2009年3月31日火曜日

―神奈川産学チャレンジプログラム―に参加した5人組へのインタビュー

来たる某日に、噂の仲良し5人組にインタビューをしてみました。彼らは『神奈川産学チャレンジプログラム』に参加し、最優秀賞を受賞したとのこと。
14大学161チーム576人の中から選ばれたこともあり、インタビューをしてみました。

リーダーがすべてを引っ張った。


インタビューアー(以下 ― )そもそも結構異色なメンバーだと思うんだけど…なぜこの組合せ?

あるときリーダーにふっと誘われたんですよ。だからリーダーがいないとまずあり得ないメンバですね(笑)。お互い、一年生の時に顔を合わせて、授業などで顔は知っているけど話はしないって感じでしたが、それが集まるとか変な感じでした。

― じゃあ、これに参加しようと思ったのも?

もう、この辺もリーダーさまさまです(笑)

― いやー、すごいですね。リーダー(笑)
ほんとに仲がよくてこちらが困ります

資料はすべて手作りです


― 実際にプレゼンテーションなど見せてもらいましたが、非常にうまくてびっくりしたんだけど…写真に移っているのはこのメンバ?

あれは自分達で撮影しました。いろんな所に出かけたりしまして…。例えば茅ヶ崎の砂浜にみんなで座って何かを探している写真とか、夕日を見てたたずんでいる写真とか…。全部自分達です。
まぁ、ここでは言えませんがちょっとしたハプニングなどもあって、楽しかったです(笑)
状況的に作れないところは加工などをしてうまく作成しました。

(ちなみに、このハプニングに関しては、少し甘酸っぱい経験をしたという程度に濁させていただきます。)


山あり谷ありのプロジェクト



― 楽しかったこととか、つらかったこと、大変だったことっていろいろあったと思いましたが…何かこれ!っていう一押しありますか?

やはり、発表資料の作成ですね。一週間前ぐらいから毎日作成にかかりっきりでした。特に、発表資料の間違いが当日の朝の三時ぐらいに見つかった時は本当にきつかったですね(笑)。写真などの資料自体は8月に終わったのですが、前日の朝に資料の間違いが見つかった時はどうしようかと…、前日は最終バスも乗れませんでしたし…。

― なるほど、みんなでラストスパートをかけてなんとかこなしたって感じですね

いや、むしろみんなの危機感を煽ってましたね(笑)。それに、情報学部棟で作業していたのですが、あまりにも遅く成りすぎて警備員さんに怒られまして…、師玉先生の研究室をお借りして作業しておりました。その際には奥さんや子供さんにはご迷惑をおかけしました(笑)。

実際のプレゼンテーションは社員の方々の前で



― プレゼンテーションは、実際の社員さんを含めた人の前で行ったようですが、緊張しませんでした?

視線がいろんなところから飛んでくるようでとても緊張しました。けど、正直言えば、教授総会の方が緊張しました(笑)。あとは想定質問なども作っておいたのですが、他大学の方からの質問がその質問内の範囲なのでうまく答えられたと思います。




これが頑張った最優秀の証!

さらに前へ


― 今前向きに取り組もうとしているものはありますか?
アルバイト先でプログラマとしてシステムを開発している一方、起業の立ち上げに関わっています。情報工学科で学んだことなどを生かして、寝る間も惜しんで頑張っています。


― 最後に…、このチームで参加できた感想をどうぞ。

正直、チーム崩壊の危機もありましたが、このメンバだから賞をいただけた感じもしました。とても楽しかったし、いい経験になりました。


一同で写真をとっているのですが、照れ笑いをこらえきれない雰囲気

(後記)
あまりにもインタビューにてざっくばらんに話しすぎたため、載せられないような話もたくさんありますが、非常に仲のいい5人組でした。正直、うまくインタビューなるのか?と不安に思っておりましたが、どちらかと言えば収拾がつかなくなって逆に困るといった感じです。活発な彼らですが、互いに尊敬しているような様子も見られいい信頼関係が築かれているようです。また、真面目に将来のことを考えていて、どんどん成長しようとする姿勢は頼もしく感じられました。


(インタビューアー 情報学部情報工学科 佐賀亮介)


