2015年4月27日月曜日

今年も開催しますIT夢コン! ~創造力学びの振り返り実施します~

IT夢コンの開催説明が連載化してしまいましたが、たぶん、後、1回です。最初は、いつもの通り、告知です。今年のIT夢コンは、

募集テーマ

(1)ITで解決する社会の問題
(2)ITを活かした未来の○○
(3)ITで盛り上げる東京オリンピック

募集期間:4月6日(月)~6月15日(月)

です。高校生のみなさん、是非とも応募してください。

さて、創造力についてです。むろん、この創造力の調査も、コンテストの目的にある「創造力を高める」を実現するために実施しました。創造力を生み出すための知見について調べていて、最初に行き当たったのは、ジェームズ・W・ヤング著「アイデアのつくり方」(CCCメディアハウス)(1988年)でした。とても小さい本で、102ページというのも、この本を読んでみようと思ったきっかけです。



この本の筆者は、アメリカの広告業界で創造的なコマーシャルを作成したことで名をはせた人物のようで、自分の経験を元に、アイデアの作り方について執筆をしたものです。この本では、創造的なアイディアを次のように定義しています。

アイデアとは既存の要素の新しい組み合わせ以外の何ものでもない(P.28)」

創造力に関する書籍は、ヤングの著書の解説を書いた竹内均先生の「頭をよくする私の方法」も読みましたが、同様な定義となっていました。

このように考えると、安心しますよね。「僕は、生まれつき創造力がないから…」なんて思っている人がいても、このように、既存のアイディアの組み合わせや、適用領域を変えるものといってもらえると、「自分にも何とかなるかな」と思えるのではないでしょうか。

また、これらの書籍では、創造性の有るアイディアの作り方についても説明しています。ヤングの本によると以下の5つの手順が重要であるということです。

(1)資料収集
(2)資料の消化
(3)孵(ふ)化
(4)誕生
(5)具体化と展開

既存のアイディアの組み合わせということは、提案したい領域における「今」がどうなっているか把握する必要があるということで、(1)資料の収集(2)資料の消化があるのだと思います。

今回のIT夢コンについて言えば、自分が関心を持っている社会の問題について、いろいろな意見があると思いますので、それらを調べて自分なりに理解したり、また、未来の○○を提案するのであれば、○○の領域において、どのような取り組みがされたりしているかを把握することが重要になるのではないでしょうか。

このように、集めた資料をいろいろな角度から眺めることで、「新しい組み合わせ」を得ることができるということでしょう。

ヤングは、この段階で思いついたアイディアを、断片的なものでも突飛なものでもよいから、カード上の紙に書いておくことを勧めています。これを読んでアイディアを考えようと思っている皆さんも、試してみてはどうでしょうか。

(3)孵化(4)誕生は、(1)(2)の過程で、自分なりに、全体像を把握し、課題や実現したいことの断片を頭に思い描いた後に、どうにも先に進めない状態になった後の話ということです。孵化をするために必要なことは、これまで考えてきたことを一切忘れて、創造力を刺激することをすること、ヤングは、音楽を聴いたり、映画を見たり、本を読んだりという作業が重要だと言っています。

ヤングは、ここまでの道筋をたどれば、必ず、創造的なアイディアが湧いてくると言っています。しかも、そのタイミングは、何気ないときに、ふと、ひらめくそうです。皆さんも、答えを出そうと頭をひねって考えていた数学の問題が、そのときには解けなくてあきらめてしまっても、その後、全然違うことをやっているとき、例えば、歯を磨いているとか、お風呂に入っているときとかに、ふと、解き方がわかったことがあるのではないでしょか。ここでの、孵化と誕生は、そのような、誰しもが、経験したことのある「ひらめき」の瞬間のことを指しているようです。

最後の(5)具体化と展開は、頭の中にひらめいたアイディアを具体的にして、他の人に話をしてみて、いろいろな意見を聞くことだとしています。よいアイディアは、他人の創造力も刺激して、考えた人が見落としていた可能性も明らかになっていく、と、ヤングは語っています。

関連しますが、創造力について調べると、G.ワラスの四段階説という考え方も、すぐに、見つかると思います。こちらは、5段階ではなく4段階で、しかも、1926年に発表された書籍に書かれているものです。このブログで紹介したヤングが、ワラスの書籍を読んでいたかどうかは、ヤングの書籍には書かれていなかったのでわかりません…

