2022年12月26日月曜日

BMFSA2022年次大会にて学生奨励賞を受賞

 

2022121718日にアクリエひめじ(兵庫県姫路市)にて対面開催されたバイオメディカル・ファジィ・システム学会(BMFSA)第35回(2022年)年次大会において,情報学部情報工学科学部4年生(納富研究室所属)の齊藤仁さんが「特定単語の打鍵タイミングと打鍵音を用いた継続的な本人認証手法の検討」というタイトルで研究発表を行い,学生奨励賞を受賞しました.FIT奨励賞に続き今年2回目の受賞となりました.

本発表では,PCのキーボード操作の打鍵音を継続的に収集・分析して操作者を判定する手法において,特定キーの打鍵音のみによる認証精度の評価結果を報告しました.提案手法はオンラインでのなりすまし防止への活用が期待されます.

研究および学会発表について,齊藤さんは,「FITに続いてBMFSAでも学生奨励賞をいただくことができとてもうれしく感じています.他分野であるバイオメディカルにおいても我々が行っている研究が評価されたということで,自信をもって本研究を続けていきたいと思います」と感想を話してくれました.

今後のさらなる活躍に期待したいと思います.

(a) アクリエひめじ にて

(b) 受賞後の様子

(c) 学会から届いた賞状


2022年12月22日木曜日

手話動作データを取得しました

  今年初めての手話動作データ取得です。毎年同じ事やっているのではないです。実は同じことをやるだけでも結構なことです。研究室の学生は、大学院生以外は毎年入れ替わります。そういう意味で、同じことでも継続できない場合も多いです。院生の若尾君の力と去年の卒研生と3年生が真剣に引継ぎ作業を行ったおかげです。


今回のメンバーの集合写真。中央が手話指導をしてくださる株式会社ケイ・シー・シー(https://www.kcc.co.jp/)の小林さん。かなり長いお付き合いになりました。院生1名と4年生4年生です。写真の他に見習いの3年生2名がいます。何故写っていないんだ?とのご指摘はごもっとも。いろいろな事情があります。ご察しください。が、察するようなことではないです。念のため。

はじめに、小林さんの手話動作のデータを取得します。今回は短文手話8種、その文を構成する単語22種。それを5人、そして短文、単語をそれぞれ**サンプル取得します(**はノウハウなので言えません、というのは嘘で、単に私が覚えていないだけです)。なので、時間を当然要します。人工知能はまずはデータがあってです。AIと言えども決してスマートな領域だけではありません。

加速度センサのデータ取得を担当する栗原君、黒尾君を心配?している若尾君の図。本装置は総務省の委託を受けて、慶応大学等と本学(川喜田先生)が開発中の装置なので、現段階では装置の理解と一定の無線の技術知識が必要です。装置をお借りしています。ありがとうございます。

この日のために事前に手話動作を覚えてきた白藤君。もっとも左右逆に覚えてきたミスがあり。しかし、事前に準備していることはGREAT。普段の授業から想像できない、とは言い過ぎ?? 彼曰く、「迷惑をかける訳にはいきません。」立派です。

こちら側は、動画データを取得する担当、その他という感じ。取得の進行管理、取得画像のチェック側です。

 3日間にわたるデータ取得もあと1日残すまでです。何とかここまできました。(実は、いまさっき終了しました。)取得データを処理してAIの学習モデル作成の入力データにするのもひと手間かかります。取得後のことは、若尾君が差配してくれるでしょう。よろしく。

 しかし・・・。そうですね。改めて写真を見るとペットボトルが写っていたり、構図が不十分で学会のスライドとして使えそうなものがなかったです。被写体に問題がある、という訳ではなく。20日に改めてそれ用の撮影します。

 卒論締切を控える中で頑張っている彼らに拍手を送りたいと思います。もっとも、早くからやっておけばこんな記事にはならないはず・・・という正論が聞こえます(たぶん、空耳でしょう)。

PS

最終日の今日20日、若尾君が撮った写真がこれです。手話動作監督、手話動作者、画像取得者、加速度取得者がバランスよく撮れています。ティッシュの箱が余分ですが。

 センサが1種ではなく、複数のセンサを使用する方法は、マルチモーダル手法と呼ばれていますが、その手法を用いてより高精度、高信頼な手話動作の識別とその後の認識を目指しています。

2022年12月2日金曜日

愛川町で研究成果報告

11月15日(火),包括連携協定に基づく愛川町との共同研究の一環として情報工学科学部4年の菅原蓮さんが研究成果を発表しました.

今年の春から共同研究を始め,徐々に形になっていた夏頃に愛川町のご担当の方よりから「発表は菅原さんに」と指名がありました.日頃の頑張りが認められたのでしょう.

一月前から準備を始めたのですが,打合せの都度まとめたスライド120枚を10枚にまとめるのに苦労していました.いままで頑張って作ってきたものを捨てることになるので取捨選択に相当悩んだようです.

当日は会場に五十名程度の方がおり,菅原さんも相当緊張していましたが,滞りなく終了し,研究メンバー全員で撮影しました.

菅原さん,やりきった感満載の笑顔です.

最もこれで終了,というわけにはいかず12月に学会のセミナーでの発表,1月に卒論発表が控えています.この経験が社会人になってきたとき必ず生きてくることでしょう.

2022年12月1日木曜日

年内最後のオープンキャンパスが実施されました [11/27]

 年内最後となるオープンキャンパスを快晴のもと11/27(日)に対面で開催しました。

守衛所の前に看板

今回のオープンキャンパスは、午後のみの開催でした。情報工学科としては、下記の2つの企画を行いました。

  • 学科別ガイダンス
  • 学科相談コーナー
■学科別ガイダンス
今回は、K1-1201が会場でしたので、少し広めの教室だったかもしれません。情報工学科、情報ネットワーク・コミュニケーション学科、情報メディア学科の順番で各学科の説明を行いました。続けて聞くと、3学科の違いがよく分ったのではないでしょうか。

情報工学科の学科別ガイダンスの様子

■学科相談コーナー
情報工学科への入試について・入学してからの授業のこと・学生生活など、学科の教員へ直接相談できる機会でしたので、様々な相談がありました。
個別相談の様子

次回は、2023年3月26日(日)となります。本学への入学を考えている方は、ぜひご参加ください。

■おまけ(キャンパスツアー)
毎回のオープンキャンパスでは、学生スタッフがキャンパス(学内)ツアーを実施しています。今回も、学内の主な見学スポットを案内していました。青い旗が目印です。

学生スタッフによるキャンパスツアー