2012年12月26日水曜日

室蘭工業大学にて


 北海道は寒かったです。前職時代の先輩から、「慣性誘導システムのテレメトリ部分(要するに遠隔モニタリング)の協力してくれないか?」との有難い要請があり、担当してもらっている学生と行って来ました。センサネットワークをテーマの一つとしている情報工学科には、よい舞台だと言えます。以下、時系列に状況報告します。

例によって、ホテルロビー集合。場所は千歳です。このときの外気温度はマイナス
10.X度でした。この時期でここまで寒くなることはめったにないはずです。ちなみに、私が前日の夜10時すぎに到着したときはマイナス15度でした。今回の出張者は、M2 秋山君と4年生 薬袋君です。
 

電車に乗って、室蘭工業大学の最寄りの駅の東室蘭駅に到着。千歳からは特急で50分弱(記憶)でした。満席で、秋山君と薬袋君は立っていました。が、秋山君にとっては、普段の通学よりも楽勝。



室蘭工業大学(MIT Muroran Institute of Technology)に到着。工科系の総合大学ということもあり、広々としたいい雰囲気でした。


今回の訪問先は、同大学院 航空宇宙システム工学専攻の一研究室です。これらの模型の飛行機を実際に飛ばして、新たな誘導制御のアルゴリズムを研究開発するのが基本テーマです。


これが、その肝となるGNCSGuidance, Navigation and Control System、誘導航法制御システムと訳せばいいのかと)です。この下にマイコンを実装した基板があります。この誘導航法制御システムが出力する飛行中のセンサ出力をリアルタイムでモニタリングするのが我々の仕事です。センサ出力そのものは、この基板からケーブル接続で取得できますが、飛行中にリアルタイムで、というところがポイントです。


上羽先生から説明を受ける秋山君と薬袋君。彼らもこのような研究に触れるのは初めてなので、かなり興味を持ったようです。実際に飛んでいるところを見てみたい、とは彼らの弁ながら私もそう思います。


持参した機器です。模型航空機に搭載することが前提ですので、大きなものは使えません。パソコンは、地上でのモニタ用です。


今回の訪問の目的は、先方のGNCSと当方のデータ通信システムを実際に接続して、データ受信を確認することにあります。事前に上羽先生に当方の研究室に来ていただき、インタフェースの説明をされ、機械的な接続を確認していましたので、スムーズにできました。GPSデータ、各種センサ出力が無事確認でき、安堵する関係者一同。


夜は札幌泊です。早速、夜の街に繰り出します。節電が叫ばれていますが、どの街でも最近はイルミネーションが綺麗ですね。


後ろに見えるのは、テレビ塔。場所は大通り公園です。2月初旬には「雪祭り」の会場になります。雪のない季節は、周りに焼きとうもろこしの売店が並び、芝生の管理も行き届いていて、観光客だけではなく多くの市民の憩いの場所にもなっています(札幌には9年間ほど住んでいました)。その後は、夜の街で健全に過ごしました。


 今、外は吹雪です。今日帰る予定なのですが、(かなり)不安です。まずは、空港までは行きます。

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 外部機関と一緒に仕事をすることは、重要だし、多くのことが得られると思います。しかし、教員の力は限られているので、外部とそれなりの仕事をする場合、学生の力がどうしても必要となります。単にあるテーマに関して意見、コメントを言う、論文の査読をする、というようなことは教員単独で出来ますが、今回のように実際にシステム構成をし、プログラム開発を行い、・・・となると教員は調整役で、むしろ学生が実務者となります。外部との約束を守ることは何よりも大切なことです。その意味で、軽々しく依頼を受けることはできないです。今回は、責任感があり、実力がある学生が研究室にいてくれたこそできたといえます。今後も本件を継続していくために、学生も私も頑張らなければなりません。



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