情報工学科4年の星野裕樹です。
3/18~21の日程で、新潟大学五十嵐キャンパスで行われた電子情報通信学会の総合大会に参加しました。
発表は、「PDF文書へのテキストフィールド自動挿入システムの構築」というタイトルで行いました。4年生最後の発表であり、5回目という事もあったので緊張せずに発表できました。今回は4つの質問があり、言葉に詰まることもなくすらすらと答えることができました。去年の9月に初の学会発表をして以来、色々な経験をしてきましたが、卒研生として研究室に配属された頃と比べるとすごく成長できたのではないかと思います。
さて、今回も見聞を広めるために時間をやりくりして新潟と佐渡を探訪してきました。
いつもは院生の方もいるのですが、今回はN先生(写真を見れば誰かわかりますが…)と二人だけということで、時間を掛けて計画を立てました!!
計画を立てるためにネットで調べていた時に、「新潟は食べ物が自慢!」ということを目にしたので、食事は名物・特産品を食べてきました。
1日目の夜は、新潟駅から徒歩4分くらいのところにある政家で「タレかつ丼」を食べました。見た目は一般的なかつ丼と比べると、卵がなくてかつが載っているだけですが、ものすごく美味しかったです。先生も美味しいと言ってくれたので早くも名物巡り成功でした。
2日目の昼は、佐渡にいたということもあり、佐渡でとれる「ながも」と「ぶり」の載った「ながもぶり丼」を食べました。ながもって何か知っていますか?ながもとは、一般的にアカモクと言われている海藻の一種で、粘り気があるので海の納豆とも呼ばれるそうです。佐渡では、味噌汁の具やイカの切り身を載せてイカながもとしてご飯と一緒に食すそうです。
2日目の夜は、新潟駅から徒歩3分くらいのところにある須坂屋そばで新潟県魚沼地方発祥の「へぎそば」を食べました。へぎそばとは、つなぎに布海苔という海藻を使ったそばを「へぎ」という器に盛り付けたことから「へぎそば」という名が付けられたそうです。須坂屋そばは、テレビで紹介されたこともあるらしく店内は混んでいて、店の壁には食べに来た有名人の直筆サイン色紙がたくさん並んでいました。
次は今回探訪した佐渡です。
田中(博)研究室の方々も行ったそうですが、広くて移動に時間がかかるため、定期観光用のマイクロバスを利用することにしました。
1箇所目は、トキの森公園に行きました。
ここではトキをガラス越しに見ることができるのですが、近くまで寄ってきてくれることが少ないため、良い写真をなかなか撮れないようです。今回は運が良かったのか2度も近くまで来てくれたので、なんとか写真を撮ることができました。
2箇所目は、佐渡金山に行きました。
江戸時代には黄金の島「ジパング」最大の金銀山として世界有数の産出量を誇り、幕府の財政基盤を支えたそうです。
3箇所目は、尖閣湾揚島遊園に行きました。
海岸段丘が日本海の絶え間無い荒波に削られてこのような場所が作られたそうです。
高いところが苦手な人は水平線方向の遠景を見るようにすると良いかもしれません。
今回探訪した場所はこんな感じでした。
先生もストレス発散が出来たようなので、時間を掛けて計画を立てた甲斐がありました。
私は4月から大学院生になるということもあり、新たな研究テーマを考え中です。
これからも学会発表できるように頑張りたいと思います。
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学会への参加は研究成果の発表や参加者からのフィードバックを得ることが目的の一つでありますが,開催地を「探訪」することにより「見聞」を広めてもらいたいというのもその一つです.以下のような段どりを進める中で,考え,そして学んだことは多かったのではないかと考えます.
● 事前準備としてのさまざまな情報収集
● 収集した情報の活用手段の検討と実行計画の立案
● 計画遂行と検証および将来のための改善
● 探訪による経験の蓄積
何かをするためには,「すべてはお客様のため」や「すべては利用者のため」という考え方があります.自分が満足するための単純な行動ではなく,他人を楽しませ,満足させるための工夫に富んだ行動という視点を持ってもらうことが大事であると考えています.
間違いなく今回も学生の見聞は広まったのではないでしょうか.これからもたくさんの地域を探訪して,良質な経験をどんどん蓄積していって欲しいと思います.