2018年11月26日月曜日

ちょっと変わったオープンキャンパス

 11/24(土)に今シーズン最後のオープンキャンパスが開催されました。いつものオープンキャンパスとは違って、ほとんど全ての学科を一つの建物にまとめて展示するというやり方が試みられました。

 普段は、それぞれの学科が使用している棟・研究室などで様々なイベントや展示が行われているため、あまり他の学科の紹介を目にする機会が多くないのです。でも、高校生諸君は将来のビジョンがしっかりと固まっている人はそう多くない(と思う)ので、ちょっと覗いてみたら、案外と興味が出てくるかもしれません。偉そうなことを言うと、高校3年生程度の若さで自分の将来を小さく絞り込むには時期尚早である、と思います。

 というわけで、お客さんの少ないこの時期に、ためしに実施してみることになったということのようです。しかしながら、あろうことか、全部入りきらないという理由で、情報学部(3学科あります)だけ隣の建物(つまり情報学部棟、いつものところ)での実施となりました。ただし、3学科を並べて比べてみましょうという意図で、一階の3工房を使っての展示となったのでした。

 情報工学科は、自動運転や高度交通システム関連の研究紹介とデモを、清原研究室に行っていただきました。同時に、相談コーナーを設けてなんでも質問に応じるといった形をとりましたが、大盛況というほどはお客さんが来てくれませんでした。まあこの時期3年生は志望校決まっているのが普通なので仕方ないですね。そんな中、熱心に長時間見学してくださったご家族がおられまして、ブログの写真掲載を快諾してくださりました。どうもありがとうございます。OCの写真は部外者がほとんどで撮影に苦労するのです。。。

ちらっと奥に見えるのは清原教授。さすが相談コーナーの枠に収まりきらないスケールです。


 2階では学科紹介を行いました。こちらはとても大勢のお客さんが来てくれました。3学科の違いを理解していただけたでしょうか。

普段聞けないレアな田中哲雄教授の学科説明でした。

それでは、また来年のオープンキャンパスでお待ちしています。

2018年11月23日金曜日

「AMBIENT2018で発表してきました」


M1の門倉です.今回AMBIENT 2018(ギリシャ,アテネ)で発表してきましたので報告をいたします.昨年のバルセロナから早1年が経ちまして,海外での2回目の発表でした.

初めに学会発表と聴講に対する感想です.


Feasibility Experiment on Position Estimation of Various Sound Sources in Indoor Environment

口頭発表は原稿を読みながらの発表ですが,昨年よりは滑らかに話せたのかと思いますが,去年より前を向けなかったのは反省点です.また,質疑応答も聞き取れた質問はほんの一部のみで,かつその質問に対する答えも文章を頭の中で構築できなかったのはほんとに痛いです.(他のブログ記事を読んでみると皆さん出来ているようで本当にすごいです)
他の発表の聴講については,分野が近いところでしたら3割くらいは理解できたと思うのですが,分野が離れると知らない単語が大幅に増えほとんど発表内容を理解することができませんでした.

海外の学会に参加して,英語において書いてある文章を理解するよりも,話した内容を理解することのほうが何倍も難しいと今回すごく感じました.書いてあるものはわからなかったら少し戻って読み直すことで意味が分かるようになりますが,話された文章は聞き取れないとそのまま流れて行ってしまうので,内容を理解することはとても難しいです.書かれた文章を読むだけではなく,話された言葉を聞き取る力も海外の学会に参加する際にはとても重要になるとわかりました.もちろん,英単語を覚える等も必要となると思います.というよりも,そもそもこれがないと読めないし,聞き取れないです.本当に.
日本語では十分聞き取れるような音量であっても,英語ではもわもわとした音にしか聞こえず.発音を聞き取れないのでリスニングはちゃんとするべきだと思いました.

(余談として,発表者と質問者が英語で議論しているのを今回初めてうらやましいと思いました.自分もそのようなことができるようになりたいです.)

さて,反省はこの辺にして次はせっかくギリシャに来たのですからその土地ならでは,ということで観光についてですがその前にギリシャについて少し.
今回の訪問で初めてギリシャ語を見たのですが,書いてある文字からどのように発音するのか全く分からないですし,文章中に数式に出てくるΣやΠがあるので読んでいて不思議な感じがします.でも,近代の学問が古代ギリシャから始まっているのかと思うと,数式にギリシャ語を使用するのはすごく自然なことなのではないかと思いました.

