2023年9月14日木曜日

学会で発表してきました

 9月は夏休みでゆっくりというイメージがありますが、受験生だけじゃなく、緊張感をもって活動している学生もたくさんいます。これはその一例です。

 学会(FIT2023 22回情報科学技術フォーラムリンク)、電子情報通信学会ソサエティ大会2023リンク))に参加、発表した学生がいます。ここでは、その模様を紹介します。

FIT2023


島田紘武

U-Net を用いた電車走行音雑音除去のための学習モデルの作成方法とその評価」 

初めての学会発表であったため不安で緊張してしまい,質問内容と回答が嚙み合わない等のアクシデントがありましたが,聴講者に自分の発表内容をきちんと伝えることができてよかったです.
今回は残念ながら賞をいただくことはできませんでしたが,他の学校の発表を聴いて自分の研究分野の知識を深め,資料の作り方や発表の仕方などを学ぶことができたため,今回の経験を今後の研究に生かしていきたいと思います.
夕方以降は大阪の街を観光する時間があり,大阪の食事や雰囲気を楽しむことができました.

 

藍原直大

「転移学習を用いた音源識別における画像変換手法とその性能比較」

外部発表としては2回目の参加でした.セッションの時間までは島田君や他の方の講演を聴講して,発表の参考にしました.私の参加したセッションでは20名ほどの聴講者が集まっていましたが,これまで行ってきた研究に自信を持って,落ち着いて話すことができました.聴講者や座長の方からは今後の課題としてのアドバイスをいただけました.

空いた時間では,大阪城や中百舌鳥キャンパスの近くの大仙古墳を観光しました.台風が近づいていたため途中で大雨に降られてしまいましたが,古墳の資料館等で雨宿りをして,大阪の歴史を知ることができました.


あいにくの雨だったようです。

 

 

ソサエティ大会

 

藍原直大

「画像変換手法を用いた室内音環境識別の精度向上に関する検討」

ソサイエティ大会では前回のFIT同様に落ち着いて講演することができたと思います.今回は多くの質問やコメントをいただき,今後研究の参考になったと共に,学会という場の良い経験をすることができました.特に,質問に対して補足資料を用いた回答をする場面があり,想定質問を用意しておく必要性を改めて感じました.

今回は名古屋での学会ということで,名物のみそかつを食べ,空き時間には名古屋城を観光しました.

 

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 俗にいうところの有力大学の先生とも議論をすることができ、よい経験にもなったと思います。これからが卒論の正念場、今回のことを励みに、さらに3月ではより進捗した内容を発表できることを期待しています。

2023年8月27日日曜日

IT夢コン2023 最終審査会を開催

 8月5日(土)、第13回IT夢コンテスト2023最終審査会(リンク)を実施しました。最優秀賞(KAIT賞)は法政大学第二高等学校 伊藤心愛さんが発表された「駅ナカ Coco Robo カウンセラー ~駅の個室テレワークBOXが心のカウンセリングルームに~」でした。おめでとうございます。

詳しい結果は以下の通りです。結果発表(リンク)もご覧ください。当日の配信動画も公開しています。

■最優秀賞(KAIT賞)

駅ナカ Coco Robo カウンセラー ~駅の個室テレワークBOXが心のカウンセリングルームに~
法政大学第二高等学校(神奈川県)
代表者:伊藤 心愛さん

■優秀賞(情報工学科長賞)

人とロボットが創り出す未来の新たな社会ー登下校の見守り支援ー
追手門学院大手前高等学校(大阪府)
代表者:砂川 真慧さん

■優秀賞(情報ネットワーク・コミュニケーション学科長賞)

電気自動車充電道路
蒼明学院中等部(岡山県)
代表者:小野 陽平さん

■優秀賞(情報メディア学科長賞)

シーリングロボット ~照明をもっとクリーンに、もっと便利に~
香川県立高松商業高等学校
代表者:喜多村 実吏さん

受賞した皆様おめでとうございます。今後の活躍を期待しております。

発表者と審査員+司会との集合写真

 今回の最終審査会も、前年同様にZoomによるオンラインでの開催でした。オンラインでの開催ですと、会場への移動時間と費用がかからず全国から参加できるというメリットがあります。また、対面での懇談(雑談)が制限されるというデメリットもあります。他のイベントも含めて、イベントの性質にあわせて、実施形態は検討していく必要があります。

2023年8月10日木曜日

備えあれば、憂いなし!

