2013年10月31日木曜日

オーストラリア大陸縦断チャレンジWSC2013 車検編2

10月1日(9日目)

 車検の時刻が迫ってきたので薄明るい中車両をトラックに積み込みます。赤道に近いためか日の出は早く感じませんが、そのかわり一気に明るく(そして暑く)なります。私は暗いうちから出かけて、日の出と共に活動開始というスタイルには慣れているので、朝日を浴びると元気になります。普段から夜更かしに慣れている人は、朝日を浴びると逆に眠くなるようです。



奥に見えるのはミシガン大学の巨大なコンテナ、目立ちすぎ

 移動と車両の積み下ろし、参加登録まで写真を残す余裕が無かったのでいきなり車検風景です。ナンバープレートの取り付け位置や車両のサイズなど、本来設計段階でクリアしている分はすみやかに合格していきます。

 
チームマネージャと通訳が奮闘します


続々と他のチームも検査が進んでいきます


 車検会場へは限定メンバーしか立ち入りできないので、他のメンバーは2階から覗いています。この日の検査では、バッテリーボックスの出来栄えを非常に褒めていただきました。多くのチームは既製のユニットを利用していますが、KAIT SPIRIT号のバッテリーはセルの組合せから自作です。

バッテリー・配線関係の絶縁検査

 結論ですが、全項目のうち半分くらいしかクリアできませんでした。当然といえばそれまでですが、翌日また来るようにとのチャンスをもらえました。この日はすでに全員グロッキーだったので解散、翌日早朝から残りの作業に取り掛かることにしました。残りの日程は3日間あるので、まあその間になんとかなるか?と、メンバーの多数は余裕があるように見えましたが・・・

つづく



オーストラリア大陸縦断チャレンジWSC2013 車検編1

9月30日(8日目)

情報工学科のとある教員です。すっかり報告がご無沙汰してしまいましたが、この日くらいから作業に余裕がなくなってレポートどころではなくなっていたのでした。記憶を呼び起こしてお伝えしようと思います。(記事の更新がなくなったせいで、一部の読者に心配をかけてしまったようです。読んでくださるだけで有難いのですが、応援感謝いたします)
 WSCは公道を一般の車両と混じって走行するタイムトライアルなので、厳しい車両検査に合格する必要があります。日本国内でいうと『ラリー:Rally』が同様にナンバー付車両(すなわち車検に合格している前提)を用いて公道で行われる競技です。ソーラーカーは市販車とちがうので、例えば後方視野、警笛の音量、方向指示器の視認性などの項目に合格する必要があります。また、それ以外にもソーラーパネルの面積やバッテリーの容量などのレギュレーションに違反していないことをチェックします。
 この日の作業は、翌日の朝一からスタートする車検(前半)に合格するよう、KAIT SPIRIT号を完成するところまでもっていかなければなりません。ところが、どう見積もっても残りの時間では完成しそうにありません。


監督自ら必死で作業しますがウインカーもブレーキランプも付いていません!


作戦会議(皆の顔が暗い・・・)

 車検の順番を遅くしてもらう交渉がうまくいかなかったので(言語の壁とかではない)、作戦会議です。結論は、所定の時刻に会場にいないようだと失格になるおそれがあるため、できるところまで作業してダメだったら再車検に賭けるというものです。車両の積み込みや運搬があるので、残された時間はおよそ15時間です。どこまでいけるでしょうか。

背中から鬼気迫るものを感じます

時計の針に着目
 写真では伝わりにくいのですが、この時期のダーウィンは暑いです。夜中でも全然涼しくなりません。疲労、害虫(後述)と相まってメンバーのストレスはマックスです。しかし時間は止まってくれないので、手を動かすのみです。夜が明けてきました・・・

つづく

2013年10月30日水曜日

「食欲の秋」ちょっと太っ腹なカフェテリアのフェア

情報学部棟の12階にはカフェテリアが入っているのですが、「秋の食欲応援フェア」と銘打って、太っ腹な企画を行っていました。
1階のエレベータホールに置かれた看板
普段は400円から430円の通常メニューを全品300円で提供するという、大胆なフェアを行っていました。
行列をさばくために、オープンキャンパスの様に誘導のチェーンが
当然といえば当然ですが、大盛況で、長い行列ができていました。オープンキャンパスの時の用に、誘導用のチェーンが置かれていました。
(消費者としては)秋だけと言わず、冬も春も行なって欲しい(^_^;)ですね。

空港とディズニーランドは千葉にあると思っていました

ACIS2013という学会に参加するために、タイ王国のプーケットに向かっています。深夜0:30 羽田発の飛行機です。

今は未だ、羽田なのですが、色々先行き不安です。

参加する学生(屋良くん)は、沖縄県出身で、大学のそばに住んでいます。そのため、本厚木から羽田へ向かいます。バスの都合で、夜の7時過ぎには羽田空港に到着しています。

