情報工学科のとある教員です。
1000号記念記事に敬意を表して、しばらく執筆を自重していました。・・・というのはほとんどウソで、卒業論文とか成績の締め切りとか、全部言い訳なんですが。しばらく続編を書きそびれていたら、卒業生から「知らない人が見ると砂漠で野垂れ死にしたと思われます」と言われました・・・
ぼちぼち、レース本編の模様を記事にしていきますので、お楽しみにどうぞ。
この後の記事には、私が撮影した写真以外も使用しますので、提供者には感謝します。
やや新鮮味が薄れますが、物事を終始全うしないことほど大きな罪はない。
以下、これまでのまとめ読み用リンクです。
オーストラリア大陸縦断チャレンジ
WSC参戦記(1)
WSC参戦記(2)
WSC参戦記(3)
WSC参戦記(4)
WSC参戦記(5)
WSC参戦記(6)
WSC参戦記(7)
WSC2013 車検編(1)
WSC2013 車検編(2)
WSC2013 車検編(3)
WSC2013 車検編(4)
WSC2013 車検編(5)
WSC2013 車検編(6)
WSC2013 車検編(7)
2014年2月27日木曜日
2014年2月25日火曜日
研究室の環境整備
2月末のアパートの引き払い、3月の学会発表など、4年生は、いろいろと予定というかやらなければならないことも多いです。その中で、今日は新4年生(現3年生)とともに研究室の環境整備を行いました。
一部引っ越し作業もあるので、2つの研究室のメンバーが集まりました。“若い衆”が集まっている、というシーンです。気がつくといなくなっているメンバーもいました(?)
何をやっているのか不明です。防塵マスクを着用しています。このマスクは高価です。
什器を移動、運んでいるのは4月から卒研生になる両名。このような小さな協力を積み重ねることにより、信頼関係ができていくのだと思います。
パソコンの組み立て作業中。筐体は研究室のものを引き継ぎます。中身は新しいものに交換します。これで、満足のいく卒研をやってほしいと思います。
布施先輩の技を覗き込んでいる新4年生。研究室の先輩からの引き継ぎ、技術の継承は重要です。そのような機会というか、きっかけを作っていくことも教員の仕事と思われます。
様子を見守る一同諸君。不具合があっても気にする必要はないです。初期不良は多々ある話です。どこに問題があるか切り分けるのも勉強になります。
最後まで研究室に寄与してくれたトミー。今日は彼と沖縄学会のレンタカーの予約をしました。
ネットワーク環境を整備している菅谷君、村田君の両名。このような地道な作業が研究室を支えています。早々に片付くと最初は見ていましたが、結構大変な作業でした。彼らのような学生がいて初めて、研究室が研究室らしくなっていくのです。彼らの労に報いることが、私のモチベーションです(かっこつけすぎ)。
という状況で、そろそろ環境整備も先が見えてきました。技術的な引き継ぎも早々に行います。そのようなことを一つのきっかけに、新4年生諸君には、卒論のテーマや自分の好きな領域について改めて考えてほしいと思っています。
2014年2月20日木曜日
卒業前のご奉公?
