2016年3月31日木曜日

「会社取材体験」の報告会を実施(2016年3月)

 情報学科の2年生を対象に、「会社取材体験」というキャリア教育の一貫としてのイベントとその報告会を行いました。従来、3年生を対象に、「会社訪問体験」という取り組みを行っていたのですが、それを下級生に対して広げたという位置付けです。
「会社取材体験」事後オリエンテーションの様子
「会社取材体験」も「会社訪問体験」も、4年生になり本格的な就職活動(就活)を始める前に、就職先となるようなIT関連の企業を訪問して、社会人と学生の「ふれあいの場(慣れていく事)」を目的として行っています。OB・OG訪問的な気軽に参加できる企画としています。複数日参加する事が多い、インターンシップよりも期間も短く1日で済むので、多くの学生が参加しています。こうしたイベントには、学生を受け入れていただく企業の協力がないと行えないのですが、情報工学科では、「SE講座」を提供して頂いたりしている「神奈川県情報サービス産業協会(以下、略して神情協)」との強力な絆があります。神情協の全面的な協力の元、実施させていただいています。3年生向けには2014年度から実施していますが、今年度の冬(2016年2月)に、2年生に展開してみました。
2年生では、まだまだ就職活動は先のことと思っている学生が多いので、単純な訪問ということでなく、キチンと事前調査をもとに「取材」をして、報告書の替わりに、その企業を紹介するポスター、いわゆる「壁新聞」を作成して、口頭での発表を行ってもらいました。

事後オリエンテーションで壁新聞の出来きを確認している様子
初めての試みだったので、3グループ(3人~5人)だけでしたが、報告会では、発表と質疑応答を行いました。
「会社取材体験」の報告会の全体の様子
グループ1の発表の様子
報告会では、学科の教員から鋭い質問が飛びました。情報工学科の教員は、企業出身者が多いので、実体験からの質問が多かったようです。
グループ2の発表の様子
グループ3の質疑応答の様子
この報告会で発表したポスターは、情報学部棟6階の就職関係の掲示板に張り出してありますので、興味のある方は御覧下さい。
また、発表に対して、教員と学生による投票も行ったので、4月の3年生の学科履修説明の中で、優秀グループの表彰も行う予定です。

参加した学生は、是非ともこの経験を活かし、就職活動を頑張って欲しいと思います。

2016年3月30日水曜日

Pepperと遊んでみました

ソフトウェア工房にはPepperがあります。Pepperには感情を可視化する感情マップというアプリがあります。今回それについていろいろと遊んでみました。
まず感情マップについてですが、Pepperの感情をわかりやすく可視化したものです。
Pepperのディスプレイの上にスマートフォンを置いて適当に表情をつくり、Pepperがどう思っているかを表示させてみました。普通の表情のときは「男性みたい」や「大人っぽく見える」など中々の精度で認識します。ちなみにタッチャンは僕のことで、個人を認識することもできます。Pepperすごい!!
次に、眉間にしわを寄せて自分なりに悲しい顔を表現してみました。
これもモニター上に「かなしそうに見える」と表示されているので正確に検知できています。「かなしそうに見える」と表示されたときはPepper側も感情の起伏がありませんでした。

面白いとおもったところが「内分泌物質の状態」という項目で精神を安定させるセロトニンという脳内物質が分泌されているということで、そういったところも再現されているんだなと思いました。

最後にソフトウェア工房は一緒に活動する人を大募集しています。新入生でも、在学生でもプログラムが苦手な人でも誰でもOKです。Pepperプロジェクトも始動したばかりです。 僕らと一緒にコミュニケーションロボットの担い手になりましょう。以上原でした。
学生さんからの投稿です。

Pepperをはじめ、ものづくりに興味のある人、みんなでなんか作りたい人は、ソフトウェア工房に来てください。

2016年3月27日日曜日

オープンキャンパスが実施されました。

OPEN CAMPS326日(土)

