじめカットされた細かいシールに印刷したいですが、そのようなシールを持っていません。
そこで、A4の大きさのシールに印刷した後、カットすることにします。A4の大きさのシールは、卒業論文のバインダーにタイトルなどを貼るために毎年配布されます。そして、このシールは毎年余るので、手元にそれなりに残っていました。
シールを裁断し、シールの束を作ります。輪ゴムで止めて完成です。
■授業時に配る
実際に配布したのは情報工学特別講義という授業です。当時250人くらいが受けている講義形式の授業です。指定のフォーマットの用紙に授業の感想などを書きます。
シールの配布ですが、授業を聞いている間に、学生間でシールの束を回して、自分のシールを受け取ってもらおうとしました。しかし、学生さんの間で慣れていないのか、途中でシールの束の回覧が終わってしまったりと、色々不都合がありました。
■反省点
授業でも、何とかバーコードを使ってレポートの提出状況を管理することは出来るようになりました。しかし、バーコードの配布方法には問題点が残ります。
目次
- バーコードに夢見て (リンク)
- 第1話:無料のバーコードリーダーを使えるようにする (リンク)
- 第2話:JANバーコードを作る (リンク)
- 第3話:プリンタ印刷時にフッタにバーコードをつける (リンク)
- 第4話:実験Iがバーコードで管理される (リンク)
- 第5話:学籍番号がバーコードになったシールを配る (リンク)
- 第6話:学籍番号と課題番号をバーコードを短冊状に印刷して配る (リンク)
- 第7話:表紙作成マクロ (リンク)
- 第8話:QRコードの作り方を書いた解答用紙を配る (リンク)
- 第9話:QRコード自動埋め込みレポート用紙 (リンク)
- 第10話:ラベル屋さん9 web版を使う(研究) (リンク)
- 第11話:ラベル屋さん9 web版を使う(バーコード付き学籍番号シール) (リンク)
- 第12話:無償のバーコードフォントを見つける (リンク)
■実験ではなく、講義での使用を考える
実験は3時間の授業の中で、20人程度に、バーコード付きの表紙を配ればよいので、バーコード配布には困りませんでした。
今回の話は、情報工学特別講義のレポートを提出させるときに使った方法です。この授業は250人以上の学生が受ける科目です。採点の終わったレポートを、Excelなどに点数を転記するだけでも一苦労です。転記するために、レポートを学籍番号順に並べるだけで、1時間かかっていたと思います。
■バーコードの画像ファイルを作る
Excelでバーコードのパターンを作ることは出来るようになりました。これを少し改造して、バーコードが表示された画像ファイルを作ることに成功しまし た。ファイル名は学籍番号になっています。 他大学用ですが、当時(2002年)作成したバーコードが未だ残っていました。以下に示します。
「C13-0010F.bmp」というファイル名のバーコード |
■差し込み印刷する
画像ファイルを見て分かるように、未だバーコードの下に、学生番号と名前も入れることは出来ない状態でした。バーコードを見ても、誰のバーコードか分かりません。そこで、一言で言えば差し込み印刷的なこと、つまりバーコードの画像と学籍番号・名前を一緒に印刷することにします。Wordの差し込み印刷に、画像ファイルを差し込める機能はあるのでしょうか? そのような方法を私は知りません。
そこで、HTMLのtableを駆使して、画像ファイル(バーコード)と学籍番号と名前を表として配置することで、差し込み印刷を実現します。HTMLファイルは、当然Perlなどを使って自動生成します。
これで何とかバーコードを差し込み印刷的に、作ることに成功しました。
■シールにする
HTMLファイルをWebブラウザに表示させれば、レイアウトは完了です。あとは印刷です。あらかじめカットされた細かいシールに印刷したいですが、そのようなシールを持っていません。
そこで、A4の大きさのシールに印刷した後、カットすることにします。A4の大きさのシールは、卒業論文のバインダーにタイトルなどを貼るために毎年配布されます。そして、このシールは毎年余るので、手元にそれなりに残っていました。
シールを裁断し、シールの束を作ります。輪ゴムで止めて完成です。
■授業時に配る
実際に配布したのは情報工学特別講義という授業です。当時250人くらいが受けている講義形式の授業です。指定のフォーマットの用紙に授業の感想などを書きます。
シールの配布ですが、授業を聞いている間に、学生間でシールの束を回して、自分のシールを受け取ってもらおうとしました。しかし、学生さんの間で慣れていないのか、途中でシールの束の回覧が終わってしまったりと、色々不都合がありました。
■反省点
授業でも、何とかバーコードを使ってレポートの提出状況を管理することは出来るようになりました。しかし、バーコードの配布方法には問題点が残ります。
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