卒論発表も終了し、もう研究室のことなんて知らない、と言いたい学生さんも多数いる?ような気がします。けど、教員によっては、「お礼奉公してもらうよ」と言う場合があります(!!!)。以前そのように言ったとき、「何ですか、それは?」と言われてしまいました。語源を含めて説明しないと話が通じないので、却って面倒なので断念したことがあったような、ないような・・・。そのようなことを言える学生とは、普段からの信頼関係があるといえます。
さて、これまで「電力見える化」と散々本ブログに掲載してきましたが、それはあくまで使用電力の話でした。実は、本学ではそれなりに太陽電池を設置して発電もしています。その情報を使用電力と同様にクラウド内に格納し、「発生電力の見える化」を実現し、そのモニタを設置しました。
担当者の屋宜(やぎ)君と富上君(トミー)。左側がこれまでの「使用電力見える化」のモニタ。右が本日新たに設置した「発生電力見える化」のモニタです。ここまで、いろいろ苦労しました。就活もやりながら、新たなことを自分の力で吸収しながら進めたことは大変だったと思います。これで彼らも気持ちよく、卒業そして晴れて新社会人になれるでしょう(成績修正がなければ)。やはり、卒論のための卒論ではなく、このように何らかの足跡を残す卒論であってほしいと思います。彼らの業績は、本学に残るでしょう(大げさすぎます!!!)。
これがそのモニタ画面。夜なので今の発生電力はありません。今現在の発生電力とその電力で点灯できる蛍光灯の数、そしてその日の発生電力量やそれによるCO2の削減効果も表示しています。実物はこちら。ブラウザによっては、ちょっと表示が崩れるかも知れませんが、そこは商売ものではないので、ご勘弁を・・・
という訳で、最後までやり遂げてくれた彼らの責任感に乾杯です。
アパートからの転居の準備などいろいろ忙しいようです。大学院に残る同期に手伝ってもらったら、と私からもアドバイスしているのですが(また、同期からの申し出もあるようですが)、頑なに拒否しています。どーしてなのでしょうか? まぁ、何となく男一人の部屋の汚さは想像できますね。ちなみに、研究室での彼らの席の周りは比較的きれいにしています(本人の名誉のために申し添えます)。
3月には引っ越しとのことです。特にトミーは、田舎にUターンしてしまうので、今度会うときは沖縄での学会、と言うことになりそうです。「男子三日会わざれば刮目して見よ」という格言?を彼らにご教授してあげたいと思います。沖縄で会うときが楽しみです。互いの減量の成果を誇りたいものです。
2014年2月19日水曜日
私の家は情報学部棟の地下8階にありました!
本学は、厚木市では少し高台にあると言っていいでしょう。自転車やマイカーに乗っている人はわかると思いますが、本学から正蓮寺・妻田薬師へ向かう辺りで、長い下り坂になっていますから。(逆向きに才戸橋方面へ行けば、もっと急な下り坂になりますのでよくわかります。)
大学では私の研究室は8Fにあります。そこの机の位置(標高)と、自宅の机の位置(標高)はどれだけ違うでしょうか。そんなことあまり関心ありませんね。結構です。でも、私はAndroid端末の気圧センサーを使ってきた関係でちょっと気になったので、調べてみました。大学の研究室の8Fに下記の気圧サーバを置いてあるからです。
家でもう一台のAndroidで、机上の気圧を測ったら、下図のようになりました。情報学部棟の階の数で計算すると、丸印の数字「-7」が得られました。地下1階は0となるので、私の家は、情報学部棟の地下8階にあることが分かったのです!(ただし、実際の情報学部棟は地下は1階までしかありません。)
大学では私の研究室は8Fにあります。そこの机の位置(標高)と、自宅の机の位置(標高)はどれだけ違うでしょうか。そんなことあまり関心ありませんね。結構です。でも、私はAndroid端末の気圧センサーを使ってきた関係でちょっと気になったので、調べてみました。大学の研究室の8Fに下記の気圧サーバを置いてあるからです。
情報学部棟8Fの机上に置いた気圧センサの値
家でもう一台のAndroidで、机上の気圧を測ったら、下図のようになりました。情報学部棟の階の数で計算すると、丸印の数字「-7」が得られました。地下1階は0となるので、私の家は、情報学部棟の地下8階にあることが分かったのです!(ただし、実際の情報学部棟は地下は1階までしかありません。)
私の家は情報学部棟地下8階だった!
