2015年5月30日土曜日

チュラロンコーン大学の学生のつくば見学 Tsukuba Technical Tour of Chulalongkorn University Students

 520日から85日の日程でタイのトップ大学であるチュラロンコーン大学から学部3年の6名がインターンシップで情報学部に来てくれています。26日は、学外施設見学の一環として、産業技術総合研究所(AIST)と宇宙航空研究開発機構(JAXA)の見学に行ってきました。その報告です。英文は添削を受けていないこと、ご了承願います。
  The 6 students have come KAIT (Kanagawa Institute of Technology) to take internship from May 20th to August 5th from Chulalongkorn University.  It is top university in Thailand.  It is our pleasure and honor to accept students from Chulalongkorn University.  As one plan, the technical tour to the AIST (National Institute of Advances Industrial Science and Technology) and JAXA (Japan Aerospace eXploration Agency) was carried out on last week.  This article is its report.  I am sorry that English is not corrected by native checker.

これは来日早々の写真。学長表敬訪問?での1シーン。学長も長身ですが、タイの学生さんも皆長身ですね。皆さん、爽やか、聡明です。 
This photo was taken before 25th.  The president Komiya welcomed their visit and internship in our university.  Although Komiya is tall, they are taller than he.  They look very fresh and smart!!


つくばツアーは26日。これが参加メンバー。チュラの学生さんに、その先輩のDr. Jip、本学学生が加わっています。天候が心配でしたが、気持ちのよい天気になりました。日本では、天気とその人の普段の行動が対応付けられます。
The day of this Tsukuba tour was May 26th.  This is participation members.   In addition to 6 students of Chula., Dr. Jip and KAIT students attended this tour.  Although I was worrying about weather, it became very fine.  In Japan, it is often said that weather is corresponding to his/her daily behavior. 

産総研(産業技術総合研究所(リンク)の前で。時間通りに着きました。渋滞が一番心配です。早めに出て、途中で守谷のパーキングエリアで時間調整しました。
In front of the entrance of AIST (link):  We arrived on time.  We always worry about the delay of arrival time due to traffic jam.  Therefore, we departed at 8 AM to keep time and adjusted in Moriya parking area. 

 
 
 
産総研は理研と並ぶ日本を代表する国の研究機関です。歴史も古いです。これまでの研究成果の一部を広報担当の方が英語で説明してくれました。癒し型ロボット“Palo”はかわいいものでした。皆さん、真摯に聞いてくださいました。礼儀正しく、行儀のよい学生さんです。さすがは、タイを代表する学生です。
AIST is one of the largest governmental research institute along with RIKEN in Japan.  It has long history.  The person in charge of public relation explained representative research and practical results, of course, in English.  Healing or comfort robot “Palo” for patients was cute.  All Chula. students were hearing politely and in diligent.  It is understandable why they are students of Chula.


またまた長い道のりを旅した、と言いたいところですが、実はJAXAは産総研の隣です。隣と言ってもお互いの敷地は広いので、このような道を行く必要があります。ご覧のように、快適な天候でした。私の心のように?一点のくもりもありません^_^
Although I want to say that we took long trip from AIST to JAXA, JAXA is next to AIST.  But their site is too large to move on foot.  We rode on the bus again.  This was a scenery from the bus.  It was very pleasant weather like this photo.  It seems to reflect the purity of my heart^_^.


お約束の撮影スポットでの撮影。JAXA(リンクの敷地は広く、ここでは移動が多いので、雨が降るとつらいです。天候にこだわる理由がご理解いただけたと思います。
It is supposed to take picture in front of photo-spot.  Since the site of JAXA (link) is so large and we must move in the site, it is painful when it rains.  So you understand why I worry about weather.

 
昼食はJAXA内の社員食堂で。典型的な日本のお弁当を食べました。チュラの女子3名の笑顔がとても素敵ですね。モデルさんみたいです。そう思いませんか?
In the cafeteria of JAXA:  The workers in JAXA use this cafeteria for lunch.  We ate the Japanese typical lunch “Bento”.  Their smiles are very attractive, aren’t they ?  They look like a model. 