羽田空港の国際線ターミナルに行かなくてはいけないのですが、羽田ターミナル国内線第1ターミナルに向かってしまったようです(1個目の不安です)。理由を聞くと「ターミナル1I」と書いてあったといっています。「I」は国際線の意味なのでしょうかね。
早く着いていたので、ターミナル間を循環する無料バスに乗り、無事に国際線ターミナルに着いたようです。成田に行っていなかったのが不幸中の幸いでしょうか。

私が着くと、屋良くんは既に、搭乗券を受け取り荷物も預けています。おぉ、なかなか旅慣れているじゃないか、と関心しました。

ですが、以下のやり取りで愕然とします。
屋良くん先生は川崎から来たんですよね。近いんですか?
そうだね、川渡ったらすぐ川崎(神奈川県)だからね
屋良くんえっ、ここ(羽田空港)は千葉じゃないんですか?
違うよ
屋良くんそうなんですか? 空港とディズニーランドは千葉にあると思っていました
確かに成田空港は千葉県にありますけどね。2個目の不安です。ブログを使って、指導教員に報告させていただきます。

2013年10月28日月曜日

発電始めました.

卒研生からの投稿です。


実験のため通学に使う自転車に発電機を取り付けどのくらい発電できたかを測ることになりました。発電機はBikeCHARGEというものを使用します。これはバッテリーが内蔵でライトになったり専用のケーブルを用いることでスマートフォンなどが充電できるものです。

実際に取り付けた写真がこちら。
BikeCHARGEを取り付けたところ
写真を見てわかるように取り付け方向がおかしなことになってます。これはホイールの形が合っていないためです。

USBケーブルを這わせています
ちょっと見えにくいですがUSBのケーブルがあります。これにスマートフォンなどの充電ケーブルをつないで充電ができます。

また指導教員曰く、「ただ発電してもつまらないのでなにか縛りをつけよう」とのこと。
今考えているのは所持している端末の一つ(携帯ゲーム、スマフォなど)はこの自転車で発電して賄うというもの。

まだ確定してはいないためどうなるかわからないがとりあえず今日から発電頑張ります。

ちなみに2~3時間の発電でスマフォが完全に充電できるそうですが、発電する学生の通学時間は自転車で10分程度だったりします。

2013年10月26日土曜日

管財課さんとの打合せ

 卒研は自分が主体で進めていくものですが、多くの人と関係を持ちながら、そして協力しあいながら進めていくこともあります。教育的にも、なるべくそのような中で進めていくことが望ましいと思っています。


 去年の卒研で「学内電力見える化(リンク)」を本学管財課さんと協力して開発しました。今年は、その機能拡張、定常運用、データ解析などが課題となっています。そのため、昨日は、データ解析等について管財課の西川課長と打ち合わせをしました。大学全体の電力管理に関して責任を持つ方の意見を反映してデータを評価する必要があります。自分だけの考えでやっても意味がない場合がありますね。

主役は卒研生の富上君、通称トミーです。今年は本格運用初年度でもあり、一口に定常運用段階とは言えないような不具合も発生しました。最初は、原因が分からず茫然となっていた彼ですが、多くのことを経験し、それらの解決やそのドキュメント化を通して、現在は研究室第一の管理人となってくれました。


 これから彼と協力して一緒にデータ解析を行っていく予定です。もちろん、日々の運用も確実に行っていきます。真面目で誠実な学生がいてくれてこその定常運用です。彼とは身長、体重がほぼ同じなので、彼を見ると最近の体重増加に対する戒めになります。この意味でも、研究室にとって欠かすことのできない学生です。同時に、癒し系キャラでもあります。一番冗談?とおやじの話が通じる学生なので、有難いです。


おまけ:土曜日の風景

今日はOBの新巻君が来てくれました。これは、修士1年の菅谷君と談笑している一コマ。他の卒研生とも何やら多くの話をしていました。内容の把握はしていませんが、元々真面目で教育的な彼なので、私では伝授できないプログラミング上の技や最新の会社情報をインプットしていたと思われます。今後も遠慮なく、先輩としての指導をお願いする次第です。

2013年10月24日木曜日

オシロスコープを使った研究

卒業研究は、どうしても指導教員の得意な分野になりがちです。卒研生のやる気次第では、指導教員の苦手な分野にも果敢にチャレンジできます。私の専攻はソフトウェアなので、ハードが絡んで来ると手を出せません。
オシロスコープを使って、実験を行っています。
壁紙がWindowsのロゴのコンピュータの下にオシロスコープがあるのが見えるでしょうか? オシロスコープを使って波形を調べています。卒研生が必要だというので、オシロスコープを今年買いました。