2014年2月18日火曜日
RICOH & Java Developper Challenge Plus 2013 最終選考会で発表してきました
ソフトウェア工房の舟橋、前川、中澤です。
1月13日・14日に、RICOH JavaTM & Developer Challenge Plus 2013の最終選考会に行ってきましたので、その報告をします。
このコンテストは、RICOH製品とJavaを使った新しく実用的な業務アプリケーションを提案し、その発想力と開発技術を競うというものです。
私たちのプロジェクトNo Timeでは、アイデア会議で使われるブレインストーミングをサポートする“ぶれすと!”を提案し、9月の1次選考を突破したので、最終選考に行ってきました。
1日目は準備と確認です。
“ぶれすと!”ではRICOHの超短焦点プロジェクターを使うので、その確認を行ったのですが、お借りしたプロジェクターと会場においてあるプロジェクターの型番が違うようで、うまく投影ができないといったトラブルや、PC画面と手元カメラ画面を同時に投影できないことを知らなかった等と、事前準備が無かったら大変なことになっていました。
何とか打ち合わせが終わったところ、まだ昼ごろだったため、折角のお台場なのでDiver Cityに行ってきました。
先生の記事にも挙がっていましたが、やはり定番なので。ガンダムです。
昼食もDiver Cityの中でとりました。
1階にあったデジタルサイネージです。タッチパネルで撮影やアイテム(?)を使うことができ、撮影された写真は上部に展覧されます。タッチパネル対応ディスプレイとプロジェクターの映像が連動しているようです。子連れの家族が遊んでいましたが、私も触ってみたかったです。
平日なので、その後普通に授業があったため、観光もそこそこにして帰ってきました。
2日目はお昼からでした。
RICOHさんにお弁当を貰ったので、待機室で食べました。
お肉がたくさん詰まっており、ボリューム満点です。
しっかり五百蔵先生の分まであるのですが、仕事の都合上間に合わなかったそうで、残念です。
昼食を食べたら早速最終選考会です。
私たちは10チーム中4番目だったのですが、1番目からすごいのが来ました。私たちと同じブレインストーミング関連の提案ですが、方向性はまったく違く、動いて、コミュニケーションを取って、脳を活性化させよう、といったものでした。完成度もプレゼンも私たちより遥かにクオリティが高く、大変衝撃的でした。
さて、私たちのプレゼンですが、色々と準備不足であったり、ネットワークの不調でデモが手間取ったり、手元カメラの画質が思ったよりも悪く(1日目の準備では確認できませんでした)スマートフォンの画面がわかりづらかったりと、障害はたくさんありましたが、なんとか発表10分・質疑応答約5分という短い間で、“ぶれすと!”の最大の魅力であるアイデアの可視化や、プロジェクターとの連携部分は伝えられたように思います。
その後のチームの発表も、トラブルがありつつも何とか終わり、懇親会・表彰パーティに写りました。
残念ながら賞は逃してしまいましたが、超短焦点プロジェクターと水族館のガラスを利用したデジタルサイネージや、複合機・超短焦点プロジェクター・Clickable Paperを利用した子供向けプログラミング教育アプリ等、RICOH製品をうまく活用したアプリのプレゼンを多く見ることができ、大変刺激になりました。
また、私たちのチームは全員初参加だったのですが、今回最終選考会まで出場させて頂き、RICOHコンテストでRICOHさんは何を望んでいて、どんなものを作れば良かったのか、やっと気づくことができました。
来年も参加して、もっと良い物を作って、賞を取れるよう頑張ります。
(懇親会では美味しい食べ物と一緒にお酒もあったのですが、翌日は実験やテストがあったため、あまり飲むことができず大変残念でした。代わりに五百蔵先生に飲んでいただきました。)
発表中や記念撮影などの写真は自分たちでは取れないので、先生が書かれた記事をご覧ください。
http://blog.cs.kanagawa-it.ac.jp/2014/01/ricoh-java-developper-challenge-plus.html#links
http://blog.cs.kanagawa-it.ac.jp/2014/01/ricoh-java-developper-challenge-plus_29.html#links
/**
ソフトウェア工房ではRICOHプロジェクトの他、RMSプロジェクト、競技プログラミング(ICPC)プロジェクト等で、新規メンバーを募集しています。
春休み中でもほぼ誰かいると思いますので、興味がある方は是非お越しください。
*/
追伸
工房のWeb サイト (http://koubou.cs.kanagawa-it. ac.jp/)
