2026年6月30日火曜日

大学合同で実施中のPBL授業の合宿を行いました

情報工学科では、長年、「ミライケータイプロジェクト」というプロジェクト型授業(PBL)にも取り組んでいます。



PBLは、一般に、実社会の課題に近いテーマを設定してチームで取り組むのですが、この「ミライケータイプロジェクト」では、「ミライ」において人々に求められる「ケータイ」サービスを企画・開発するというのが目的となります。今年は、4大学の30名強の学生が参加して授業が行われています。今週末に、このPBLの授業の一環として実施される合同合宿が開催されました。


開会式の模様

このプロジェクトの特徴の一つに、プロジェクトを推進するチームが大学混成になるという点があります。今回開催した合宿までは、大学単位で「ミライ」のサービスを検討するのですが、合宿中では各大学が提案するサービスを大学混成のグループでブラッシュアップします。その後、本年度実施するサービスを学生が投票で選ぶのですが、選んだあとの実際のサービス開発も大学混成のメンバーで実施します。その意味において、この合同合宿はチームを結成し、チーム間のコミュニケーションの土台を作る非常に重要なイベントなのです。

サービス開発の議論の模様

情報工学科からは、本年度は5名の3年生が参加をしています。合宿では当然異なるチームに参加することになりますが、それぞれのチームにおいてより良いサービスが実現できるよう、積極的に議論に参加をしていました。

神奈川工科大学からの履修者

本年度は、3つのサービスに取り組むことになり、情報工学科の学生は、そのうち2つのサービスに参加することになりました。これからは、各サービスの開発のフェーズに入ります。

このプロジェクトに参加している大学は、北は北海道、西は京都にありますので、この合宿以降の作業はオンラインツールを駆使しながらの開発となります。年内にはサービスを完成させるスケジュールで進めます。プロジェクトの進捗は、適宜このブログでも紹介したいと思いますので、楽しみにしていてください。


2026年6月17日水曜日

オープンキャンパス(6月14日)での展示・対応

今回は、6月14日に実施された今年度3回目のオープンキャンパスにおける情報工学科の展示他について報告します (5月の2回目のオープンキャンパスについては、適切な写真が手に入りませんでしたのでボツです...)。 今回に限らず、オープンキャンパスでは各学部・学科の相談コーナーが設けられます。各教員がローテーションで対応するのですが、今回は松本教授及び宮崎教授の担当でした(写真は松本教授)。相談内容としては、情報学部4学科間の違い、情報工学科で学べる事、及び各入試への対応や大学前の準備要否などが多いです。
また、前回から情報工学科が入っているK1号館の6Fにて、大塚教授が主導して各研究室の研究内容を常設展示するスペースを設置しました。まだ試行段階でやや殺風景ですが、今後順次充実させていく予定です。
また今回は、上記の常設展示と一緒に鷹野研の学生らが研究室の研究内容を展示してくれました。鷹野研は情報工学科内では特に人気が高い研究室で、大学院生も多く、非常に活発に研究や対外発表をしている研究室の一つです。それらの研究成果を生かしたデモなどを、学生主体で積極的に展示対応してくれ、教員から見ても学科のアピールとして非常に助かっています。
(各写真の掲載は本人了承済み)

2026年6月11日木曜日

オープンキャンパス(4月26日)での学科展示の様子

少し時間が経ってしまいましたが、4月26日にオープンキャンパスが実施され、情報学部の各学科と並んで情報工学科もデモなどを展示しました。
オープンキャンパスの展示では、研究室単位でのデモ展示だけではなく、情報工学科所属の学生を中心としたプロジェクトである「ソフトウェア工房」も学生たちが展示しています。 今回のオープンキャンパスでは、須藤研の学生たちが卒業研究の内容を展示対応してくれました。教員が表に出るのではなく、学生が主体となって展示対応することにより、見学に来た高校生の皆さんも年齢が近いこともあり親近感を持って聞いてくれます。学生たちも自分らが実施した研究内容を他の人にも見て貰えることで、やる気や充実感が得られているのではないかと思います。
「ソフトウェア工房」は、学生たちが各種アプリケーションの作成やハッカソンへの参加などの経験を通して、主体的に学び成長していくプロジェクトです。オープンキャンパスでは、毎回ハッカソン向けに作成したアプリケーションを主体に展示及び説明対応をしてくれています。今回も、つい先日入学したばかりの1年生も含め、教員は何も手伝わなくとも、全て自主的に展示内容を決めて対応してくれました。これらの経験が、普段の勉学だけでなく、いずれ来る社会での活動においても強く活かされると思っています。
(掲載写真は、全て本人の掲載承諾済み)