*リーダー: 代表者の情報工学科3年生 川口聖人くんです。


関連ページ
本学学生が『神奈川産学チャレンジプログラム』で最優秀賞を受賞しました
http://www.kait.jp/news/news/20081218-000577.shtml

2009年3月25日水曜日

マイコンカーラリー参加報告(後半)

2008年12月6日・・・。あっさりとコースアウトで幕を閉じた前回の南関東予選会から3ヶ月ちょっと。
私の中では本番ともいえる北関東大会に出場しました。出場台数は前回と同じく2台です。
前回の結果がアレだったので、出させてもらえるか不安でしたけどね・・・(参加費は学校持ち)。参加できてよかった!

とにかくプロジェクト研究後半戦の開始です!

前回の大会からいろいろありました。メンバーの一人が就活のために抜けてしまったり、いきなり後輩の参入が決まったり。
気付いたら11月半ばでした。ヤバイヤバイ・・・。とりあえず、全員の予定を確認したところ、全員がちゃんと動けるのは大会10日前からでした。

マシン\(^O^)/オワタ

大会報告書けているので、結果的には出ることができたわけですが・・・。
活動期間はガチで10日しかなかったわけですが、図面などは既にあったのでなんとかなりました。
一番重要で、一番複雑な加工をしなければならないパーツも工作工場の先生のご協力でなんとかなりました。研究室からの依頼が殺到する時期に、割り込みにもかかわらず優先してくださって本当に感謝しています。

では、マシンの比較。

旧マシン
新マシン

かーなーり、形が変わりました。2駆が4駆になっていたりするところが特に違います。
プログラムは4駆用のものを手探り状態でマシンに合わせて調整しました。
唯一の経験者であった私も4駆は初めてで、全員で、全力で、調整しました。
あっ、今回の会場は宇都宮だったのでお泊りでした!
大会が土曜日だったので、金曜日に講義終了後出発。新幹線を使わせてもらえるなんてイィヤッホゥ!
そして、まさか大宮での新幹線の乗り換えにアレほど迷うとは・・・。誰も新幹線使ったことないから当たり前ですね。駅員さんに聞けば速かったのにね!出発時間を速めに設定していたので助かりました。ホテルのチェックインの時間とか、宇都宮でギョウザを食べる予定とかあったので必死になっていました(笑)
無事に宇都宮に着き、ホテルに荷物を置いていざギョウザを食べに夜の街へ!
ぶっちゃけ、迷うのが嫌なのでホテル近くのギョウザ専門店へ行きました(笑)
さすが、ギョウザを名物にしているだけあってレベルはかーなーり高かったです。思わずいろいろ頼んでしまいました(笑) もちろん全部自腹です^^
後のその日は、最終チェックだけして寝ました。次の日の朝はしっかり起きないといけませんからね。団体行動ですから。
当日は宇都宮駅からバスで栃木県立宇都宮工業高校へ。バスの中には同じ目的の方がちらほら。みなさん強そうなオーラを出して(るように)見えました(;´Д`)
到着から開場までは時間があったので、その日の日程の打ち合わせと各場所の確認をしながら開場時間まで待機です。
11時になり会場、そして試走へ。これからのマシン開発の参考にもするためじっくりと他のマシンを観察しました。思えば前回の南関東大会では自分達のことで精一杯で、他のマシンを見ている余裕なんてありませんでした(笑)
私たちのマシンはまだまだ未調整な部分が多く不安でしたが、試走でとりあえずコースを完走することができたので一安心できました。

さて、いろいろ飛ばしていきなり結果です(笑)
・ブルーゲイル(1号機)
1回目:25秒62
2回目:コースアウト
最終順位:40位

・ たなかー(2号機)
1回目:30秒03
2回目:コースアウト
最終順位:42位
両マシンとも目標タイムをクリアすることができました。1回目で記録を残せたので、2回目の走行ではそれぞれのマシンの限界を試してみたのですが、コースアウトでした(笑)
マイコンカーラリーは完走率が低いので、このタイムでも決勝ラウンドに残れるかと期待していましたが、今年の北関東大会は完走率が高く結局残ることはできませんでした・・・。

ここまでが関東大会の記録です。0からのスタートにもかかわらず2回目の挑戦にして完走できたことに達成感と喜びを感じました。この結果は自分達の力だけではなく、大学やその関係者のバックアップあってのことだとも思います。
大学4年もできればマイコンカーラリーに挑戦して、本格的に全国大会出場を目指したいです!(研究やれよ!!)