今回のテーマは「大学基本講座 ~大学を知る!~」


大学基本講座
  単位制、授業スケジュール、教育、授業形態、学生生活
など、高校と大学の違いについてなどの説明が有りました。

大学概要ガイダンス
  大学紹介ビデオの上映、5学部13学科の紹介、就職を考えた
究室選び、学生支援体制、大学の全体像、卒業までの大学
概要を解説しました。


入試ガイダンス

本学の色々な入試の仕組みの紹介が有りました。

系統別ガイダンス(情報工学科)
  現代社会とコンピュータの関わり、情報工学科の特徴・
教育・就職・取り組みなどの説明が有りました。

保護者対象説明会
 各種種学金、就職状況、学生生活、独り暮らし、など保護者の方の気になるポイントの説明が有りました。


学科総合相談コーナ
 木村先生・田中先生による個別相談が行われました。
研究室ではどんな研究をしているのか、情報工学科・情報メ
ディア学科・情報ネットワークコミュニケーション学科の違い、
報工学科のコースの違い、在学中に取れる資格などを説明させ
頂きました。

学科スペシャル(体験講座)
 鈴木先生による「スクラッチ(Scratch)を使用したマウスによるゲームの作成に挑戦しよう!」というテーマで、プログラミングの基礎を体験して頂きました。
授業は順調に進みましたが、教えてない事も自主的に
めている人もいて「凄いな」との感想を鈴木先生から
聞きしました。


学科スペシャル(研究室公開)
信号処理技術と組み込み技術で新しいことに挑戦しよう(木村研究室)
 画像処理や、自動車駆動部の制御、HEMS(家庭電力管理システム)などの研究について公開されました。
研究は独りまたはチームでするのか、HEMSの研究装
の総額や仕組み、プログラムミングの勉強は難しいかなど
質問が有りました。

学科スペシャル(ソフトウエア工房公開)

 ソフトウエア工房での学生の活動成果を紹介しました。実演のソフトバンクのペッパーくんの値段、在学中に取れる資格、独り暮らし、学生生活で学校に泊まる事、情報工学科・情報ネットワーク・コミュニケーション学科の違いなどの質問が有りました。

次回のオープンキャンパスは612日(日曜日)です。
本日は御来校いただき有難う御座いました。


2016年3月24日木曜日

家なき子

 卒業式も無事終了し、研究室も静寂な時を迎えています。それでは、困るっていうわけではないですが、研究室で活動してくれている有難い学生さんがいます。


熱心に働いているときの写真がなくて残念。今日は、大型プリンタの移動を手伝ってゆーか、主体にやってくれました。


 何でまだ、研究室にいるのかって? Very good questionですね。私は、それを書きたくて、このブログ記事を書いているくらいです。彼のプリンタ移設作業に対する感謝ではなく・・・

4月から3週間の新人研修期間:場所 仙川(調布市だったかな?)の研修所
その後:横浜 金沢文庫阿王ケ台の独身寮

 これが言いたかったことです。“仙川”の研修所で、その筋の人は!!!と感じます。そして、さらに“金沢文庫”、“阿王ケ台”で決定的ですね。私も久しぶりに聞いた文言で、郷愁を誘われました。某企業出身者にとっては、神なる言葉とも言えるくらいです。

 Questionの回答になっていません。実は、上記の理由から、彼は新居がまだ、ありません。そのため、現在の住所は 厚木市下荻野1030 神奈川工科大学 情報工学科 K1 ○○研究室です。要するに、住所不定状態。部屋にはソファベットがあり、学内にはシャワールームもあるので、・・・・。私も彼がいるといろいろ頼めるので、有難いです。研究室に人がいないのは、最悪ですね。


ということで、卒業式にOBが献上してくれた茶菓(残り少なくなりました)を食べる法月君。


 私の経験では、この時期は決して明るくルンルンしていませんでした。社会へ出ることの不安を強く感じていました。が、彼はむしろ社会へ出ることを楽しみにしているように見えます。学生最後のあと1週間です。十分味わってください。

2016年3月21日月曜日

卒業式の一つの風景2016(3/29写真追加)

 今日321日は、卒業式でした。式典会場の様子はともかく、ここではある研究室のもようを。

9時に到着すると既に主役の修了生、卒業生のみならず、OBが既に来ていました。何でこんなに早くから、・・・

大阪から駆けつけて、顔を見せてくれた仲濱君。向かいの研究室の学生ですが、菅谷君のダイエットの好敵手?ということで表敬訪問のようです(関連記事はこちら)。
 
 