 

 

 
 
JAXAでは、スペースドームの中にある人工衛星のモデルや宇宙ステーションきぼうの実物モデル、宇宙飛行士訓練施設、人工衛星搭載機器、きぼうとの通信施設などの見学と説明を受けました。昔の仲間に助けられました。時間も長く疲れたと思いますが、皆さん熱心に聴いてくださいました。宇宙関係は、対外的には、現在基本的に米国との協力関係のみですが、タイの方々とも交流ができたら、と思います。
We watched the mockups of satellite, “KIBOU” a part of space station in the Space Dome, a training facility for astronaut, developed many kinds of on-board equipment and space station operation facility.   My old collegue helped me.  Although long time visit made them tired, they kept concentration and polite attitude.  Although Japanese international cooperation is limited mainly to USA at present,  we hope cooperation with Thailand in future.  



というわけで、JAXA16:30すぎに出発、本学に戻ってきたのは、予定を1分超過した19:01でした。チュラの学生さんにとって、よい経験になった見学であったと思いたいです。皆さん、お疲れ様でした。
This is all of technical tour on 26th.  We departed from JAXA about 4:30, and arrived at KAIT at 19:01.  19:00 was a schedule, so it was very punctual.  We hope that this tour was good experience for Chula. students.  Everybody, thank you for attending the tour!!! 


本見学ツアーは、国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)「日本・アジア青少年サイエンス交流事業(さくらサイエンスプラン)」に採択されたプログラムの一部として行われました。
This technical tour was supported by Japan-Asia Youth Exchange Program in Science (SAKURA Exchange Program in Science) provided by Japan Science and Technology Agency (JST). 

 

 

2015年5月29日金曜日

平成27年度第1回のi-Androidの会が開催されました[5/27]

5月27日(水)の夕刻に情報工学科のi-Androidの会の平成27年度の第1回が開催されました。今回は、学生13名、教員8名の参加でした。
山本先生のよる趣旨説明
最初に山本先生から開催の趣旨説明がありました。会の名称のAndroidに限らず、「情報システム開発、各種情報処理、プログラミング等を広く対象とする」ということと「きっちりとした学会発表にこだわらず、学会発表や卒研発表の前段階でのプレゼンテーションの敷居を低くしたい」という趣旨が説明されました。是非とも学生の積極的な参加を期待します。
中澤くんの発表
最初の発表は、中澤 舜(田中(哲)・鈴木研)君の「開発メンバーの担当と負荷を可視化するアジャイルソフトウェア開発向けカンバンボードの試作」です。次の日に学会で発表するということで、発表としての完成度は高かったと思います。

須藤先生の「やりたいこと」
続いて、須藤先生の「Androidアプリ開発における目的と手段  ソーラーEV編」ということで、ソーラーカー・レースで「やりたいこと」があり、その実現のためにAndroid端末をどのように使って開発したら良いかという相談の発表でした。須藤先生は、i-Androidの会への参加も発表も初めてということでしたので、是非、今回の報告もお願いします。
田中博先生の発表
次は、田中博先生の「当研究室の取り組みとAndroid端末」という発表でした。田中博研究室での取り組みの紹介と、興味のある学生の参加募集という内容でした。(「未発表の内容が含まれるため、"i-Androidの会"限定」とい文字があると、ちょっとビビリます。)
田中研の秘密兵器「ハコスコ」投入
田中研究室の秘密兵器「ハコスコ」が披露されました。元々は、ダンボール製のビューワーとスマホを使ったVR(バーチャルリアリティ)サービスですが、披露されたのはプラスチック製の高級モデルでした。
山本先生のNetLogoによる「夢コン」のポスターセッションでの人の流れのシミュレーション
最後に、山本先生の「2つの強力なプロトタイピングツール(NetLogo & MIT App Inventor)」という発表でした。エージェント型プログラミング言語および統合開発環境であるNetLogoで、今年度の「KAIT夢コン」で行なわれる予定のポスターセッションでの見学者の流れをシミュレートした例を紹介していました。

