2013年10月1日火曜日

オーストラリア大陸縦断チャレンジ WSC参戦記(5)

9月27日(5日目)

 車検までの日数が残り少なくなってきました。今日パネルの取り付けが終われば、明日から配線作業に取り掛かることができます。しかしこの日のテストで(詳しくはかけませんが)いろいろと性能上の問題点が明らかになったので、メカニック担当はそちらに取り掛かりきりとなり、人的資源を割くことができません。監督の藤澤先生みずからコーキングガンを手に汗だくで作業です。

カウル(車体カバー)に取り付けられていくソーラーパネル、大きく見えるが実はすごく軽くてかなり丈夫(炭素繊維を使っています)

 太陽光は無尽蔵でありふれたエネルギーですが、雨が降っていたり建物の影に入ったりすると発電量は恐ろしく低下します。3,000kmを走破するためには発電できるときにエネルギーを蓄積し、坂道などでパワーが必要となったときに放出する仕組みが必要です。

リチウムイオンバッテリー担当の山下さん(自動車システム開発工学科3年)

 この電池に最大まで充電すると、300km以上の走行が可能です。ちょっとしたミスで大事故になるほどのエネルギーが蓄積されていますが、もちろん、レースがスタートするとソーラーパネル以外からの充電は禁止です。

ピットの上にはためく国旗とレンタカーに堂々と貼り付けられた我等が大学名(隣は香港のチーム)

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