Android端末も使いこなしています。この写真では見えませんが、壁紙がWindowsのロゴのコンピュータの上には、Kinectがあります。様々な機械を使いこなしています。すごいです。

オシロスコープで調べているのは、赤外線出力の波形です。きちんと動く機種と動かない機種があります。波形を見比べてみると、違う波形が出力されているのが分かります。

正しい動作をしているときの波形

間違った動作をしているときの波形
ソフトは同じなので、ハードウェアの違いとしか思えません。正確な理由はまだつかめていませんが、色々試行錯誤して、少しづつ問題に近づきつつあります。

オシロスコープを使うなんて、研究室っぽいですよね。

横浜市肢連 ホームページ制作 打ち合わせ

横浜市肢体不自由児者父母の会連合会(横浜市肢連)のホームページ制作をお手伝いしています.今日はその打ち合わせで連合会の熊坂副会長が研究室にいらっしゃいました.問い合わせフォームから問い合わせがあった時のフローの改善や,アクセス解析などについて話し合いました.

ホームページやフォームの回答集計画面などを,プロジェクタで映しながら打ち合わせ

情報工学科の就職事務室ツアーを行っています

情報工学科では、学部3年生を対象に「(情報工学科)就職事務室ツアー」を行っています。大学全体ではキャリア就職課がありますが、各学科毎に「就職事務室」というものがあり、学科毎に、きめ細かいサポートを行っています。これから就職活動を行う3年生に、その学科の就職事務室を知ってもらおうという意図で、「就職事務室ツアー」を行なっています。

真ん中の女性が就職事務室の山田さん
3年生を一斉に集めてではなく、少人数で説明を行います。必修の授業の情報工学セミナ-2の時間の前後を利用して、数セミナーづつ割り当てます。最近は、就職活動が長期化しているので、うっかりすると卒業研究の指導教員よりも、就職事務室の山田さんとの方が「長い」お付き合い(^_^;)になる学生もいるようです。積極的に大学のサービスを利用して、「就活」頑張ってください。

2013年10月21日月曜日

実験室の新システムを検討しています(コンビニで大人買い)

コンピュータの世界は日進月歩です。これからの新入生に向けて、最適な環境を用意すべく色々模索しています。今日は、新システムの候補がどれくらいの起動時間がかかるかを、テストする実験をしました。
ブートしている様子(1)

ブートしている様子(2)
みんなで手分けして、PCをブートします。以下の画面が出るまでの時間を測ります。
起動画面(Mayaを起動しています)
実験自体はブートするだけなのですが、結構疲れました。協力してくれた研究室の学生さん、ありがとうございます。大変助かりました。

私の研究室の学生は、無給で働いてくれます。大変ありがたいです。逆に申し訳なくもありますので、お酒で労をねぎらいます。

宴会中の写真
宴会のお摘みは、研究室恒例のホットスナック大人買いです。以下の写真では分かりにくいのですが、今日はコンビニのレジにホットスナックがたくさんありました。
ホットスナックがたくさんあります。
これを、以下のように全部買い占めます。今日はたくさんあったので、コンビニの定員さんも詰めるのが大変そうでした。申し訳ありません。
大人買いして、空っぽにします。
 大学前のコンビニにはいつもお世話になっております。今後ともよろしくお願いします。

2013年10月20日日曜日

卒業生からのメール -転送します-


“卒業生からのメール”であって“カナダからの手紙”ではありません。わからないだろうな。
ある研究室では学祭の期間に研究室の同窓会を行っています(過去の記録は、リンク1リンク2)。大学院進学予定の4年生が案内を出し、飲み会等その運営を一括管理しますが、ついでに?先輩から私のところにメールが来るときもあります。

 本学科を卒業して実社会で活躍している先輩からのメールで、非常に示唆に富むというか有難い話が多いので、ほとんど転写の形で掲載します。

  このメールをくれた先輩は4,5年ほど前に卒業し、システムインテグレーションの会社(SIer)に就職した先輩です。非常に硬かった学生ですが、社会で大きく成長したようです。一昨年の同窓会でそれを強く感じました(辛口でなる?隣の部屋の先生がそう言っていたので間違いないです)。

  以下、赤字は私の追記です。あとは、そのままメール文章の転記です。

 ■先輩からの書籍紹介
 この辺を大学生のときにがっちりやっていれば、大手SIerとかでも、無敵の戦闘力を発揮できると思いますよ!
(暇人なので、挫折したRelational Theory以外はだいたい全部読んでます!合わせて英語のべんきょーばかりしてたので大体読めます。)

(たくさん紹介されているので、どれか一つ選んで読んでみてはいかがでしょうか?)