この先、何回かi-Androidの会の開催が予定されていますので、興味をもった方は、是非参加してください。

平成27年度のi-Androidの会の情報は、こちらのリンク先にあります。次回は、7/1(水)に開催します。

※今回が、[通算第29回]ということですので、次回は記念すべき30回でしょうか。

2015年5月28日木曜日

LOVE注入

研究室のPCですが、1,2年に一度動かないものが出てきます。そして、どのパーツが壊れたのか、特定していくと、何故か直ります。そんなことを毎年繰り返しています。番外編としては、落雷の後に、プリンタが直ったという話もあります。
  • パーツの相性  (リンク
  • PCのマザーボード壊れる(リンク
  • 落雷でプリンタが治った(リンク

今回の症状は、『電源を入れると、「ファンが回り始めるが、すぐ止まってしまう。そして、また動き始める」を繰り返すです。

まず電源を疑って、電源を交換してみますが、症状は変わりません。次にハードディスクを疑ってハードディスクを交換してみましたが、症状が変わりません。

扱いがぞんざいなのがいけない、すなわち「愛が足らない」のではないかという指導教員の指摘の元、マザーボードのコイン電池を取り出し、ぎゅっと握り締め、LOVE注入します。そして、起動してみたところ、無事動きました。 
 
LOVE注入中です

いつもはPC同士の部品交換で直りますが、今回は部品交換なしで直りました。変更点をあえてあげるならば、愛情という部品が加わったということでしょうか?
無事、起動するかお祈りしています

エビちゃんがレクチャーしています

 エビちゃんが卒業研究で開発した「創生電力マネージメントシステム」に関しては、実に多くの記事を書いてきました(例1テレビ出演)、例2展示会出展)、例3学会での受賞))。彼から掲載料をもらいたいくらいです^_^。その中で、単に試作にとどまらず、実用に向けた取り組みも行っています(リンク)。やはり、システムは使ってもらってナンボです。その一環として、ECO推進室と連携したことは既に報告しました(リンク)

 報告がちょっと遅くなりましたが、去る25日の夕方にECO推進室の方々へ、本システムの利用に関する説明会を開催しました(ってゆーか、開催したくお願いしました)。本システムがどのようなものなのかは、上記例を見ていただきたくお願いします。

説明している海老原君。緊張していたらしいです。確かに硬かったですね。ユーザには技術的な説明よりも(技術に関することは取説の後ろのほうにまとめて)、使い方のポイントや今回のシステムの利用時間とそのときに創られる電力量がeneloop何本分に相当するのか、ってゆーようなことを説明すべきですね。それがユーザのモチベーションにつながるはずです。特に、今回はニッケル水素電池なので、電圧と充電量の関係はわかりづらいですね。そのように、軌道修正しましたが。

 加えて、対象はボランティアでやってくれる学生諸君なので、もっと笑ってもらえるようなことを言って(修士と言うことで先輩でもあります)、楽しい雰囲気にできるといいですね。私にはできませんが、エビちゃんならできると思うので、今後はそうしてください。

これが、人力で充電したeneloopの利用先である人感センサーLED灯です。既に学内の駐車場に設置されています。今後も追加していくそうです。つまり、使い捨て型の電池の利用や商用電源を使わずに、ECO推進室のメンバーによる人力発電で夜間の駐車場の照明を実現するということです。まさしく、ECO活動に寄与していることになります。

 ということで、卒論で取り組んできたことが、学内で有効に利用されようとしています。ワタシ的には素晴らしいことと思います。卒論のための卒論ではなく、役に立てる卒論、皆のためになる卒論を目指してやっていることが、このようなことにつながっています(ちょっと、カッコつけすぎました)。