今回は、一気に書いてしまったので、少し長くなってしまいましたが、まずは、創造的なアイディアの作り方について、どのように理解されているかを説明させてもらいました。私も、今、一生懸命に、資料の収集をしている段階ですので、理解不足の点もあるかもしれません。誤りに気づいたら、ブログで訂正させてください:-)

次回は、この創造力の話と、学びの振り返りの話の関係を説明します。

【勝手バックナンバー】
その1 今年も開催しますIT夢コン!
その2 今年も開催しますIT夢コン! ~応募テーマの説明~
その3 今年も開催しますIT夢コン! ~応募テーマの説明2~
その4 今年も開催しますIT夢コン! ~ポスターセッションします~
(番外編) IT夢コンと高校生新聞


2015年4月25日土曜日

測位航法学会での発表

 一週間のご無沙汰です。修士2年(M2)の村田君が測位航法学会で発表しました(あれは、昨日、そうです。424日でした)。この学会ではGPS(最近はGNSSGlobal Navigation satellite System)とより一般的な名称で呼ばれることが多くなりました)を中心とした測位(要するに位置検出)に関する研究開発が主に発表されます。ちなみに、GPSGlobal Positioning Systemのことで、米国のシステムです。

 GPSをやってんのかって? GPSで得られる位置情報を用いたシステムやアプリはやっています。が、GPSそのものはやっていません。もちろん、講義で原理は説明します。今回の発表は、屋内での測位に関するものです。

学会会場である東京海洋大学、越中島キャンパスです。学会の本部があります。この学会はこの大学の越中島キャンパスか品川キャンパスでやることに決まっています。ここで、我々は定期的に(そうでもないのが残念)発表しています。これで、我々の学会発表の目的が旅行ではないことが証明されました。


カメラの設定が悪く?暗い写真しか取れませんでした。学生に教えてもらって、しかるべくフリーソフトを入手して、何とか明るさを確保しました。ちなみに、発表タイトルは、
“非可聴音を用いた高精度屋内測位システムにおける多ユーザ識別に関する基本検討”です。スマートフォンのスピーカから人の耳では聞こえない音を出しますが、その音に各ユーザを示すための識別情報を埋め込んで、測位することの可能性をシミュレーションによって検証したものです。


朝、私が会場に到着したらすぐに、彼から「大変なことをやってしまいました。申し訳ありません。」という言葉がありました。何やらシミュレーションの条件設定を誤ったようです。私は動じません(立派です(^ ^))。実験ではないので、すぐに修正可能です。彼も修正箇所が分かっているので、PC上で直ちに修正して、無事発表しました。


・発表に奢ることなく、常に謙虚であれ。
・分からないことは、分からないとはっきり言え。
・単にできそうだ、見通しを得た、という状況で、できる、できます、とは決して断言するな。
・誤りは決して隠すな。きちんと事実を述べよ、伝えよ。

と学生には、言っています。今回はシミュレーション(パソコン内での計算による検討結果)なので、勘違いが一番怖いところですが、事前にその分野を専門にしている先生に説明し、考え方の確認をとっているので、うろたえなかったと言えます。何はともあれ、このような緊張感が彼を成長させると思います。卒研生の皆さんもそのような経験をしてください。

2015年4月20日月曜日

IT夢コンと高校生新聞

 IT夢コン(リンク)が今年も開催されます。最終審査会は725日(土)ですが、着々と(そうでもないかな)鋭意準備が進められています。これまでもこれらに関する記事が書かれていますので、参照ください(リンク)。今年は3つの新たな施策(3つのテーマを指定、新たな賞(ピア賞、ジャンプ賞)を追加、ポスターセッションの実施)を導入します。

 何がよりよくなったんだって? 私なりに思うことは、・・・(私は発案者ではないので、念のため)

(1)3つのテーマを指定:考える対象を絞ることにより、より深い考察、議論ができると思います。何でもよいということは自由な発想ができる、という側面もありますが、往々にして発散してしまうことになる場合も多いです。高校生ならなおそうですね。おーーと、失礼!!!