2009年3月9日月曜日

マイコンカーラリー参加報告(前半)

プロジェクト研究前半戦!


(これは1年通してのプロジェクトです)
2008年8月24日・・・。
マイコンカーラリー南関東予選大会に行って来ました!!
今は翌年の3月ですけどね。今頃まとめてるのは諸事情なんですよっ!
今回がマイコンカーラリー初参加です!学科じゃ初めての試みです!実験台です(笑)
4月にプロジェクトを立ち上げて4ヶ月。2台のマシンを出場させることができました。
2人1チームで2チーム出場です。いやぁ、よかった。出場できてよかった。
この文書いてる私以外の3人は電子工作ガチで素人で、半田付けさえもままならない状態からのスタートでした。
やる気だけは私よりありましたけどねww
ということなので、出場するマシンは大会側から販売されている標準キットそのままにすることにしました。
下手にいじると・・・ねぇ? 素人+素人に毛が生えたようなメンバーではねぇ・・・(汗)
そ、それに、私たちはソフトウェア畑の人間です!ソフトウェアの改良でどこまで行けるか試すんです!
結局、標準キット完成と基礎的な調整で4ヶ月近くかかりました。
それぞれの講義予定があるので、なかなか集まる機会がもてなかった上、テスト期間は作業を極力やらない方針でいたので作業時間は余り無かったんですよね・・・。
場所はプロジェクト工房と呼称される、プロジェクト研究で自由に使用できる部屋の仕様が許されました。
工具は、研究室からぶんどりました!もちろん私物も持ち込みです!
そんな中で部品加工を手作業で四苦八苦しながらやってたわけです。そして、その後・・・機械スゲーと一同声をそろえることに。

ある日、先生が加工現場にて一言

先生:なんで「KAIT工房」とか「工作工場」を有効利用しないんだ?
一同:なっ、なんだってー!?そんなものあるんですかー!!


神奈川工科大学ではどの学生でも工作機械が使えるKAIT工房と、プロ級の腕前の機械科の先生方に加工をお願いできる工作工場があるのでした。
手作業でやっていた私達の苦労・・・orz
なんというバックアップ体制・・・素晴らしすぎますよ・・・orz
このこと知らなければ大会出場は1台しか出せなかったかもしれませんよ。ガチで。
この後、大問題がおきました。

新たなチカラを手に入れ、勢いつけて作業の最中に気付いてしまいました。

「走らせるコース無くね?」

そうなんです。マイコンカーには走行するための目印が付いた専用コースが必要なのでした。たった一人の経験者も完全に忘れてました。それじゃあ誰も気付きませんよね(汗)

即行動!
コースレイアウトを作成し、見積もり、200,000円!に、20万円!? しかも、最低限のコースで!?
私が無事にコレを書いているということで、コースの予算はあっさり通りました。
頑張っていろいろ削って16万くらいまで下げたんですけどね。コースの一部は自作しました。

コースも無事に買うことができ、大会も一週間後と迫った頃には、家が遠い人がいるにも関わらず全員が夜9時過ぎまで残って調整してました。
夏休みだからやり放題だぜ!勢い余って、大会当日は徹夜になってしまいましたけどね(笑)

さて、ここまで引っ張りまくってきた。大会結果の発表といきますね。
どっちもコースアウトで記録無しでしたー。

あっさり過ぎてゴメンなさい。本当にあっさり終わってしまったので・・・。
その後は全部先生の奢りでステーキをいただきました。次への英気が養えましたよ^^
次で結果でなかったらね・・・(汗)

ちなみに会場までの交通費や、マシンやコース関連。自分達の御飯代以外の諸経費は全て学校が負担してくれてます。

その総額・・・

約23万円!!

あ、これ1年がかりでやったプロジェクトの前半分だけです。