 大学という所は、色々な役目を持っていますが、その内の一つに緊急時の「避難所」の役目も持っています。一時避難ならば良いのですが、避難が長期間になった場合には、「食事」も必要になります。そうした場合に備えて、神奈川工科大学でも非常食を備蓄しています。そして、非常食とは言えども、消費期限があるので、どこかのタイミングで入れ替えをおこなう必要があります。入れ替える消費期限が迫る食品をどうするかは、悩ましい問題だと思われます。

K3号館1階ロビーでの無料配布

1日の配布数に限りがあるので夕方には

その解法の一つが、学生への無料配布でしょうか。K3号館の1階ロビーで、消費期限切れが近い備蓄していた非常食を、一人一つということで配布していました。アルファ米と缶詰のパンがあったようです。大学は備蓄していますので、もしもの場合も安心してください。

9月の後期ガイダンスの日(9/15)には全学防災(避難)訓練もあります。

朝のK3号館1階ロビーでの配布の様子

※現在、配布は終了しています。



2023年8月9日水曜日

オープンキャンパスが実施されました[7/30]

  7/30(日)に、オープンキャンパスを実施しました。多数の来場者が、いらっしゃいました。

 今回は、新たにKAITアリーナの建物内で、10学科すべてがわかる!」学科特別展示が行われました。

l  設備公開・展示

 情報学部共通の実験室において、学科紹介とビデオ上映、授業のカリキュラムツリーの解説、授業で使う大学推奨ノートパソコンの説明、学科相談コーナー、本学科の学生が作った「一緒に勉強を手伝ってくれる学習補助AIアシスタント付きクイズ」について展示・説明しました。 

l  学科紹介の映像と説明


l  情報工学科の4年間のカリキュラムの説明


l  学科相談コーナー

l  大学推奨ノートPCの紹介説明



l  一緒に勉強を手伝ってくれる学習補助AIアシスタント付きクイズの実演
 本学科の学生が作成し展示・実演したシステムは、情報工学の用語を学習するための問題(クイズ)を出題し、4つの選択肢から答えを選択してもらいます。選択前に、わからない事をAIシステム(ChatGPT-3.5)に質問として問い合わせると、AIが質問内容の解説を表示するシステムです。問題数は10個、最後に正答数とランキングが表示されます。実際にこの学習システムを通して、わからない用語などを学ぶ事ができる事を体験してもらいました。


l  KAITアリーナの学科特別展示での情報工学科として研究内容の紹介

 情報工学科では、「生成AIを用いて自然な顔表情変化を生成する」、「バッテリレス・ワイヤレス・センシングとその応用」の研究内容を展示・紹介しました。
 今回は、KAITアリーナで全学科が一堂での展示を行ったので、情報工学科の説明者と分かるようにお揃いのユニホームで展示・説明を行いました。


l AI技術を利用して、 標準的表情から少しずつ笑顔へ変化させる事ができます。このAI技術を利用して、目的の人物の顔(顔写真)を笑った顔に変化させるという、表情を生成する方法の実演を行いました。

l  対象物の加速度等をセンシングする端末に電源を具備しなくても、外部から無線給電しセンシング信号を無線ストリーミングするシステムの仕組みと応用について説明しました。

l  最後に

  夏の暑い中、御来場ありがとうございました。次回のオープンキャンパス(予約制)は、827日(日)となりますので、是非ご来場ください。


2023年8月8日火曜日

高校生への「個別見学」を行いました

 オープンキャンパスでは、大学の一面をみることが出来ますが、日程が合わないと参加できません。本学では、そうした学生のために「個別見学」を行っています。当然ですが、事前予約が必要です。
 先日、サマースクールを受講してくれた学生からの希望で、情報工学科の個別見学が行われました。タイミングがあった研究室の研究紹介と学生実験の様子も見学してもらいました。