2026年4月17日金曜日

海外情報工学研修(タイ バンコク大学)の報告会を開催しました

 神奈川工科大学では、海外の協定校と相互に短期間の学生交流を行っています。2025年度は以下の要領で学生の短期留学を実施し、本日、その報告会が開催されました。


日程:2026年2月12日~3月13日  

訪問先:バンコク大学 ランシットキャンパス  

参加学生:情報工学科、情報ネットワーク・コミュニケーション学科、ロボット・メカトロニクス学科の各学科所属の学生5名


今回の研修は、語学学習や異文化体験にとどまらず、英語による情報技術の学習や、訪問先大学の学生とチームを組んで短期間のアプリケーション開発プロジェクトに取り組むなど、実践的なカリキュラムも含まれていました。


成果報告の様子(安藤さん)


成果報告の様子(小野木さん)


学生の発表では、次のような学びの振り返りがありました。


  • 英語でのコミュニケーションは当初うまくできなかったが、文法にこだわらず伝えたいことを表現することで、徐々に意思疎通ができるようになった  
  • 同じ英語でも、タイの人と日本人では発音に違いがあることを実感した  
  • 学科のカリキュラムには含まれない情報技術の授業を受け、新たな知識を得ることができた  
  • 訪問先大学のバディー(留学生を支援する訪問先大学の学生)から、伝統的な文化だけでなく、現代のタイの習慣や文化についても教えてもらえた  


これら以外にも、1か月という滞在期間の中で、多くの学びや気づきがあったようです。


また、滞在中にはバンコクのマーケット訪問、農業体験、観光なども行われ、勉強以外の面でも貴重な経験ができたとの報告がありました。


報告会の最後には、参加学生全員が、この短期研修を準備した本学教職員への感謝、そして訪問先大学の教員やバディーへの感謝を述べていました。発表を聴講し、そうした姿からも学生の成長を感じることができました。


本研修とりまとめの鷹野教授

次は、バンコク大学からの短期留学生を本学が迎える番です。今回参加した学生には、自身の経験を生かし、今度は受け入れ側として、訪問してくる留学生の学びや異文化体験を積極的に支援してほしいと期待しています。






2026年4月14日火曜日

新入生の初頭教育が始まりました

 神奈川工科大学では、新入生がスムーズに大学の授業に適応できるよう、4月の最初の約2週間、初頭教育を実施しています。この期間に全員が履修するのは、「専門分野概論」と「アカデミックICT」の2科目です。


「専門分野概論」では、大学での学び方に関する基礎的な講義から始まり、大学生として身につけてほしいスキルについての解説、各学科で学ぶ内容の紹介を行っています。情報工学科では、各教員が自分の研究や授業で扱うトピックを交代で講義しています。


この持ち回りの講義では、各教員が先輩たちの卒業研究で取り組んできた内容などを紹介するため、新入生も興味を持って聴講しています。


教員の講義を聴講する様子


「アカデミックICT」では、大学内で使用するネットワークの設定やメール、eラーニングの使い方を学ぶとともに、各授業で必要となるOffice系のアプリケーションの基本操作を習得します。この授業は講義形式ではなく、ほとんどが演習形式で進められるため、新入生も集中して取り組んでいます。