 

2015年5月23日土曜日

駅貼りポスター -IT夢コンと蒼あんな・れいなさん-

 IT夢コン、今年もやります。シリーズ化した記事が出ていますね。直近のものはこちら。その末尾の“勝手”バックナンバーで今年の全ての記事のリンクが貼られています。“勝手”バックナンバーってゆーネーミング、GOODですね。やはり、取り組みは多くの人に認知してもらうことが重要です。ということで、今年も駅にポスターを貼り出しました。大学のある小田急線 本厚木駅と町田駅です。


これがそのポスターです。右上の神奈川工科大学主催の文字が見えますか? 華やかなポスターになっていると思います。右下の女性は、2011年の初回から特別審査員を担当してくれている蒼あんな・れいなさんのご姉妹です。彼女たちのブログはこちらです(リンク)。

 工科系の大学と言うことで、どうしても男子中心のイメージがありますが、情報系は女性が活躍できる場も多いと思います。ところで、このコンテスト、特別審査員の条件として、以下の要件定義?をして人選しています。
 
条件1:発表者に対して、適切な質問やコメントと客観的な審査ができること
条件2:応募してくれた高校生、中学生に温かく接してくれること
条件3:会場全体の雰囲気を明るく出来る華、オーラがあること
条件4:参加した高校生、中学生や引率した先生方との記念撮影に気軽に応じてくれること
 
  小生もそこそこ条件を満足していそうですが(!!!)、駄目ですね。写真にも喜んで応じますが、依頼がなさそうです。いわんや、華やオーラおや。加えて、意地悪な質問をしそうです。彼女たちは、上記条件をしっかりというか軽々とクリアしています。Eテレの教育番組への出演や、最近では富士通のタブレット端末の学校教育への利用のCMへの出演などもあり、本コンテストのイメージにもぴったりですね。


右下の箇所を拡大撮影しました。この写真がどうのこうのいうつもりは全くないですが、実物はこれ以上に圧倒的に、無条件に美しいです。去年お会いしたときは、彼女たちに「ものすごく綺麗!!」と正直な気持ちを述べました、ってゆーか自然にそのような言葉が口から出てきました。すみません。完全にブログを私物化?しています。反省します。


応募を検討している生徒さんにとっては、そろそろ書類提出締め切りが近づいているので大変なときになりそうです。どうしようか悩んでいるのなら、是非応募してください。やらない後悔よりも、やった後悔のほうがはるかに意義があります。もちろん、応募したことによる後悔は発生しないと思いますが・・・

 

2015年5月22日金曜日

今年も開催しますIT夢コン! ~創造力学びの振り返り実施します3~

IT夢コンの開催説明が連載化してしまいましたが、今回が本当の最終回です。最初は、いつもの通り、告知です。今年のIT夢コンは、

募集テーマ

(1)ITで解決する社会の問題
(2)ITを活かした未来の○○
(3)ITで盛り上げる東京オリンピック

募集期間:4月6日(月)~6月15日(月)

です。高校生のみなさん、是非とも応募してください。

さて、前回前々回で創造的なアイディアを作る際の方法について書かれている書籍と、方法についてさわりだけ説明しました。そして、IT夢コンの目的である、「創造力(中略)を高めること」に役立ちそうな研究があったというところまでお話ししました。今回はその概要と、振り返りの実施の関係について説明します。

創造力の向上について、簡単に言うと、創造的なアイディアを生み出す学習のプロセスでどのような取り組みをしたのか、その取り組みを通して何を学んだのか、を振り返ることによって、創造力が向上するというということ(らしい)です。

この課題に取り組んだ際に学んだことを、認識することを「メタ認知」と呼ぶようです。ここでは、創造力についてを題材に説明しましたが、メタ認知自体は、創造力の向上・学習だけでなく、学習全般に応用できるという研究成果が出されているようです。(完全なにわか勉強ですが、文部科学省が実施している育成すべき資質・能力に関する検討会の資料にもこの言葉が登場しています)