 * ソフトウェア設計・オブジェクト指向
 - Head First Design Patterns
 - Head First Object-Oriented Analysis and Design
 - Pattern-Oriented Software Architecture, A System of Patterns
 - Pattern Oriented Software Architecture Volume2
 - Patterns of Enterprise Application Architecture
 - エリック・エヴァンスのドメイン駆動設計
 - The Art and Science of Smalltalk
  ただでネット上で読めて、かつ非常に洗練されているのでお勧めです。
  オブジェクト指向の本質や世界観を非常によく捉えています。
 * Java固有
  - Java Transaction Design Strategies
  - プログラミング言語Java
  - Javaネットワークプログラミング
  - Java 並列処理プログラミング
  - Spring In Action

  * データベース
   - SQL and Relational Theory: How to Write Accurate SQL Code
   - 標準講座XQuery
   - Beginning Database Design
   - The Art Of SQL
   - Head First SQL
   - SEのためのOracleチューニングハンドブック
   - データベース
   速水先生(本学教員)のあれ。凄く薄いですが、Relational Model ちゃんとわかっている人が内容を超凝縮して書いているので、過不足無く、なかなか素晴らしいです。

* テスト
 - Pragmatic Software Testing: Becoming an Effective and Efficient Test Professional 
  ソフトウェアテストの世界観がわかりやすくてグッドです。
 - The Art of Unit Testing: With Examples in .net
- Continuous Delivery: Reliable Software Releases through Build, Test, and Deployment Automation (Addison-Wesley Signature Series
Deployment Pipelineの考え方はSIerにはなじまないですが、考え方は非常に役に立ちます。

 彼が推薦してくれた書籍(amazon.co.jpから)。ブログで写真や絵がないものなんですので・・・

  
■いろいろ人生の選択
 一時は、Web系のもっとコード書けそうなところからスカウト依頼があったりして、相当迷ったのですが、現状の環境は人への負担が少なくて、みんな真面目で、学歴差別みたいなのもなくて働きやすいし、ちゃんとスキルを磨いて誠実にこなしていけば、いくらでもチャンスはありそうなので、このまま頑張ることにしました(正解です。転職は一時の処遇がいいだけと思います。景気が悪くなると・・・)
○○○○を紹介して頂き、本当にありがとうございます!

  やっぱり海外製の書籍のほうがクオリティが遥かに高いし、情報量も1,2桁多いので海外を目指すのが正解な気がします。英語も才能とかあまり関係なくて、時間をかければだれでもある程度はできるようになるだろうし。

 ■是非、研究室に来て、後輩に喝を入れてください。
 りょーかいです。働いていてわかったのですが、学歴と頭の良さは相関関係はある程度あっても、絶対的なものじゃないことがわかったので、KAIT卒業生でもちゃんとやる気をもってスキルさえ鍛えれば活躍できるってことを伝えようかなぁと思います。
(やっぱり異様に頭の情報量が多くて逆立ちしても敵わない人とかもいますが・・・)
 
 (若い内は死ぬほど苦労して過労死はしないまでも、ボロボロになるまで脳みそと体を酷使したほうがいいと思うのですよ・・・。結婚とか、恋愛とか、あまり興味が無いので。(興味がなくても、人生設計は大切です!!!

 ■彼の雑感
 そうですね、○○とか、○○相手の仕事はほぼ間違いなく枯れないので、スキルがあってまじめに取り組めばずっと仕事を続けられそうです。硬すぎる、非効率というのも、扱ってる仕事の内容的にそれが求められているし、真面目の裏返しということがWeb系企業の面接でよくわかりました。
 
■英語の勉強について
 それと今、本気で英会話をちゃんとやりたいなぁと思ってるのですが、KAITの施設とか上手く使えないですか。ロゼッタストーンとか、本とかで数ヶ月格闘したのですが、口が動くようになり、耳が慣れても人前で英語で考えて英語でしゃべる練習にはならないことがわかったので・・・。
(錦糸町の英会話クラブというやつに一回言ったのですが、留学してた人とかがべらべら喋るのを100%聞き取れても、緊張し過ぎて頭が真っ白になって何もレスポンスできず、トラウマになりました)
 
 勉強のときは、文法等は大切にして、重要ポイントはしっかり暗記してください。でも実際に使うときは、それらのルールを一切忘れて、体で反応してください。文法等を意識すると英語は出てきません。バッターが無心で投球に反応するのと同じです。テニスだっていちいちフォームを気にしていて返していたら試合になりません。実践英語(学問ではない)はスポーツや楽器と同じだと私は思っています。