観光として初めに訪れたのはアテネのパルテノン神殿周辺です.

これまで使ってきた様々な教科書に掲載されてきたパルテノン神殿を間近に見るのは少し不思議な感じがします.ヨーロッパは石造りの文化なので,こうやって古代に建築されたものが風化しながらも,現代に建築物という形によって思想を受け継いでいるようです.


パルテノン神殿近く.

白い石が青空に映えてとても素敵な景色です.そして,ギリシャはこの時期でも日中は暑いぐらいなので半袖がちょうどいいような陽気です.また,このパルテノン神殿は丘の上に立っていてアテネ市街を見渡すことができます.訪問した時には足場が組んであり修復をしているようでした.
この周辺の場所に入るときには入場券が必要で,パルテノン神殿以外に複数の場所に入れるパスは5日間有効で30ユーロするのですが,後世にこの遺跡を残すためなら全く損はないような金額だと思いました.


次に向かったのはアテナイのアゴラです.パルテノン神殿から目と鼻の先にある場所です.アゴラの中にあったこの建物はパルテノン神殿と似たようなデザインでサイズは少し小さいですが,保存状態はパルテノン神殿より良好にみえます.


次なる訪問場所はエーゲ海に浮かぶ島々です.

イドラ島にて

訪れた島は,写真のイドラ島,ポロス島,エギナ島の3島です.
どの島も山に向かって建つ建物と海との対比がとてもよく,すごくきれいな景色でした.また,エギナ島は近代ギリシャで最初に首都だったらしいのですが,店が立ち並び栄えている景色を見ると確かにそのような雰囲気があります.

最後に,今回の学会発表に伴うギリシャ訪問は,海外の学会という面においても,世界を知るという面においてもとても良い経験になったと思います.そして,今回の記事で書いたことを忘れずに次につなげていけたらと思います.

これで,AMBIENT 2018の発表報告を終わります.

国外学会学生出張引率報告 

 学会が終了した今夜になっても、なかなか書くべき内容が整理できませんが、彼(門倉君)にも書いてもらうことになっているので、私は私なりに感じたことなどを(彼とは、分担の相談はしていません。お互いに報告記事を、ということにしています。冗長な箇所があれば、それはそれで同感ということでご認識ください)。

 参加学会は、11/18-22にアテネで開催されたInternational Conference on Ambient Computing, Applications, Service and TechnologiesAMBIENT********には年号が入ります)と言われている会議です。類似の会議も併催されているので、まとめてNexTechと総称する場合もあります。ここで論文発表するM1の門倉丈君の引率が私の基本ミッションです。論文タイトルは、彼の記事に出るでしょう。


アテネについたとき。日付が変わり、深夜2時ごろでした。深く考えませんでしたが、ドバイ経由、イスタンブール経由という手もありました。料金的にもそうすべきだった、という反省があります。発想が固まっています。


その日は、時差ぼけを解消ということで。とにかく、日を浴びる、体を動かす、ということで。夕方からのパネルの様子を見ました。

発表前の機器確認。重要なことですね。ホテルの会議室を会場にしています。椅子を並び詰めても20席もないくらいです。

(発表の様子:写真は彼の記事にでるはずです)
彼の発表中の様子:座って、パソコンに表示させたカンペを読み上げた人もいましたが、たとえ紙を持ってもこのように、立ってプレゼンをした方がよいと思います。基本、すべての発表者は立っていました。きちんと発表していました。今後の課題は、私を含めて、質疑応答をより滑らかにすることですね。日本の学会でもかみ合わないことがあること、互いのベースが異なるので、ある意味仕方ないと甘えたくもなりますが、それではNGです。

こちらは私の分。小生も登壇しました。話すことは、事前に練習もできるし、まぁ、なんとかですね。問題は、専門が異なる、というか視点が異なる人とのインタラクティブなやりとりです。

学会のバンケットでの一シーン。ギリシア舞踊です。その後、小生も加わりました。女性の隣にいきたったけど・・・。イランから英国へ、ベラルーシからアイルランドへ学びに行っている学生がいました。

某公立大学の先生とご一緒した夕食メニュー。ギリシア料理を味わいました。値段的には、日本よりちょっと安いくらいかな。欧州は一般に日本より高いけど・・・(国にもよりますが)