ちなみに、メタ認知の「メタ」は高次元のというような意味で、ここでは、学習していること自体を認識し、それについて考えることを指しているようです。例えば、英語の勉強をしていて、その勉強方法が、効率的かどうか考える、というようなことが、学習におけるメタ認知になるようです。

と、難しい話はさておき、私たちの目的(=創造力の向上)を達成するには、教育の専門家の研究成果である、「創造力の向上には、創造的なアイディアを生み出す課題において、工夫した点を振り返ることが有効である」を使わせてもらうのがよいと考え、その実現方法として、IT夢コンの参加者の皆さんに創造過程の振り返りを実施してもらおうと考えたわけです!

そして、この振り返りについても、IT夢コンでフォローさせてもらおうと思っています。具体的には、ジャンプ賞という賞への応募をお願いしようと思っています。ジャンプは、ホップ・ステップ・ジャンプのジャンプです。「ホップ」は、IT夢コンに応募するために、最初の創造力を発揮する過程です。そして、書類選考の結果、プレゼンテーションを作成する際に、アイディアに磨きをかけると思いますので、その過程を、「ステップ」としました。

そして、先ほどから説明している、振り返って創造力の向上につながった工夫についてをまとめてもらうことが、「ジャンプ」です。考えっぱなしではなく、工夫した点を振り返ることで、IT夢コンの目的の一つである、「創造力の向上」の実現を目指します!

とは言いつつも、まだ、やり方は検討中です。6月上旬をめどに、実施の仕方を発表いたしますので、コンテストのHPを是非ご覧ください。

IT夢コンも5年目ということで、「原点回帰でやり方を変えてみよう」、の趣旨を説明してきました。創造力のお勉強で読んだ「スウェーデン式アイデア・ブック」に、”失敗するほどいい”という方法も載っていました。失敗によって、成功に近づくとの趣旨です。もちろん失敗するつもりはありませんが、今回のプログラムの見直しが、参加してくれる中高生の皆さんの能力の向上につながるように、しっかり運営していきますので、応募の方、よろしくお願いします。

応募締切まで、1か月を切りましたが、最後にもう一度、告知をさせてください。

募集テーマ

(1)ITで解決する社会の問題
(2)ITを活かした未来の○○
(3)ITで盛り上げる東京オリンピック

募集期間:4月6日(月)~6月15日(月)




【勝手バックナンバー】
その1 今年も開催しますIT夢コン!
その2 今年も開催しますIT夢コン! ~応募テーマの説明~
その3 今年も開催しますIT夢コン! ~応募テーマの説明2~
その4 今年も開催しますIT夢コン! ~ポスターセッションします~
その5 今年も開催しますIT夢コン! ~創造力学びの振り返り実施します~
その6 今年も開催しますIT夢コン! ~創造力学びの振り返り実施します2~
(番外編)IT夢コンと高校生新聞

大盛り無料(第2食堂)

本学には食堂が4箇所あります。そのうちの第2食堂と呼ばれる食堂では、大盛り無料のフェアをやっているようです。タイムサービスのようです。

第2食堂はタイムサービスで大盛り無料です。
 さて、食事を終えた後食器を返すところに、献立の張り紙を見つけました。これがもっと気軽に見られるようになっていると良いなと思いました。
食器返却口そばの献立表
追伸
 6月1日から、第2食堂の営業時間が変わるようです。お気をつけください。

電子レンジを持って授業へ!

