2016年10月31日月曜日

ACIS2016で6名の学生が発表しました

 ACISとは、Asian Conference on Information Systemsの略で、日本の電気学会が中心に東南アジアとの学術、研究交流と情報交換の活性化、若手研究者、技術者の育成を目的に毎年、東南アジアの観光スポット?で開催している会議です。写真はその風景の一部です。
詳しくは、http://acis2016.reasoning.org/で確認できます。

 今年で5回目を迎えました。大会の要職を担当されている田中哲雄先生の強要、じゃなかったオススメもあり、情報工学科からは、6名の学生の論文が通り、発表しました。論文タイトルと、証拠写真のみ、以下に掲載します。



Takayuki Kasai(B4:笠井君)

Extraction of a Developer's Programming Contribution based onSource Code Profiling

 
Kazumasa KanetaM2:金田君)
Accurate Indoor Positioning using Sound with Distributed System
 
Tatsuki EbiharaM2:海老原君)
Development of Information Management and Entertainment Application using Smartphone and VR Technology for Human-Powered Generation System

 
Hitomi KumasakayB4:熊坂さん)
A Study for Abnormality Notification System in Orchard


Daowan KittiM1:タイからの留学生です。故郷に錦を飾りました)
Prototype of Trip Social Networking Service with Route Sharing Function

 
Shun NakazawaM1:中澤君)
Prototype of Functions for Actual Work Time Measurement and for Task Cost Estimation on the Digital Kanban

 バンケットも学会主催で開催されます。バンケットともなれば、アルコール飲料が出され、そして地元の有名な舞踊などが披露されるのが通常なのですが、今回は国王の死去によりタイ国全体が喪に服している状況にあるので、主催者側も我々の論理で宴会を行うことを自粛した、ということです。そのような気遣いをして、初めて歓迎してもらえるのだと思います。写真も自粛しましたってゆーか、失念しました。

 ちなみに開催地はクラビというタイの観光地です。バンコクから、1時間超のフライトでした。羽田と札幌の間の距離と同じくらいでしょうか? アユタヤ、プーケットは以前から知っていましたが、クラビは恥ずかしながら知りませんでした。ホテル内、海岸には多くの欧米人がいました。日本よりもむしろ欧米で有名な観光地のようです。夜の街を散策したときの証拠写真です。

 初めて国際会議に参加した学生さんもいました。このような経験を積みながら、グローバルな感覚を持って仕事をしていけるセンスと能力を身につけていってほしいものです。 
 

2016年10月28日金曜日

分散デッドロック検出のデモ

 12月10日に、本学で「KAITシンポジウム」というイベントがあります。
http://www.sympo2016.cs.kanagawa-it.ac.jp

 そこではポスター(デモ)展示も行われます。その一つとして、以下の展示デモを予定しています。「食事する5人の哲学者」という有名な問題を扱います。これは、「共有資源への競合問題」です。問題の説明は、Wikiペデイアなどをご覧下さい。ここでは、5人の哲学者が食事をしようとしても、誰も先へ進めなくなる「デッドロック」状態の検出を主に問題としています。

「食事する5人の哲学者」のオリジナル説明図

 全体を見渡すことができれば、その検出は容易です。しかし、各哲学者は、他人の情報を知ろうとはしません。自分だけの世界にいますので、ひたすら待つだけです。もしかすると、他の哲学者が食事中であり、それが終わるのを待てば全体は動きだすのかもしれません。

 この問題は、以前、「i-Androidの会」でもプレゼンしたことがあります。その際も、各哲学者を1台のAndroidスマホに割り当てるという、真に現実感のあるエージェントで実現しようとしました。その際、フォークの取得に関する情報を、何とクラウド経由で交換していました。実装を簡単にするためでした。それに対して、今回は、5台のスマホ間の完全なローカルネットワークだけで実現したところが新しいです。

動作は停止状態にあるがデッドロックではない!

分散デッドロック検出(Chandy-Misra法)された状態!

2016年10月27日木曜日

保育士試験会場

10/22(土)、10/23(日)と保育士の試験があり、神奈川工科大学が会場になっていたようです。受験生の皆さまお疲れ様です。

大学前に置かれた「保育士試験会場」の看板
帰りのためのバス待ちがすごい列になっています。

帰りのバス待ち行列
保育士試験の受験生は、若い女性(学生)かと思っていましたが、男性も多いですし、年齢層もバラバラでした。
 本学会場で受験した受験生の皆さまがたくさん合格していることをお祈りしております。

2016年10月25日火曜日

DPSWS in TAZAWAKO KOGEN


紅葉真っ盛りの田沢湖高原で,マルチメディアと分散処理ワークショップが開催されました. 本学からは教員2名,学生1名,OGが1名参加しました.全体でも70人ほどの小さなワークショップです.情報処理学会のDPS研究会が主催しています.