場所は異なりますが、ゴッホの“夜のカフェテラス”を思い出しました。車は余分でした。テーブルも外に出ていませんね。でも、その雰囲気は確かにありました。

 何とか、引率のミッションは完了しそうです。これから、バイキングの食事をしてから空港に向かいます。朝食を食べ過ぎないようにすることと、空港でのトラブルに注意です。乗り継ぎが無事完了するまでは、気を抜けません。

■感想など
・日本人の発表は、一つの成果としてまとめ上げたという安ど感を感じます。一方で、外国の、特に若い研究者のそれは、これを一里塚にして今後さらに発展させようという意欲を強く感じました。
・セッションの会場が狭いことも関係あるのか、日本の学会と比べて内職している人がほとんどいません。とにかく、人の話を聞く、という意識は高く、多くの人が積極的に学会に参加しています。
IoTAIはここでもテーマの根幹をなしています(そういう学会ですね)。(センサ)データと機械学習を組み合わせて、***が一つのターゲット。***が日ごろの問題意識が出てくるところかと。技術だけではないですね。
・9時開始、19時過ぎまで、セッション、パネル討論が連日あります。日本の学会より長時間です。日本人は本当に働きすぎなのか?受付の女性は8時ちょいすぎには座っていました。
・加齢のためか?なかなか順応しきれません。テレビのONの仕方やエレベータの操作は門倉君に教えてもらいました(エレベータはいろいろ癖がありますね)。道案内も頼りました。これからは、スマホの使い方次第で、***が大きく変わると感じました。本能で***、は通用しません。
・キーノートで心に残った発言
“パックがどこに来るかを予測して動く”(パックとはアイスホッケーで使用するボールのようなもの)、“木に登る方法の延長で、月には行けない” というたとえ話があります。要するに現在の延長上のみで考えるのではなく、着想、発想の飛躍が必要と感じました。

2018年11月21日水曜日

電気学会情報システム研究会で発表しました

田中哲雄研究室に所属しています、情報工学科4年の安部功亮です。

11月9日から10日にかけて、石川県金沢で開かれた電気学会・情報システム研究会に参加しましたので、そのもようを報告いたします。

実際の発表内容と様子が以下になります
・安部功亮,田中哲雄,松本 一教:穴埋め式ワークブックシステムの実用化に向けた機能拡張

発表の様子
今回、初めての学会でしたので発表前は非常に緊張していました。
発表中はなんとか落ち着いて発表練習通りに近い発表が出来たと思っています。
質疑応答時では質問に対してしっかりと返答が出来ないことがあったのでそこは今後の課題となりました。貴重な意見もたくさんいただき、今後に向けてたいへん参考になりました。

最終日には兼六園と金沢城へ行きました。
兼六園:紅葉の季節で真っ赤に色付いてます
金沢城:かなりの大きさです
初めての学会発表は多くのことを経験することができ、とても良い経験となりました。
これを糧に今後の研究を進めていきたいと思います。

2018年11月19日月曜日

11月16日 展示会で最新情報工学を収集してきました.AIが流行っていました.


11月16日 展示会で最新情報工学を収集してきました.AIが流行っていました.


 世の中の技術の推移は激しく,特に情報関係の技術は日進月歩ではなく,分進秒歩と言われています.情報工学科の教員としても世の中の技術動向を論文だけでなく,企業がどのように最新技術を扱っているのかを色々と調べることが必要です.


 11月16日に「ET & IoTTechnology 2018ET/IoT総合技術展)」を見学してきました.場所はパシフィコ横浜で,みなとみらい線のみなとみらい駅から歩いて5分程の所に展示会場があります.中に入ると沢山の企業と沢山の人・人・人・・・・16日は1万人近い来場者があったようです.


  

 この展示会は基本的に組み込みおよび IoT(Internet of Things) 関係の展示会なので,ハードウェア関係が多いのですが,今の時代ハードウェアだけでは売り物になりません.よってどのようにソフトウェアやアルゴリズムをハードウェアに入れて,高性能な処理をさせるか,ということになります.


 ざっと回ってみて,人工知能(AI)や画像認識関係の処理が非常に多いことが今年の特徴でした.特にエッジコンピューティングやエッジAIという用語があちらこちらで見受けることができます.


 


 エッジコンピューティングとはクライアントに近い所でデータ処理をすることであり,IoT のようにセンサーからの大量のデータを上位のコンピュータの負荷を掛けることなく端末側で処理をしましょう,という技術です.分散処理と考えると当たり前と言えば当たり前ですが,今までは大量のデータを小さなコンピュータで処理するこが難しく,Raspberry Pi のような小型コンピュータでも処理ができるようになってからこの分野で頑張る企業が増えました.