 先輩から後輩へ、というつながりを通して、本学のブランドを少しでも高めていきたいものです。活躍する先輩を見習って(教員も見習ってください)、後輩も頑張ってほしいと思います。是非、同窓会では多くを感じ取ってください。教員も若い人たちと食べ放題、ということでついつい負けてなるものか、ということで大変な宴会となります。

恋するフォーチュンクッキーを踊る

ニュースサイトを見ていたら以下の記事を見つけました。
  • 「恋チュン」神奈川県版がすごい(リンク
クリックすると、さらに細かい見出しがあります。
  • AKBの曲で神奈川知事もダンス! 動画公開中…箱根など70カ所撮影(リンク
これを見て、あゆコロちゃんは出てるかな?とか、神奈川工科大学は出場しているのかな?と気になりました。動画を見てみると、あゆコロちゃんは出ていました。神奈川工科大学も3分29秒から3分31秒に、『神奈川工科大学/KAIT工房 学生と「さがみロボット産業特区」の担当』のみなさんとして出場していました。
『神奈川工科大学/KAIT工房 学生と「さがみロボット産業特区」の担当』のみなさん
による恋するフォーチュンクッキーのダンスです

記事によると、以下のように書かれています。
動画サイト「ユーチューブ」のAKB48公式チャンネルで視聴できる。再生回数は、18日の公開から20日夕までの2日間で計100万回を超えた。
現在は108万アクセスです。皆さんもYouTubeで見てみてください(YouTubeへのリンク)。

2013年10月18日金曜日

RICOH & Java Developer Challenge 2013 Plus決勝戦進出

コピー機(複合機)を使ったアプリケーションを作る大会があります。名前をRICOH & Java Developer Challengeと言います。神奈川工科大学は第2回大会から連続出場しています。そして、今年も1次予選に参加した模様な以下のブログに掲載しました。
そして、今年も見事決勝戦へ出場しました。2年連続の快挙です。ちなみに去年とはメンバーが総入れ替えになっています。これで、以下のような成績となりました。

  • 2009年度 決勝戦出場(2チーム)。1チーム準優勝
  • 2012年度 決勝戦出場
  • 2013年度 決勝戦出場
これに、「優勝」という文字を加えられるように頑張ってください。

以下の写真は、コンテストで使う超短焦点のプロジェクターと一緒に撮ったものです。
左から中澤くん(2年)、舟橋くん(3年)、前川くん(3年)
忘れてたけど、コピー機も来ますよね? コピー機が来たら、ソフトウェア工房に設置されます。K1号館のエレベータホールからガラス越しに見えますので、皆さんもぜひのぞいてみてください。

iPhoneをスマートに充電する

壁面に設置してスマートに充電します。
iPhoneカバーはフェラーリです
スマートフォン(iPhone)は便利ですが、電池の減りが早いのが欠点です。そのため、家、職場や出先など、充電できるときは、充電しておきたいです。充電するときに、いくつか懸念事項があります。

  • 充電中、iPhoneを床におくと、蹴っ飛ばしたり踏んでしまいそう
  • できれば、充電中に動画が見たい
    • 充電中に音楽を聞くのは簡単です。スピーカから音を出すだけです。

これらを解決するスマートな充電方法を見つけました。使うのは、以下のとおりです。

  1.  短い「USB ⇔ lightning」ケーブル
    •  「USB ⇔ Micro USB」ケーブル
    •  「Micro USB ⇔ lightning」コネクタ
  2.  小さいUSB AC充電器

条件1ですが、該当品を持っていないので、以下の品を2個をつなげて、代用しています。まず「USB ⇔ Micro USB」ケーブルは以下のようにケーブルを仕舞うとキーホルダーになるものを使っています。
「USB ⇔ Micro USB」ケーブルのケーブルを仕舞ったところ

「USB ⇔ Micro USB」ケーブルのケーブルを出したところ
 「Micro USB ⇔ lightning」コネクタは、Apple純正品です。
Apple純正「Micro USB ⇔ lightning」コネクタ
充電器は、ELECOMのiPod/iPhone用CUBE型AC充電器(AVA-ACU01WH)です。
CUBE型AC充電器です(写真の発色が悪いです m(_ _)m。白色です)

そして、これらを最初の写真のようにつないで充電します。ちょうどUSBに挿した箇所が、iPhoneの滑り止めになり、壁面に綺麗に納まっています。

ホテルなどではテーブルのある壁にコンセントがありますが、このようなときには、動画を見ることができそうです。もちろん動画を見るときは、画面をこちらに向けます。でもこのケーブルだと、キーホルダー部分が画面をふさいじゃいますかね。今度試してみます。

USB AC充電器に描かれているパンダの絵はテプラで印刷しました。一度紛失したことがあり、出てきませんでした。少しでも特徴を付けてるために、貼りました (^_^)。