秋田県の田沢湖まで新幹線で行き,そこからバスで30分ほどです.


田沢湖駅に学生1名と着きました.ほかの大学の先生,学生も同じ電車で,ポイント故障の影響で40分遅れです. 飛行機だと濃霧で引き返しがあったそうです.


プラザホテル山麓荘というところが会場で大きなホテルです.


紅葉真っ盛りです.きれいでした.


さて開会です. 初日は教員も,セッション1は評価担当,セッション2は座長と仕事ばかりです.


学生のショットガンセッション. 1分間スピーチです.これでポスターに聴衆を呼び込みます.


ポスターセッションの前に夕食で腹ごしらえ.


贅沢なメニューです.初日は歓談しながら食べますが,2日目は学生とその論文を読んでいる先生が交互に座り,夕食を食べながら,論文の内容に関して他の大学の先生が質問やコメント,助言をして,研究を生かせる方向に導きます.


本番のポスターセッション.先生に必死で説明します. 一部の先生は評価委員ですので,それを見抜いてしっかり説明することも大事です.教員も他のポスターの評価をしています.


さて,珍しいことに,本学のOGが参加していました.本学は卒業生が研究所に行くことはあまりないので,学会で会う機会はあまりありませんが,O研出身のOさんです.お酒に強い先生にも勝つほどお酒には強そうです.卒業生に学会で会って挨拶してくれるのはうれしいものですね.


こちらは卒業生ではないのですが,教員が実施しているミライケータイプロジェクトに参加していた はこだて未来大の学生が奨励賞をとったものです.本学の学生ではなくてもうれしいものですね.彼女は人気ものでした.この他にも法政大学の学生が挨拶してくれて,これもミライケータイの参加者でした.みなさん順調に成長しているのがわかります.


さて,昼休みに,ちょっと足を延ばして乳頭温泉まで行きました.これは鶴の湯です.混浴露天風呂がありますが,,写真はもちろん禁止なのでとれません.


温泉リフレッシュの後は本来はビールでしょうけど,まだ昼であり,セッションがあったのでアイスクリームです.


なかなか有意義な学会でしたが,帰りはみなさん大変だったようです.全席指定なのに多くが売り切れており,ちょっと疲れた人もいたようですね. 

社会人になっても参加して欲しいものですね. みなさん. 自らを磨きましょうね.

2016年10月24日月曜日

電気学会情報システム研究会で発表しました.


情報工学科学部4年の室です。

10月7日から8日にかけて、広島県西条で開催された、電気学会情報システム研究会に行って参りました。その模様を報告いたします。

本学科からは田中哲雄研究室の堀内君と、同研究室の室が発表しました。二人とも、初日の発表でしたが、私は前日まで発表用の資料を作成し、当日の列車内では原稿を書き、発表練習をしていました。なお、堀内君は事前に準備を整えて、余裕を見せていました。

それぞれの発表内容と様子は以下の通りです。
  • 堀内涼太,田中哲雄:ToDo管理アプリケーションにおけるBeaconを利用したリマインダー機能の提案
  • 室 潤哉,田中哲雄:Microdoft Excelにおける数式自動生成システムの試作
堀内君の発表
室の発表
2人とも初めてのプレゼン発表という事で、非常に緊張していましたが、質疑応答も何とか終える事ができました。私などは緊張のあまり発表時間の半分ほど唸っていたり、質問にうまく答える事ができなかったりと、散々でしたが、この経験が今後の糧になるとの事です。勘弁してください。

学会の懇親会は、近くの白竜湖というお店で、郷土料理の美酒鍋をいただきました。発表が終わって、緊張もほぐれ、他の参加者の方々と積極的に話すことができました。

美酒鍋
研究会が終わった2日目の午後は、西条の街を観光しました。ちょうど西条酒まつりの期間中で、非常に活気のある町でした。今度は、観光のみを目的として行ってみたいです。
西条酒まつり
この経験を機に、さらに研究に励みたいと思います。

2016年10月22日土曜日

研究室で合宿に行きました。

先月9月13日~14日 研究室の皆で合宿に行きました。
発端は、卒研生の「花火がやりたい!」との一言から。お流れになるものかと思っていましたが、思ったより行動力があったようです。場所は清川村(大学から約8 km)にある、山奥のコテージを借りました。