1月13日・14日に、RICOH JavaTM & Developer Challenge Plus 2013の最終選考会に行ってきましたので、その報告をします。
このコンテストは、RICOH製品とJavaを使った新しく実用的な業務アプリケーションを提案し、その発想力と開発技術を競うというものです。
私たちのプロジェクトNo Timeでは、アイデア会議で使われるブレインストーミングをサポートする“ぶれすと!”を提案し、9月の1次選考を突破したので、最終選考に行ってきました。
1日目は準備と確認です。
RICOHコンテスト最終選考会場の日本科学未来館に到着した様子 |
“ぶれすと!”ではRICOHの超短焦点プロジェクターを使うので、その確認を行ったのですが、お借りしたプロジェクターと会場においてあるプロジェクターの型番が違うようで、うまく投影ができないといったトラブルや、PC画面と手元カメラ画面を同時に投影できないことを知らなかった等と、事前準備が無かったら大変なことになっていました。
何とか打ち合わせが終わったところ、まだ昼ごろだったため、折角のお台場なのでDiver Cityに行ってきました。
お台場のガンダムと一緒に写る、舟橋(左)と前川(右) |
先生の記事にも挙がっていましたが、やはり定番なので。ガンダムです。
昼食のマグロ丼(Diver Cityにて) |
昼食もDiver Cityの中でとりました。
Diver City1階のデジタルサイネージ |
1階にあったデジタルサイネージです。タッチパネルで撮影やアイテム(?)を使うことができ、撮影された写真は上部に展覧されます。タッチパネル対応ディスプレイとプロジェクターの映像が連動しているようです。子連れの家族が遊んでいましたが、私も触ってみたかったです。
平日なので、その後普通に授業があったため、観光もそこそこにして帰ってきました。
2日目はお昼からでした。
RICOHさんにお弁当を貰ったので、待機室で食べました。
RICOHさんに頂いたお弁当 |
お肉がたくさん詰まっており、ボリューム満点です。
しっかり五百蔵先生の分まであるのですが、仕事の都合上間に合わなかったそうで、残念です。
昼食を食べたら早速最終選考会です。
最終選考会場の様子(休憩中) |
私たちは10チーム中4番目だったのですが、1番目からすごいのが来ました。私たちと同じブレインストーミング関連の提案ですが、方向性はまったく違く、動いて、コミュニケーションを取って、脳を活性化させよう、といったものでした。完成度もプレゼンも私たちより遥かにクオリティが高く、大変衝撃的でした。
さて、私たちのプレゼンですが、色々と準備不足であったり、ネットワークの不調でデモが手間取ったり、手元カメラの画質が思ったよりも悪く(1日目の準備では確認できませんでした)スマートフォンの画面がわかりづらかったりと、障害はたくさんありましたが、なんとか発表10分・質疑応答約5分という短い間で、“ぶれすと!”の最大の魅力であるアイデアの可視化や、プロジェクターとの連携部分は伝えられたように思います。
その後のチームの発表も、トラブルがありつつも何とか終わり、懇親会・表彰パーティに写りました。
お世話になっている五百蔵先生にビールを注いでいる様子 |
残念ながら賞は逃してしまいましたが、超短焦点プロジェクターと水族館のガラスを利用したデジタルサイネージや、複合機・超短焦点プロジェクター・Clickable Paperを利用した子供向けプログラミング教育アプリ等、RICOH製品をうまく活用したアプリのプレゼンを多く見ることができ、大変刺激になりました。
また、私たちのチームは全員初参加だったのですが、今回最終選考会まで出場させて頂き、RICOHコンテストでRICOHさんは何を望んでいて、どんなものを作れば良かったのか、やっと気づくことができました。
来年も参加して、もっと良い物を作って、賞を取れるよう頑張ります。
(懇親会では美味しい食べ物と一緒にお酒もあったのですが、翌日は実験やテストがあったため、あまり飲むことができず大変残念でした。代わりに五百蔵先生に飲んでいただきました。)
発表中や記念撮影などの写真は自分たちでは取れないので、先生が書かれた記事をご覧ください。
http://blog.cs.kanagawa-it.ac.jp/2014/01/ricoh-java-developper-challenge-plus.html#links
http://blog.cs.kanagawa-it.ac.jp/2014/01/ricoh-java-developper-challenge-plus_29.html#links
/**
ソフトウェア工房ではRICOHプロジェクトの他、RMSプロジェクト、競技プログラミング(ICPC)プロジェクト等で、新規メンバーを募集しています。
春休み中でもほぼ誰かいると思いますので、興味がある方は是非お越しください。
*/
追伸
工房のWeb サイト (http://koubou.cs.kanagawa-it.
