2012年12月31日月曜日

年末です

本来ならば、29日(土)を仕事納めにするつもりでした。ですが、ウィルスがお腹に入ったようで、 腹痛で昼頃から仕事になりませんでした。仕事は残っていますので、出勤です (T_T)。今日は大みそかです。

今日はいい天気です。大学内はひっそりしています。

写真は29日の夜に、年末の風景として撮影したものです。 電飾された木と、神奈川工科大学の看板と、角松の競演です。綺麗です。

大学の看板と、電飾された木と、角松です
(画面左下は輝度を上げています)
今年の汚れは今年のうちにというわけではないのですが、バーコードを使ったナビゲーションの研究のために、研究室の至る所に貼ってあったシールを剥がしました。

「○○教員室」の下にシールが貼られていますシールを剥がしたところです
みなさん、よいお年を。
神奈川工科大学 正門前に飾られた角松です

2012年12月28日金曜日

某研究室の忘年会

 学科の教職員の忘年会は1214日(金)でした。全員が集まるという意味では、この日程がベストなのだと思いますが、そのときはまだ忘年、という感じではなかったです。昨日27(木)研究室の忘年会を行いました。ここまで来ると、もうジタバタしてもどうにもならず、「もう、今年は終わりだ!!!」と諦められることもあり、本当の意味で忘年できます。

準備は手馴れたもんです。5時ごろまで何かやっていて、準備はどうなっているのかな?と思っていましたが、6時前にはちゃんとできています。

座ってやれば、と思うのですが、最初のうちは早く焼けるように?とにかく動きます。

右列、中央に座っているのは隣の研究室の先生です。自分以外の研究室を自由に闊歩できる文化があるのは、よいことだと思います。学生もいろいろな教員に接することよって、得ることも多いと思います(単に飲みに来ているだけですが)。

これは翌日28日(金)の昼。前日に余った肉と焼きそばでやっています。今日から帰省した学生もいるので、人数は4名でした。その後1名追加。まともな時間に来て頂戴!!!

 研究室の大掃除は3月ですが、今日もちょっとだけ不要になった古い書籍の整理などをしました。

側のトランクは修士2年の加藤君がイタリア出張時に使ったものです。壊れたので、捨てます。ちなみに、航空会社からは弁償?ということで、もっと立派なトランクをいただきました(加藤君、何か言った訳ではないですよね)。現代版、わらしべ長者と言えます。
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 今年も何とか研究室一員、無事に過ごすことができました。これから修士論文、卒業論文の執筆、発表が残っています。最後までしっかりやってほしいと思います。最後まで頑張りぬく経験をすることが、社会に出てからの心の支えとなるのです(相変わらず、大げさですが、ある意味、当たっているとも思います)。
ブログの読者の皆さん、一年間のご愛読?ありがとうございます。
来年もよい年になりますように、・・・



2012年12月26日水曜日

室蘭工業大学にて


 北海道は寒かったです。前職時代の先輩から、「慣性誘導システムのテレメトリ部分(要するに遠隔モニタリング)の協力してくれないか?」との有難い要請があり、担当してもらっている学生と行って来ました。センサネットワークをテーマの一つとしている情報工学科には、よい舞台だと言えます。以下、時系列に状況報告します。

例によって、ホテルロビー集合。場所は千歳です。このときの外気温度はマイナス
10.X度でした。この時期でここまで寒くなることはめったにないはずです。ちなみに、私が前日の夜10時すぎに到着したときはマイナス15度でした。今回の出張者は、M2 秋山君と4年生 薬袋君です。
 

電車に乗って、室蘭工業大学の最寄りの駅の東室蘭駅に到着。千歳からは特急で50分弱(記憶)でした。満席で、秋山君と薬袋君は立っていました。が、秋山君にとっては、普段の通学よりも楽勝。



室蘭工業大学(MIT Muroran Institute of Technology)に到着。工科系の総合大学ということもあり、広々としたいい雰囲気でした。


今回の訪問先は、同大学院 航空宇宙システム工学専攻の一研究室です。これらの模型の飛行機を実際に飛ばして、新たな誘導制御のアルゴリズムを研究開発するのが基本テーマです。


これが、その肝となるGNCSGuidance, Navigation and Control System、誘導航法制御システムと訳せばいいのかと)です。この下にマイコンを実装した基板があります。この誘導航法制御システムが出力する飛行中のセンサ出力をリアルタイムでモニタリングするのが我々の仕事です。センサ出力そのものは、この基板からケーブル接続で取得できますが、飛行中にリアルタイムで、というところがポイントです。