 エッジAIはディープラーニングを使ったAI(ニューラルネットワーク)をエッジコンピュータ(端末側)で処理をしましょう,というものです.今年の展示会ではニューラルネットワーク処理についてコンピュータを使うのではなく,LSI技術を使って高速に大量のデータを処理しましょうという流れがありました.その中でも認識技術(音声・画像)処理の展示が多くあり,各社その為のハードウェアを紹介していました.

Intel (皆さんのパソコンの CPU を供給しているメーカーです)でも FPGA (field-programmable gate array) による RNN(Recurrent Neural Network) の設計についてのデモがあり,非常に簡単にニューラルネットワークのLSI化ができることが示されていました.これにはちょっとびっくりです.こんなに簡単に性能が高いAIがLSI化できるなんて...  ちなみに【ここ】に Intel の FPGA AI 動画があります.単なる宣伝ですが.

あとは面白いところで東芝がジェスチャでプロジェクタの画面を制御するという展示がありました.うちの研究室でも昔キネクトを使って同じようなことをしていましたが,最近はジェスチャ認識の小さなデバイスがあるため,小型化ができるとのことでした.



またIoT技術を使って簡単にコインパーキングにすることができるという展示もありました.説明を聞くと今の技術でも十分に実現可能なのですが,これが発想の力なのでしょうか,賞をとるだけのアイデアだなーと思いました.本学で実施している「夢コン」のアイデアも数年後には実現できる,または実現しているようなものもあるかもしれませんね.


こんな感じで展示会をざっと数時間かけて回りました.なおこの時期になるとみなとみらい駅のあるクイーンズスクエア横浜ではクリスマスツリーが飾られます.毎年趣向をこらしたツリーなのですが,今年は大きな時計が飾られていました.時間は合っていませんでしたが..




また来年の展示会に行って世の中の流れを汲み取ってみたいと思います.



2018年11月18日日曜日

ある研究室の懇親会with先輩

 研究室の懇親会の日にちと先輩がやってくる日が合致してしまいました。困った、と思いましたが、災い?転じて福となす、は重要ですね。人間万事塞翁が馬、というのは関係ないですかね。先輩の講演中の写真は撮影者が不在なので、どこにあるのか分かりませんが、宴会の写真はあったので、早々にアップします。

左の茶色のセータが研究室の先輩の布施さん(平成25年度卒)です。彼の講演後の宴会にお誘いし、快よく参加してくれました。布施先輩はある企業に就職後、その企業での活躍がある会社の目の留まり、ヘッドハンティング会社の仲介で、その某超有名企業(私が学生時代は、もっとすごかったです。いまもすごいですが)に就職しました。


3年のセミナー生が主役の宴会に研究室のメンバーも加わりました。もちろん、不在者もいましたが・・・。今年は女子学生がいないこともあり、写真全体が暗いトーンとなっています。似たような構図しかないこと、宴会で何を話したのか記憶が残っていないので、書く内容がありません。ちなみに、「書くのが苦手なのではない、書く内容がないんだ」とか「内容がないようだな」とは、私が学生に言うセリフです。(筆者注:やんわりと言っています。)

記念撮影?やっと先輩のご尊顔が写っている写真がありました。やれやれです。彼は学生時代の彼に対する私の対応ををよく覚えていました。覚えてくれていた、と言うべきかどうかは、読者のご判断に任せます。当然、私は忘れています。学生には心して対応しなければならない、と改めて気が引き締まりました。

 布施先輩は、この後、社に戻って仕事を再開するということでした。「残業代を稼がなければならないから」、なんて言い訳?をしていましたが、そのような仕事熱心な先輩だからこそ、こうして大学で講演できるということを後輩諸君は敏感に感じてほしいものです。会社から「行ってこい」、と言われることは評価されている証ですね。