(2)ピア賞:参加してくれた人たちの投票?による選出です。メジャーリーグのオールスターの出場選手選抜で、選手間の投票によるものがありますが、まさしくそれのパクリですね。イチローの選手間投票で選ばれるが一番嬉しい、とのコメントをどこかで見た記憶がありますが、それは大いに頷けますね。

(3)ポスターセッション:これは、参加してくれた高校生、中学生の交流を大いに活発化するはずです。北は北海道、南は九州・沖縄から来てくれた同年の人と交流することは、素晴らしいこととですね。ちょっとした異文化交流?ですね。大人になれば、国際交流が待っています。
 
 
本コンテストのパンフレットの表です。誰がデザインしてくれたのかは分かりませんが、美しい、華のあるデザインですね。写真は、コンテストで特別審査員をしてくれる蒼あんな・れいなさんです。彼女が出ているCM
で見られます。見てください。彼女たちに会う、握手するという不純な動機?でもコンテストへの参加は歓迎いたします(^ ^)。


 そのような本学の取り組みを高校生新聞オンラインが紹介してくれました。
http://www.koukouseishinbun.jp/2015/04/31306.html

 ぜひ、上記にアクセスして見てください。非常にきれいな記事になっていると思いませんか? 我々の取り組みを支援してくれる人たちの協力も得て、参加してくれた生徒さんにとって思い出に残るコンテストにしたいと心から願っています。もちろん、コンテストの目的である、“コンテストを通して、中学生・高校生・高専生のITに対する理解や興味を高め、創造力・問題発見能力・コミュニケーション能力を高めること”を忘れてはいませんが、個人的には、生徒さんの良き思い出に残れば・・・と勝手に思っています。

2015年4月17日金曜日

講演会の案内とプロジェクト参加者募集案内

講演会の案内を掲載させていただきます。

タイトル: 知っておきたいGPS/GNSS(衛星測位システム)の仕組み(と私のバ
イク情報学)
講演者: 木谷友哉 静岡大学 准教授
日時: 2015年 4月22日(水) 16:50 -  18:10  (QA含む)
場所: K1号館 6F 604 講義室
主催: i-android の会

概要:
2020年の東京五輪を控え,我が国でも日本版GPSとして準天頂衛星ステム
(QZSS)を準備しています.準天頂衛星初号機の「みちびき」は既に2010年に打
ち上げられており,2020年まであと3機打ち上げられ,4機体制でシステムが運用
される予定です.古くはカーナビゲーションシステム,最近は携帯電話にGPSが
搭載されて身近になっていますが,どういう仕組みで位置を測っているのでしょ
うか.本講演ではその仕組みを簡単に解説します.
位置情報というのは非常に強力な属性情報です.G空間情報と呼ばれる位置情報
と紐付いたデータを取り扱う技術やそれを応用したサービスが,近年の個人用測
位装置の普及とともに注目され,盛んに研究されています.これについても簡単
に解説します.


学部学生、大学院生のみなさんもぜひ参加してください。 木谷先生は、今年の
情報処理学会の若手代表者15人で行うプレゼン(IPSJ-ONE)にも選ばれています。
IPSJ-ONEは、4/19 まではニコニコ動画で視聴できます。 開始後3時間半あたり
にとばすとIPSJ-ONEのシーンになります。

当日はIPSJ-ONEと同じ格好でプレゼンしれるかもしれません。 ぜひ、参加してください。

 問い合わせ先: I科 清原 kiyohara (@) ic.kanagawa-it.ac.jp  (@)は@にしてください。


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プロジェクト参加者募集
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大学間で連携して携帯電話のアプリケーションを学生主体で企画から
開発まで行うプロジェクトを実施します。 プロジェクト単位として認定
されますので、プログラム得意な人、企画得意な人など参加者(3年生)を
募集します。  プロジェクト単位を前期、後期認定予定です。 

詳細は  I科 清原 kiyohara (@) ic.kanagawa-it.ac.jp まで。 4月中は
募集します。   他大学の参加予定は、はこだて未来大学、専修大学、長崎大学
法政大学などです。







2015年4月12日日曜日

実用化への道険し -エビちゃんもの-

 エビちゃんが提案、開発した「“やる気を維持する”創生電力マネージメントシステム」が学会主催のコンテストで受賞し(リンク)、そして、それを学内のECO推進チーム“みどり”に移管し、実利用フェーズに入ったこと(リンク)、既に述べました。まことに喜ばしいものがあります。


創生電力マネージメントシステムって何?という読者のために、簡単に言うと、発電機能内蔵のエアロバイクに発電量を検出するセンサを取り付け、そのセンサ情報をクラウドに送信し、“見える化”してみんなで情報を共有したり、インターネット上の風景(ストリートビュー)を発電量に応じて移動させて、あたかもサイクリングしているように感じさせることにより、楽しみながら&ダイエットしながら発電もする、ってゆーようなシステムです。