上羽先生から説明を受ける秋山君と薬袋君。彼らもこのような研究に触れるのは初めてなので、かなり興味を持ったようです。実際に飛んでいるところを見てみたい、とは彼らの弁ながら私もそう思います。


持参した機器です。模型航空機に搭載することが前提ですので、大きなものは使えません。パソコンは、地上でのモニタ用です。


今回の訪問の目的は、先方のGNCSと当方のデータ通信システムを実際に接続して、データ受信を確認することにあります。事前に上羽先生に当方の研究室に来ていただき、インタフェースの説明をされ、機械的な接続を確認していましたので、スムーズにできました。GPSデータ、各種センサ出力が無事確認でき、安堵する関係者一同。


夜は札幌泊です。早速、夜の街に繰り出します。節電が叫ばれていますが、どの街でも最近はイルミネーションが綺麗ですね。


後ろに見えるのは、テレビ塔。場所は大通り公園です。2月初旬には「雪祭り」の会場になります。雪のない季節は、周りに焼きとうもろこしの売店が並び、芝生の管理も行き届いていて、観光客だけではなく多くの市民の憩いの場所にもなっています(札幌には9年間ほど住んでいました)。その後は、夜の街で健全に過ごしました。


 今、外は吹雪です。今日帰る予定なのですが、(かなり)不安です。まずは、空港までは行きます。

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 外部機関と一緒に仕事をすることは、重要だし、多くのことが得られると思います。しかし、教員の力は限られているので、外部とそれなりの仕事をする場合、学生の力がどうしても必要となります。単にあるテーマに関して意見、コメントを言う、論文の査読をする、というようなことは教員単独で出来ますが、今回のように実際にシステム構成をし、プログラム開発を行い、・・・となると教員は調整役で、むしろ学生が実務者となります。外部との約束を守ることは何よりも大切なことです。その意味で、軽々しく依頼を受けることはできないです。今回は、責任感があり、実力がある学生が研究室にいてくれたこそできたといえます。今後も本件を継続していくために、学生も私も頑張らなければなりません。



2012年12月20日木曜日

熊本で発表してきました

 皆様、申し訳ありません。ご期待(誰もしていないけど、一応)の報告が遅くなりました。

 先週の10日(月)から12日(水)にかけて、肥後、熊本の熊本森都心プラザで、電子情報通信学会ヒューマンコミュニケーショングループ(HCG)主催のHCGシンポジウムが開催されました。発表数 93 件(口頭発表 60 件,インタラクティブ発表 33 件),参加者数 191 名のうち、本学科から8名の学生が発表しました。→これは、結構なことではないでしょうか!!!

 
 
 本シンポジウムはヒューマンコミュニケーションの研究がテーマで、認知科学からヒューマンインタフェース、福祉情報システムなどの分野から多くの発表があります(詳細はhttp://2012.hcg-symposium.org/)。
  
 今回は教員は残念ながら(クマモンを見たかったところです)引率していません。というわけで、学生諸君ものびのび発表、その他を満喫できたものと思われます。今回は、発表後の感想(建前というか表向きの感想が多いですね(笑))ではなく、代表的な質問とそれに対して答えた内容を報告してもらいました。

恒例の集合写真です。これで、確かに学会に行ったことが立証されます。が、発表した証拠にはなりません。

 別グループの集合写真です。看板前に撮影するのが学則ではないです。もう少し、熊本らしい雰囲気が欲しいところです(学会会場では無理だとは思うけど・・・)。
 以下、発表風景です。写真の下に発表者、論文タイトル、質疑応答を記述します。

発表者:学部4年 西田滉季君
論文タイトル:レポート提出を確実にするリマインドアプリの開発
代表的質問・コメント:
 学生の課題提出支援だけではなく仕事におけるタスク管理システムとしても利用できるのではないか?
→新規タスクの追加をシステム化できれば仕事におけるタスク管理システムにも応用できると考えられるので今後,検討を行いたい。