2018年11月15日木曜日

野木秀子客員教授古希のお祝い

客員教授の野木秀子先生が古希を迎えられました。そして、その野木秀子先生を慕って50名の方が集まり、お祝いをしました。
キャリア研究会のメンバーによる集合写真
野木秀子先生のご活躍は書ききれません。至極簡潔に書かせていただくと、日立入社後、CIJに入社し、CIJアメリカ支社長、CIJ常務を務めました。教育方面では、ヤンキー先生(義家弘介 議員)が参議院に立候補するにあたって横浜教育委員会を辞職した後の後任を務めたり、文部科学省の委員も務めました。現在の主な活動は、キャリア研究会を発足し、会長としての活動などをしておられます。
Googleで「"野木秀子"」で検索した結果
古希のお祝いに集まったキャリア研究会のみなさんは、IT系の人が多いですが、行政書士、歌手、能のプロデューサーなど、様々な職種の方が参加しています。
野木秀子先生は、IT分野の発展、女性の社会進出、異業種交流などなどの沢山の分野でお力を発揮されております。これからの益々のご活躍をお祈りするとともに、本学学生にお力添えをお願いしたいと思っています。

追伸
 以下は、過去のブログ記事からで、ご主人の野木兼六先生の古希のお祝いの様子です。

  • 野木先生快気祝い&古希祝い (リンク)

「野木先生快気祝い&古希祝い」に集まってくれた皆さんです(再掲)

2018年11月14日水曜日

International collaborative seminars of KAIT ICT-specialized course and PENS / ICT特別専攻とPENSの協調学習セミナー

10月25日(木)に、国際交流の一環として、ICT特別専攻学生(1年生と2年生)とPENS学生の協調学習セミナーを行いました。セミナーはICT1年生と2年生で別々に行い、それぞれの学習内容は下記のようになります。

(1)2年生向けの内容: "ブレインストーミングで人工知能を用いたアプリケーション考案してみよう"
(2)1年生向けの内容: "Arduinoを体験して学ぼう"

On Oct 25 (Thr), we had seminars of collaborative work for the international exchange between students from KAIT ICT-specialized course (KAIT honors program) and students from PENS. Two seminars were conducted separately for 1st-year KAIT students and 2nd-year KAIT students, and each seminar had different topics as follows:

(1)Topic for 2nd-year students: "Brainstorming for applications of Artificial Intelligence"
(2)Topic for 1st-year students: "Experiencing and Learning Arduino"

Fig.1: Listening to explanation about a method of 'visual thinking'


Fig.2. Brainstorming for "what is AI?"

(1) Brainstorming for Applications of Artificial Intelligence
ICT2年生3名、PENS生4名、宮崎先生、鷹野研の院生1名、私で実施ました。一番の目的は、セミナーでの交流を通じて仲良くなることです!

Three 2nd-year students from ICT-specialized course, four PENS students, one master course students from Takano laboratory, and Professor Miyzaki joined this seminar. The main purpose of this seminar is to be friends each other through the session!
Fig.3: Brainstorming for "what is potential application for AI?"

まず始めにイラストを使って自分のアイディアを説明する手法や、ブレインストーミングというグループで有用なアイディアを導出する手法の説明をしました。また、ディープラーニングというAI技術の紹介もしました。

First, we studied two communication methods for introducing idea using "visual information" and deriving promising idea by group discussion called "brainstorming". After that, they learned about overview of "deep learning" that is one of modern technologies of artificial intelligence. 

セッションでは、(A)自己紹介から始まり、さらにグループで、(B)AIとは何か、(C)コンピュータの認識力が人間に近づいた場合に実現できるサービスは何か、についてブレインストーミングしてもらい、イラストで説明するという実習を行いました。

In the session, they started from (A) self introduction, and conducted  brainstorming regarding (B) "what is AI?" and (C) "what information service can be realized, if recognition ability of computer software is close to human?", and explained their answers by illustration.

Fig.4: Explanation from Prof. Miyazaki

(2) Experiencing and Learning Arduino
こちらのセミナーでは、ICT1年生4名とPENS生4名に参加してもらいました。目的は、同様にセミナーでの交流を通じて仲良くなることです!Aruduinoという電子工作キットを用いて、電子工作プログラミングを体験してもらいました。


In the afternoon at the same day, four 1st-year students from ICT-specialized course and four PENS students joined this seminar. The purpose of this seminar is to deepen their friendship as well! In the seminar, students experienced electrical device programming by learning an electrical kit called 'Aruduino'.

Fig.5 Tutorial of Arudino from KAIT students to PENS students 

Fig.6 Studying Arduino together

 どちらのセミナーも、自然に交流が深まり、お互いが仲良くなれたようです。学生達の積極性もあり、大変有意義なセミナーとなりました。またこのような国際交流の機会があれば企画していきたいと思います。

In both seminars, students spontaneously deepened their friendships and could be friend each other! Thanks to student's positive attitude, we could spend really meaningful and fun time. If we have the next opportunity like this, I am happy to plan this kind of an international collaborative seminar.