ユーザの方から「使いづらい箇所がある」、エビちゃん自身も「ここはちょっと」と思うところがあり、改善を試みています。当然ですね。おっと、ここで一言付け加えなければなりません。ストリートビューとの連携システムでは、村田君が多大な貢献をしてくれました。そちらの課題も残っていますよね。村田君!!! よろしく。
 

コンセプトモデルや一次試作のものがそのまま問題もなく使えるほど、世の中甘くないです。ということで、改修モデルの製作と動作確認、詳細な充電性能の評価を行っています。

 

前回の試作は装置の高さ方向の寸法が問題、ということで今回は高さを抑制しました。でも基板が大きすぎやしませんか? 早々に対応するとのことでした。OK


 
新たに加わった卒研生の合掌君がエアロバイクを漕いで充電中。もっとゆっくりでいいから、長時間漕げるようになってね。


エアロバイクに設置した書見台(私の発案です!!!)で、読書/勉強しながら漕いでいる/発電しているジュリー(サワダ ケンジ君)。分からない人は、お父さん、お母さんに聞いて下さい。昔のアイドルです。今の○○以上ですね。


結果をホワイトボードに書いて、皆で状況を確認できるようにしています。グラフを書きながらやると記録ミスもなくなるので、次回からはそうしてね。


ということで、皆さん、真剣にやっています。改修後、改めてECO推進室に設置します。そして、そこで発電して充電したeneloopを学内で定常的に利用していきます。その利用状況を別途報告したいと思います。


付録
卒研生の吉本君のところに1年生の電気通信部の人が訪ねてきました。明るく快活な女子学生でした。是非ともまた、来てほしいと思いました。吉本君、よろしくね。彼女には楽しそうな雰囲気があり、研究室も明るいオーラに包まれました(彼女がいたときのみか)。

 

2015年4月10日金曜日

今年も開催しますIT夢コン! ~ポスターセッションします~

IT夢コンの開催説明が連載化してしまいましたが、たぶん、後、2回は書きます。今年のIT夢コンは、

募集テーマ

(1)ITで解決する社会の問題
(2)ITを活かした未来の○○
(3)ITで盛り上げる東京オリンピック

募集期間:4月6日(月)~6月15日(月)

です。高校生のみなさん、是非とも応募してください。

さて、今年新たに実施するプログラムの一つが、「ポスターセッション」です。このポスターセッションというのは、大学の世界ではあまり珍しいものではありません。学術学会の発表会でも、プレゼンテーションによる発表とは別に、発表内容を書いた印刷物を壁に張って、参加者に説明し、その場で、質疑応答をしたり、アドバイスをもらったりする取り組みが行われています。

私が学会で体験したポスターセッションの良さは、発表者と聴講者の距離の近さです。プレゼンテーションだけですと、聴講者として、その場にいて、わからないことがあっても、なかなか、手を挙げて質問ができなかったりします。また、その逆に、プレゼンテーションをする側も、時間が無くて、本当に言いたかったことがうまく伝えられなかったりします。しかし、ポスターセッションでは、お互いに近い距離で、あまり制約がない中で話ができるので、より濃い議論ができることが多いと感じています。

下の写真は、ポスターセッションではないですが、オープンキャンパスの際にポスターを使って説明をしている様子です。本番もおそらくこのようなかたちになるのではないかと思います。




本ブログでも学会でのポスターセッションの様子をたくさん紹介しています。


また、最終審査会の日程上、これまでは、参加者間の交流の場を持つことができませんでした。同じ問題を解決するのに違ったアプローチをとっているグループがあったら、お互いの考えを聞いてみたいですよね。複数のチームが議論すれば、もっと良いアイディアになる可能性もあります。

そして、このような濃密な交流は、本コンテストの目的の一つである、「コミュニケーション能力の向上」にもつながると考えています。

と、企画の意図はあるのですが、どのように実行するかは、現在検討中です。実施方法については、決まり次第、コンテストのHPに掲載する予定ですので、今しばらくお待ちください。

さて、最後の企画は、「創造力学びの振り返りの実施」です。この企画を思いついたのは、「創造力」について調べたことがきっかけです。まだ、にわか勉強の域を出ていませんが、次回、調べた内容を少し紹介します。

【勝手バックナンバー】
その1 今年も開催しますIT夢コン!
その2 今年も開催しますIT夢コン! ~応募テーマの説明~
その3 今年も開催しますIT夢コン! ~応募テーマの説明2~