 
 
 
 
 

 
屋良くん&彼のそっくりさんとOBリクルーターでもある黒沼君。

研究室で卒業証書というか学位記を渡します。写真は法月君。研究室運営の第一の功労者です。その風格は、既に私を凌駕しています。そう見えませんか? 村田君は、情報工学専攻を代表して、壇上で学長から受け取りました(別途、写真を追記します)

これは、私がなにやら“贈る言葉”を話していたときのシーンと思われます。真面目に聴いているように見えますが、その実態は・・・


今回の修了生&卒業生。全員で9名(M22名、4年生が7名)のようです。人数はあまり意識していません。


OB3年生を含めて全員で記念撮影をしました。中央の法月君の風格はやはり只者ではない印象を与えます。

本学同窓会主催(要するにスポンサー)の懇親会です。写真は、それぞれ入社年次が1年ずつ異なる3名。同じ会社の先輩、後輩になります。同窓生として、助け合ってやっていってください。

卒業生と3年生のツーショット。仲がよいことは、美しい哉、ってゆー色紙を見た記憶が甦ります。

 
宴会時の残り物は、確実に戦利品?として研究室に持ち帰る習性が身に付いている彼ら。このような教育はしてこなかったのですが・・・。やはり、背中を見られていたようです。4年生というよりも修士とOBの会のようになりました。
 

 という状況でした。どの研究室も似たようなものだと思います、ってゆーか同じです。ご両親が来てくれて、御礼を言われました。よかったなって思うのは、このようなときですね。私からもお礼を言う必要があります。そのような関係は相補的なものなのだと思います。

 明日から、新学期の準備?を含め、いろいろあります。彼らも入社式を控え、プレッシャーも高まるでしょう。生きていくことは、楽ではないですね。

■予告
村田君の晴れ姿は、数日後に追記しますので、その姿を見たい人は(本人とご家族くらいかな)、数日後、再度この記事にアクセスしてください。
++++
予告の約束:329日追記(写真の追加)

 去年と同様(リンク)、広報さんから写真をいただきました。ありがとうございます。組織間の(ってゆーか、個人的な)信頼関係があって、このような配慮をしていただけるのだと自惚れています。


こちらの写真は、大学院情報工学専攻を代表して修了証書を学長から授与される村田翔太郎君。どのようなことが彼の胸を去来したでしょうか?この壇上に上がることは非常に名誉なことですが、必ずしも順調にここまでたどり着いたわけではないです。辛い時代の経験が、むしろ彼の厚みを形成し、今後の糧となるのだと思います。


卒業に何ら関係のない(厚かましい)修士1年、3年生も紛れて飲食をするのも、このパーティのよいところ。繰り返しになりますが、終了後の研修室での宴会を想定して、この場では食べきれない、飲め切れない食べ物と飲み物を後援会は用意してくれています。彼らが持って研究室に戻る風景は、Doggy Bagという表現はありますが、そんな生易しいものではないです。


川野さんを囲んで?という感じになっています。すみません、男子学生の名前は分かりません。当研究室の男子学生であれば、遠慮なく、失礼?なことを書けるのですが・・・。頭髪が一部乱れているのは、ブログに記事をときどき投稿してくれた“お兄ちゃん”ですね。着物は華やかですね。彼女は、毎年成績優秀者として表彰されてきました。大学のホームページでも紹介されています(リンク)。


 もう、来週からは新学期です。春休みは充電期間という位置づけなのでしょうけど、充電はおろか、・・・。正直、つらいです。

卒業式

平成27年度の学位授与式が無事行われました

 お疲れ様です。五百蔵研究室のお兄ちゃんです。

 現在ブログを書いているのは3月21日。つまり私達の卒業式です。思えばこの4年間多くのことがありました・・・。特に4年生になって五百蔵研究室に配属されてからの1年間は、もちろん卒論は大変でしたが非常に楽しいものでした。
 それも今日で終わり。長かった大学生生活に終止符を打つ日が訪れたのです。