2018年11月12日月曜日

速水治夫先生退職記念パーティで話し忘れたこと

速水治夫先生退職記念パーティがありました。追加情報がありますので、ここで書かせていただきます。

会場に花束(花飾り)が届けられていました。これは、当日参加出来ない以下の卒業生・修了生達から届けられたものです.
  • 佐藤仁美さん(N科出身の飛び級生)達のグループからの贈り物
  • 情報工学科時代の3期生からの贈り物
花束と花飾り
花束に学生さんからの素敵なお手紙が添えられており、見せていただきました。掲載許可の上、ここに公開させていただきます。
OBからの手紙
この手紙を読んだ指導教員の速水先生のお言葉として「卒業後これまで、音沙汰が無かったので気にかけていましたが安心しました」とあります。(手紙中に「2期生」とありますが、彼の勘違いで「3期生」だそうです)

速水先生に限らず、本学教員は卒業生を常に気にかけています。良い報告も歓迎ですが、悪い時も相談に来てください。力になります。

以下、関連記事へのリンク集です。情報追加・修正がありますので、一度は見たという方も、再度見ていただけると助かります。
  • 速水治夫先生退職記念パーティ (リンク
  • 社会で活躍している卒業生たち (リンク
  • 速水治夫先生退職記念パーティで話し忘れたこと (リンク

2018年11月11日日曜日

Report of visiting UIB for next oversea study program / UIB海外研修プログラムにむけた視察報告


私(上村、情報工学専攻M1、UIB海外研修1期生)は,インドネシアでの国際会参加後の20181031日から111日の2日間,UIBUniversity International of Batam)へ訪問してきました.本学情報学部では2016年度から,特別専攻生を対象とした,UIBへの海外研修を実施しています.私は2016年度の研修に参加し,自身の英語コミュニケーション力の向上やUIBの学生との交流を行いました.

I (Kamimura, a participant in this program in 2017) visited UIB (University International of Batam) for two days during October 31 and November 1. KAIT started the oversea study program at UIB for KAIT students in ICT (Information and Computer Technology) special science course (honors program) from 2017. I joined this program in February, 2017, and exchanged the friendship with UIB students as well as improved communication skill in English.

Fig.1: Hendi-sensei, Tony-sensei, Kamimura, Tina-sensei

UIBでは現在,学内施設の増築が進んでおり,これにより本学における研修がさらに充実し,円滑に進めることが可能になると考えています.今回の訪問では2018年度(3回目)の海外研修(2019年2月15日〜3月15日)に向けて,UIBにおける学内施設の増築に関する所感をまとめたいと思います.

Presently, UIB is extending buildings and facilities, I thought that it would benefit KAIT students who study at UIB next year 2019 (February 15 to March 15, 2019). I would like to report my impression about some of new buildings and facilities that I saw on this visit.

まず初めに紹介したいのは,正面入り口から見て奥側に位置している建物の最上階に新設された図書館です.こちらは様々な書物が蔵書されているほか,卒業研究等に関する資料も閲覧することが可能となっています.また図書館の奥には学生が利用可能な学習机とPCが設備されており,自習室としても利用可能です.また,同施設内に複数個の会議/ディスカッション用スペースが設備予定となっています.こちらには会議用机/椅子/クーラーの他,プロジェクター等も設備されており,研究に関するディスカッションや小規模のセミナー,会議など様々な用途に使用することが可能です.

First, I would like to introduce a new library at 6thfloor of a lecture building that has a nice view to Singapore and is located at the opposite side from the entrance gate. In the library, students can use many books and materials for their study. Open spaces, where PCs and wide desks are available, are designed for self-study, and a discussion room would be provided soon for the project meeting and so on.

Fig.2: New library

Fig.3: New space for cafeteria

これらの施設はUIBに所属する学生にはもちろん、私たち海外からの留学生にも非常に有用であると言えます.特に自習室について,私たちが研修に行った2年前は,勉強をしたいと思ったとき,学内の食堂か,寮に戻ることがしばしばでした.何の気兼ねもなく落ち着いた環境で勉強するため,この新しい図書館は大いに活用されると思います.