 辻研究室で、AIを活用した表情変換の研究とそのデモンストレーションの紹介を行ってもらいました。
教員による研究紹介の様子

先輩による研究のデモンストレーション

 ちょうど、情報工学科の学生実験を実験室で行っていたので、その様子を見学してもらいました。
学生実験(PCの組み立て)の様子を見学

学生実験の機材の見学

 情報工学科の事を入学前にぜひ知りたいという高校生の方で、来学できるのでしたら、「個別見学」も検討してみてください。短時間で紹介いたします。

2023年7月11日火曜日

研究生との都内探訪 Exploring Tokyo with internship students

彼らのBuddyの一人である藍原君が報告してくれました。ここに彼の原稿をコピペです。英文などは翻訳サイトが行ってくれているはずですので、ノーチェックです。この文章も

Aihara, one of their buddies, reported to us. Here is a copy of his manuscript. A translation site should have done English translations, so I didn't check, including this sentence.

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7/8(土)にインドネシアとタイの学生と共に浅草と秋葉原に行きました.

On Saturday, July 8th, we went to Asakusa and Akihabara with Indonesian and Thai students.

 

最初は浅草を訪れ、昼食をとり浅草寺と東京スカイツリーの麓に向かいました.

浅草では親子丼といちご大福を食べました.

スカイツリーは人が多く,登るのを断念しました.

インドネシアの学生は写真が好きなようで,たくさんの写真を撮っていました.

First, we visited Asakusa, had lunch, and headed to Senso-ji Temple and the foot of the Tokyo Sky Tree.

In Asakusa, we ate oyakodon and strawberry daifuku. We gave up climbing the Sky Tree because there were so many people.

Indonesian students seemed to like photography and took many pictures.

 




その後は秋葉原に行きました.

秋葉原は人が多く写真を撮ることができませんでしたが,インドネシアの学生の1人は

「この瞬間を1番待ち望んでいました」と言い,とても喜んでいました.

After that, we went to Akihabara.

Akihabara was too crowded to take pictures, but one of the Indonesian students

"I've been waiting for this moment the most.," he said with great joy.

 

外国人と出かけて交流するのは初めてでしたが,留学生の皆はとても気さくで,観光しながら仲良くなることができました.

東京観光を楽しんでいただけたようで,とても嬉しく思います.

It was my first time to go out and interact with foreigners, but all the international students were very friendly and I was able to make friends while sightseeing.

I am pleased that all internship students enjoyed sightseeing in Tokyo.

2023年7月8日土曜日

ACM ICPC 2023国内予選参加

7月7日(金)にACM大学対抗プログラミングコンテストが開催されました。この大会は3人1組で参加し、与えられた問題を速く解く競技です。今年はソフトウェア工房のメンバーの1チームが参加しました。

PCを使えるのは1チーム1台だけです。そのため、紙を使ってプログラミングをしています。

PCの前に座っている学生さんも紙に向かっています。未だプログラムの方針が経っていない状況でしょうか。

今年は301チームが参加でした。ルールもコロナ禍前に戻っています。結果は、2問正解の141位です。お疲れさまでした。

2023年6月13日火曜日

オープンキャンパスが実施されました[6/11]

  6/11(日)に、予約制のオープンキャンパスを実施しました。情報工学科の公開・展示に多数の来場者が、いらっしゃいました。

l  設備公開・展示

 情報学部共通の実験室において、学科紹介ビデオ上映、授業で使う大学推奨ノートパソコンの説明、開講学年や授業科目間の関係を示すカリキュラムツリーについて展示・説明しました。 