おそらく「モバイルコンピューティング」という科目の授業へ向かう風景です。研究室にある電子レンジを持って、教室へ向かっています。
電子レンジを持って授業へ向かう先生と電子レンジを運ぶ生徒
 電子レンジを使用すると電波が乱れることから、電磁波が出ていることを視覚的に学んでもらうのが目的のようです。

本学の教員は、学生さんに興味を持ってもらうために、様々な工夫をしているのが分かります。

2015年5月18日月曜日

神奈工ゼミ LINEスタンプ

一時期,ファンも多かった神奈工ゼミの復習です.神奈工ゼミのコンセプトは以下の通りです。
神奈川工科大学に入学すると、みるみる、知らぬ間に実力が付く (^_^)v。
ちょっぴり恋の予感も (*^_^*)
神奈川工科大学の良さをマンガでアピールしたいと思いつつ,7年くらいが経った一昨年,ついにマンガを描いてくれる学生さんが現れました.そして出来たのが神奈工ゼミです. 電子的に公開していますので,良かったらぜひ見てください.

第3話を希望する声も少なくないですが,まだ完成していません.そんな中,神奈工ゼミ LINEスタンプがでました.
40個で120円です.第3話執筆の応援になると思います.良かったら買ってあげてください.

神奈工ゼミ関連の記事は以下の通りです。
  • 神奈工ゼミ 第一話! 授業選択ってどうするの?編 (リンク
  • 神奈工ゼミ 第2話 基礎教育支援センターってどんなとこ?編 (リンク
  • 神奈工ゼミ 作者描き下ろし 年賀状(リンク
  • 完売御礼 神奈工ゼミ年賀状(リンク
  • 人気投票(神奈工ゼミのキャラ) (リンク
  • 「進研ゼミじゃないですか!」 (リンク
  • 神奈工ゼミ LINEスタンプ (リンク)

新入生歓迎会(ソフトウェア工房)

5月の連休中の5月8日(土)に,ソフトウェア工房の新入生歓迎会が開かれました.

歓迎会開始前です
歓迎会は,ライトニングトークという技術的な話というか,ネタを話すようです.これがきっと,上級生の自己紹介になっているのだと思います.
ライトニングトーク中の模様
名前が分かるように,名札をつけています.名札が無い人は,ガムテープを貼り,そこに名前を書いています.
名札,またはガムテープの名札です
 大学院を卒業した先輩もコスプレして駆けつけてくれました.
先輩,生き生きとした顔してますね
先輩が料理を手に持っているのは,余った料理で,会場を換えて二次会をするためです.二次会も,さぞ盛り上がったことでしょう.

気になる料理ですが,第4食堂(カフェテリア)で頼んだようです.
第4食堂で頼んだ料理の一部です
第4食堂で頼んだデザートの一部です
歓迎会も終わったので,1年生も交えて本格始動でしょうか? 活躍を期待しています.

2015年5月16日土曜日

学生諸君からの逆襲

 学生諸君には日頃から遠慮なく、言いたいことを言っています。「俺が学生時代は、・・・」なんてゆーよなーことはしょっちゅうです。私の学生時代を知っていないので、当然、好き勝手なことを言っています。モテモテだった、なんてことはわざわざ言わなくても・・・。そのような中で、「まだ終わっていないの?」、「何、だらだらやってんの?」なんて失礼?なことも当然言っています。

 某研究室では、学生の途中経過、検討状況、実験結果などをデジタルペーパー(リンク)に入れてもらって、教員が通勤途中などで確認できるようにしています。このデジタルペーパーのよいところは、学生の資料の上から手書きで直接コメントを書き込めることです。紙と同じようにやれます。オヤジにはありがたいです。卒論の時期は特に重宝します。大量の紙を持ち歩くことは、健康にも悪いです(本当は、体が鍛えられてよいはず)。


これが、そのデジタルペーパーです。多くの学生諸君の検討資料が入っています。これは、柴田君の検討資料の表紙のようです。これを電車の中、朝のCafé(おしゃれですね!)などでチェックし、コメントバックします。学生の状況がよくわかるし、自分の勉強にもなりますね(論文のPDFも保存できます)。


ところが、このところ気力がなくなったのか、原因が不明ですが、このデジタルペーパーを用いたチェックが滞るようになってしまいました。いけませんね。学生の検討内容を把握しておかないと、彼らを支援することはできないです。