2015年4月9日木曜日

ソフトウェア工房の新入生勧誘

神奈川工科大学 情報工学科では、学生の自主的な活動をサポートする場として、ソフトウェア工房があります。フレッシャーズガイダンスで、このソフトウェア工房への新入生勧誘しました。その日の夕方、さっそく1年生が見学に来てくれました。
話を聞いてる1年生4人(左)と、勧誘している2年生2人です(右)
真剣に話を聞いてる1年生4人(左)と、勧誘している2年生2人です(右)。ソフトウェア工房に入るかどうか抜きに、実りのある大学生活を送って欲しいと思います。

模様替えをしました(2015)

2年前に模様替えをしたと言うブログ記事を書かせていただきました。
去年は模様替えをせず、そのまま研究室を使いました。今年は模様替えを行いました。模様替えをするかしないかは、その年に配属になった卒研生の意思で決まります。

今年の卒研生は行動が速いです。荷物を運び出して、床下を開けているな、と思ったら、ネットワークの線の設置は終了し、もう床下は閉まっていました。というわけで、1枚目の写真は、ネットワーク配線終了後です。机もいくつか運び込まれています。
ネットワークを張りなおし、床を閉じた後
外にあった荷物も手早く運び込み、元に戻します。

ラウンジに運び出した荷物を元に戻しています
あっという間に完成図です。今年は「口」の字になるように配置したようです。お互いの顔が見えるので、仲良くしやすいでしょう。
今年の研究室の机の配置図
研究室は卒研生が運営していくものです。1年間、がんばってください。  

2015年4月3日金曜日

今年も開催しますIT夢コン! ~応募テーマの説明2~

前々回から、2015年度に開催するIT夢コンのプログラム上の変更点の紹介を始めたのですが、書きたいことが多くて、一度に書ききれず、今回が3回目となってしまいました。繰り返しになりますが、応募期間は次の通りですので、高校生のみなさん、是非、先生に相談し、応募してみてください。

募集期間:4月6日(月)~6月15日(月)

さて、前回、今年は、三つのテーマを設定すると説明しました。

(1)ITで解決する社会の問題
(2)ITを活かした未来の○○
(3)ITで盛り上げる東京オリンピック

今日は、この三つめの「ITで盛り上げる東京オリンピック」を選定した理由を説明します。

2020年にオリンピックとパラリンピックが東京にやってきます。今年が、2015年ですから、あと、5年です。もしこのテーマを、オリンピックが東京に来ることが決まる前にやったら、東京が選定されなかったときに少し興ざめになりますよね。また、2019年にこのテーマを取り上げたとしても、既に、開催まで、後1年、オリンピックで実施することは概ね決まってしまっていますよね。ということで、5年前の今年がちょうど「夢」を語るのにはよい時期と考え、このテーマにしました(笑)

しかし、このテーマを考えてみれば奥が深いです。オリンピックを盛り上げると言っても、盛り上げ方はいろいろあると思います。大会前を盛り上げるのか、大会期間中を盛り上げるのか、はたまた、大会終了後も盛り上げてしまうのか。どこを盛り上げるのかによって、当然、アイディアも異なって来るでしょう。また、もっと限定して、聖火リレーを盛り上げる、開会式、閉会式を盛り上げる、特定のスポーツを盛り上げるなど、盛り上げ方はいろいろあると思います。

聞いていて、「あっ!」と驚く、楽しい夢の話を聞くのは、このテーマが一番楽しみです。

では、次に、ポスターセッションの開催理由について、次の投稿で説明します。

【勝手バックナンバー】
その1 今年も開催しますIT夢コン!
その2 今年も開催しますIT夢コン! ~応募テーマの説明~

2015年4月1日水曜日

今年もさくらの小枝を探す

さくらに関する話題をもうひとつ。
いよいよ新学期開始。本学のさくらも満開の時期となった。このころ、毎年楽しみにしていることがある。「さくらの枝を折ってはいけません」というのは幼少のころに教えられた。そうではなく、強風で折れて地面に落ちた小枝を探すのである。

本日は、やや風はあったものの、ほとんど落ちていない。それでも、やっと極く小さな先っぽの小枝を2つほど見つけた。家に持ち帰り、小さなジャムの空き瓶に水を張り、差してみた。数時間で少し元気になり、開いていなかったつぼみもふくらみ、明日あたりに咲くのではないだろうか。(実際そうなりました!)


3月31日 16:00
4月1日 20:00(うれしくなり、空き瓶からミニグラスへ格上げ)