 学位授与式自体については写真を取れないので省略します。

 その後研究室で五百蔵先生からそれぞれ個別に卒業証書を授与されました。
授与風景1
授与風景2
また、今回累計で学年2位の成績であったH原君は学部長から賞状と腕時計を貰えるようです。学年2位なんて素晴らしいですね!その腕時計もまた五百蔵先生から渡されていました。それがこれです。
!?
 どうやら間に合わなかったようで、五百蔵先生が代わりにそれらしい時計を探しだして印刷してくださいました。これでH原君は形だけでも腕時計を入手することができました。
どうやらご満悦の様子
まあ本人が満足しているのであればそれで良いのでしょう。改めて見てみるとよくお似合いですね(笑)。(なお、本物は後日渡されるようです。)

 その後もみんなで飲み会をし、非常に楽しい時間を過ごすことが出来ました。社会人になったらこのようにみんなでワイワイ遊ぶことも少なくなるのでしょう。そう思うとなんだか寂しいものです。ですが大学生活の4年間、研究室に1年間は決して無かったものにはなりません。いつかまたこうして集い、楽しく遊ぶことができる日が訪れることを私は今からすでに楽しみにしています。
学生さんがブログを書いてくれました。ありがとうございます。また、卒業おめでとうございます。

携帯サブレー

今日は大学の卒業式です。振り替え休日ということもあり、多くのOBの方がお土産を持って訪問してくれました。大変ありがたいです。

お土産の中に、携帯サブレーというのがありました。携帯電話発祥の地として、YRP名物のようです。
携帯サブレー(YRPのお土産)
YRPは、横須賀リサーチパークの略です。最寄り駅は京浜急行のYRP野比駅です。以前は野比駅という名前でしたが、YRPの開設に伴いYRP野比駅となっています。

2012年の出来事ですが、OBが持ってきてくれた変り種のお土産として、自衛隊の小松基地のお土産もあります。
小松基地の売店で買ってきてくれたお土産です(再掲)
 詳細は、以下の記事をご覧ください。
  • リコーのコンテストで優勝したOBが凱旋訪問  (リンク
OBの皆様、いつもありがとうございます。

2016年3月20日日曜日

電子情報通信学会総合大会2016に参加しました

 すでに関連記事がいくつかアップされておりますが,当研究室からも4件の発表を行いましたので報告いたします.

 福岡から鉄道で30分の九大学研都市駅からバスで15分の場所に位置する九州大学伊都キャンパス(福岡県福岡市)にて開催されました.平成27年3月15日(火)~17(木)の日程で参加しました.
 第1日目は2名が,第2日目と第3日目はそれぞれ1名が発表を行いました.発表の様子は,発表者,発表題目,発表セッション情報と共に以下に示します.



田所龍介さん(M1)
(H-3.マルチメディア・仮想環境基礎)


河合博之さん(M1)
(A-18.バイオメトリクス)


星野裕樹さん(M2)
(D-15.教育工学)

赤木信也さん(M1)

(D-15.教育工学)



 今回の発表では,発表10分間,質疑応答5分間と短いため,コンパクトに研究成果や手法をまとめる必要があり,大学での発表練習では苦戦しておりましたが,開発システムの動作例や検証実験風景などデモンストレーション映像を交えるなど本人なりのプレゼンの工夫が見られました.

 質疑応答では,提案手法のバックグラウンドやディテールの説明に時間が取られてしまう場面もあり,効果的なプレゼンの仕方ついての今後の課題になったようです.新しいやり方や,オリジナルな工夫を施すためには,ひとつずつ具体的に示さなければならないため,実験条件や実験データの整理や統計処理等の分析に関しても手ぬかりなく,発表準備を進めていくことが大切だということを再認識できたのではないかと思います.

 発表を終えた後の様子と,近場の観光風景は以下の通りです.

第1日目終了

第2日目終了

第3日目終了

太宰府天満宮にて

大濠公園にて

福岡城跡にて


 春の陽気に誘われて,空き時間に散歩に出かけました.散歩することで気分爽快になって,また次のステップに進むことができれば良いと思います.今回の学会発表が学生たちの今後の研究開発にとって有益な刺激や勇気づけとなり,新たなアイディアにつながっていくことを大いに期待したいと思います.