The library is open for foreigner students, and very useful for the self-study. When I studied at UIB two years ago, I often used canteen and common space in a dorm. I would like to highly recommend the next KAIT students to use this quiet and comfortable new library.

次に紹介するのは保健室の新設についてです.こちらは今回お話のみをお伺いしたのですが,図書館と同じ建物内に,新たに保健室が設備されるそうです.これはとても素晴らしいことです.なぜなら本学からUIBへ留学した学生のほとんどが,何かしらの体調不良に見舞われているからです.しかしUIBには今まで保健室のようなものはなく,寮での療養もしくは近くの病院に行くことでしか対処することができませんでした.このようなことから,UIB学内に保健室が新設されることで,より一層KAITの学生たちが安心してこの海外研修プログラムに参加することができるのではないかと思います.

Next, I would like to introduce the nurse's office, which is newly open soon in the same building as the new library. When we studied at UIB, unfortunately, many of KAIT students had experiences in feeling sick. They went to hospital outside since there was not a nurse's office within the campus yet. It is a very nice news for KAIT students that the new nurse’s office will be open at UIB, and take care of health of students there.

Fig.4: New stadium under construction

最後に紹介するのは少し未来の話です.UIBでは現在,陸上競技やその他いくつかのスポーツ競技を支援するためのスタジアムと,その近くに寮を新たに建設中です.現在UIBでは正面入り口から入ってすぐの所にあるバスケットコートでしか,ほとんど運動やスポーツをすることができません.これらの施設の新設は,UIBの学生にとって念願だったに違いありません.また本学の生徒が研修に来た時,学生同士の交流を深める上で,共に運動することは非常に有用な手段であり,そういった意味では私たちにもメリットがあると言えるでしょう.現在工事中なので来年度すぐに利用可能という訳ではないのですが,それでも2年後,3年後の完成が楽しみであることは間違いないでしょう.

At last, I would like to talk about the future plan of stadium and dormitory. Presently, UIB is constructing new stadium (Fig. 3) within campus for football, track field, and so on, and new dormitory next to the stadium. UIB already has a basketball court, but many of UIB students would be happy to have the new stadium for enjoying sports. It would also benefit both UIB and KAIT students for exchanging the friendship thorough sports game. I heard that the stadium will be completed in two or three years, and the dormitory within one year. Although KAIT students might not use them next year, we are very excited about imagining what they look like when they are finished!

今回は2018年度の海外研修(2019年2月15日〜3月15日)に向け,UIBの校舎施設についての紹介と所感をまとめました.今回紹介したように,UIBでは充実した学生生活と学生達のさらなる活躍の機会を増やすために,様々な施設改築/増築を行っています.そしてこれらは,私たち海外からの留学生にとっても非常に恩恵のあるものばかりです.UIBへの研修はより良いものとなり,学生たちにとって素晴らしい経験となると確信しています.

I reported my impressions and opinions about new buildings and facilities at UIB for the next oversea study program (February 15 to March 15, 2019As I introduced the above, UIB is trying to provide more places and opportunities for students to experience variety of activities, and all of them will really benefit foreign students like us as well as UIB students. UIB is continuously doing such great efforts for improving the student experience, and I believe that KAIT students can have many wonderful experiences through this oversea study program at UIB.

2018年11月9日金曜日

想い出の風景 - PENS研究生との取り組み - Scenery of memories - Efforts with PENS internship students -

 早朝のバスで、彼らは羽田空港に向かいました。もう、以下の写真は思い出の風景になってしまいました。彼らと彼らのバディとなった渡辺君の当時の様子を記録として・・・・
  They headed to Haneda airport by bus in the early morning, Already, the following pictures have become memories scenery. As a record of them and Watanabe who was their buddy...

Elisaが説明しているところのようです。ディスプレイへの表示結果を示したりして、事実に基づいて意思疎通をしていると思われます。
It seems that Elisa is explaining. It is thought that they are communicating based on facts by showing the results on the display.

1か月という短い時間でしたが、休日返上もあり、予定以上の進捗がありました。渡辺君も引っ張られたと思います。
Although it was as short as a month, there was more progress than planned.  They return on holiday.  I think that Watanabe was also pulled by them.

Iconが紙に書いて説明しているようです。図や表で示すことは、何よりも理解を容易にしたり、深めたりします。これは、万国共通ですね。
It seems that Icon writes on paper and explained it. Explaining using the figures and tables make it easier to understand and deeper than anything else. This is common in all countries.