プロジェクトの説明やメンバー、 活動報告などをしていく予定です。
RICOHのコンテストの結果
RICOHのコンテストの模様を、今年もブログで紹介させていただきました。
最後にもう一言、坂村先生の別の言葉を引用させていただきます。
神奈川工科大学の学生さんも、他大学の学生さんも、お疲れ様でした。
追伸
最終選考会後のパーティで、優勝した関西学院大学の学生さんに話しかけられました。「ACM国際大学対抗プログラミングコンテストの、アジア予選進出しましたよね」という内容です。神奈川工科大学は、こちらの方でも有名になっているようです。
ACM国際大学対抗プログラミングコンテストについては、Googleのカスタム検索で、本ブログなどを見てください(Googleカスタム検索)。
- RICOH & Java Developper Challenge Plus 2013の事前準備(リンク)
- RICOH & Java Developper Challenge Plus 2013 最終選考会(リンク)
本家のWebでは、まだ結果が紹介されていませんが、IT系を扱うネット記事には結果が報告されています。ここで紹介させていただきたいと思います。
結果のレポート記事は以下をご覧ください。
- リコー/学生プログラミングコンテスト グランプリは関西学院大学 大学院チーム(リンク)
- ソーシャル活用で革命を!! - RICOH & Java Developer Challenge Plus 2013(リンク)
最後にもう一言、坂村先生の別の言葉を引用させていただきます。
「どのチームもここまで残ったということは誇って良い」
神奈川工科大学の学生さんも、他大学の学生さんも、お疲れ様でした。
追伸
最終選考会後のパーティで、優勝した関西学院大学の学生さんに話しかけられました。「ACM国際大学対抗プログラミングコンテストの、アジア予選進出しましたよね」という内容です。神奈川工科大学は、こちらの方でも有名になっているようです。
関西学院大学の学生さんと神奈川工科大学(本学)の学生さんの談笑 |
2014年2月17日月曜日
メディアに掲載されました
本日、2月17日の日刊工業新聞で、
神奈川工科大学 「指の動きで意思伝達 -聴覚障害者向け 検出・識別システム」という形で、本学科が取り組んでいる研究開発システムが(大きな写真付きで、結構大きく)取り上げられました。
掲載された写真は、このような感じです。左は修士2年の菅谷君、右は学部4年の村田君です。村田君は、ヘッドマウントディスプレイ(HMD)を装着しているので、ご尊顔が見えなくなっています。非常に残念な気持ちと思われます(そんなことないか)。
神奈川工科大学 「指の動きで意思伝達 -聴覚障害者向け 検出・識別システム」という形で、本学科が取り組んでいる研究開発システムが(大きな写真付きで、結構大きく)取り上げられました。
本研究内容は、昨年のCEATEC2013に出展(リンク)したもので、その時に興味を持ってくれた記者さんが改めて取材され、記事にしてくださいました。嬉しいですね。
WEBでも内容の一部が確認できます(写真はありませんが)。
http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0220140217bfap.html掲載された写真は、このような感じです。左は修士2年の菅谷君、右は学部4年の村田君です。村田君は、ヘッドマウントディスプレイ(HMD)を装着しているので、ご尊顔が見えなくなっています。非常に残念な気持ちと思われます(そんなことないか)。
始めは、カラー手袋なんてダサイ、と思っていましたが、その後あのMITでもカラー手袋を用いた研究があることが分かり(当方のものとは、手袋は大きく異なり、目的も相違がある)、ダサイとは感じなくなってしましました。それどころか、おしゃれ、と感じるようになりました。人間っていい加減なものであることがつくづく分かりますね。アンタが信念に基づいた研究をやっていないだけだ、とのご指摘は正しいですね。ブランド力があるところの動きで一喜一憂するようでは、まともな研究はできないです。
という訳で、写真が出た菅谷君、村田君のモチベーションは、いやがうえにも上がっていると思います。今後の彼らの活躍をますます期待せざるを得ませんね。
神奈中のバスの運行再開はどうなる?
