2014年2月9日日曜日

トミーの実験に付き合いました

 卒論発表も終了し、「まだやってんの?」と言われそうですが、さらにいい意味で、検討を加える必要があるい場合もあります。出来が良い、新規性がある、検討が充実している、実際に適用している、など、それなりのレベルのものは教員から学会発表を薦められます(押し付けられる?、という訳ではないので念のため)。


 4年生の富上徹也君(以降トミー。彼の友人が彼の名前でググったときに、このブログのサイトが出てきて読まれた、ということでしたので、ヒット率を高めるために、彼に犠牲?になってもらいます)が、まさに、その状況下におかれています。学会なので、当然他の大学の教員、学生や企業の研究者の中に混じって発表します。したがって、いい加減なものは絶対出せません(出させません)。

夕食後のデザート、というところでしょうか?M1の菅谷君と彼と同期で同じM1の斜め向かいの研究室の仲濱君と一緒に。彼は、午後2時ごろに来て、夜中の2時過ぎまでいるのが通常のようです。私とは、1/4周期近く位相がずれています。早く来てほしいところです。私が帰宅するころから全開となるようです。


実験準備のために、プログラムの手直し中。実験データを確認し、アルゴリズム、というか設定パラメータの変更or調整を行っているようです。

実験中の彼。実験は深夜まで及んでいます。パソコンだけ?ではないです。黒いのはAndroid端末。テザリング機能を使って、無線LANでクラウドからのデータを受けています。一方、白いものは気圧センサ。Bluetooth経由でパソコンがそのデータを受信し、パソコン内部で、それらの演算処理を行い、在階推定(ようするに、自分が今どこの階にいるのか?)を行っています。

 何?この学科ブログの読者の方から、「Y本先生が既に国際会議で発表したもの(その記事はこちら)と同じではないか?」というご指摘が飛びそうですね。そこまで、本ブログを読む読者がいれば嬉しいですね。

 学科の研究室横断の共同研究でやっています。例のi-Androidの会の活動の一端です。Y本先生のものは、エレベータの挙動という比較的短い時間での上下運動の大きいものに対する推定、富上君のものは、比較的長い時間での推定が対象です。例えば、ビル内での人の位置推定や階を跨いで使用される機材の位置管理が想定アプリケーションです(他にアイデアがあれば、コメント欄に遠慮なく入力ください)。そのため、本質と言うか基本は同じですが、ここでは言えない(学会前なので)工夫とノウハウ(大げさすぎます)があります。

筆者とのツーショット。巡回の警備の方に撮影してもらいました。両名からは覇気が感じられません。いけませんね。しかし、私はこの写真を見て、「勝っている」と思いました。何がかって? 彼より痩せて見えませんか? デブ同士のNegligible smallな話という発言はご容赦。

 という訳で、3月の沖縄旅行じゃなくて、学会研究会での発表に向けて頑張っています。彼のように地道に努力をして、結果を積み上げていける学生が増えていくことが、本学のブランド力を高めていくことに繋がるものと思います。実験も決して順調なことばかりではないですが(トラブルや問題も多い)、その中で我々オリジナルのアイデアやノウハウを蓄積、実証していきたいものです。それが、何らかの形で社会に役立てることができれば最高ですね。

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