箱根駅伝予選会(第90回)

お正月の風物詩である箱根駅伝の予選会の模様がTV中継されます。地上波初の生中継だそうです。しかも90回という節目の年でもあります。

  日テレ1
  2013/10/19(土) 09:30 ~ 11:25

  SAPPOROスポーツスペシャル第90回箱根駅伝予選会

毎回ご連絡しています(「箱根駅伝」でカスタム検索)が、この模様を神奈川工科大学 陸上競技部監督の碓井哲雄さんが解説をします。

予選会の説明をさせてもらいます。 僕も色々知らなかったり、間違えて覚えていたこともあるようです。
  • 「箱根駅伝」へ出場するためには、シード校10校を除き、「予選会」を通過する必要がある
  • 予選会は、今年は44校が参加。
  • 20キロのロードコースを走り、上位10名の合計タイムで争う
  • 記念大会の今回、本大会出場が許されるのは13校
神奈川工科大学は学連選抜での出場を目指して頑張っていると聞いています。残念ながら、90回大会は学連選抜が無いそうです。ですが、91回大会以降は学連選抜復活することが決まりました。神奈川工科大学の活躍を祈念しています。

2013年10月16日水曜日

情報工学専攻の大学院生が学生奨励賞を受賞

バイオメディカル・ファジィ・システム学会第26回年次大会(平成251012()13(),北海学園大学にて開催)にて,大学院情報工学専攻博士前期課程1年の仲濱正大君が「自己組織化マップを用いた在院日数予測と評価」というテーマで研究発表を行い,学生奨励賞を受賞いたしました.卒業研究の時から,関連研究を行っており,今回で4回目の学会発表となります.

 この研究では,大学病院などの医療機関で蓄積されている診療報酬の包括評価制度における診断群分類(DPC)コードを用いて,脳の神経細胞モデルである自己組織化マップに基づく機械学習により得られた情報から,特定疾患における入院時の在院日数を予測する新たな手法を提案しています.国際医療福祉大学大学院との共同研究として2012年度から進めています.

 今回の学生奨励賞受賞の感想を仲濱君へインタビューしたところ,「情報工学科での研究としては医療分野との境界領域の応用研究的な位置づけですが,ニューラルネットワークの基礎理論の理解も必要です.今回の受賞を励みにして,学会論文誌への投稿を目指して,研究を進めていきたいと思います」と今後の研究への意気込みを頼もしく語ってくれました.まだまだ学ぶべき課題はたくさんあると言えますが,若い大いなる研究意欲に支えられて,これからも研究に邁進して欲しいと思います.



研究発表中の一コマ

表彰式:学会長から賞状授与
学生奨励賞

仲濱正大君(大学院博士前期課程1年)

[参考URL]

BMFSA2013年次大会にて情報工学科から6件の研究発表

バイオメディカル・ファジィ・システム学会第26回年次大会が平成251012()13()の日程で北海学園大学豊平キャンパス(北海道札幌市)にて開催されました.情報工学科からは,大学院生・卒研生併せて6件の研究発表を行いました(表1参照).

1.発表者と発表題目
谷村 祐
修士2
手指画像におけるカラーヒストグラム間のバタチャリヤ距離による生体認証手法の提案
牧野隆典
学部4
スマートフォンにおけるパターン認証の強化~軌跡情報および傾き情報に基づく生体認証~
山田健一朗
修士2
スマートフォンにおけるフリック操作を用いたバイオメトリクス認証手法―システム利用環境を想定した検証―
市村亮太
修士2
スマートフォンにおけるリズム認証手法実用化のための検討
仲濱正大
修士1
自己組織化マップを用いた在院日数予測と評価
星野裕樹
学部4
オンライン配布資料へのノート機能自動付与システムの開発~医療・福祉系大学における活用~

学生の発表風景は後程ご紹介するとして,最初に今回の学会の旅の様子を示します.


新千歳空港:バスターミナルにて
北海道の新千歳空港に到着し,これからバスでホテルに向かいます.今回の学会期間は三連休のためか,札幌市内のホテルは満室で予約できず,千歳のホテルに泊まることになりました.会場まで小一時間かかる場所ですが,それも旅気分が味わえて楽しいことでしょう.
みんな余裕があるように見えますが,実は明日の発表を前にしてドキドキ状態です.今回が初めての発表の人もおり,夕食後はスライドや発表のセリフ回しをチェックします.