2014年2月16日日曜日
またも本学の出展を支援しました
当研究室の学生は、というのはさすがに言いすぎですが(自分から言うのではなく、人から言われるべきこと)、本学科の学生は学内での信用も高く、本学の外部連携を担当している部署から展示会出展での支援をお願いされることが多いです。もちろん、単に人的要員としての支援ではなく(それも重要)、技術担当としての説明員としてです。
出展内容にある「先進太陽エネルギー利用研究所」の研究成果の一つとして、例の「学内電力見える化システム」がここでも展示要請されました。
担当した、屋宜(やぎ)宣孝君と村田翔太郎君(ともに4年生)。写真が暗いです。最近研究室で購入したデジカメなので、何か設定がおかしいのだと思います。写真画像の修正で明るくすることはできるはずですが、被写体が被写体なので、その意義があまり全然ないので、ここでは行いません。
屋宜君曰く、「隣で出展していた専修大学の人と仲良くなって、多くの話ができた。本学の恵まれている面がよくわかった。」ということでした。彼らに外に出てもらっているのは、そのように外部からの刺激を受けることなので、私としても嬉しいです。
村田君は、その専修大学が出展したもの(私も興味があるもの)の情報をゲットしてきているようです(本人には、現在未確認)。そのパネルの写真は先方の了解を得ていないので残念ですが、ここでは掲載しません(できません)。
これも出展物です(というか、これがメイン)。何だか分かりますか?熱サイフォンを利用した水力発電のキーとなるパーツです。温度差による水流によって中のコイルが回転し、発電するものです。これは、学術的にも高い価値があるようです(本学工学部の先生の手になる発明です)。
会場は、川崎にある「とどろきアリーナ」というところです。展示会場と言えば、幕張メッセ、東京ビッグサイトが有名ですが、多くの自治体でも展示会場を充実させ、集客ととともに情報発信、情報のハブの場とすべく、その競争が活発化しているように思えます。
残念ながら15日土曜日は中止となりました。村田君に替って富上君(トミー)が担当する予定でしたが、さぞかし残念だった?と思います。
環境に関するもの(特に電力創生など)は、一つ一つをとってみれば、その効果は限られたものであるのでしょう。皆ができること、やるべきことを着実にやって初めて、何らかの効果がでるものだと思います。個人的には、ライトアップやイルミネーションのようなもの(ぜいたく品とまでは、言いません(笑))は、化石燃料による発電を利用するのはなく、自分たちが何らかの形で作った電力を充てたいものだと思っています。エネルギーハーヴェスティングというのは、一つの研究テーマの領域です。
ぜんぶ雪のせいだ。
記録的な大雪により交通機関に乱れが出ていますが、本厚木駅と本学を結ぶ「神奈中バス」も、2月15日は「積雪のため全路線・運転見合わせ中」となりました。こうなると、小田急線を降りてから大学に来ることがかなり困難になります。
この日に予定されていた、就活生のための学内での健康診断も延期されることになりました。詳しくは、KAIT Walkerに情報が掲載されるようです。
もう一つの「積雪のための」問題は、246号線にあるかもしれません。東名高速が通行止め(2月15日の時点)になっているため厚木ICに入れないトラックなどにより渋滞が発生しています。16日の深夜でも解消していません。月曜日(2月17日)には通常状態に戻っていると良いのですが、どうなっているか心配です。
バス停の貼り紙 |
前日の2月14日からレントゲン車もスタンバイしていたのですが |
雪まみれの銅像(2月14日) |
2月16日の午前0時頃の246号線の渋滞の様子 |
2014年2月11日火曜日
徹夜をした徹也君
先日の記事(リンク)でもご紹介しましたが、富上徹也君(トミー)がテンパっています。締切は13日です。12日には学会にsubmit(要するに提出)したいということで頑張っています。
「そうですね。」ということでした。
疲労度が目に見えます。でも、若さの特権ですね。意外と普段と変わりません。普段も眠そうにしているからではないか?という(ごもっともな?)指摘もあります。
何とかアルゴリズム(要するに方法)の考案、実装(そうするにプログラム作成)、検証データの取得とその評価を終えて(結構、がんばりました)、論文のストーリがまとまり、文章も何とか書き終わりつつあります。
私が来たとき、作業をしていました。