発表者:修士1年 谷村 祐君
論文タイトル:課題提出を支援するリマインダの開発
代表的質問・コメント:
 誰の為のシステムなのか?教員と学生のどちらのためのシステムなのか?
→現在は教員側の立場で作成した。今後は学生側のことも考慮したシステムにしていきたい。
発表者:修士1年 市村亮太君
論文タイトル:スマートフォンにおけるリズム認証手法の検討
代表的質問・コメント:
 たとえばPIN認証において、利用者が故意に「1111」などの単調なものを設定することによって、安全性の低下が考えられるが、リズム認証においても単調なリズムがうまれてしまうのでは?
→現段階では、特に指定を行わずリズムを作成しているので、単調なリズムが作成される可能性も考えられる。リズム作成時に指定を行わないのではなく、たとえば既存楽曲との関連づけを行うことで、単調なリズムがうまれないようにシステム側で促すことが有効だと考えており、今後検証していきたい。


発表者:修士1年 山田健一朗君
論文タイトル:スマートフォンにおけるゲームパッドを意識したキー操作の分析
代表的質問・コメント:
 ゲーム操作の熟練度により特徴差が現れるのか?必殺技を例とした難しいコマンド入力の場合はどのように特徴がでるのか?
→今回は本学学生20代男性を被験者として実験を行っているため、ゲーム経験者が多かったと考えられる。初心者を対象とした実験は行っていないため、世代別や熟練度別などの検討していきたい。若い世代のゲーム経験者というカテゴリで考えれば特徴は出たと考えられる。


発表者:修士2年 野口敦弘君
論文タイトル:自己組織化マップを用いたタッチスクリーンによるリズム認証手法
代表的質問・コメント:
従来のテンキーでの暗証番号認証よりもこの手法は盗まれやすいのではないか?
 →我々の解釈はその逆で、暗証番号は見られてしまうと100%で他人を受け入れてしまう。しかし、リズムの場合、他人を受け入れる確率が最高で約16%にまで減少させることができる。そのため、本手法により、簡単・手軽にセキュリティ向上が果たせると考えている。


これは路面電車の中と思われます。何時の電車なのかが興味あるところです。空いているところを見ると昼間なのでしょうか?

これは、熊本城ですね。築城は、そうです。あの虎退治で有名な加藤清正です。その後、細川家が統治しました。あの細川首相は、その子孫でしたね(学生の皆様、知っていましたか?)。

おお。きれいですね。学会に来た甲斐があったと思うのは、このようなときですね。これで、また新たな気持ちで頑張れますね。

さて、発表の続きです。

発表者:学部4年 菅谷隆浩君
論文タイトル:周辺環境を考慮したカラー手袋による手指形状の認識実験とその評価
代表的質問・コメント:
 どのような場面でこのインタフェースを使おうと考えているか?
→明確な適用シーンは決めていないが、現在は文字表現や周辺機器の操作などを考えている。また、「指先11本を細かく検討しているのは良いことなので、今後も頑張ってください」というコメントをいただいた。


発表者:修士2年 加藤正樹君
文タイトル:VDT作業支援システムに向けたマウスカーソル制御方法の検討
代表的質問・コメント:
マウスカーソルを斜めに動かすときに、頭部を斜めに傾ける方法がイメージつきにくい。視線に応じた頭部の動作でマウスカーソルを動かすことはできないのか?
 →今回の方法は重力加速度を用いているため、視線に応じた頭部の動作は難しい。しかし、首を左右に回す動作は角速度情報を利用すれば実現できるのではないかと考えている。

そして、最後はブログ頻出の秋山君
発表者:修士2年 秋山征己君
論文タイトル:慣性センサ内蔵端末と超音波センサを用いた屋内測位プラットフォームの基本検討
代表的質問・コメント:
 超音波センサは別のレイヤなのか?超音波センサと慣性センサはどのように連携させるつもりか?絶対位置は超音波だけでなくほかの方法でも試せる可能性がある。
→今は別々のレイヤであるが,今後はスマートフォンのスピーカから超音波を出す方法などについて検討していきたい.

 こちらのグループは観光場面?の団体写真はありませんでした。証拠を残さない、ということではないと思いますが。写真からもご認識いただけるように、阿蘇に行ったようです。朝7時に出発したようなことを言ってました。

 とにかく、寒い写真ですね。ここで、より、寒さを強調します。
教員:「ところで、熊本城以外は、どこに行ったの?」 学生A:「阿蘇です」 教員:「あっ、そう」 →アイデアはつまらなくとも記録するように指導しています。

 確かに、普段から、「学会に行ったときは、時間を見つけて(強引に作って)いろいろなところを見てくるように・・・」と指導していますが、ここまでやられると・・・・、ちょっと複雑ですね(ワタシをはるかに凌ぐ行動力、大胆さです)。でも、この逞しさがこれからの人生にきっとよい方向に作用すると思います。これから、卒論、修論の正念場です。これでリフレッシュできたはずなので、今後この8名の活躍がますます期待されます。