警告音のデータを取得中と思います。彼らが取得したデータは、研究室の財産として今後も使っていきます。
I think that we are acquiring warning sound data. We will continue to use data acquired by them as assets of the laboratory.

 彼らはまだ大学2年生です。こうして研究室の一員となって課題に取り組んだことは、今後の彼らの人生に何らかの影響を与えると思います。その意味でも、受け入れ側の我々の対応は重要であり、責任を感じるところでもあります。最終発表会でも立派にプレゼンしてくれました。今は安堵の思いがこみ上げます。
 They are still in the second year of the PENS. In this way, I think that working on theme as a member of the laboratory will have some influence on their lives in the future. In this sense, our works as the receiving side is important and we feel responsibility for them. They made good speeches at the final presentation. Now the thought of relief is coming up.

2018年11月7日水曜日

OB来訪お礼

11月3日、4日の土日は、学園祭でした。多くのOBの方が来訪してくれました。ありがとうございます。また後輩たちへの差し入れもたくさんいただきました。ありがとうございます。以下は、来訪してくれたOBたちの名刺です。
OBから頂いた名刺
何年もかけて集めています。今年だけの成果ではないです。

学園祭には名刺を持ってこないOBが多いのですが、毎年来てくれるOBの中には、「今年は持ってきました」と言って持ってきてくれる人もいます。僕が毎年催促しているからでしょう (^_^)。

OBの皆さんのご多幸をお祈りするとともに、在校生がこのOBに続いてくれることを願っています。

学生の学会発表 - 電子情報通信学会ASN研究会 -

 学生が単身で、電子情報通信学会の研究会で発表しました。今朝のことです。夕方には報告がきましたので、アップさせていただきます。この手のものは(も?)、拙速を重視する私です。
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 M1の門倉です.
 今回11/6()ASN研究会で発表したので報告いたします.(指導教員注:ASNとはAmbient intelligence and Sensor Networksの略です.訳すと知的環境とセンサネットワークとなります.)

 開催場所は東京電機大学の東京千住キャンパスです.駅から徒歩1分ととても近く駅からすぐの場所にあるのですが,千代田線の出口が駅の反対側にしかなく,どうやって大学側に行くのだろうとしばらく駅前でうろうろしていました.

続いて発表についての感想です.

「室内音源の位置推定のための受信時間差の測定と評価」↑誤記です(これは、測位航法学会のものでした。以下が正しいです。
「室内環境における各種音源の位置推定手法とその基礎的評価」
 
 
 写真が発表中ではありませんがしっかり発表してきました.今回発表には一人で行きまして,発表前に誰かに撮影をお願いすればよかったのでが,すっかり忘れていたため,このような会場を写した写真でお茶を濁しています.

聴講者は写真の席に対してほぼ満席ぐらいにはいました.撮影していないので嘘はつけますがついていないです.

さて,発表についての感想ですが,制限時間ちょうどくらいに発表が終わったので発表時間は良かったのではないかと思います.質疑応答も今回のテーマで3回目の発表という経験が生きたのか,最高とは言いませんがそこそこできたのではないかと.
 
ほかの発表を聴講した感想は,工場に対するセンサネットワークの重要性が高まっているという印象を受けました.発表の中であったのは,工場は様々な機器が存在しそれぞれを有線で繋いでいるのですが,線が多すぎて断線するとどの線が伝線(注:断線の誤記と思われます)したのか特定するのに時間がかかるということでした.

こちらを無線に置き換えるのにどのような課題があるのかが発表内容でして,単に無線に置き換えるには接続数が多すぎ,データの欠損や遅延時間の増加などの問題があるため,複数の機器間でデータの優劣によってチャネル(通信に使う道)を融通しあうことによって解決するという考え方を示していました.

近年発展してきているIoTは多くのセンサを運用することによって複数の情報を取得し,かつ取付場所を制限しないようにほとんどが無線によって運用していると思います.世間では,無線は有線に比べて万能という考え方があるのですが,無線は無線でチャネルを分け合って運用しているため,機器が増えると障害になりやすいことがデメリットになるようなので,IoTを進めていく上では絶対に解決しなければならない問題だと感じました.
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指導教員のコメント:私がいた場合は、質疑応答はうまくいかなかった、と本人が言うことが多いです。今回は私が不在でしたが、そこそこできたとのこと。私がいない方がいいようです??? 質問内容は、研究室に戻ってから報告をお願いします。