「徹夜したの?」「そうですね。」ということでした。
本来徹夜は、計画通りに仕事ができない人がやるもの、ということで、私は個人的には好ましくないことであると思っていますが、止むを得ないときもありますね。間に合わなさそうであれば、それを察して徹夜で間に合わせることも時には必要です。そのように頑張れるのも、若者の特権です。もっとも、徹夜して、その日の昼間ずーーと寝ている人もいますが、それは全く意味がありません。単なる自己満足です。ちなみに、彼は、今現在も起きてやっています。立派です。
疲労度が目に見えます。でも、若さの特権ですね。意外と普段と変わりません。普段も眠そうにしているからではないか?という(ごもっともな?)指摘もあります。
何とかアルゴリズム(要するに方法)の考案、実装(そうするにプログラム作成)、検証データの取得とその評価を終えて(結構、がんばりました)、論文のストーリがまとまり、文章も何とか書き終わりつつあります。
これから仕上げとして、学会指定のフォーマットに合わせて、文章、図表を編集、調整していく作業が主になります。フォーマットに合わせる、見やすい図にする(縮小しても見えるようにとか)、参考文献をきちんと書く、英文アブストラクトは大丈夫?などなど結構時間がかかります。
学会の研究会は沖縄で開催されます。今、彼の頭の中には沖縄の海があるのでしょうか?(合わせて水着ギャルの姿もかな?)動機はどうであれ、彼がやっていることは実に立派です。動機は他人には分かりませんね。こんだけやっているので、沖縄旅行出張の権利は十分あると私は判断します。とにかく、非常に多くの知見、ノウハウが彼のおかげで私にも蓄積されます(すぐ忘れてしまいますが)。
ときに、私は沖縄旅行出張にはいまいち興味はありませんが(本当です)、彼の頑張りに報いるべく、沖縄では彼の運転手をやらざるを得ません。仕方ないですね。とにかく、場所は有難いことに?不便なところのようです。
ところで、彼はこの研究室を希望してきたわけではありません。一方、希望がかなって配属になった学生でも、全然彼のように頑張らない学生もいます。この差はいったい何なのでしょうか? 小生としては、この研究室に来てよかった、と思ってもらえるようにすることが大きな目標です。楽をしたらから満足っていうことはないです。むしろ、苦しい思いというか波乱万丈の方が思い出に残るように思います。
だいたい人生というものは希望通りに行くことの方が稀ですね。希望の会社への就職は簡単ではないし、たとえそこに就職しても希望の部署には行けないし・・・。その状況下で・・・というのは、人生の不朽の法則だと思います。
2014年2月9日日曜日
トミーの実験に付き合いました
卒論発表も終了し、「まだやってんの?」と言われそうですが、さらにいい意味で、検討を加える必要があるい場合もあります。出来が良い、新規性がある、検討が充実している、実際に適用している、など、それなりのレベルのものは教員から学会発表を薦められます(押し付けられる?、という訳ではないので念のため)。
夕食後のデザート、というところでしょうか?M1の菅谷君と彼と同期で同じM1の斜め向かいの研究室の仲濱君と一緒に。彼は、午後2時ごろに来て、夜中の2時過ぎまでいるのが通常のようです。私とは、1/4周期近く位相がずれています。早く来てほしいところです。私が帰宅するころから全開となるようです。
実験準備のために、プログラムの手直し中。実験データを確認し、アルゴリズム、というか設定パラメータの変更or調整を行っているようです。
4年生の富上徹也君(以降トミー。彼の友人が彼の名前でググったときに、このブログのサイトが出てきて読まれた、ということでしたので、ヒット率を高めるために、彼に犠牲?になってもらいます)が、まさに、その状況下におかれています。学会なので、当然他の大学の教員、学生や企業の研究者の中に混じって発表します。したがって、いい加減なものは絶対出せません(出させません)。
夕食後のデザート、というところでしょうか?M1の菅谷君と彼と同期で同じM1の斜め向かいの研究室の仲濱君と一緒に。彼は、午後2時ごろに来て、夜中の2時過ぎまでいるのが通常のようです。私とは、1/4周期近く位相がずれています。早く来てほしいところです。私が帰宅するころから全開となるようです。
実験準備のために、プログラムの手直し中。実験データを確認し、アルゴリズム、というか設定パラメータの変更or調整を行っているようです。