 
 学生諸君が私のために?チェックシートを作ってくれました。デジタルペーパーに格納した検討資料一覧で、私がチェックしたかを記録してくださいってことでした。要するに、早くチェックしなさいってゆー無言の圧力ですね。新たに加えられた資料はデジタルペーパーの中で確認できるのは当然ですが、一見して分かる(分からせる)ということで・・・。確かに学生には可視化せよ、と常々言っています。


これが、そのデジタルペーパーに貼られたチェックシート。いろいろ入れてくれているようです。


そろそろ真面目に見ないと、学生諸君から職務怠慢の罪で怒られそうです。まぁ、私も年齢も年齢なので学生諸君とは異なり、体力、気力がなくなってきているので、その分は割り引いてもらえると思います。週末はチェックして、厳しいコメントバックで倍返しを狙います。

研究会で発表しました

 M1の柴田君が電子情報通信学会の「知的環境とセンサネットワーク研究会」で昨日発表してきました。さっそく報告してもらいました。青字は私の追記です。
 
+++++++++++++++
情報工学専攻1年の柴田です.5/15ASN研究会(Ambient intelligence and Sensor Networks)で口頭発表を行いました.自分の記録という意味も含め報告記事を書かせていただきます.

教職員の皆様が書くようなバラエティに富んだ内容ではないことをお許しください.
(Varietyに富んでいる必要はない。面白い記事であればよい。できれば、笑わせてほしい。)

学会発表の会場は東京電機大 北千住キャンパスでした.よって今回は日帰りの発表となりました.だから、私が同行しないのだろう、というのは、邪推といいたいです。

北千住駅から徒歩1分と,非常にいい立地でうらやましいです.もはやキャンパスでは無く,商店街と合体しているようでした.でも、その分研究室の広さ、机の割り当てとかの問題があるかも知れません。他人の芝生は青く見えるものです。

しかしスマートフォンの地図の見方を間違えて到着に10分近くかかってしまいました.情報系にあるまじき失敗でした.またその他にも,総合受付の場所が分かりにくく迷いそうになったり(ちょうど通りかかった電機大の先生に助けてもらいました),発表会場が急遽変更になったりとアクシデントが多発しました.どうして最近の人は情報機器に頼る、無条件に信じるのでしょう?(今回は、信じたわけではないと思いますが)外国では、場所によっては、GPSの座標値と地図が合致していないこともありました。そのときは、学生の情報機器よりも私の野生の本能の方が、役立ちました。

学会発表は何が起こるか分からないので,十分時間を持って行動する必要があります.
もはや早すぎるくらいがちょうどいいとすら思います.学会よりも就職活動で会社に行くときの方を気を付けてください。

そんな浮足立った状況で口頭発表を行いました.気を付けてください。これを就活時にやると負けパターンになります。

発表タイトルは"電動車いすの屋内環境下での高精度な自走方法とその評価"です.


(写真はほ本学ネットワーク・コミュニケーション学科の塩川先生に撮っていただきました.ありがとうございました.)


事前に練習をしていたおかげで発表自体は滞りなく済みました.
先日のブログでも記事にしていただきましたが,今回はデモ動画を用意していたため,
発表内容自体が伝わらなくとも,デモ動画のおかげでイメージを掴んでいただけたと思います.


話が伝わった(と思いたい)分,この分野に詳しい方からはアドバイスや厳しい意見をいただきました.
(1)「LRFとカメラを組み合わせて走行する研究が既に行われている.これなら人や動物などの対応もできるが,なぜLRFだけを使っているのか.」

(2)「スマホなどに入っているジャイロセンサと組み合わせて,位置推定の補助をしてはどうか」

(3)「デモ動画では部屋の扉が閉まっていたが,開いている場合の対応は今後どのように考えているのか」

などでした.