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12/21追記

 読み返すと、観光?に対するコメントになっています。これでは、教員として失格ですね。一言追記します。学会発表は研究成果を公開し、その領域の研究の発展に寄与することが目的の一つであり、我々もその一端を担う、ということでやっています。必ずしも最先端のものばかりではありませんが(最先端のものもあると思いますが、これは他者が言ってくれて何ぼですね)、領域の裾野を広げるという意味はあります。もちろん、教育的効果は大きいです。実際、発表経験を通していく中で、学生の大きな成長を感じるときがあります(個人名を出すのは憚れますが、上記Sgy君は成長したな、と感じます(もともとが低かった、という訳ではないので、念のため))。


2012年12月18日火曜日

ソフトウェア工房勉強会

 先日、ソフトウェア工房でプログラミングコンテストが行われました。
私はアルバイトがある為、あまり勉強会に出られなかったのですが、プログラミングコンテストの結果を見て、勉強会に出ていたメンバーの成長が明らかにわかりました。
 前に勉強会に出たときには、幅優先探索をやっていたのにいつの間にか,動的計画法を使った最適化問題の解決までできるようになっていて驚きました。
 短期間で問題解決力を上げたい人は是非ソフトウェア工房の勉強会へいらしてください。きっと、問題解決力を上げることができます。

情報工学科2年 加藤

2012年12月17日月曜日

ご相伴にあずかりました

ホームカミングデーが開催されました。土曜日にもまじめに勉強している僕たちに、指導教員の先生がご飯を食べて来いと言ってくれました。『卒業生のお供として、ホームカミング―デーのパーティに付き添い、一緒にご飯を食べて来い』ということのようです。お言葉に甘えてきました。

それでも、大量のご飯が余りました。お持ち帰り用にタッパーなどを用意してくれていたので、 遠慮なく持ち帰らせていただきました。

指導教員からは、「お前らやりすぎだよ」というお声掛けを頂きましたが、顔は笑っていたので、お前ら良くやった、という意味だと解釈しています。

ご相伴だけでなく、手土産も頂いてきました
ご相伴だけでなく、手土産も頂いてしまいました。これを食べて、卒研をさらに頑張ります。
学生さんからの投稿です。ありがとうございます。

ホームカミングデーが開催されました

大学の資産は学生さんです。卒業生も同様に大事です。そのため、大学は同窓会に力を入れています。最近では「同窓会」を「ホームカミングデー」と名付ける大学が多いようで、本学もホームカミングデーと呼んでいます。


今年もたくさんの卒業生が来てくれました。

首席卒業の人が2人来てくれました。
写真左から、窪田さん、平松さん、玉木さん(旧姓:小宮山さん)、篠原さんです。女性3人は、2006年3月に卒業した学生さんで、男性は2012年3月に卒業した学生さんです。全員大学院修了生です。

右端の篠原くんは、首席卒業です。このブログでも何度も登場していますね。右から2番目の玉木さん(旧姓:小宮山さん)も、首席卒業です。DICOMO2005で、ヤングリサーチャー賞受賞などもしています。


こちらの親子は、去年に引き続き、今年のホームカミング―でにも来てくれました。学園祭にも顔をだしてくれました。写真を撮り忘れたので、去年の写真を使いまわさせてください m(_ _)m。

今年もホームカミングデーに来てくれたOGと娘さんです
(写真は去年です(去年の記事へのリンク))

以下は、ホームカミングデーの流れです。 と言っても、私はイベントに出ていないので、他のWebページを参考にしてください。

  ・ホームカミングデー開催のお知らせ(リンク


今年も学生さんが来てくれるので、いつもより早めに出社します(毎週土曜日は出社してます (T_T))。大学に来ると、ホームカミングデーの看板がありました。
ホームカミングデーの看板です

運営している人には申し訳ないのですが、式典などには参加せず、仕事をしていました。ですが、懇親会会場には行きました。
懇親会の看板と、懇親会会場です
学長のあいさつや、本学のこれからの発展計画(新講義棟作成の話)などがありました。写真を撮るのを忘れました m(_ _)m。 ですが、料理の写真はしっかり取ってきました (^_^;

立食パーティーの模様です
食べきれないくらいの料理がありました。
料理が豪華でした。量も多かったです。
来年は創立50周年です。今まで以上に盛大にやると思いますので、今年来れなかった人も、今年卒業する人も、是非来年来てください。