実験中の彼。実験は深夜まで及んでいます。パソコンだけ?ではないです。黒いのはAndroid端末。テザリング機能を使って、無線LANでクラウドからのデータを受けています。一方、白いものは気圧センサ。Bluetooth経由でパソコンがそのデータを受信し、パソコン内部で、それらの演算処理を行い、在階推定(ようするに、自分が今どこの階にいるのか?)を行っています。
何?この学科ブログの読者の方から、「Y本先生が既に国際会議で発表したもの(その記事はこちら)と同じではないか?」というご指摘が飛びそうですね。そこまで、本ブログを読む読者がいれば嬉しいですね。
学科の研究室横断の共同研究でやっています。例のi-Androidの会の活動の一端です。Y本先生のものは、エレベータの挙動という比較的短い時間での上下運動の大きいものに対する推定、富上君のものは、比較的長い時間での推定が対象です。例えば、ビル内での人の位置推定や階を跨いで使用される機材の位置管理が想定アプリケーションです(他にアイデアがあれば、コメント欄に遠慮なく入力ください)。そのため、本質と言うか基本は同じですが、ここでは言えない(学会前なので)工夫とノウハウ(大げさすぎます)があります。
筆者とのツーショット。巡回の警備の方に撮影してもらいました。両名からは覇気が感じられません。いけませんね。しかし、私はこの写真を見て、「勝っている」と思いました。何がかって? 彼より痩せて見えませんか? デブ同士のNegligible smallな話という発言はご容赦。
という訳で、3月の沖縄旅行じゃなくて、学会研究会での発表に向けて頑張っています。彼のように地道に努力をして、結果を積み上げていける学生が増えていくことが、本学のブランド力を高めていくことに繋がるものと思います。実験も決して順調なことばかりではないですが(トラブルや問題も多い)、その中で我々オリジナルのアイデアやノウハウを蓄積、実証していきたいものです。それが、何らかの形で社会に役立てることができれば最高ですね。
2014年2月8日土曜日
展示会出展への協力
そこで、卒論発表の2/6を除いた5日と7日の2日に本学の展示に協力しました。キャンパスエネルギーシステム展示の一要素として、クラウドを用いた電力見える化システムの展示でした。学生も結構忙しいのです。
■5日のもよう
5日の朝9時過ぎ。9時ごろ来てください、と被写体のM1屋良君に言われたので、学生指導の発言「5分前には到着するように」との自分の発言を守っていきました。まだ、誰も準備していませんでした。この通りは写真のように、大学関係のブースの通りとなっていました。本学は入り口すぐのまさしく、ポールポジションでした。本学の幟が目立っています。経済産業省スマートハウス国際標準化事業の紹介も本学の役目です。本学には、このためのHEMS認証支援センターがあります。その担当の方々と一緒に準備中の様子です。
皆で記念撮影。五百蔵先生は、お付き合いのある会社が出展していることもあり、手土産を持参して訪問したようです。が、我がブースには何もありませんでした。
私は2時に大学で会議があるために、早々に会場を去りました(もちろん、知り合いの会社の方にはご挨拶をしました。が、差し入れを持参しなかったので、ちょっとつらいものがありました。)
注:決して周囲にコンパニオンさんがいなかったら、ということで理由を見つけて早々に退散したわけではないです。自分の名誉のために申し添えます。
(6日は卒論発表会につき、修士も支援のために大学対応)
■7日のもよう
会場の入り口。コメントは特にありません。
この日の対応は、M1菅谷君と4年生の屋宜君。前日は卒論発表の打上げ(リンク)で疲れが残っていたかも知れませんが、そんなこと社会に出れば当然。
説明中の屋宜君。自分が開発、担当しているものを、学外の人に説明することは非常にいい勉強になりますよ。
パシフィコの裏は、公園と海です。臨海パークだったと思います。非常にきれいで広々とした公園です。最も横浜らしい雰囲気の一つです。皆さんもお出かけください。
ということで、卒論発表会前後でも何やらやっています。複数の仕事を同時にやっていくことなどは、会社では当たり前のことです。メリハリをつけて、いろいろなことを経験してください。
先端技術研究所の柱立て(2月7日)
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