来週からは、いよいよ前期の通常授業が始まります。大学での学習リズムに早く慣れ、充実した学生生活を送ってもらいたいと願っています。


2026年4月6日月曜日

新入生向けフレッシャーズガイダンス(FG)を開催しました。

神奈川工科大学では例年、新入生向けのオリエンテーションとして、学科別にフレッシャーズガイダンス(FG)を開催しています。FGでは、大学生活に向けた授業の履修方法、卒業後の将来像、部・サークル活動などの説明だけでなく、学生同士が知り合い親交を深めるためのイベントも行われます。今年度は4月2日・3日の2日間に掛けて実施しました。


今年度の情報工学科の新入生は全員で186名です。FG初日の前半は一つの部屋に全員集まり、上述した内容以外にも学科長の講話、資格取得、学科の教員紹介なども含めた話を、緊張と期待感を滲ませながら聞いていました(教員からはそのように感じました!?)。


学科長講話の前半は、勉強における生成AIの功罪やダニング=クルーガー効果を引用した上での心掛け(謙虚さと奢り)と言った学生には少々耳が痛くなる話でしたが、後半は自身の経験を踏まえた上で学生時代を是非楽しんで欲しい!というリラックスして終わる内容で、新入生もほっとした様子でした。

学科長講話の様子


昼食後の後半には、アドバイザー懇談会と呼ばれるイベントを毎年実施しています。情報工学科では、学生を40人強の人数ごとにクラス分けしており、計4クラスあります。各クラスには1名の教員が担任として付いているのですが、新入生の立ち上がりにおいて40人余りを1名で見るのはかなり困難です。その為、各クラスをさらに4分割し、10人強に対し1名の教員をアドバイザーとして配置しています。そのアドバイザーごとに実施するのがアドバイザー懇談会です。


懇談会では、お互い自己紹介をしたり、授業の履修について教員や先輩学生が相談に乗ります。ここでの学生同士の会話及び連絡先の交換を通して交流するのも、懇談会の大きな目的の一つです。これをきっかけに大学時代を通した友人になることも多いです。


FG2日目は、KAIT-WeVと呼んでいるイベントが行われました。このイベントは、FG初日からは一転して教員は一切関与せず、2~4年生の先輩学生が主体的に運営します。学生自らが内容を企画・運営することで、新入生はよりリラックスした雰囲気の中でさらなる仲間づくりや学生生活スタートの準備が出来ます。またこの先輩学生の姿を見て、来年度は運営する側にまわろうと思ってくれる学生もおり、これらを通して主体性が芽生えてくるのも、教員としては嬉しいところです。


KAIT-WeVの様子(開始時)

KAIT-WeVの様子(終了時)


2日間のFGを通して、少しでも早く新しい生活に馴染み、より良いスタートをきってくれればと思います。

2025年9月19日金曜日

AED講習会に参加しました

 神奈川工科大学では、学内の29か所(2025年9月現在)にAED(自動体外式除細動器)が設置されています。各校舎や運動施設など、ほぼすべての主要な場所に配備されていますが、設置されているだけでは十分とは言えません。いざという時に正しく使用できなければ、命を救うことはできないからです。

そのため、本学では教職員を対象としたAED講習会を定期的に開催しています。

講習会ではまず、AEDの使用によって得られる効果や、適切な使用の重要性について説明があります。続いて、意識がなく正常な呼吸が確認できない傷病者への対応方法について学び、胸骨圧迫による血流の確保を模型を使って実践します。さらに、実際のAEDを用いた操作体験も行われます。

AED体験の様子


当たり前のことのように思えるかもしれませんが、実際に体験してみることで初めて気づくこともあります。たとえば、胸骨圧迫は想像以上に体力を消耗し、一人で長時間続けるのは困難です。また、AEDは音声による指示があるとはいえ、全体の流れを理解していないと操作が難しいことも実感できます。

この記事を読んでくださった皆さんにも、まずは身の回りにあるAEDの設置場所を確認し、講習会が開催される際にはぜひ積極的に参加していただければ嬉しく思います。


2025年5月21日水曜日

3年生向けキャリア就職活動支援について

新年度になり,GWも終わり気が付けば,5月も下旬になりつつあります.

情報工学科においては,学生への就職支援は非常に手厚くサポートをしております.

