募集テーマ
(1)ITで解決する社会の問題
(2)ITを活かした未来の○○
(3)ITで盛り上げる東京オリンピック
募集期間:4月6日(月)~6月15日(月)
です。高校生のみなさん、是非とも応募してください。
さて、前回と前々回で創造的なアイディアを作る際の方法について書かれている書籍と、方法についてさわりだけ説明しました。そして、IT夢コンの目的である、「創造力(中略)を高めること」に役立ちそうな研究があったというところまでお話ししました。今回はその概要と、振り返りの実施の関係について説明します。
創造力の向上について、簡単に言うと、創造的なアイディアを生み出す学習のプロセスでどのような取り組みをしたのか、その取り組みを通して何を学んだのか、を振り返ることによって、創造力が向上するというということ(らしい)です。
この課題に取り組んだ際に学んだことを、認識することを「メタ認知」と呼ぶようです。ここでは、創造力についてを題材に説明しましたが、メタ認知自体は、創造力の向上・学習だけでなく、学習全般に応用できるという研究成果が出されているようです。(完全なにわか勉強ですが、文部科学省が実施している育成すべき資質・能力に関する検討会の資料にもこの言葉が登場しています)
ちなみに、メタ認知の「メタ」は高次元のというような意味で、ここでは、学習していること自体を認識し、それについて考えることを指しているようです。例えば、英語の勉強をしていて、その勉強方法が、効率的かどうか考える、というようなことが、学習におけるメタ認知になるようです。
と、難しい話はさておき、私たちの目的(=創造力の向上)を達成するには、教育の専門家の研究成果である、「創造力の向上には、創造的なアイディアを生み出す課題において、工夫した点を振り返ることが有効である」を使わせてもらうのがよいと考え、その実現方法として、IT夢コンの参加者の皆さんに創造過程の振り返りを実施してもらおうと考えたわけです!
そして、この振り返りについても、IT夢コンでフォローさせてもらおうと思っています。具体的には、ジャンプ賞という賞への応募をお願いしようと思っています。ジャンプは、ホップ・ステップ・ジャンプのジャンプです。「ホップ」は、IT夢コンに応募するために、最初の創造力を発揮する過程です。そして、書類選考の結果、プレゼンテーションを作成する際に、アイディアに磨きをかけると思いますので、その過程を、「ステップ」としました。
そして、先ほどから説明している、振り返って創造力の向上につながった工夫についてをまとめてもらうことが、「ジャンプ」です。考えっぱなしではなく、工夫した点を振り返ることで、IT夢コンの目的の一つである、「創造力の向上」の実現を目指します!
とは言いつつも、まだ、やり方は検討中です。6月上旬をめどに、実施の仕方を発表いたしますので、コンテストのHPを是非ご覧ください。
IT夢コンも5年目ということで、「原点回帰でやり方を変えてみよう」、の趣旨を説明してきました。創造力のお勉強で読んだ「スウェーデン式アイデア・ブック」に、”失敗するほどいい”という方法も載っていました。失敗によって、成功に近づくとの趣旨です。もちろん失敗するつもりはありませんが、今回のプログラムの見直しが、参加してくれる中高生の皆さんの能力の向上につながるように、しっかり運営していきますので、応募の方、よろしくお願いします。
応募締切まで、1か月を切りましたが、最後にもう一度、告知をさせてください。
募集テーマ
(1)ITで解決する社会の問題
(2)ITを活かした未来の○○
(3)ITで盛り上げる東京オリンピック
募集期間:4月6日(月)~6月15日(月)
【勝手バックナンバー】
その1 今年も開催しますIT夢コン!
その2 今年も開催しますIT夢コン! ~応募テーマの説明~
その3 今年も開催しますIT夢コン! ~応募テーマの説明2~
その4 今年も開催しますIT夢コン! ~ポスターセッションします~
その5 今年も開催しますIT夢コン! ~創造力学びの振り返り実施します~
その6 今年も開催しますIT夢コン! ~創造力学びの振り返り実施します2~
(番外編)IT夢コンと高校生新聞
難しい話でした^_^。
返信削除でも考えてみると、どうしてできたんだっけ?出てきたんだっけ?と振り返ったとき、何も出てこないと次のときもまた同じことになりますね。その意味では、○○をしたことによって、とか、△△について調べたことによって、とか、××君たちと○○したとき、など、その原因というかきっかけとなったことを覚えておけば、何かのときに役立ちそうですね。そういいながら私は、場当たり的にやっているので、方法論としての確立はおろか、ちょっとしたノウハウとしても残っていません、残念です。この記事を書いたような先生に出会っていれば、もっと違った人生があったと思います(大げさですが、実際にそうかもしれません)。
残しておくことは重要、というのは簡単なようで難しいです。ぜひともジャンプ賞への応募をきっかけとして、そのようなスキルを身に着けてほしいと思います。