雨上がりの札幌の街並み
今回は雨が降ったりやんだりの学会でした.雲の隙間から少しだけ青空が見えました.
全国的に気温が25℃以上の夏日を記録した地域も多く,場所によっては猛暑日を記録するなど,この時期としては記録的な季節外れの暑さが続いた10月上旬でしたが,やはり北海道の気候は神奈川よりひんやりしていて,朝晩はスーツの上着だけではちょっと肌寒い感じでした.
BMFSA26回年次大会(札幌)
今回の学会は北海学園大学にて開催されました.会場となった豊平キャンパスは,札幌市営地下鉄東豊線の「さっぽろ駅」からおよそ5分のところにある「学園前駅」の出口から直結しており,雨に濡れることもなく,無事,会場に到着です.立地条件に恵まれたきれいなキャンパスでした.
学会当日はちょうど学園祭が催されておりましたが,まだオープン前の準備中だったので,作業中の学生さんを横目に眺めつつ会場入りしました.
懇親会でのカニとジンギスカン
札幌の中島公園のそばにあるキリンビール園で懇親会が行われました.カニとジンギスカンに舌鼓をうちながら,冷たいビールをいただきます.学会発表の緊張から解放されて,至福の時を過ごしました.

ジンギスカンはマトン(成羊肉)やラム(仔羊肉)を中央部分が突起した特殊な鉄板で野菜とともに焼いて食べる鉄板焼肉料理です.専用のたれにつけて食べますが,とてもおいしかったです.食べ放題だったので学生たちも大満足の様子でした.

 「札幌観光」「札幌を代表する建築物」という言葉からイメージするのは,やはりこちらでしょう.札幌は今回が初めてという人もおり,リアルな風景に感動していました.お土産も買いました.


北海道庁旧本庁舎
札幌市時計台



もうひとつの旅の楽しみと言えば,ご当地グルメでしょう.海鮮料理とラーメンは外せない定番ということで,札幌滞在中にどちらも食べてみました.期待通り美味でした.

普通なら,昼食の次は夕食となるわけですが,食欲旺盛な学生たちには,「昼食」と「夕食」の間にもう1回食事が入るようです.来るときにも空港でラーメンを食べたのですが,帰るときにも空港でラーメンを食べに行きました.ラーメンは元気の源のようです.

三色ミニ海鮮丼
新千歳空港:北海道ラーメン道場にて

 続いて,研究の内容や今回の学会発表について,発表者のみなさんにインタビューをしてみました.彼らの生の声を以下にまとめます.日頃,研究室のゼミや実験の打ち合わせなどを行っているときには,「学生らしさ」全開で過ごしている彼らですが,学会旅に出かけて研究発表などの感想を書かせてみると,成長を感じることができて嬉しく思います.

谷村祐さん(修士2年)
Q1)今回発表した研究の目的は?
A1)実用化できる認証手法を提案すること.
Q2)今回の学会発表で一番印象に残った点は?
A2)Macがうまく繋がらなかったこと.
Q3)自分の発表や研究の中で改善したい点は?
A3)認証精度や具体的な機器の配置などを検討し,実用段階に近づけること.
Q4)学会に参加して楽しかったことや新たに発見したことは?
A4)質疑で様々な質問をしていただいてよかったです.
Q5)自由に感想をどうぞ.
A5)天気が良くない日が多くて残念でした.


牧野隆典さん(学部4年)
Q1)今回発表した研究の目的は?
A1)スマートフォンにおけるパターン認証の強化
Q2)今回の学会発表で一番印象に残った点は?
A2)緊張感がすごかったです.発表後,額から汗が流れていたのをよく覚えています.
Q3)自分の発表や研究の中で改善したい点は?
A3)発表に関して,原稿を見っぱなしであったのを改善したいです.「文を読む」だったので「発表する」に近づけていきます.研究に関して,これからの方針をしっかりと固めたいです.新たな生体情報を使って認証するのか,現在使っている認証精度を高めるのか,一度,区切りに入ったのだから,その辺を考え直していきます.
Q4)学会に参加して楽しかったことや新たに発見したことは?
A4)発表し,意見をもらう.それに大きな意味がありました.自分の考えが違って伝わっていることや,気がつかなかったことを知れるいい機会でした.
Q5)自由に感想をどうぞ.
A5)過ぎてしまえば,「大変有意義な時間を使えた」と実感しました.参加できてよかったです.