学科概要ビデオと説明

 教育・研究対象、特徴、4つの履修モデルと職種、教育研究の基本方針、高校の専門との関係、実験・実習重視型カリキュラム、就職活動支援と就職状況、主な就職先、特に力を入れている点、学生の対外活動による受賞、学科の“ありのまま”を見る、などの紹介

学科PRビデオ

研究室の研究テーマや学生の研究風景などを紹介した動画です。

 

情報工学科の履修カリキュラムツリーの展示と説明

授業の開講学年、必修・選択などの履修情報、科目間の関係を示すカリキュラムツリーの紹介。また、情報学部共通科目、情報工学科専門科目などの分類の紹介。

大学推奨ノートPCの紹介説明

 推奨ノートパソコン(仕様、必要なソフトウエアがインストール済み、拡張保障制度による破損・物損の修理サービス)の紹介。

情報学部共通ソフト実験室

実験・実習などで使用するデスクトップPCが2部屋に各50台設置、ライセンスされたソフトウエア群(例:Adobe社のソフトウエア等)、授業使用時以外は自由に使用可能。

l  最後に

 ご来場の皆様、ありがとうございました。次回は、730日(日)となりますので、是非ご来場ください。

2023年6月8日木曜日

さよなら!マクドナルド神奈川工科大学店、23年間ありがとう!

 学内のKAITホールにある「マクドナルド神奈川工科大学店」が2023年6月23日(金)17:00をもって閉店してしまいます。

店外に貼られた閉店の予告

店外からはこの様な感じ

 23年間に渡って、学生の食生活をサポートし続けてくれたのですから、感謝しかないのではないでしょうか。特に、閉店のイベントなどないのかもしれませんので、皆さん、感謝を込めて、いつもより多く購入してみてはどうでしょうか。

2023年5月10日水曜日

情報工学科就活セミナーを開催しました

 神奈川工科大学ではキャリア就職課を中心に、教職員で学生の就職活動の支援をしています。特に就活が本格化する3年生の前期から就活セミナーという形で様々な支援がなされています。

この大学全体のセミナーに加えて、本年度は、5月のこの時期に学科独自の就活セミナーを開催しました。本年度からインターンシップ制度の見直しがあったことを学生に周知するとともに、インターンシップが本格化する前に、情報工学科の学生に特化した就活のポイントを伝えることを目的とした開催です。

セミナーでは、キャリア就職課の根岸課長代理から、まず、大学の支援体制やインターンシップの活用方法の紹介がなされました。

就活セミナー模様

そのあと、既に内定を獲得した4年生から、インターンシップの活用方法を含めた、就活体験談の紹介をしてもらいました。体験談の紹介は質疑応答形式で行ったのですが、質問としては、

  • インターンシップはいつくらいから準備して何社くらい行ったのか
  • 企業はどのように探したのか
  • 学業と就活はどのように両立したのか
  • もう一度就活をするとしたらどんなところを直したいか
  • 就活で悩んだ時にどのように解決をしたのか
  • 後輩へのエール

といった、まさに学生が知りたい内容をお題として答えてもらました。就活セミナーに協力してくれた、塩野研究室所属の宮下君、松本・鈴木研究室所属の小林君からは、丁寧に、かつ、具体的に回答をしてもらいました。

4年生の就活体験談

教員として聞いていて、印象的で、学生の皆さんにとっても役立ちそうな回答としては、

  • 自己分析の手段として1日の会社訪問(オープン・カンパニー)を活用した
  • 何社かのオープン・カンパニーに参加することで就職したい企業についての評価軸ができた
  • 大学に来ている求人、インターンシップ先の情報はもっと早くから活用すべきだった
  • 情報関係でない資格でも目的をもって取得したものは就活でも役に立った

といったものがありました。

学部の3年生、修士の1年生にとっては、これから約1年間の就職活動が始まります。納得できる就職先が決まるように、学生の皆さんには、計画的に就活を進めてほしいと思っています。教職員一同で、しっかりとサポートをしていきたいと思っています。