折角、山奥に来たのだからと、皆でBBQをやりました。相変わらずの肉ばかりです。

焼く人と食べる人

焼きマシュマロ
花火は、あいにくの雨でしたが、皆気にしません。
雨ニモマケズ
〆はやはり線香花火
その後も、皆で楽しい一日を過ごしました。夏の風物詩を楽しむことが出来、充実した夏休みとなりました。

PS. 後日、夏休みを満喫しすぎて、学会提出用の論文が書き終わらずに泣きを見た人がいます。締切日に課題をやるのも学生にとっては夏の風物詩かもしれませんが、やっておくべきことは、早め早めに終わらせておきましょう。

2016年10月21日金曜日

スラバヤEEPISからのKAIT訪問

 1011日に、インドネシア・スラバヤにあるスラバヤ電子工学ポリテクニック(EEPISElectronic Engineering Polytechnic Institute of Surabaya)から、KAITへの訪問がありました。今回来られたのは3名の教員です。日本に滞在される2週間において、時間を縫って本学へお越し頂きました。

 Rusminto Tjatur Widodo先生 (Head of Device and Sensor Technology Research Center)
 Dedid Cahya Happyanto先生 (Green Vehicle Technology and Application Research Group)
 Ali Ridho Barakbah先生 (Head of Knowledge Engineering Research Group)

 当日は、谷中先生、田中(博)先生と研究室学生のみなさん、上平研鈴木様のご協力を得て、本学の優れた研究成果をお見せすることができました。Rusminto先生、Dedid先生、Ali先生も大変関心を示されていました。この場を借りて感謝申し上げます。

 谷中先生には、「立体画像表示」などのデモをして頂きました。田中(博)先生と学生のみなさんには、音波を利用した測位、バイク発電、Walking VRの各システムについて実演して頂きました。また、上平研鈴木様には、VRシステムをデモして頂きました。

 田中(博)研究室の学生のみなさんによるデモの様子を掲載しておきます。最初は、金田君(M2)による「スマートフォンからの発生音を利用した屋内測位システム」のデモです。





(左から金田君、Rusminto先生、Dedid先生、Ali先生)

 次に、海老原君(M2)と小澤君(B4)に「発電バイクシステム」 をデモしてもらいました。



(海老原君、Ali先生、Rusminto先生、Dedid先生、その他)

 最後に、スラバヤ工科大からの研究生のAhmad君に「Walking VRシステム」 を紹介してもらいました。



Rusminto先生、Dedid先生、Ali先生、Ahmad君)

 これらに加えて、陳先生、田中(博)先生、私を交えて、EEPISKAITの共同研究の展望についても打ち合わせもすることができ、今回のKAIT訪問が有意義であったと感じてくれたのではないかと思います。今後、研究室間の共同研究等から始めて、学生交換留学や大学間交流といったよりグローバルな協力関係が築かれていくことを期待しています。

 なお、国際課のみなさまにも多大なご協力を頂きました。ここに厚く御礼を申し上げます。

 最後に鷹野研の学生への御礼になりますが、本厚木駅まで車で迎えに行ってくれた松本君、鷹野研究室で丁寧なもてなしをしてくれた大滝君、高橋君、築地君、笠井君に感謝したいと思います。本当にどうもありがとう!また、海外交流しましょう。

2016年10月20日木曜日

ECO推進室へ納品?しました

 これまでの道のりは、決して平坦、なだらかなものではありませんでした。何のことかって?

 前回の発電バイクシステムは、ECO推進チーム“みどり”との協業ということで(リンク)、実際にみどりのメンバーに発電してもらい、学内のLED照明等に使ってもらっていました。
その中で、
・発電時の騒音が大きく、授業時間内での利用は難しいこと
・システム構成要素のパソコンの操作が面倒なこと
・発生電力を市販の充電装置に入力するために新規開発した充電制御装置の保守負担があること

などの問題がみどりのメンバーから(遠慮なく?)指摘されました。それを受けて、今年の5月に課題解決方法と、具体的な開発スケジュールの説明をみどりのメンバーの方々にしました(リンク)。


今日は、新たな発電バイクシステムの納品&説明会の日でした。

説明しているエビちゃん、搬入その他の支援をした小澤君と早川君が前に立っています。二人は研究室内運用時はよく発電してくれていました。


こちらは教室前から撮った風景です。質問も5件以上ありました。熱心に聴いていただけたと思います。
 

こちらは、ランキングのWEBページを説明しているところと思います。ランキングを公開して、“競争して楽しい”を具現化するものです。URLは以下です。ここに、多くのユーザの名前が出て、そして、総発電量が大きくなることを願っています。情報学部1Fのロビーにもタブレットで表示しているので、興味のある方は見てください。
http://kait-humanpowergeneration.appspot.com/