早期化する「就職活動」に備えた,より早目の準備・意識づけ,ということで,本日から4週間に渡り,3年生を対象とした「キャリア就職説明会・ガイダンスツアー」が開催されております.

夏にはインターンシップもありますので,その説明もツアーの中でします.

ツアー会場の入り口

キャリア就職課の方の説明を聞きながらスマホで就活情報のチェックをしています.

ツアー参加模様

K2-1階のキャリア就職課受付

K1-6階の就職室入口

学生が各自で就職室とキャリア就職課へ行き,設置してあるQRコードを読み込みアンケートに答えることでツアー参加となります.

就職活動に励む学生も頑張って欲しいものです.

2025年5月19日月曜日

paizaランクチャレンジ×KAIT説明会

 paizaランクチャレンジ×KAIT説明会を実施しました。

 paizaランクチャレンジ×KAITは、paiza株式会社と本学が共同で実施するイベントで、情報学部を中心とした本学学生がpaizaラーニングに取り組みプログラミングスキルチェックのランクや回数を競うものです。(参考:昨年度の実施報告



 2025年5月16日(金)にイベント参加希望者に向けた説明会を実施しました。paiza株式会社からご担当者様に本学にお越しいただき説明をしていただきました。また、業界の動向や就職に向けたレクチャもしていただきました。どうもありがとうございました。

 ランクチャレンジへ参加するためには、専用のクーポンコードを使ったエントリーが必要になります。説明会を欠席された場合でも説明会資料(要kait.jp認証)をご確認いただいてランクチャレンジにエントリーできます。奮ってご参加ください。

◆チャレンジ期間:5月16日(金)~7月18日(金)

◆参加条件:専用クーポンコードの適用

2025年4月21日月曜日

読話トレーニングアプリ「読話クラブ」を公開しました

  読話クラブは、相手の口の動きを読んで会話する『読話』を身につけるためのトレーニングアプリとして開発しました。日本語の音と口の動きの関係を覚えたり、単語の発話動画を見たりしながら、口の動きを読み取るトレーニングができます。

読話クラブのトップ画面

 主に、難聴者やその家族、声による会話が難しい人と接する方々などにご利用いただき、コミュニケーションに役立てていただくことを想定しています。このアプリの開発には、京都市中途失聴・難聴者協会千葉県中途失聴者・難聴者協会の方々からご協力もいただきました。

 読話クラブは、iPad専用のアプリとしてApp Storeからダウンロードできます。アプリの機能は、サポートサイトをご覧ください。ここは情報工学科のブログですので、少し技術的なことをご説明します。

 このアプリでは、日本語の仮名文字から発話動画を生成していますが、内部では2段階の処理を行っています。最初は、仮名から口形の並びに変換します。ここで言う口形とは、日本語の「あいうえお」の母音と閉じた口の形を指します。これらを基本口形と呼んでいます。例えば、「あつぎ」(厚木)ですと、「あうい」になります。

仮名から口形の並びへの変換

 次に、口形の並びから発話動画を生成します。発話動画の生成には、Google Researchが発表した「FILM: Frame Interpolation for Large Motion」というフレーム補間技術を用いています。フレーム補間とは、2つの画像の間を生成するAI技術です。動画のフレーム(動画は静止画像の連続で構成されていて、その1枚1枚をフレームと呼びます)間の画像を生成することで、なめらかな動画になったりスローモーションの動画になったりします。読話クラブでは、事前に撮影した基本口形の2枚の画像に繰り返しフレーム補間を適用することで、口形を変形させる画像(動画)を生成しています。

2つ(「あ」と「い」)の基本口形画像から中間画像生成

「あ」から「い」への口形変形動画

 最終的に仮名から変換した口形の並びに沿って中間画像を生成し、発話速度等に応じて適切なフレームを表示させることで、発話動画を生成しています。従いまして、事前に単語の発話を録画したようなデータは入っていません。ただし、アプリ内で口形の中間画像を生成すると時間がかかってしまうことと、効率も悪いため、事前に中間画像を生成しておき、アプリ内に入れてあります。

 今後も、研究成果の組み込みや機能拡充を図っていきます。