山田健一朗さん(修士2年)
Q1)今回発表した研究の目的は?
A1)スマートフォンにおけるフリック操作の特徴から個人識別を行っています.フリック操作から個人識別を行うことにより,アプリ使用中やメール中,インターネットサーフィン中など,すべての場合において個人識別が行えるようになり,盗難紛失時などのセキュリティ対策になり得ると考えています.
Q2)今回の学会発表で一番印象に残った点は?
A2)後輩の仲濱君が学生奨励賞を受賞したこと.
Q3)自分の発表や研究の中で改善したい点は?
A3)発表準備に時間を費やせるようにスケジューリングを行う点.
Q4)学会に参加して楽しかったことや新たに発見したことは?
A4)北海道はとても寒かったです.少し自分の専門分野と違う学会だからこそ,今までにないご意見をいただけるという点.今後の研究の励みになりました.
Q5)自由に感想をどうぞ.
A5)人生初ジンギスカンを楽しみにしていましたが自分が想像していた味より普通の肉でした.美味しかったです.
市村亮太さん(修士2年)
Q1)今回発表した研究の目的は?
A1)提案しているリズム認証手法の認証精度が満足のいく結果となったため,システム実用化のための検討を行うことにした.目的は,SOM(自己組織化マップ),K-means法,7次元ユークリッド距離を用いた各分析手法を比較し,適切な識別器を明らかにすること.また,リズム認証手法が実用化したら何が嬉しいのか?といった点に触れていくことで,論文投稿を行うためのヒントを得ることである.
Q2)今回の学会発表で一番印象に残った点は?
A2)10月,北海道は寒いということ.
Q3)自分の発表や研究の中で改善したい点は?
A3)リズム認証手法について,面白いねと言ってもらえたことで価値を感じてもらえたと思う.しかし,改善すべき点も多くみられた.こういった点をひとつずつ解消していくことで,いずれリズム認証手法を実用化させたい.
Q4)学会に参加して楽しかったことや新たに発見したことは?
A4)学会に参加することで,地方であればその土地のものを堪能することができる.準備から発表までで多くのことを学び,これも貴重な体験だといえるが,知らない世界,地方を堪能するということにそれと同等の価値を感じる.
Q5)自由に感想をどうぞ.
A5)大学院生になって研究を行っていくなかで,自分が成長していくのを感じる.大学生活の4年間以上に,この2年間は濃い時間だと思えた.大学院に行ける余裕がある人は,ぜひとも進学を考えてみてほしい.
仲濱正大さん(修士1年)
Q1)今回発表した研究の目的は?
A1)標準化された診療情報であるDPCデータを分析して,患者さまの入院日数を予測することです.
Q2)今回の学会発表で一番印象に残った点は?
A2)DPCデータの分析に使用している手法である自己組織化マップの研究で著名な先生とお会いしてお話を伺うことが出来たことです.
Q3)自分の発表や研究の中で改善したい点は?
A3)他大学の発表を見て,自分の研究は研究背景・関連研究の調査が不十分であると感じました.
Q4)学会に参加して楽しかったことや新たに発見したことは?
A4)論文集の中で紹介されているシステムが実際に動作しているところを見られたことです.
Q5)自由に感想をどうぞ.
A5)今回の学会で学生奨励賞を頂きました.表彰されることを学生生活の目標の1つとしていたので,一歩前進することができました.今後もより一層,研究に励みたいと思います.


星野裕樹さん(学部4年)
Q1)今回発表した研究の目的は?
A1)授業内で取ったノートをサーバ上に保存して蓄積し,様々なことに活用できるようにすることです.学生が後でノートを見直して今後の勉強に役立てたり,ノートを学生間で共有してノートの取り方を参考にすることもできます.また,教員は蓄積されたノートを見ることで,学生の学習状況を詳細に知ることができ,その他にもノートに書き込んだ量と成績との相関を調べることもできます.
Q2)今回の学会発表で一番印象に残った点は?
A2)発表後に行われた懇親会が印象に残っています.普段は話す機会のない方達といろいろと話すことができ,とても良い経験ができました.
Q3)自分の発表や研究の中で改善したい点は?
A3)システムが作った合成資料は,ノート記述欄に書き込んだ文字をサーバに送信するといった機能があります.しかし,ペン機能で描かれた線を送信することはできません.送信できるようになれば,今以上に便利なシステムになるので,どうにか改善したいと思います.
Q4)学会に参加して楽しかったことや新たに発見したことは?
A4)学会で発表することは準備も含めて大変ですが,それだけの価値もあるということがよくわかりました.発表する場所によって聴講者が何を専門にしている人なのかが異なり,様々な視点からの意見を聴くことができるので,研究に役立つと思いました.
Q5)自由に感想をどうぞ.
A5)9月の初めての発表から今回で3回目の発表となり,短期間のうちに多くの経験をしたので,学会での発表に関しては慣れました.学会で発表する機会は多くあるので,これからも積極的に参加したいと思います.

 次の学会発表は電子情報通信学会のヒューマンコミュニケーショングループによるHCGシンポジウム2013を予定しています.情報工学科のいくつかの研究室から何件か発表予定です.それぞれのテーマでみんな頑張っていますので,次回学会旅レポートもご期待ください.

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