質問に対する受け答えは正直褒められたものではありませんでした.(謙遜なのか事実なのかは不明)
想定していた質問に対してはすぐに言いたいことが出てきますが,
そうではない(今までされたことの無い類の)質問にたいしては適切な回答がなかなか出ませんでした.
もっといろんな質問を想定しておくべきだったと反省しています.
(普段から意識を高く持つこと、周辺分野を勉強しておくことが重要です。とかく、学生の発表はその一点のみの話になります。仕方ないけど・・・)

私は今回の発表を持って研究内容を変更することになります.
今後,この研究を行っていく先輩や後輩がこの経験を役立ててくれればと思います.

以上,拙い内容ですが報告でした.
(前向きな印象が出てこなかったような気がします。報告では、前向きなトーンを基調とし、それに反省点や今後の対応などを追記するような形がよいか、と思っています。まぁ、柴田君の真面目なところが出た報告とは思いますが、もっと実態はよいはず、と思っています。過大評価でしょうか?写真写りは悪いけど、実物はいい、という例もありますね。本案件はそんなところでしょうか?)

2015年5月13日水曜日

今年も開催しますIT夢コン! ~創造力学びの振り返り実施します2~

IT夢コンの開催説明が連載化してしまいましたが、今回がおそらく最終回です。
最初は、いつもの通り、告知です。今年のIT夢コンは、

募集テーマ

(1)ITで解決する社会の問題
(2)ITを活かした未来の○○
(3)ITで盛り上げる東京オリンピック

募集期間:4月6日(月)~6月15日(月)

です。高校生のみなさん、是非とも応募してください。

さて、前回は、創造的なアイディアについてと、その思いつき方について、現在どのように理解されているかを調べた結果を説明しました。なるほど、このようにすれば創造的なアイディアは量産できるのですね…と、話はそれほど簡単ではありません。例えば、

・集めた資料はどのようにして消化すればいいのか?
・新しい組み合わせはどのようにして思いつくのか?
・思いついたアイディアはどのように具体化し展開すればよいのか?

等など、アイディアを量産するにはまだわからないことがありますよね。しかし、これらについても、いろいろな研究がなされ、方法論が提案されています。詳しくは、このブログを読んでいる、高校生諸君に勉強してもらいたいのですが、集めた資料の整理の方法の一つとしては、KJ法という方法が提案されています。KJ法は、川喜多二郎先生の「
」という本で触れられています。



また、私が目にした本では、「
」という本もありました。こちらでは、新しい組み合わせを思いつくための発想方法についてが簡単に説明されていました。この本も薄くて読みやすい本でした。



また、資料の整理や発想方法についてを「道具」ととらえてまとめた書籍として、加藤昌治氏の「考具」という書籍もありました。他にもいろいろあるようなので、興味のある人は是非いろいろと読んでみてください。


さて、そろそろ本題に戻りましょう。この2回で、創造力とか、創造的なアイディアを生む方法についての調査結果をご紹介しましたが、これらは、あくまでも、生み出す対象であり、また、その際の発想方法にすぎません。もちろん、IT夢コンで、よい成績を収めるためには、これらの考え方や、発想方法を是非とも取り入れてもらいたいのですが、IT夢コンの目的は、あくまでも、「創造力(中略)を高めること」です。

高めるためには、発想方法という道具を使い慣れることだけでなく、どのように考えていったら、創造的なアイディアが生まれていったのかを理解し、応用できるようになることといってよいでしょう。このように考えて、さらに調べていくと、そのような研究もありました。

と、ここからは、少し話が変わるので、やはりもう一回書くことにして、今日のところは、ここまでとしたいと思います。


【勝手バックナンバー】
その1 今年も開催しますIT夢コン!
その2 今年も開催しますIT夢コン! ~応募テーマの説明~
その3 今年も開催しますIT夢コン! ~応募テーマの説明2~
その4 今年も開催しますIT夢コン! ~ポスターセッションします~
その5 今年も開催しますIT夢コン! ~創造力学びの振り返り実施します~
(番外編) IT夢コンと高校生新聞