説明会の後は、ECO推進室に納品しました。安定するまでには、まだ紆余曲折があると思います。これまでにもいろいろありました。


 発電バイクそのものが目立つようでは、このプロジェクトは失敗なのだと思います。発電バイクを定常的に使うことにより、どのような効果があったのか? どのような意義があったのか? と言えることが重要なのだと思います。要するに、ハコモノというハード開発から、利用と運用による何らかの効果というソフト的な検討と実証が重要になってきていると思います。
 
 いずれにしても、ここまでいろいろありました。しばらくしてから、学生と、「あの時は大変だったよな。どうなることかと思ったよ。」と言えることを楽しみにしています。会社の仲間とは、そのようなことはありますが、学生とも同じようなことが言えるとは教員冥利とも言えるのでしょう。そのときは、そんな余裕はありませんが。今後も責任をもって、運用支援を行っていきます。

2016年10月19日水曜日

セミナー生(3年生)の懇親会

3年生の懇親会をしました。懇親会の模様は以下の通りです。
懇親会の模様
いつもお世話になっている酒屋さんがあります。酒屋さんですが、駄菓子屋でもあり、生鮮食品も売っていたりします。いつもおまけしていただいております。ありがとうございます。

今回、「このベーコンにレタスを巻いて食べるとおいしいよ。ベーコンを買ってくれたら、レタスはサービスするよ」と、レシピの提案までしていただきました。その通りに買わせていただきました。ありがとうございます。
ベーコンとレタス
以下のちくわは純粋にサービスしていただきました。いつも本当にお世話になっております。
サービスで頂いたちくわ



2016年10月18日火曜日

ICMU 2016(ドイツ カイザースラウテルン)で学会発表

ICMU2016 (モバイルコンピューティングとユビキタスネットワーク)の国際会議で学生が2名発表しました.

ICMUは情報処理学会のMBL研究会が主催し,IEEEとの共催になる国際会議です.情報処理学会のメンバーが主な委員をやってるため,日本からの投稿が多くなりますが,立派な国際会議です.(実は採択されるのは非常に難しいのです.

多くの学生はポスターセッションで頑張ります.本学の2名もポスターです.


学会会場はカイザースラウンテルンにあるドイツの人工知能研究所です.この研究所では,様々な研究活動を企業の協力しながら実施しています.人工知能といっても,ファクトリーオートメーションや,センサーネットワーク,自動運転という応用分野にまで多岐に渡っていました.


本学4年生の2人は,ポスターセッションですが,ポスターに人を呼び込むために1分間のミニプレゼンの時間をもらえます. 1分間ぐらいはスピーチを覚えて欲しいものです. なかなか2人とも難しかったのでしょうか. でも,黙ってしまうよりは読む方がまだましですね.1分しかないですから


そのあとポスターを利用して説明,ディスカッションです. コートジボワールから来た学生に質問を受けているようですが,大丈夫だったでしょうか.

発表が無事?終了ということで,番外編です.





航空券の関係で到着したミュンヘンは偶然にもオクトーバフェストの最終日です.本来であればすでに終わっているはずのオクトーバーフェスト.今年は,休日が月曜にあった関係で1日伸びたので行くことができました.現地の人に学生が積極的に声をかけてます.これは民族衣装を着ている人が多いので,一緒に写真をとってもらうためです. ビールは1リットル入りのジョッキしかありません.昼間でもこの混雑です. 夜はとても座れるような状況ではありません.

さて,学会といえば,バンケット. バンケットはワイナリーでした.で,このワイナリーよりも会場の町カイザースラウテルンにあるビアータワーのあるレストランが人気でした.



このビアタワーで 5リットルぐらいでしょうか. なかなかおいしくて,安いです.学生も英語になれ,いろいろ経験できたようです. 酔っ払いにも絡まれ,iphone を要求されたようです.ディスカウントされ,5ユーロを払って許してもらうのかと思うと,そこも交渉し,買ったばかりのレッドブル1本であしらったようです. 大事にならなくて良かったですね.

多くの学生に,英語から逃げるのではなく,慣れて欲しいと思います.留学や学会発表などの機会があればチャンスは生かすようにして欲しいと思います.

以上